JP3083912U - 被加工棒鋼の切断装置 - Google Patents

被加工棒鋼の切断装置

Info

Publication number
JP3083912U
JP3083912U JP2001005166U JP2001005166U JP3083912U JP 3083912 U JP3083912 U JP 3083912U JP 2001005166 U JP2001005166 U JP 2001005166U JP 2001005166 U JP2001005166 U JP 2001005166U JP 3083912 U JP3083912 U JP 3083912U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar
cutting
processed
roll
feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001005166U
Other languages
English (en)
Inventor
博一 吉川
Original Assignee
菱栄エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 菱栄エンジニアリング株式会社 filed Critical 菱栄エンジニアリング株式会社
Priority to JP2001005166U priority Critical patent/JP3083912U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3083912U publication Critical patent/JP3083912U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工棒鋼の送り込み量を正確に測定するこ
とができる被加工棒鋼の切断装置を目的とするものであ
る。 【解決手段】 熱間鍛造機により熱間鍛造加工するため
連続的に送り出され多数の被加工棒鋼を送出機構1によ
り間歇的に所定長ずつ切断機構3に送り込んで切断する
際、利用できない被加工棒鋼の両端末を規定長さで確実
に切り捨てることができるよう、被加工棒鋼の移動量を
別設された計測機構5により正確に測定し、測定された
移動量に基づいて被加工棒鋼の切断位置を精度よく演算
算出するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は被加工棒鋼を所定長に切断する被加工棒鋼の切断装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱間鍛造加工するために送り出されてくる被加工棒鋼は送出機構により 一定量ずつ間歇的に送り出され、ストッパに当接した状態で切断機構により切断 されて加工製品のサイズに合わせた長さに加工される。ところが、被加工棒鋼の 端末は製造工程で変形していたり、加熱の不均一により金属組織が不均一となる ため利用することはできなかった。このため被加工棒鋼の端末は規定長さ切り落 として廃棄しなければならなかった。ところが、被加工棒鋼の長さにはばらつき があるうえに1本当たりの取り数が明確ではないため、切落としを行うには、被 加工棒鋼の長さや移動量を検出したり演算算出しなければならなかった。このた め複数の検出センサをライン上に配置させて始端の対をなす検出センサが被加工 棒鋼の後端を検知してから終端の対をなす検出センサを通過するまでの送り停止 パルスのカウントと、対をなす始端の検出センサを通過してから停止パルスがで るまでのパルス発振器のパルス数と停止パルスが出てから対をなす終端の検出セ ンサを通過するまでのパルス数の和を1カット送りパルス数で除した値から実切 断長を算出したり、対をなす終端の検出センサから切断機構のカッタまでの距離 を実切断長の平均値で除してカッタまでのカウント数より切落としカウント数を 算出したり、フィードロールのフリーローラ側に取り付けたパルス発信器のパル ス数から1カット毎に被加工棒鋼が移動した距離および対をなす終端の検出セン サを通過した後、停止パルスが出るまでのパルス数から被加工棒鋼の後端位置を 得て実切断長で除した値の余りから端末位置を算出するなどしていた。しかし、 フィードロールと被加工棒鋼にスリップが生じるため、パルス発振器からのパル ス数と被加工棒鋼の送り量とは正確に一致しなかった。このため、端末を規定長 さ切り落としていない可能性がある場合には、端末不良により不良品が発生する ことを防止するため、安全をみて1カット分を余分に切断廃棄していた。このた め材料の多くが無駄になるうえに、歩留まりも悪く、また、プレスの有効稼働率 も低いという問題があった。