JP3084924U - 太陽熱蓄熱槽 - Google Patents

太陽熱蓄熱槽

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JP3084924U
JP3084924U JP2001007157U JP2001007157U JP3084924U JP 3084924 U JP3084924 U JP 3084924U JP 2001007157 U JP2001007157 U JP 2001007157U JP 2001007157 U JP2001007157 U JP 2001007157U JP 3084924 U JP3084924 U JP 3084924U
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秀次 西原
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】太陽熱接続不適格機種のボイラーに太陽熱蓄熱
槽を接続できるようにして、太陽熱の有効利用を可能に
しようとするものである。 【解決手段】太陽熱を蓄える蓄熱槽において、貯湯水出
湯管と水道給水管を結合した任意に温度設定できるミキ
シングバルブを内蔵し、この混合した水を外部に供給す
るための混合水管を設けたことを特徴とする太陽熱蓄熱
槽により、これらの問題を解決する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、太陽熱を蓄える貯湯槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の太陽熱蓄熱槽(A)は図1のごとく、水道給水管(1)から貯湯槽(2 )に蓄えられた水は太陽熱により熱交換器(3)によって暖められ、貯湯水出湯 管(4)を通してボイラー(7)に接続されていた。お湯は温度不足分をボイラ ー(7)で加熱され、給湯管(8)、水栓器具(9)を経由して使用されていた 。
【0003】
【問題が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の太陽熱蓄熱槽(A)では次のような課題があった。 (イ) 太陽熱で暖められた温水はその日の日射条件で、最高温度が80℃程度 まで達することがあり、缶体温度で制御している通常のボイラーには接続できる が、ガスボイラーのように水圧で作動し、過熱するボイラーには、内部のゴム部 品の変形、また、入水温度に関係なく燃焼加熱してしまうので沸騰してしまうと いう問題があり、接続できなかった。 (ロ) このため、ボイラー業界では太陽熱接続可能機種に太陽熱マークを表示 し、太陽熱マークの表示の無い機種は太陽熱接続不適格機種としていた。当然、 太陽熱接続不適格機種のボイラーには従来の太陽熱蓄熱槽(A)を接続すること ができず、太陽熱の有効利用ができなかった。 本案は、これらの課題を取除いて、太陽熱接続不適格機種のボイラーにも接続で きる本考案の太陽熱蓄熱槽(B)を提供し、太陽熱の有効利用を可能にしようと するものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】
この問題を解決するために、太陽熱を蓄える蓄熱槽において、貯湯水出湯管と 水道給水管を結合した任意に温度設定できるミキシングバルブを内蔵し、この混 合した水を外部に供給するための混合水管を設けたことを特徴とする太陽熱蓄熱 槽により解決しようとするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案による蓄熱槽の形態について説明すると、まず、太陽熱接続不適格機種 のボイラーとは高温水が入水すると不具合が生ずる可能性のあるボイラーである 。この太陽熱接続不適格機種のボイラーへの入水可能な最高温度について日本工 業規格のB8223(ボイラの給水及びボイラ水の水質)、B8224(ボイラ の給水及びボイラ水−試験方法)を調査したが、お湯と、水の明確な定義は確認 できなかった。そこで、ボイラー各社に問い合わせ、おおむね30℃以下の水温 であれば各社とも太陽熱接続不適格機種のボイラーであっても接続が可能である との回答を得た。通常の水は冬5℃程度、夏25℃程度であり、年間平均水温を 15℃とすると、通常家庭で使用する温水温度は42℃であるので年間平均で2 7℃(42℃−15℃)の加熱エネルギーを必要とする。給水温度が30℃の水 を年間供給することができれば年間12℃(42℃−30℃)の加熱エネルギー で済むので半分以上のエネルギーを節約することができるようになり、30℃の 水であっても太陽熱の効果的利用が可能になると判断した。つまり、貯湯槽(2 )の出湯水80℃のお湯を30℃の水に変換し、ボイラーに接続することができ れば、太陽熱接続不適格機種のボイラーであっても、接続が可能になり、効果的 に太陽熱を活用できることになる。
【0006】
【実施例】
具体的に説明すると、図1は従来の太陽熱蓄熱槽(A)のシステム図である。 図2は本考案の太陽熱蓄熱槽(B)で、貯湯槽(2)の高温のお湯は貯湯水出湯 管(4)を通してミキシングバルブ(5)に、水は水道給水管(1)を通してミ キシングバルブ(5)に供給され、ミキシングバルブ(5)を30℃に設定する ことにより、最高温度が30℃以下に混合された混合水をつくることができるよ うになる。この、混合水を混合水管(6)を通してボイラーに接続することによ り太陽熱接続不適格機種のボイラーであっても接続が可能になる。最高入水温度 が30℃であるので、お湯の温度不足分だけボイラー(7)で加熱され、適温で 給湯管(8)、水栓器具(9)を経由してお湯を使うことができるようになる。
【0007】
【考案の効果】
(イ)本考案の太陽熱蓄熱槽(B)により、従来の太陽熱接続不適格機種のボイ ラーに接続できるようになる。 (ロ)本考案の太陽熱蓄熱槽(B)により、貯湯水の温水を30℃以下に混合す るので、従来よりも温度は低いが多量の水をボイラーに供給することができるよ うになり、平均的給湯エネルギーの半分程度を太陽熱で補うことができるように なる。 (ハ)将来、太陽熱接続不適格機種のボイラーを太陽熱接続可能機種のボイラー に交換した場合はミキシングバルブ(5)の設定温度を高温に変更するだけで、 本考案の太陽熱蓄熱槽(B)はそのまま使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の太陽熱蓄熱槽(A)のシステム図であ
る。
【図2】本考案による太陽熱蓄熱槽(B)のシステム図
である。
【符号の説明】 A 従来の太陽熱蓄熱槽 B 本考案の太陽熱蓄熱槽 1 水道給水管 2 貯湯槽 3 熱交換器 4 貯湯水出湯管 5 ミキシングバルブ 6 混合水管 7 ボイラー 8 給湯管 9 水栓器具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】太陽熱を蓄える蓄熱槽において、貯湯水出
    湯管と水道給水管を結合した任意に温度設定できるミキ
    シングバルブを内蔵し、この混合した水を外部に供給す
    るための混合水管を設けたことを特徴とする太陽熱蓄熱
    槽。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016164483A (ja) * 2015-02-27 2016-09-08 矢崎エナジーシステム株式会社 太陽熱利用給湯システム

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