JP3084721U

JP3084721U - 位置可調整の変換装置

Info

Publication number: JP3084721U
Application number: JP2001006103U
Authority: JP
Inventors: 徳皓劉
Original assignee: KYE Systems Corp
Current assignee: KYE Systems Corp
Priority date: 2001-09-14
Filing date: 2001-09-14
Publication date: 2002-03-29
Anticipated expiration: 2007-09-14

Abstract

(57)【要約】【課題】アダプタコネクタをコンセントに挿し込んだ
後、旋回させて必要に応じた角度に調整できる位置可調
整の変換装置を提供する。【解決手段】各種異なる出入力機能或いは交換機能に
合わせた回路装置４０を本体２０内に設置し、該本体２
０の片側には中空の回転体１０を枢設し、また、該回転
体１０の一端にはアダプタコネクタ３０を設け、且つ該
アダプタコネクタ３０と回路装置４０を導線３１にて連
結させ、また、該回転体４０の中段個所には、外径が該
回転体よりやや小さい中央回転体１２を設け、該本体２
０には該中央回転体１２に相対した位置にて被覆された
弧形片２３を設け、両者が相互に枢設されている状態と
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、位置可調整の変換装置に係り、各種異なる機能の出入力装置や交換機器として設計され、また、一端には各種コンピュータと連結されるアダプタコネクタを具有するものであり、該アダプタコネクタを定位後に変換装置の角度が任意に調整できて、その他の電気部品の連結を妨げないものに関わる。

【０００２】

【従来の技術】

現在使用されている各種コンピュータ等のプラットフォームにおいては、メインボード内に設置された各種回路装置及び関連電気部品以外にも、各種異なるタイプの出入力装置も設置され、データの出入力に便利なようになっており、通常メインボード上には連結用のコンセントが設けられており、これら各種異なる出入力装置のコンセントを挿し込んで定位する個所が提供されている。大部分のものにおいては、各種異なるタイプのコンセントが背面に設計されており、限り有る面積内にてできる限り有効に空間を利用している。

【０００３】現在コンピュータのプラットフォームの設計は、その他の出入力装置（例えば IDカードやメモリーカード，カードリーダー（ライター）装置や赤外線受発信器，無線受発信器等）と連結するため、通常は信号線によって連結して伝送の目的を達成している、或いは各装置上にアダプタコネクタが設けられて、それを直接メインボード上のコンセントに挿しこむ等の形態が取られている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述の面積は狭く限りがあり、また信号線が増えるにつれてコストも上がる。また、現在一部の装置には直接アダプタコネクタが設置されており、信号線等の使用量を軽減しているものもあるが、しかし、この種のものは本体外にアダプタコネクタが固定されているタイプのものであり、実際にメインボードのコンセントに挿し込んで使用した際、その他のコンセントが覆われてしまって不便である等、不便な点が多々ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案は、上述の欠点に鑑み、アダプタコネクタをコンセントに挿し込んだ後、本体を旋回させて必要に応じた角度に調整できて、その他のコンセントを覆わないようにした位置可調整の変換装置を提供することによって上記の課題を解決した。

【０００６】本考案は、本体を具有し、該本体内には各種異なる出入力機能或いは交換機能に合わせた回路装置が設けられ、また、該本体にはコンピュータに接続されるべくアダプタコネクタが設けられ、該アダプタコネクタと回路装置は導線にて連結されており、該アダプタコネクタと該本体とが相互に枢設されていることにより、該本体が該アダプタコネクタを軸心として相対して回転することを特徴とする位置可調整の変換装置である。

【０００７】また、本考案は、該アダプタコネクタと該本体の間には定位装置が設けられて、該本体が該アダプタコネクタを軸心として相対して回転するとき、任意の角度上で定位装置により回転がストップすることを特徴とする上記の位置可調整の変換装置である。