前記したフィードロールと被加工棒鋼との間にスリ ップが発生する理由は、上下のフィードロールにより被加工棒鋼を圧着挟持して 送り出すため、フィードロールを硬く、滑り止め溝を形成したものとしてスリッ プしないようにすると、被加工棒鋼にフィードロールの滑り止め溝が刻設されて その跡が加工製品にも残る恐れがあるからである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は被加工棒鋼の移動量を正確に検知することができる被加工棒鋼の切断 装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するため本考案は、連続的に送り出されれる多数の被加工棒 鋼を送出機構により所定長さずつ間歇的に切断機構に送り出して所定長に切断す る被加工棒鋼の切断装置において、被加工棒鋼の移動量検出用の計測機構を別設 した被加工棒鋼の切断装置を請求項1の考案とし、請求項1の考案において、計 測機構が送出機構と切断機構間に配置される被加工棒鋼の切断装置を請求項2の 考案とし、請求項1または2の考案において、計測機構がメジャーロールとエン コーダよりなる被加工棒鋼の切断装置を請求項3の考案とし、請求項3の考案に おいて、メジャーロールの表面に滑り止めが形成されている被加工棒鋼の切断装 置を請求項4の考案とし、請求項3または4の考案において、メジャーロールの 縦軸が冷却水を流す2重管よりなる被加工棒鋼の切断装置を請求項5の考案とし 、請求項3または4の考案において、メジャーロールとエンコーダが直結されて いる被加工棒鋼の切断装置を請求項6の考案とし、請求項1から6の考案におい て、送出機構による被加工棒鋼の送り量を設定値の105〜110%とした被加 工棒鋼の切断装置を請求項7の考案とし、請求項1から7の考案において、3回 以上連続して被加工棒鋼の送り異常が発生すると作動するプレス停止機構が組み 込まれる被加工棒鋼の切断装置を請求項8の考案とし、請求項1から8の考案に おいて、計測機構が最適な圧力で被加工棒鋼に当接されるよう支持機構に取り付 けられる被加工棒鋼の切断装置を請求項9の考案とするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の好ましい実施の形態を図1〜7に基づいて詳細に説明する。 1は熱間鍛造加工工程に連続的に送り出される多数の被加工棒鋼(バー材)を 搬送する送出機構であり、該送出機構1は図1に示されるように、被加工棒鋼を 間歇的に送り出すフィードロール1aよりなるものである。1bは被加工棒鋼( バー材)の受ける下ロール群である。前記フィードロール1aは図2、3に示さ れるように、上下一対のロールを並設させた4個のロールからなり、上側は上下 動自在なフリーロールとなっており、被加工棒鋼(バー材)をフィードロール1 aに送り込む直前に上昇して挟み込みを確実に行うものとしている。また、フィ ードロール1aの間歇回動動作は、主軸1cの1回転中、伝動装置1dによりあ る角度だけ伝達駆動されて被加工棒鋼(バー材)を一定量送るものとしている。 この送り量は製造する製品のサイズによって変更されるものである。
【0006】 2はフィードロール1aにより間歇的に送り出される被加工棒鋼(バー材)を 位置決め停止させる停止機構であり、該停止機構2は図2に示されるように、被 加工棒鋼(バー材)の先端を当接させるストッパ板2aよりなるものであり、該 ストッパ板2aの位置はスライド調整自在として製品サイズに応じて被加工棒鋼 (バー材)の停止位置を変更できるようになっている。すなわち被加工棒鋼(バ ー材)の切断長さは適宜変更できるものとしている。また、フィードロール1a による送出量は製品サイズ長に設定されているが、フィードロール1bと被加工 棒鋼(バー材)との間に生じるスリップにより規定寸法に送出できないので、被 加工棒鋼(バー材)がストッパ板3aに当たるまで送り出せるよう設定値(製品 サイズ)の105〜110%としている。これにより、被加工棒鋼はストッパ板 2aに確実に当接して物理的に規制された状態で切断が行われ高い寸法精度が得 られるようになっている。
【0007】 3は被加工棒鋼(バー材)を切断する切断機構であり、該切断機構3は図1に 示されるように、主軸1cの1回転につき一回図示しないプレス装置により駆動 される上下のカッタ3aよりなるものである。このカッタ3aの動作は後記する シーケンサ8からのプレス信号およびプレス停止信号により制御される主軸1c により行われるものである。また、前記図示しないプレス装置にはプレス停止機 構が組み込まれており、該プレス停止機構は3回以上連続して被加工棒鋼の送り 異常が発生するとプレス装置を停止させるものである。このプレス停止機構によ り発生する不良品を減少させることができる。
