JP3084376B1 - フィルター装置 - Google Patents

フィルター装置

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JP3084376B1
JP3084376B1 JP11147060A JP14706099A JP3084376B1 JP 3084376 B1 JP3084376 B1 JP 3084376B1 JP 11147060 A JP11147060 A JP 11147060A JP 14706099 A JP14706099 A JP 14706099A JP 3084376 B1 JP3084376 B1 JP 3084376B1
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憲篤 公文代
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公成商事株式会社
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】主として室内で発生する暖房用又は厨房用燃焼
ガス、新建材に起因する環境ホルモン関連物質又は密閉
室内において発生しやすい有害な微生物を除去するた
め、装置の使用済の後に廃棄処分にあたって有害ガスを
生ずることもなく、環境汚染をきたさないような素材を
用いた空気清浄装置の出現が要望されていた。 【解決手段】自然素材として主として木材を用いて、中
空の長方体状で中に仕切板を設けた枠体を作成し、主と
して孟宗竹を炭化した竹炭の粒状又はペレット状とした
ものを天然繊維たる木綿等からなる薄布の中に詰め、こ
れを枠体に充填し、前面及び背面に天然繊維の濾布を嵌
め込み、必要な場所に設置して、強制的に送風し、必要
に応じて枠体の一部を竹酢液を入れた受け皿の中につ
け、毛管現象によって竹炭の表面を竹酢液で濡らすこと
により、有害微生物及び有害ガスの吸着除去を可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】室内において発生する環境ホ
ルモン関連物質又は室内で生ずる暖房用又は厨房用燃焼
ガス、有害な微生物等を除去する空気清浄用のフィルタ
ーに関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来は自動車の燃焼廃ガスのような炭化
水素化合物を燃焼して発生する炭素、硫黄又は窒素の酸
化物類及び水分からなる揮発性物質を除去する目的の空
気清浄用装置が使用されてきたが、しかしながら、実開
昭62−55015号公報、実開昭63−168110
号公報又は登録実用新案公報第3002154号に見ら
れるように近年住空間の高気密性の構造に由来する住宅
素材から発生する環境ホルモン関連物質及び室内暖房に
起因する廃ガス又は有害微生物の除去についても考慮し
た装置は殆ど使用されていなかった。
【0003】また従来の空気清浄用のフィルター類は化
学繊維、化学薬品を主体したいわゆる合成化学製品を材
料として加工して製造されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に化学製品等は、
廃棄するとき燃焼してダイオキシンその他の有害物質を
生成するおそれがあり、廃棄処分する場所等も限定され
ていた。
【0005】化石燃料等の燃焼ガスのみならず、新建材
に由来する環境ホルモン関連物質又は有害微生物をも除
去する装置を主として天然素材を用いて製作し、装置の
廃棄後の処分の段階で有害ガスの発生を生じないような
空気清浄装置の出現が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】フィルターの枠体を主と
して天然素材たる木、竹等を用い、また濾布も木綿類を
用いて製作し、竹酢液を併用することによって、燃焼ガ
スのみならず、環境ホルモン関連物質又は有害微生物等
を併せて除去しうるように、フィルターの多目的使用が
可能な構造とした。
【0007】主として天然素材を用いて製作した空気浄
化装置とくに住空間において発生するおそれのある環境
ホルモン関連物質及び有害微生物を除去するための装置
自体についても廃棄時には多くは自然に還元されて環境
を汚染する危険性を少なくしうる構成とする。
【0008】
【発明の実施の形態】木材を用いて複数個の仕切板を含
む長方体状の縦横それぞれ400〜700mm、厚さ約
20mmの箱状体を作り、その前面及び背面は通気性を
有する正方又は斜方の格子状とし、それぞれの外面に木
綿製の濾布を張りつけて、フィルターのケースを構成
し、内部に備長炭、椰子炭又は竹炭等の活性炭を主とし
て天然素材を用いた薄いガーゼ状の袋に詰めて充填す
る。
【0009】通気ファンによって一定方向に強制循環式
