JP3084916U - 自在スパナ - Google Patents

自在スパナ

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JP3084916U
JP3084916U JP2001006331U JP2001006331U JP3084916U JP 3084916 U JP3084916 U JP 3084916U JP 2001006331 U JP2001006331 U JP 2001006331U JP 2001006331 U JP2001006331 U JP 2001006331U JP 3084916 U JP3084916 U JP 3084916U
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JP
Japan
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sliding block
jaw
main body
handle
stopper
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JP2001006331U
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English (en)
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秉文 黄
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▲黄▼ 秉文
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で自在顎および滑りブロックの歯
部の摩耗を押さえた自在スパナーを提供する。 【解決手段】 本体1と、滑りブロック2と、自在顎3
と、柄4とを含み、本体1の上段には滑り溝12と、滑
り溝12に対応するレール31を有する自在顎3が設け
られている。本体1の固定顎11の反対側は柄4と枢接
している。本体1内部には中空部13が設けられ、滑り
ブロック2が設置され、中空部13内を横方向に滑るこ
とができる。滑りブロック2に自在顎3と噛み合う調整
ネジ21が枢接され、柄4が滑りブロック2の凹部22
と対応する処に第一ストッパー41を有し、柄4を引く
と、第一ストッパー41が滑りブロック2を押え止めて
自在顎3を固定させる。逆方向に柄4を引くと、第一ス
トッパー41が凹部22から離脱され、滑りブロック2
と自在顎3とは物件に押されて空転になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自在スパナに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6と図7に示すように、従来の自在スパナ8は、本体81を有し、本体81 の一側に伸ばされて固定顎82が形成されている。本体81のもう一側には柄が 枢接され、滑り溝811のなかには滑り可能な自在顎84が設けられている。自 在顎84には本体81の外に突き出す押しブロック841が設けられ、柄83の 先端であり本体81内の一側には頂部831を有し、頂部831が滑りブロック 85を押し導く。歯部851を自在顎84の歯部842と離す又は噛み合わせる 。図6に示すように時計方向に柄83を引いて滑りブロック85を自在顎84と 噛み合わせると、本体81の固定顎82と自在顎84が物件9(例えば、ボルト 、ナットなど)を挟んで回転可能となる。なお、反時計方向に柄83を引くと滑 りブロック85が自在顎84から離れ、本体81が柄83に導かれ、自在顎84 は物件9に押されて空転し、自在スパナ8は往復に回転することにより物件9を 一方向に回転させることが可能となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自在スパナ8の構造は複雑であるため、製造が難しい。 さらに自在スパナ8を往復に回転させるときに、滑りブロック85の歯部851 は自在顎84の歯部842と繰り返し噛み合ったり離脱したりするため、滑りブ ロック85の歯部851と自在顎84の歯部842とは使用に従ってどんどん摩 耗され噛み合いが不確実になり、自在顎84の物件9に対する保持力が低下する 。 したがって、本考案の目的は、構造が簡単で自在顎の歯部および滑りブロック の歯部の摩耗を押さえた自在スパナを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案の請求項に記載の自在スパナは、本体と 、滑りブロックと、自在顎と、柄とで構成されている。本体には固定顎が突き出 して形成されている。本体の上段には滑り溝が設けられ、自在顎が設置される。
【0005】 本体の固定顎と対向する一端は柄と枢接されている。本体の内部には中空部が 形成され、中空部は本体を貫き、滑りブロックが設置される。 滑りブロックの頂面と底面とは中空部に制限されて、滑りブロックは中空部内 を横方向に滑ることのみ可能である。滑りブロックには調整ねじが枢接され、自 在顎には調整ねじと対応して噛み合わされる歯部を有することで、調整ねじを回 転させることにより自在顎の位置を移動可能とする。
【0006】 滑りブロックが柄と隣接する一側に凹部が形成されている。柄が凹部と対応し 滑りブロックに寄る部分に所定数のストッパーを有する。ストッパーと中空部と の間には所定数の弾性部品が設けられている。弾性部品の弾性力によりストッパ ーが前へ押されて、ストッパーが固定顎の近接するところへ移動される。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1、図2、図3に示すように、本考案の実施例による自在スパナは、本体1 と、滑りブロック2と、自在顎3と、柄4とで構成されている。 本体1の一側には伸び出して固定顎11が形成されている。本体1の上段には 滑り溝12に自在顎3が設けられている。自在顎3には滑り溝12と対応してレ ール31が設けられている。本体1の固定顎11の反対側は柄4と枢接している 。本体1内部には中空部13が設けられ、中空部13は本体1を貫き、滑りブロ ック2が設置される。