【0008】 4は通過する被加工棒鋼(バー材)の後端を検知する検出センサであり、該検 出センサ4は図1に示されるように、レーザとレーザセンサとの対よりなるもの である。また、該検出センサ4は始端部(入側)のPH1A、PH1B、中間の PH2A、PH2B、後端部(出側)のPH3A、PH3Bの計6個が一定間隔 をおいて配設されている。検出センサ4のPH1A、PH2A、PH3AはPH 1B、PH2B、PH3Bと対をなして近接して配設されたものとしている。こ れはPH1A、PH1BまたはPH2A、PH2BおよびPH3A、PH3Bの どちらかが検知ミスをした時のバックアップのために設けられるものである。
【0009】 5は被加工棒鋼(バー材)の移動量を検出する計測機構であり、該計測機構5 は図1に示されるように、フィードロール1bと切断機構3との間に配設されて いる。また、計測機構5は被加工棒鋼(バー材)の側面に当接されるメジャーロ ール5aと該メジャーロール5aの回転量を検出するエンコーダ5bとよりなる ものである。メジャーロール5aは焼入れされた耐熱鋼よりなりその表面には図 5に示されるように、滑り止め10が形成されていて、被加工棒鋼がスリップす ることがないようにして確実に被加工棒鋼(バー材)の移動量を検出できるよう になっている。6はメジャーロール5aを軸支する2重管によりなる縦軸であり 、該縦軸6は図4に示されるように、一端にエンコーダ5bが取り付けられ、他 端には冷却水の供給管6aが接続されている。このように縦軸6の中心には冷却 水が流れるようにしてメジャーロール5aの冷却を行いメジャーロール5aの径 が熱変動して計測誤差が生じることがないようにするとともに、エンコーダ5b や縦軸6が熱で損傷されることがないようにしている。7は計測機構5の支持機 構であり、該支持機構7は図4に示されるように、計測機構5のメジャーロール 5aを最適な圧力で被加工棒鋼(バー材)に当接させてスリップを確実に防止す るとともに、被加工棒鋼(バー材)に滑り止め跡が付かないようにするためであ る。
【0010】 8はシーケンサであり、該シーケンサ8は図1に示されるように、送出機構1 、切断機構3、検出センサ4、計測機構5等と電気的に接続されて検出センサ4 その他のセンサからの信号に基づいて各機構の制御を行うもので、被加工棒鋼の 通過にともなうキャッチアップ信号に基づいてフィードロール1aのフリーロー ルの昇降を行う図示しない昇降機構の制御、プレスセンサに基づくプレス停止信 号やプレス信号により図示しないプレス装置を制御して行う切断機構3の駆動制 御、メジャーロール5aによるエンコーダ5aのパルス信号等の演算処理等を行 っている。9は被加工棒鋼(バー材)の上下方部に設けられる高周波加熱コイル である。該高周波加熱コイル9は図1に示されるように、被加工棒鋼(バー材) を上下から加熱して温度低下を防止するものである。
【0011】 このように構成されたものは、最初の被加工棒鋼(バー材)を下ロール群1b 上に送り出せば、被加工棒鋼(バー材)は高周波加熱コイル9により加熱されな がら搬送されてゆく。この搬送にともないシーケンサ8は被加工棒鋼(バー材) の通過信号を検知してキャッチアップ信号をフィードロール1aの図示しない昇 降機構に出力するので、送出機構1のフィードロール1aのフリーロールは上昇 される。そのタイミングに合わせて被加工棒鋼(バー材)はフィードロール1a に送り込まれる。このタイミングに合わせてシーケンサ8は昇降機構を逆作動さ せる信号を出力して、フリーロールを下降させて被加工棒鋼(バー材)を送出機 構1のフィードロール1aに挟持させる。フィードロール1aに挟み込まれるこ とにより被加工棒鋼(バー材)は、主軸1cの1回転中、伝動装置1dによりあ る角度だけ駆動されるフィードロール1aにより規定値より105〜110%多 めに送り出されることとなる。これにより被加工棒鋼(バー材)は停止機構2の ストッパ板2aに当接される。
【0012】 フィードロール1aにより被加工棒鋼(バー材)が一定長さ送り出されると、 切断機構3と送出機構1のフィードロール1a間に配置される計測機構5のメジ ャーロール5aと被加工棒鋼(バー材)は当接する。この当接は支持機構7によ り計測機構5のメジャーロール5aは被加工棒鋼(バー材)に最適な接触圧とな り、メジャーロール5aは被加工棒鋼(バー材)の移動にともない確実に回転す ることとなる。しかも、メジャーロール5aの表面には滑り止め10が形成され ているのでメジャーロール5aと被加工棒鋼間でスリップを生じることなく、被 加工棒鋼(バー材)の移動は計測機構5のメジャーロール5aに確実に伝達され ることとなる。そして、メジャーロール5aの回転はエンコーダ5bに伝えられ 、パルス発振器により移動量に見合ったパルス信号をシーケンサ8に出力するこ ととなる。このパルス信号は被加工棒鋼がPH1A〜PH3A間を通過する間カ ウントされる。
