JP3083594U - 猫用室内おまる - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 家庭で飼育している猫の排泄物を家屋内
で処理する為に現在市販されている材料は、廃棄する量
の多さで問題がある． 【解決手段】 本体の高さの半分くらいの所を仕切って
分割型本体上部２を形成し、その中央部に孔をあけ分割
形管５を水洩れがないように接着する。管のついた方を
下側にして置き、受皿４を管の下に置いて使用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は家庭で飼育する猫の排泄物を処理するための装置に関する．猫や犬 などの愛玩動物を飼育することは、家庭生活を一層楽しくするために大変重要な 効果を示し、これらの動物を飼育する家庭もますます増えている．しかし、ここ に逃れることのできない重要な問題があることを忘れてはいけない．それは、排 泄物の処理である．愛玩動物は人の住む住居内で人と一緒に生活をする．犬のば あいは毎日散歩をさせることが不可欠で、その際に排泄物の処理をすることがで きるが、猫はそのような習慣を身につけさせることは不可能に近い．

【０００２】

【従来の技術と問題点】

この２０年近くは、多孔質性の材料が市販されているが、猫の排泄物をきれ いに吸収させることは不可能に近く、また使用済みの汚物を廃棄する場所にも難 渋する．

【０００３】

【問題を解決するための手段】この問題を解決するために、本考案者は図１ に示すような装置を作り、実際に我が家の猫に使わせてみた．

【０００４】

【考案の実施の形態】

装置の概要は以下の如くである．図１は本体の上面図である．猫がきゅうく つな思いをせず、安心・安定して座れるくらいの大きさ（幅３００×長さ４００ ×高さ２００ｍｍ位）の、上からみるとほぼ中央に直径１００ｍｍ位の孔のあい た箱プラスチック製（他の材質でも水を吸収せず簡単に水洗いできるような材質 のものであれば何でもよい）の容器である．

【０００５】

【実施例】

以下、添付図面にしたがって実施例を説明する．図１本体の上面図である． ほぼ中央に円形の孔があいている．

【０００６】 図２は縦断面図である．本体は高さ半分くらいの所に仕切りがあり、その容 器のほぼ中央に直径１２ｃｍくらいの孔をあけている．これに同じ寸法の外径を もったプラスチック製の管（内径約１１０ｍｍ、長さ約７０ｍｍ、以下管）を本 体の下側になる方に水漏れがないように接着する（図２（１））．本体と管は一 体型に成形された構造でも良い．使用時は本体の管のついた方を下側にして置き 、管の下側には内径１５０ｍｍ、深さ約５０ｍｍの受け皿を置く（図２（４）、 図４（４））．

【０００７】 本体は、おなじ大きさ、深さほぼ半分（約１００ｍｍ）のプラスチック製桶を ２個用意しその桶の底の同じ所に同じ口径の孔をあけ、底と底を孔を合わせるよ うにして組み合わせた構造のものでもよい（図４（１、２）．この場合は、管を ねじ止め式（図４（５、６））にし、本体の上部と下部をしっかり止めるように する．

【０００８】 猫がまだ小さいときは内径が１１０ｍｍの管では穴が大き過ぎる．このような 場合の為に、図５に示すような付属具を管（図２の管または図４（５））にはめ 込み、穴を小さくする．

【０００９】

【置き場所と使用方法】

置き場所は風呂場がよいと思われる．換気扇があるので臭いが家内の居住域に 流れ込まないようにすることができるということ、あるいはおまるを水で洗いや すいこと、また、普通の住居の構造では、風呂場が便所の近くにあるからである ．用をたした受け皿の内容物はそのまま便所に捨てる．便所が水洗になっている となおさら都合がよい．内容物を捨てた受け皿を、水洗の水を流しながら濯ぐこ とができるからである．

【００１０】

【猫の教育】

実際に猫が自分の「おまる」であることを覚えなければ、猫は振り向きもしな い．猫にこれが「おまる」であることを教える一つの方法として、一度他のとこ ろで行なった小水などを浸み込ませて匂いをつけた紙や布などを受け皿に入れて 猫に嗅がせると、「おまる」であることを認知する．一度認知すると、置き場所 に自由に出入りさえできればあとはほっておいても使うようになる． 用便後は 可及的速やかに汚物を処理することが望ましい．

【図面の簡単な説明】

【図１】一体型おまるの上面図である．

【図２】一体型おまるの本体と受け皿の縦断面図であ
る．

【図３】分割型おまるの上面図である．

【図４】分割型おまるの本体と受け皿の縦断面図であ
る．

【図５】子猫用付属具の縦断面図である．

【符号の説明】

１ 一体型本体 ２ 分割型本体上部 ３ 分割型本体下部 ４ 受け皿 ５ 分割型管 ６ 分割型管止め具 ７ 子猫用付属具

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１３年３月１２日（２００１．３．１
２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】家庭で飼育する猫の排泄物を、衛生的に
   かつ経済的に処理するための装置．