JP3084248U - 磁気ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前側磁石装置と任意に位置を替えたりなどし
て利用できるようにした後側磁石装置と前側磁石装置と
を備えた、腰のコリや腰痛の予防・解消に有効なズボ
ン、スカート等衣服用の磁気ベルトを提供する。 【解決手段】 ベルト本体における着用時に人体側とな
る面に後面用磁石装置を外に露出した構成および位置替
え可能の構成ならびに着脱可能の構成で設け、またバッ
クル装置における着用時に人体側となる面に前面用磁石
装置を外に出した構成で設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、前側磁石装置と任意に位置を替えたりなどして利用できる後側磁石 装置とを備えた、腰のコリや腰痛の予防・解消に有効なズボン、スカート等衣服 用の磁気ベルトに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、磁気の作用により体の血行を良好にすることによって健康の維持を図る 磁気治療器あるいは磁気健康器具は、種々の形式ものが提供されている。

【０００３】 例えば、粘着シールの上に磁石を貼着した構成であって、粘着シールを肩や腰 などの患部に貼り付けて用いるものや、枕や敷き布団に磁石が配設した構成であ って、就寝中に首筋や背中などに磁気を作用させて血行を良好にするもの等があ る。また、コルセット状の帯体に磁石が取り付けた構成であって、帯体を腰に宛 がって腰の血行を良好にするものもある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そして、これ等従来の磁気治療器具あるいは磁気健康器具は、磁石装置取付の 構成および位置にそれぞれ特徴があって独自の効果を発揮している。

【０００５】 しかし乍ら、これ等従来の磁気治療器具、磁気健康器具は、万能ではなく、次 ぎに列挙する欠陥のうちの少なくとも一つ以上の欠陥を有している。すなわち、 ★ 磁石装置の位置を任意に替えることができない。 ★ 磁石装置が着用時に人体側となる面に露出しない埋設の構成であって、人体 に作用する磁力が減力されている。 ★ 磁石装置が器具本体から着脱できなく使い勝手が悪い。 ★ 腰の前面・後面両方から、磁気作用による血行の良化ができない。 ★ 着用している状態が外から視認しやすく見た目が悪い。 ★ 入浴の度に粘着シールを剥がしたり貼ったりする面倒さであるのみならずそ の度毎に新しい粘着シールに替えるのことは不経済である。 ★ 粘着シールの影響で皮膚に貼付け痕が残ったり、発疹や炎症をおこしたりす るのみならず磁石が皮膚にコロコロと当たる違和感がある。 ★ 患部から磁石がずれて磁気が充分に作用しない。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記に列挙したすべての欠陥を悉く解消する新規の磁気ベルトを提 供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る磁気ベルトは、ベルト本体の一端にバ ックル装置を備えたベルトであって、ベルト本体における着用時に人体側となる 面に後面用磁石装置を外に露出した構成および位置替え可能の構成ならびに着脱 可能の構成で設けたものである。

【０００８】 そして、バックル装置における着用時に人体側となる面に前面用磁石装置を外 に出した構成で設けたものである。

【０００９】

【実施例】

図１〜図３に示す第１実施例は、長さが約１００〜１１０ｃｍ程度で幅が約３ ｃｍ程度のベルト本体４を構成し、このベルト本体４の一端に、同ベルト本体４ の他端側を挿通させて固定する所謂バックル式のバックル本体５とベルト本体４ への連結部材６とで構成されたバックル装置７を連結すると共にベルト本体４に おいて着用時に腰の背側に当たるウラ側個所に５個の雌型ホック８を約５ｃｍの 間隔で止着する。

【００１０】 また、これとは別個に、磁性金属を以て直径約２ｃｍの円盤部１０と当該円盤 部１０の中心のオモテ側面に設けた背の低い柱状突起１１と同円盤部１０の中心 のウラ側面に設けたホック取付脚（図示せず）とからなる台盤１３を構成し、こ の台盤１３の円盤部１０の柱状突起１１のまわりにリング形状の永久磁石（ネオ ジム磁石）１４を嵌めると共に当該永久磁石１４の外面に、内外周に折り起し縁 １５、１６と折止め脚（図示せず）をもつ金属製外被部材１８を被せ且つ折止め 脚を円盤部１０の後面に折り倒すことによって２個の後面用磁石装置１９を構成 し、これ等後面用磁石装置１９のウラ側にホック取付脚を用いて雄型ホック２０ を取付ける。