【0013】 また、切断機構3のカッタ3aは主軸1cの1回転にともない1回作動するプ レス装置により駆動されるもので、フィードロール1aにより被加工棒鋼(バー 材)が一定量送り出されてカッタ3a位置を越えると、被加工棒鋼(バー材)の 先端部はカッタ3aによりカットされることとなる。このようにして最初に切り 落とされた被加工棒鋼(バー材)の先端部は廃棄処理される。このとき、切断さ れた先端部の長さは計測機構5により計測されてカウント数に基づいて演算算出 されて規定範囲の長さの切断が行われたか否かが判定される。そして、カッタ3 aの動作完了にともないプレス装置が停止すると、その停止信号によりフィード ロール1aは再び間歇動作を行って被加工棒鋼(バー材)は前記と同様一定量送 り出されることとなる。このときの被加工棒鋼(バー材)は停止機構2のストッ パ板2aに当接するまで送り出される。
【0014】 これにより被加工棒鋼(バー材)の切断寸法は物理的に規制された精度の高い ものとなる。このようにして被加工棒鋼(バー材)が停止されると、その停止パ ルス信号に基づいてシーケンサ8は切断機構3のプレス装置を駆動することとな り、切断機構3のカッタ3aは作動して被加工棒鋼(バー材)を切断することと なる。切断後シーケンサ8はプレス装置の停止信号を出力するので、切断装置3 は被加工棒鋼(バー材)が新たに送り込まれるまでの間停止されることとなる。
【0015】 そして、被加工棒鋼(バー材)が再びストッパ板2aまで送り込まれると前記 と同様シーケンサ8により切断機構3が作動され、被加工棒鋼(バー材)は切断 されることとなる。このとき切断された被加工棒鋼(バー材)が廃棄されるか否 かは、最初に切り落とされた被加工棒鋼(バー材)の先端部の長さにより決定さ れるもので、算出値が規定範囲内(例えば、約45〜46.7mm)に収まって いれば良品とされる。しかし、規定範囲より短ければその切断片には金属組織の 不均一部分が含まれている可能性が高いため廃棄されることとなる。
【0016】 このようにして被加工棒鋼(バー材)はフィードロール1aにより一定量送り 出されるとともに主軸の1回転に応じて1回動作する切断機構3のカッタ3aに より一定長で間歇的に切断されてゆくこととなる。この切断工程における端末廃 棄手順を図7のフロー・チャートに基づいて詳しく説明する。 検出センサ4のPH1A〜PH3A間のメジャーロール(パルス発信器PG)に よるカウントCを行うとともに、被加工棒鋼(バー材)の後端をPH3Aにより 検出する。被加工棒鋼(バー材)の後端が検出されたら、PH1A〜PH3Aの 距離L1とその間のパルス数Cから1パルスあたりの移動量をPi=L1/C( mm/p)を演算算出する。続いて、PH3からカッタ3aまでの距離L2間の パルス数Pcを1パルス当たりの移動量Piで除して演算算出する。Pc=L2 /Pi。そして、減算カウンタにカッタ3aまでのパルス数Cu=Pcをセット する。次いで、切り落とし長さL0に要するパルス数Ppをセットする。Pp= Lo/Pi。そして、1回送り分のカウントが残っているかを判定する。Cu> =Pp。すなわち、プレスセンサから信号が来る度にカウンタから1回分のパル スを減ずる。Cu=Cu−Pp。そして、2個分以下のカウントになっていない かを判定する。Cu<=Pp×2。
【0017】 続いて、被加工棒鋼(バー材)の端末位置を演算算出する。この演算算出に基 づいて1個落しか2個落しかが判定される。これは端末までの長さが2個以下と なったら、切り落とし条件に従って廃棄の個数を計算するものである。すなわち 、図6に示されるまたはiiiが規定の範囲(例えば、45〜46.7mm)に あれば、ii、iiiまたは、の1個落しとし、規定より短い場合、後+1落し 、すなわち図6における、、の3個が廃棄され、規定より長い場合、前+ 1落し、すなわち図6におけるi、ii、iiiの3個を廃棄する。
【0018】 また、送り異常の場合、図7のフロー・チャートに示されるように、主軸1c が停止位置に来たかプレスセンサで確認し、メジャーロール5aのエンコーダ5 bによるパルスをカウントする。1回送り分Pとする。次いで、1回送りパルス をカウントし積算する。そして、10回送ったかを判定し、10回有る場合、1 0回の平均値を算出しPavとする。続いて、送り異常値演算を行う。送りのば らつきを考慮して下限を80%とし、P08=0.8×Pav(1回送り×0. 8)の演算を行う。そして、算出された送り量が多いか少ないかに基づいて送り 異常判定を行う。これはP<=P0.8の演算に基づいて行い、送りが少なけれ ば廃棄する。このとき、廃棄数をカウントし、連続3回送り異常が発生した場合 は、送り異常と判断してプレス停止機構が作動されてプレス装置を停止させる。
【0019】 このようにして連続して搬送されてくる被加工棒鋼は計測機構5により移動量 を正確に測定されるので、被加工棒鋼の端末が規定範囲内切り落とされたか否か を確実に演算算出することができ、不要な切り落としを行う必要がなく歩留まり を向上させることができる。
