JP3083555U - 履物用緊縛装置 - Google Patents

履物用緊縛装置

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JP3083555U
JP3083555U JP2001004802U JP2001004802U JP3083555U JP 3083555 U JP3083555 U JP 3083555U JP 2001004802 U JP2001004802 U JP 2001004802U JP 2001004802 U JP2001004802 U JP 2001004802U JP 3083555 U JP3083555 U JP 3083555U
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    • A43FOOTWEAR
    • A43CFASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
    • A43C1/00Shoe lacing fastenings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B23/00Uppers; Boot legs; Stiffeners; Other single parts of footwear
    • A43B23/02Uppers; Boot legs
    • A43B23/0205Uppers; Boot legs characterised by the material
    • A43B23/0235Different layers of different material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43CFASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
    • A43C11/00Other fastenings specially adapted for shoes
    • A43C11/14Clamp fastenings, e.g. strap fastenings; Clamp-buckle fastenings; Fastenings with toggle levers
    • A43C11/1493Strap fastenings having hook and loop-type fastening elements

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 足部を側方に保持できるようにするととも
に、緊縛手段によって該足部に対して生ずる圧力を分散
できるようにする、履物用の緊縛装置を提供する。 【解決手段】この緊縛装置は、下方フラップ1を部分的
に覆う上方フラップ2を含んでいる。これら上下両フラ
ップ1、2は、該フラップ1、2の各々に配置されてい
る少なくとも1の固定具11、12を含む緊縛手段4に
よって足部を保持する。この緊縛装置の特徴は、上方フ
ラップ2が下方フラップ1よりも極めて大きな柔軟性を
有することである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、靴あるいはサンダル等、とりわけスポーツをするための履物(但し 、これのみに限らない)に装着するための緊縛装置に関する。本考案は、いわゆ る緊縛手段を固定する緊縛装置の諸要素に関連する諸部材について詳細に述べる ものである。
【0002】 先行技術において、靴の緊縛手段は、非常にしばしば、近づけられる腰革の箇 所で該靴胴部上に直接固定される。この緊縛手段が足を正確に保持できるように するためには、靴胴部はできるだけ柔軟でなければならない。もし、この胴部が 柔らか過ぎると、胴部は、足にとって痛みをもたらすことが明らかである緊締圧 力を上手く分散することは最早できない。逆に、硬質の靴胴部は緊締圧力を上手 く分散することはできるが、靴胴部と足部との間に残留する空間を埋めるように なる内靴を使用して補償しなければならず、足の快適性と保持が犠牲にされてし まう。
【0003】 欧州特許第521287号明細書には、山歩き用の靴に応用される内部緊締具 についての記載がある。この緊縛装置は足の形により近いので、先に述べた装置 より精密である。しかしながら、柔軟な部材で作られているこの内部緊締具は、 柔軟な構造を用いることに由来する上述の諸欠点を温存している。
【0004】 フランス特許第2694167号明細書には、ワンダーフォーゲル用の靴の外 側緊縛装置について記載している。このワンダーフォーゲル用の靴は、足甲部の 箇所に、靴の外側面の側方部分上に位置する硬質のフラップを含んでいる。この フラップは、緊縛手段により、靴胴部の中央側面に対して足を押圧維持すること を可能にする。
【0005】 しかしながら、この緊縛装置は、硬質フラップの上端と、足のもう一方の側方 部分上に位置する最も柔軟な胴部との間に不連続部分を有する。足甲部の上方に あるこの不連続部分は、該緊縛装置が緊締圧力を分散することができないので、 使用者にとって非常な苦痛を伴うことが明らかである。実際、該緊縛装置は硬質 フラップの端部上に直接係留される。
