JP3083736U - 藻切断用の刃部の構造 - Google Patents

藻切断用の刃部の構造

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JP3083736U
JP3083736U JP2001005833U JP2001005833U JP3083736U JP 3083736 U JP3083736 U JP 3083736U JP 2001005833 U JP2001005833 U JP 2001005833U JP 2001005833 U JP2001005833 U JP 2001005833U JP 3083736 U JP3083736 U JP 3083736U
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喜一 荒木
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株式会社荒木飼料店
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Abstract

(57)【要約】 【課題】近年飲料水又は工業用水としての河川からの取
水量が激増し、わが国の河川の流水量は減少し、また地
球温暖化の影響もあり、さらに河川周辺部の開発によっ
て生活排水又は産業排水、農業排水が流入して河川の富
栄養化が進み、藻類の繁殖がいたる所で見られるように
なり、とくに夏季では悪臭を発生し、また船舶の航行を
阻害することにもなって、河川の藻類の除去は河川管理
の立場からみて緊要な課題となってきている。 【解決手段】従来河川の藻類の除去には人力による手
鎌、薙刀鎌等を使用する作業がなされてきたが、作業に
は危険を伴い、また作業能率がきわめて低かったため、
藻類の除去作業の機械化について試行錯誤的研究がなさ
れてきたものの水中での作業に適当な切断機が案出され
なかったが、水中土木機械の先端部又は舟の中にパワー
ポートを設けて、Vベルト上にブレード群を配列したも
のをプーリーによって回転することによって、水中の藻
類を地形のいかんにかかわらず、切断除去しうることが
可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】近年河川水の取水が増加して、流量が減少し、水 流が緩やかとなり、かつ地球の温暖化の影響もあって、とくに夏場においては藻 類の大量発生が多く見られるようになってきており、わが国においても河川、湖 沼又は養魚場等においては、水質の富栄養化によって藻が発生しやすくなってき ているが、河川においては船舶の運行を妨げることとなり、また養殖している魚 類又は有用植物の成育に悪影響を与えることになってきているが、本考案は水中 に発生する有害な藻類を除去する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】水田の除草装置の機械化については多くの提案がなされてい るが、河川、湖沼等では底が必ずしも平坦であるとはかぎらず、また傾斜が急で あることも少なくなく、また水が濁っていて藻の分布状況が把握しにくいため、 水田の除草機械の転用は殆どなされず、専ら人力による手鎌、薙刀鎌等を用いた 除藻作業がなされてきていたが、効率が悪く、かつ多大の経費と時間とを要する ものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】近年、飲料水又は工業用水として多量に取 水されることによって、わが国の河川はいずれも上流近くまで流水量が激減し、 かつ河川の周辺部が開発されて宅地化し、生活汚染水が流入し、河川水は富栄養 化が著しく、流水量の減少によって水深が浅くなり、かつ緩やかな水流をなすこ とにもよって、また化石燃料の大量消費により、二酸化炭素の激増をもたらし、 いわゆる地球の温暖化現象が顕著となって、大量の藻類が繁殖する素地を与える こととなって、河川、湖沼環境を著しく悪化させ、かつ夏季には有害藻類の大量 発生を招来し、悪臭を発生し、生息する魚類、貝類等を死滅させ、また船舶の運 行を阻害することにもなって、河川を管理する当局にとっては、藻類の除去は重 要、がつ緊急を要する課題となってきている。
【0004】 ショウとしてなされている鵜飼は比較的水深の浅い場所で行われているが、近 年川底に藻が繁殖して鵜飼舟のスクリューに巻きつくことも稀ではなく、エンジ ンの回転を不可能意となることもあって、その対策が要請されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】水田の除草作業の場合とは異なり、河川の除 藻作業においては、藻の生えている面が必ずしも平坦ではなく、また藻の長さも 水田の雑草よりは一般的に長いため従来は主として手作業により手鎌、薙刀鎌を 使用していたが、安全性及び能率性が悪いため、その機械化が研究されてきてい たが、機械化する場合、単なる水田除草機の改良では実現ができず、芝刈機等に 使用されている水平に回転しうる円形鋸状のもの又は複数個のプロペラ状の刃を 有するもの、アームの先端に両刃を取り付けたものを左右に振り回す装置が提案 されていたが、実用化されるにいたっていない。
【0006】 小水中土木作業機械の先端のアームに進行方向に対し左右に回転しうるブレ ード群を配列することによって、底面に凹凸が多くあっても、また多少傾斜した 川底であっても、藻の長さが長くても土木機械が進入できる水深であれば除藻作 業が円滑に実施しうる。
【0007】
【考案の実施の形態】対立する2個のホィールを2組一定の距離をおいて配 置し、ホィール間をVベルトで連結し、該Vベルト上に一定の間隔をおいて複数 個の2連となっている棒状バネを配置し、棒状部分を両刃状に成形し、棒状バネ を順次別の棒バネで連結し、各ホィールの中間に遊車を上下に設けて進行方向に 対し、左右に回転しうるブレード群を構成する。
【0008】
【実施例】対立する直径約350mmのホィールを約1300mmおいて配 置し、該ホィール間にVベルトをかけて、該Vベルト上に配置したバネ土台にル ープ状をなす長さそれぞれ250mm、220mmの長短2個の棒状バネを付し 、その先端部を回転方向にほぼ垂直に両刃を形成したもの約180mm離して2 連固定し、等間隔に配置したバネ土台は順次別の金属製棒で連結してVベルト上 を滑らないように回転するようにし、プーリーによってホィールを回転すること によって、ブレード群は所定方向に回転し藻類を切断しうる構造とする。
【0009】
【考案の効果】従来の水平方向のみに回転するもの、進行方向に回転するも の又はほぼ水平方向に左右に振り回す構造のものに比し、川底の凹凸の有無又は 藻の長短にかかわらず、一定の水深内では極めて安全に、かつ高能率的に除藻作 業を実施できるという特徴を有する。
【0010】 本考案に係る装置を小型水中土木機械のミニ・ショベルに、パワーポートを取 り付けて、アーム先端に装備することによって、オペレーター席において、高能 率的に河川の除藻作業を実施しうるという特徴を有する。
【0011】 また本考案に係るブレードを小型の舟の中にパワーポートを設置して、そのア ームの先端部に接続することによって、普通小型水中土木機械の場合では水深7 00mm程度の場所で作業しうるが、舟に装着することによって、水深700m m以上の場所又は川底の凹凸の大きな場所でも使用可能となるという特徴を有す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るブレード群の斜視図を表す。
【符号の説明】
1 ホィール 2 バネ土台 3 ブレード 4 Vベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に連動する対をなす複数組のホィー
    ルをそれぞれVベルトで結び、該Vベルトに等間隔をお
    いてそれぞれ2個の端子を有する対をなすバネを付した
    鉄製のバネ土台を配置し、それぞれのバネ土台を鉄棒に
    て順次Vベルト上に配置しておき、棒状のバネは先端部
    をそれぞれ断面が左右両面三角形状をなす棒状の刃とし
    たものとし、Vベルトに対しほぼ垂直状に形成してなる
    ブレード群を構成してなることを特徴とする藻切断用の
    刃部の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106689100A (zh) * 2017-02-10 2017-05-24 常州华溪渔业有限公司 一种蟹塘专用多功能水草筛除机

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