【0020】 なお、前記好ましい実施の形態においては、計測機構5のメジャーロール5a とエンコーダ5bとを縦軸6により連結したものとしているが、メジャーロール 5aとエンコーダ5bとを直結することにより、縦軸6の撓みによる精度低下を なくして、より高精度な測定を行うようにしても良いことは勿論である。
【0021】
【考案の効果】
本考案は前記説明により明らかなように、被加工棒鋼の移動量検出用の計測機 構を別設したものとしたから、フィードロールにより被加工棒鋼の移動量を検出 する場合のようにスリップが発生しないものとすることができるので、被加工棒 鋼の端末切断位置を正確に演算算出できることとなり、安全のために1カット分 を余分に廃棄するという無駄を確実になくすることができ、歩留まりを大幅に向 上させることができるものとなる。また、このことは切断機構のプレス装置の有 効稼働率を向上させることができる。請求項4のように、メジャーロールの表面 に滑り止めを形成することにより、被加工棒鋼がスリップすることがなく正確に 移動量を計測することができる。請求項5のように、メジャーロールの縦軸が冷 却水を流す2重管よりなるものとすることにより、熱によるメジャーロールの熱 膨張がなく高精度で被加工棒鋼の移動量を計測できるうえに、エンコーダの熱損 傷を防止できる。請求項6のように、メジャーロールとエンコーダを直結したも のとすることにより、より高精度に移動量を検出することができる。請求項7の ように、送出機構による被加工棒鋼の送り量を設定値の105〜110%とする ことにより、フィードロールがスリップしても確実に停止機構のストッパ板まで 被加工棒鋼を送り込むことができ、被加工棒鋼を規定寸法に切断することができ る。請求項8のように、3回以上連続して被加工棒鋼の送り異常が発生すると作 動するプレス停止機構を組み込むことにより、送り異常が発生した場合、プレス を止めて不良品を多発させることを防止できる。請求項9のように、計測機構が 最適な圧力で被加工棒鋼に当接されるよう支持機構に取り付けられるものとする ことにより、被加工棒鋼に滑り止めの跡を残したり変形させたりすることがなく なる等種々の利点を有するものである。 従って、本考案は従来の問題点を解消した被加工棒鋼の切断装置として実用的 価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好ましい実施の形態を示す概略説明図
である。
【図2】本考案の好ましい実施の形態の計測機構を示す
正面図である。
【図3】本考案の好ましい実施の形態の計測機構を示す
平面図である。
【図4】本考案の好ましい実施の形態の計測機構を示す
側面図である。
【図5】本考案の好ましい実施の形態のメジャーロール
を示す平面図である。
【図6】本考案の好ましい実施の形態における端末廃棄
の手順を示すフロー・チャート図である。
【図7】本考案の好ましい実施の形態における送り異常
時の手順を示すフロー・チャート図である。
【符号の説明】
1 送出機構 3 切断機構 5 計測機構 5a メジャーロール 5b エンコーダ 7 支持機構 6 縦軸 10 滑り止め

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に送り出される多数の被加工棒鋼
    を送出機構により所定長さずつ間歇的に切断機構に送り
    出して所定長に切断する被加工棒鋼の切断装置におい
    て、被加工棒鋼の移動量検出用の計測機構を別設したこ
    とを特徴とする被加工棒鋼の切断装置。
  2. 【請求項2】 計測機構が送出機構と切断機構間に配置
    される請求項1に記載の被加工棒鋼の切断装置。
  3. 【請求項3】 計測機構がメジャーロールとエンコーダ
    よりなるものである請求項1または2に記載の被加工棒
    鋼の切断装置。
  4. 【請求項4】 メジャーロールの表面に滑り止めが形成
    されている請求項3に記載の被加工棒鋼の切断装置。
  5. 【請求項5】 メジャーロールの縦軸が冷却水を流す2
    重管よりなる請求項3または4に記載の被加工棒鋼の切
    断装置。
  6. 【請求項6】 メジャーロールとエンコーダが直結され
    ている請求項3または4に記載の被加工棒鋼の切断装
    置。
  7. 【請求項7】 送出機構による被加工棒鋼の送り量を設
    定値の105〜110%とした請求項1から6のいずれ
    かに記載の被加工棒鋼の切断装置。
  8. 【請求項8】 3回以上連続して被加工棒鋼の送り異常
    が発生すると作動するプレス停止機構が組み込まれる請
    求項1から7のいずれかに記載の被加工棒鋼の切断装
    置。
  9. 【請求項9】 計測機構が最適な圧力で被加工棒鋼に当
    接されるよう支持機構に取り付けられる請求項1から8
    のいずれかに記載の被加工棒鋼の切断装置。