【０００８】また、本考案は、該本体の片側に中空の回転体が枢設され、該回転体の一端にアダプタコネクタが設けられ、該回転体と該本体間の設計が枢軸状態となっており、該回転体の中段個所には、外径が該回転体よりやや小さい中央回転体が設けられ、該本体には該中央回転体に相対した位置にて被覆された弧形片が設けられ、両者が相互に枢設されている状態とされ、該相互に枢設された弧形片と該中央回転体上にはそれぞれ緊密に接触している定位条と定位溝からなる定位装置が設けられ、該弧形片と本体側壁間には導線の通過する個所となる欠け口が設けられている上記の位置可調整の変換装置である。

【０００９】また、本考案は、該アダプタコネクタはUSB（ユニバーサルシリアルバス）コンセントであることを特徴とする上記の記載の位置可調整の変換装置である。また、本考案は、該変換装置はデータリーダー／ライター，ID識別の装置、無線による受発信装置、赤外線受発信装置、またはモデムであることを特徴とする上記の位置可調整の変換装置である。また、本考案は、該変換装置はアダプタであり、且つ複数のポートを具有することを特徴とする上記の位置可調整の変換装置である。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を以下に説明する。図１、図２に示すように、本考案の位置可調整の変換装置の構造は回転体１０と本体２０間の設計が枢軸状態となっており、該回転体１０の一端にはアダプタコネクタ３０が設けられ、コンピュータメインボードのコンセント上に挿し込めるようになっている。該アダプタコネクタ３０と本体２０内部の回路装置４０間は導線３１にて連結されており、該本体２０は各種異なる形式或いは機能を具有する出入力装置或いは交換機器とすることができる。

【００１１】図１、図２に示すように、中空の回転体１０は二つの相互に連結する半分の殻体より構成されており、該回転体１０中段には中央回転体１２が形成されており、外径は該回転体１０の両端の外径より小さく、該中央回転体１２の表面上にて若干陥没した状態の定位溝１４を形成している。

【００１２】また、該回転体１０の一端の円周面には穿孔１３が設けられ、もう一端の末端には固定座１１が設けられており、該固定座１１は該アダプタコネクタ３０（US B或いはPS２等）上に設置されており、該アダプタコネクタ３０との連結用の導線３１は該穿孔１３より延伸して外部に至り、該回路装置４０と連結される。

【００１３】該回路装置４０は中空の該本体２０内に設置され、該本体２０は二つの半分の殻体が組み合わされて構成されており、一端は該回転体１０及び該中央回転体１２に相対した位置にて、それぞれ弧形片２３及び該殻体壁面にて凹部２２を形成しており、且つ両者間には欠け口２４が設けられ、該欠け口２４は該導線３１に通り貫ける個所を提供している。

【００１４】よって、該本体２０の弧形片２３は該中央回転体１２の外側にて被覆されており、両者が枢設された状態を呈している。また、該弧形片２３内側の該定位溝１４に相対した位置には相互に嵌合し合って固定する定位条２３１を有し、よって、該本体を回転調整する際、該定位溝１４と定位条２３１が一致する角度に至ると、該本体は適切な任意の位置で定位され回転がストップするようになっている。

【００１５】図１、図３に示すように、本考案の第一の実施例においては、該本体２０内の回路装置４０はカード挿しこみ座５０の機能形態に設計されており、カードによってデータの出入力及び識別を行う機能を提供している。例えば、IDカードやスマートカード等のデータ読み取りや識別用として使用、或いはメモリカードやメモリースティックリーダー／ライター等としても使用することができるようにする。

【００１６】実際に使用する際は、該回転体１０のアダプタコネクタ３０を直接コンピュータのメインボードのコンセントに挿し込む。このとき、もし、該本体２０がその他のメインボードのコンセントに影響してしまう場合は、該本体２０をある特定の位置にまで旋回させ、その他のコンセントの使用を妨げないようにする。図３中にて示すように、本体２０の角度を調整する際は該弧形片２３上の定位条２３１と、その内の一つの定位溝１４とを密着させて定位する。

【００１７】第二の実施例においては、図４に示すように、該回路装置４０はインタフェースアダプタ６０の機能形態として設計されており、該本体２０の一端には回転できるアダプタコネクタ３０が設けられており、もう一端には数個のポートが、即ち数個のコンセント６１が設けられている。実際に運用中では、該インタフェースアダプタ６０をUSB HUBとし、変換を経た複数のUSB交換ポートはコンセント６１として使用できるようになる。