【0008】 なお、柄4の頂部と底部とはそれぞれ板401および板402と結合され、本 体1を鋏んで固定する。 滑りブロック2は中空部13と取り合わされ、ピン2 5で本体1に貫き設けられている。滑りブロック2は中空部13内を横方向に滑 ることが可能である。滑りブロック2には調整ねじ21が枢接されている。自在 顎3には調整ねじ21と対応して噛み合わされる歯部32が形成されている。調 整ねじ21を回転させることにより自在顎3の位置は移動される。滑りブロック 2の柄4と隣接する一側には凹部22が形成され、柄4と凹部22とが対応する 位置には第一ストッパー41および第二ストッパー42が設けられている。第二 ストッパー42と中空部13の側壁131との間には第一バネ23が設けられ、 第一バネ23の弾性力により第二ストッパー42は前へ押される。第一ストッパ ー41により滑りブロック2は支えられる。滑りブロック2と中空部13の側壁 131との間には更に第二バネ24が設けられ、第一バネ23および第二バネ2 4の弾性力により滑りブロック2は前へ押し止められる。
【0009】 第一ストッパー41、第二ストッパー42は柄4と本体1の枢接部品43を軸 として回転し、中空部13が常態下の第一ストッパー41と対応する位置には係 り合い溝132が設けられている。第一ストッパー41が係り合い溝132によ り滑りブロック2を嵌め係り止める。
【0010】 図4に示すように、本考案の実施例による自在スパナの使用時には、固定顎1 1と自在顎3とで物件5を挟み、図面のように時計方向に柄4を引く際、第一ス トッパー41は枢接部品43を軸とし回転して滑りブロック2の凹部22を支え る。滑りブロック2は隣接する固定顎11の方向へ押され、調整ねじ21により 自在顎3が物件5をしっかりと挟んで物件5を時計方向に回転させることが可能 である。図5に示すように反時計方向に柄4を引くと、前記第一ストッパー41 は枢接部品43を軸とし反時計方向に回転し、滑りブロック2の凹部2を支える ことなく、滑りブロック2および自在顎3は自由状態になる。物件5が自在顎3 を押し離れて空転し、自在スパナは往復の回転により物件5を片方向に回転させ ることが可能となる。 自在顎3が物件5を挟むことは第一ストッパー41が滑 りブロック2を支える力によるので、従来の自在スパナのように摩耗のため自在 顎が物件をしっかりと挟めないということがない。
【0011】
【考案の効果】
本考案の主な効果は、以下のようである。 滑りブロック2が本体1の中空部13のなかに設けられ、中空部13内で横方 向に滑り可能である。滑りブロック2に自在顎3と噛み合う調整ねじ21が枢接 され、柄4が滑りブロック2の凹部22と対応する処に第一ストッパー41を有 し、柄4を引くとき、第一ストッパー41が滑りブロック2を押え止めて自在顎 3を固定させる。逆方向に柄4を引くと、第一ストッパー41が凹部22から離 脱され、滑りブロック2と自在顎3とは物件に押されて空転になり、動作が確実 で耐久性が良いとの効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による自在スパナを示す立体
外観図である。
【図2】本考案の一実施例による自在スパナを示す立体
分解図である。
【図3】本考案の一実施例による自在スパナを示す組立
断面図である。
【図4】本考案の一実施例による自在スパナの使用状態
を示す図の一である。
【図5】本考案の一実施例による自在スパナの使用状態
を示す図の二である。
【図6】従来の自在スパナの外観図である。
【図7】従来の自在スパナの動作を示す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 滑りブロック 3 自在顎 4 柄 11 固定顎 12 滑り溝 13 中空部 21 調整ねじ 22 凹部 23 第一バネ 25 ピン 31 レール 32 歯部 41 第一ストッパー 42 第二ストッパー 43 枢接部品 131 側壁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、滑りブロックと、自在顎と、柄
    とを備え、 前記本体には固定顎が突き出して形成され、前記本体の
    上段には滑り溝が前記自在顎を設置するために設けら
    れ、前記本体の前記固定顎と対向する一端は前記柄と枢
    接され、前記本体の内部には中空部が設けられ、前記中
    空部は前記本体を貫き前記滑りブロックが設置され、 前記滑りブロックの頂面と底面とは前記中空部に制限さ
    れ前記滑りブロックは前記中空部の内部で横方向に滑り
    移動可能であり、前記滑りブロックには調整ねじが枢接
    され、前記自在顎には前記調整ねじと対応して噛み合わ
    される歯部が設けられ、前記調整ねじの回転により前記
    自在顎の位置は移動され、前記滑りブロックの前記柄と
    隣接する一側には凹部が形成され、前記柄の前記凹部と
    対応し前記滑りブロックに寄る位置には少なくとも一つ
    のストッパーが設けられ、前記ストッパーと前記中空部
    との間には少なくとも一つの第一弾性部品が設けられ、
    前記第一弾性部品の弾性力により前記ストッパーが前へ
    押され、前記固定顎に近接するところへ移動することを
    特徴とする自在スパナ。
  2. 【請求項2】 前記ストッパーは前記柄と前記本体との
    枢接部分を軸として回転し、前記中空部が常態下の前記
    ストッパーと対応する位置に係り合い溝が設けられ、前
    記ストッパーが前記滑りブロックを嵌め係り固定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自在スパナ。
  3. 【請求項3】 前記中空部の前記固定顎と離れた側壁と
    前記滑りブロックとの間に第二弾性部品が設けられ、前
    記第二弾性部品の弾性力により前記滑りブロックを前へ
    押して止めることを特徴とする請求項1に記載の自在ス
    パナ。
JP2001006331U 2001-09-27 2001-09-27 自在スパナ Expired - Lifetime JP3084916U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015208787A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 Tone株式会社 モンキーレンチ

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