JP2001005166U 2001-08-06 2001-08-06 被加工棒鋼の切断装置 Expired - Lifetime JP3083912U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001005166U JP3083912U (ja) 2001-08-06 2001-08-06 被加工棒鋼の切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001005166U JP3083912U (ja) 2001-08-06 2001-08-06 被加工棒鋼の切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3083912U true JP3083912U (ja) 2002-02-22

Family

ID=43235408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001005166U Expired - Lifetime JP3083912U (ja) 2001-08-06 2001-08-06 被加工棒鋼の切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3083912U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269388A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Ks-Tech Co Ltd 棒材切断機用の棒材送り装置
KR101400100B1 (ko) * 2013-03-08 2014-05-28 강운공업주식회사 클립홀 피치 구간 검사 기능을 구비하는 자동차용 웨더스트립 이송 장치 및 이를 이용한 클립홀 피치 구간 검사 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269388A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Ks-Tech Co Ltd 棒材切断機用の棒材送り装置
KR101400100B1 (ko) * 2013-03-08 2014-05-28 강운공업주식회사 클립홀 피치 구간 검사 기능을 구비하는 자동차용 웨더스트립 이송 장치 및 이를 이용한 클립홀 피치 구간 검사 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7574887B2 (en) Forming machine comprising a shearing device for a shearing bar
CN204486501U (zh) 一种预防翻卷及确保钢卷上卷对中效果的装置
JP5367454B2 (ja) 棒材切断機用の棒材送り装置
JP3083912U (ja) 被加工棒鋼の切断装置
CN110744024B (zh) 一种连铸钢坯长度自动复检系统及方法
CN108723094B (zh) 一种提高工作辊换辊小车位置控制精度的方法
US5402663A (en) Facility for hot forging workpieces starting from bars
CN214829949U (zh) 透明工件厚度检测装置及玻璃生产线
JPH07314077A (ja) 熱間鍛造機の素材供給方法
KR20040059130A (ko) 압연 통판성 및 표면품질 개선을 위한 핀치롤 제어 방법
KR101184938B1 (ko) 소재변형 제어장치
JPH0871606A (ja) 異幅接続鋼片の加熱装置の位置決め装置
CN217483398U (zh) 一种轧后测量中厚板有效长度的装置
JP2001179301A (ja) 熱間スラブのセンタリング方法および装置
CN210304614U (zh) 用于检测传动轴长度的装置
JPS5827051B2 (ja) 長尺材料の連続加熱切断処理機
JPH08224635A (ja) ビレット送り装置
JPH07236938A (ja) 棒材間継ぎ目検出装置
JPH0671636B2 (ja) 板ばねの製造装置および板ばねの製造方法
CN111483265A (zh) 钢轨的商标定位方法及系统
CN215967789U (zh) 一种消融边毛刺在线监测机构
KR102043778B1 (ko) 열간 프레스 성형공정의 블랭크 이송장치
JP2794875B2 (ja) 幅圧下プレスによる鋼材のキャンバ制御方法及び装置
JPH0619105B2 (ja) 熱間シートバーの加熱方法
JPH07328718A (ja) 巻取設備の鋼板速度検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 6