【００１８】第三の実施例においては、図５に示すように、受発信器６２を実施例とした際、該本体２０内の回路装置４０は信号の受信及び発信装置の機能形態として設計されており、それは、例えば、無線（RF）受（発）信器であるとか、或いは赤外線（IR）受（発）信器等となっている。

【００１９】第四の実施例においては、図６に示すように、モデム６３として応用した際、該本体２０内の回路装置はモデム機能用の形態として設計されており、電話線６３１或いはネット回線を挿し込むコンセントとすることで、ネット上にも使用できるようにする。

【００２０】

【考案の効果】

本考案によると、コンピュータのメインボードのコンセントに挿し込んだ後、本体部分を必要に応じて旋回させることで特定の角度にて定位でき、その他の電気パーツの挿し込みに影響が無く、メインボードと本考案の交換装置との間には信号線が不要となって使用上便利になり、また、各種コンピュータの接続個所にて、各種異なる出入力或いは交換機と相互に連結され、使用範囲が更に広められる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例の外観説明図である。

【図２】本考案の第一実施例の立体分解図である。

【図３】本考案の第一実施例の動作説明図である。

【図４】本考案の第二実施例の外観説明図である。

【図５】本考案の第三実施例の外観説明図である。

【図６】本考案の第四実施例の外観説明図である。

【符号の説明】

１０回転体１１固定座１２中央回転体１３穿孔１４定位溝２０本体２１挿し孔２２凹孔２３弧形片２３１定位条２４欠け口３０アダプタコネクタ３１導線４０回路装置５０カード挿し込み座６０インタフェースアダプタ６１コンセント６２受発信器６３モデム６３１電話線

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】本体を具有し、該本体内には各種異なる
出入力機能或いは交換機能に合わせた回路装置が設けら
れ、また、該本体にはコンピュータに接続されるべくア
ダプタコネクタが設けられ、該アダプタコネクタと回路
装置は導線にて連結されており、該アダプタコネクタと
該本体とが相互に枢設されていることにより、該本体が
該アダプタコネクタを軸心として相対して回転すること
を特徴とする位置可調整の変換装置。
【請求項２】該アダプタコネクタと該本体の間には定
位装置が設けられて、該本体が該アダプタコネクタを軸
心として相対して回転するとき、任意の角度上で定位装
置により回転がストップすることを特徴とする請求項１
記載の位置可調整の変換装置。
【請求項３】該本体の片側に中空の回転体が枢設さ
れ、該回転体の一端にアダプタコネクタが設けられ、該
回転体と該本体間の設計が枢軸状態となっており、該回
転体の中段個所には、外径が該回転体よりやや小さい中
央回転体が設けられ、該本体には該中央回転体に相対し
た位置にて被覆された弧形片が設けられ、両者が相互に
枢設されている状態とされ、該相互に枢設された弧形片
と該中央回転体上にはそれぞれ緊密に接触している定位
条と定位溝からなる定位装置が設けられ、該弧形片と本
体側壁間には導線の通過する個所となる欠け口が設けら
れていることを特徴とする請求項１記載の位置可調整の
変換装置。
【請求項４】該アダプタコネクタはUSB（ユニバーサ
ルシリアルバス）コンセントであることを特徴とする請
求項１ないし３のいずれかに記載の位置可調整の変換装
置。
【請求項５】該変換装置はデータリーダー／ライタ
ー、或いはID識別の装置であることを特徴とする請求項
１ないし３のいずれかに記載の位置可調整の変換装置。
【請求項６】該変換装置は無線による受発信装置また
は赤外線受発信装置であることを特徴とする請求項１な
いし３のいずれかに記載の位置可調整の変換装置。
【請求項７】該変換装置はモデムであることを特徴と
する請求項１ないし３のいずれかに記載の位置可調整の
変換装置。
【請求項８】該変換装置はアダプタであり、且つ複数
のポートを具有することを特徴とする請求項１ないし３
のいずれかに記載の位置可調整の変換装置。