【００１１】 上記ベルト本体４における５個の雌型ホック８のうちの２個に上記２個の後面 用磁石装置１９を雌雄型ホック８、２０の係止によって、外に露出した状態およ び位置替え可能の状態ならびに着脱可能の状態として取付る。

【００１２】 更に、上記バックル本体５における着用時に腰の前側に当たるウラ側個所に板 状の永久磁石（ネオジム磁石）２２を、当該永久磁石２２に外包部材２３を被せ 且つリベット２４および折り縁２５で止めることによって前面用磁石装置２６を 取付け、完成品としたものである。

【００１３】 また、図４に示す第２実施例は、ベルト本体２７の他端側に設けた小孔２８に ピン２９を挿通して固定する所謂ピン式のバックル本体３０と同ベルト本体２７ への連結部材３１とで構成されたバックル装置３２を連結したものであって、ベ ルト本体２７には上記第１実施例と同じ方法で後面用磁石装置３３を取付け、ま たバックル装置３２の連結部材３１に前面用磁石装置３４を取付けたものである 。

【００１４】 上記実施例に係る磁気ベルトは、ズボンなどに装着して普通のベルトと同様に 使用する。そして、ベルト本体４，２７に設けた後面用磁石装置１９、３３とバ ックル装置３２を設けた前面用磁石装置２７、３４とが腰の後側のツボの位置と 前側のツボの位置とに宛がわれるようにすれば、磁気の作用で腰の血行を良好に して、腰のコリや腰痛を解消又は予防することができるのである。

【００１５】

【作用】

本考案に係る磁気ベルトは、上記のような構成であるので、普通のベルトと同 様に使用するだけで、磁気の作用で腰の血行を良好にして、腰のコリや腰痛を解 消・予防することができる。そして、使用に際しては任意に、後面用磁石装置を 着脱操作により付替えてその位置を調度よいところにすることができる。また後 面用磁石装置はベルト本体の内側に設けてあるので、使用時には普通のベルトと 変わることがなく見た目も悪くない。更に後面用磁石装置および前面用磁石装置 は、人体側となる面に露呈していて人体に作用する磁力が大きくて強い上に、腰 の前面・後面両方から磁気作用に賦与して血行を良くする。また上記粘着シール 利用のもののように貼付け痕が残ったり、発疹や炎症をおこしたりなどというよ うなことがない。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、上記の通りであって、上記に列挙したすべての欠陥を悉く解消する 新規の磁気ベルトを提供するという所期の目的を完全に達成できる優れた効果を 奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例を示す全体の斜視図である。

【図２】同じく平面図である。

【図３】後面用磁石装置を示す一部切截拡大斜視図であ
る。

【図４】第２実施例を示す全体の斜視図である。

【符号の説明】

４ ベルト本体 ５ バックル本体 ６ 連結部材 ７ バックル装置 ８ 雌型ホック １０ 円盤部 １１ 柱状突起 １３ 台盤 １４ 永久磁石 １５ 折り起し縁 １６ 折り起し縁 １８ 外被部材 １９ 後面用磁石装置 ２０ 雄型ホック ２２ 永久磁石 ２３ 外包部材 ２４ リベット ２５ 折り縁 ２６ 前面用磁石装置 ２７ ベルト本体 ２８ 小孔 ２９ ピン ３０ バックル本体 ３１ 連結部材 ３２ バックル装置 ３３ 後面用磁石装置 ３４ 前面用磁石装置

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベルト本体の一端にバックル装置を備え
   たベルトであって、ベルト本体における着用時に人体側
   となる面に後面用磁石装置を外に露出した構成および位
   置替え可能の構成ならびに着脱可能の構成で設けたこと
   を特徴とする磁気ベルト。
2. 【請求項２】 請求項１に係る磁気ベルトであって、バ
   ックル装置における着用時に人体側となる面に前面用磁
   石装置を外に出した構成で設けたことを特徴とする磁気
   ベルト。