に通風せしめ、比較的大きな塵埃はその表面で吸着し、
環境ホルモン関連物質又は燃焼廃ガス等は活性炭で吸着
させ、適宜フィルター表面に付着した塵埃は機械的操作
で除去し、活性炭はガーゼに包んだまま水洗し、乾燥す
ることにより再使用が可能となり、全体として長期間の
連続使用を可能とする。
【0010】また有害微生物等は必要に応じて竹酢液に
装置の一部を浸漬して活性炭の表面を竹酢液で濡らし、
その表面で補集し、適宜竹酢液に濡れた活性炭を高温で
加熱し、水洗、乾燥し、再び竹酢液に浸漬することによ
って滅菌効果を賦活し、再使用できる。
【0011】
【実施例】自然素材である木材質の底部分、縦部分及び
蓋部分からなる枠体2において、縦横それぞれ500m
m、厚さ20mmの板材を用いて形成し、孟宗竹を炭化
した竹炭4を平炭のままか又はペレット状として木綿等
の天然繊維からなるガーゼに封入してパックとして充填
し、前面及び背面を斜格子に天然繊維からなる濾布を張
りつけて、はめ込んで固定する。
【0012】必要な場所にフィルター1を置いて、通気
用のファン8を作動させ、室内の空気を循環させると
き、比較的大きな塵埃類は濾布の前面で補集され、主と
して気体状の物質は活性炭によって吸着される。
【0013】必要に応じて、枠体2を容量約700ml
の受け皿5の中に置き、竹酢液6を容器7のキャップか
ら供給し、約5mm竹炭4に浸漬させ、竹酢液6の液面
がキャップの高さまで注入したとき、キャップの入口が
液に覆われて、置換すべき空気が容器内への流入するの
を阻止すれば、供給は中断されるが、竹酢液6は約10
日で全量を消費し、その都度補給する。
【0014】枠体2を竹酢液6を含む受け皿5に入れる
と、竹酢液6は毛管現象によって上昇して竹炭4の面を
濡らし、これによって主として有害な微生物類を補集し
うる。
【0015】活性炭は効力が低下したとき、枠体2から
取り出して、再生処理を行うことによって、長期間の使
用が可能となり、賦活が困難になった時点で、廃棄する
ことになるが、枠体2は木質、濾布は木綿質、また炭自
体も天然の素材であるため、焼却しても有害な物質を発
生することはなく、土壌改良剤としても利用可能であ
り、また自然界に存在するバクテリアによっても分解さ
れて無機化されるため、環境を汚染するおそれは殆どな
い。
【0016】
【発明の効果】活性炭として孟宗竹を主体とする竹炭を
使用することによって、備長炭の場合に比し2〜3倍の
有効表面積を有するため、長期間の連続使用が可能とな
り、かつパック状とすることによって再生処理が容易と
なり、メンテナンスの経費が安いという特徴を有する。
【0017】竹炭は単に燃焼の廃ガスのみならず、シッ
クハウス症候群の原因とされている新建材に由来する環
境ホルモン関連物質をもよく吸着除去するため、高気密
性の建築物内の空気の浄化に適しているという特徴を有
する。
【0018】また竹炭及び竹酢液によって、アトピー等
の原因となる物質を除去し、かつ有害な微生物をも吸着
除去するとともに、森林浴効果をもたらす物質を発散し
て住空間に居住する人々に安らぎを与えるという特徴を
も有する。
【0019】活性炭は必要に応じて滅菌処理を施し、水
洗、乾燥することによって容易に再生処理ができるとと
もに、効力が回復しなくなった時点で廃棄するとき、主
として天然素材を使用しているため、燃焼によって有害
物質を発生することもなく、また自然界に存在するバク
テリアの作用によっても分解し無機化するため環境を汚
染するおそれは殆どないという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルターの概略の説明図であ
る。
【図2】本発明に係るフィルター竹酢液に浸漬して空気
を浄化するときの概略の構成図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【符号の説明】
1 フィルター 2 枠体 2a、2b、2c 枠体構成部分 3 濾布面 4 竹炭 5 受け皿 6 竹酢液 7 容器 8 ファン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01D 53/81 ZAB (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/00 B01D 53/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に通気性を有する濾布を付した枠体
    内部に竹炭からなる活性炭を封入したフィルターと、前
    枠体の下部に竹酢液を溜める容器とを有し、前記フィ
    ルターの一部を竹酢液に浸漬することを特徴とするフィ
    ルター装置。
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