【0006】 ドイツ特許第4229036号明細書には、ワンダーフォーゲル用の靴につい ての記載があり、その胴部の2の腰革は、とりわけ足甲部の箇所に、覆い部分を 有するとともに、平紐式の緊縛装置を備えている。この装置は、とりわけ靴の開 放を簡単にするとともに、靴の密閉性を保証する。しかしながら、上記2の腰革 とほぼ同一の柔軟性を有する胴部は、足に掛かる緊締圧力を快適感をもたらす程 度に分散することができない。さらに、該胴部の2の腰革は足を締め付けるため にほぼ対称的に変形し、かつ、それゆえ、該緊縛装置は足を胴部の所定の腰革の 1つに押しつけるようにはならない。
【0007】 本考案の目的は、とりわけ上述した先行技術の諸欠点を解消する、改善された 緊縛装置を提案することにある。
【0008】 本考案の目的の一つは、履物の所定の一側に対して足を押圧保持することがで きるようにするとともに、緊縛装置によって生ずる押圧力が足に対して確実に分 散されるようにした、履物に装着するための緊縛装置を提案することにある。
【0009】 本考案の他の目的は、履物の捩じり剛性を改善するとともに、この履物の撓曲 を最大限保持する緊縛装置を提案することにある。
【0010】 上述の目的を達成するため、本考案による緊縛装置は下方フラップと、該下方 フラップを部分的に覆う重なり区域を有する上方フラップとを含んでいる。これ ら両フラップの各々に少なくとも1の固定点を含む緊縛手段によって生ずる押圧 力を良好に分散するため、該上方フラップは該下方フラップよりも柔軟である。 同様に、上方フラップの箇所に位置する固定点は重なり区域内に配置される。
【0011】 本考案による第一の実施態様において、上下両フラップは履物の胴部を構成す る。
【0012】 第二の実施態様において、履物の胴部の外側に位置する上下両フラップは、外 部緊縛装置を形成する。
【0013】 第三の実施態様において、履物の胴部の内側に位置する上下両フラップは、内 部緊縛装置を形成する。
【0014】 第四の実施態様において、上方フラップは履物の胴部の構成要素を成している 。
【0015】 添付の概略図を参照して、以下の記載を読むことにより、本考案をより良く理 解することができ、また、本考案のその他の利点も明らかとなろう。なお、この 記載は本考案のいくつかの好ましい実施態様を非限定的な例として示すものであ る。
【0016】 図1に示す履物CHはサンダルである。このサンダルは全体として胴部を含ま ず、使用者の足は、本考案の緊縛装置によって直接履物の底部100に保持され る。この緊縛装置はフラップ1、2により使用者の足を側方ならびに垂直方向に 保持する。
【0017】 図示した好ましい実施態様において、該緊縛装置は踵の箇所で後部保持が完成 している。しかしながら、この補足的保持手段は不可欠のものではなく、このよ うにして得られる履物は踵部を自在にしたままのスリッパ型サンダルである。こ こで言う後部保持は、一方のフラップ1に固定され、かつもう一方のフラップ2 に固定される方向転換部材27内を通過するベルト26により実現される。とり わけ自己密着型の固定手段を含むベルト26は、折返し部26bをベルト26に 固定できるようにする。
【0018】 緊縛装置は、履物CHの側方ならびに中間側の各々に配設された下方フラップ 1と上方フラップ2とから成る。上方フラップ2は重なり区域5の箇所で下方フ ラップ1を部分的に覆う。
【0019】 この第一の実施態様において、フラップ1、2は履物CHの胴部を直接構成し 、かつ履物の底100上に固定される。したがって、下方フラップ1は、下端部 1bの箇所に、該フラップ1を履物底100に一体連結させることができる固定 手段を含む。同様に、上方フラップ2は、下端部2bの箇所に、該上方フラップ 2を履物底100に一体連結させることができる固定手段を含む。図1に示す履 物底100は、衝撃緩和用の中間底100bが乗っている磨耗底100aを含み 、該フラップ1、2の固定手段(とりわけ、貼着型のもの)は該衝撃緩和用中間 底100bに上記フラップ1、2を固着できるようにする。この固定手段は、足 と接触して履物底100の上方を覆う快適性付与底部(コンフォート・ソール) 100d(とりわけ革製のもの)で覆われるようにするのが有利である。
【0020】 緊縛装置はまた、フラップ1、2の各々に配置される少なくとも1の固定具1 1、12を含む緊縛手段4から成る。この緊縛手段は、底部100に対して足部 を締め付けるために、2のフラップ1、2を接近できるようにする。図1に示さ れる該緊縛手段4は、固定具11、12を交互に連結する連結材30を含む平紐 式の緊締具であり、この固定具は、ここでは、フラップ1、2に固定され、かつ 、連結材30を滑動可能にすることによって、緊締具の応力を上記フラップ1、 2に伝達する平紐式方向転換部材である。緊縛手段4はまた、該固定手段(図示 せず)を含み、該固定手段は連結材30に取り付けられ、該連結材30内に引張 状態を保持できるようにする結節(とりわけ、ブロッカー)でよい。上方フラッ プ2の箇所に位置する固定具(錨着具)12、12aは重なり区域5内に位置す る。この重なり区域5は、緊縛装置が足の周りで閉じられるとき、フラップ1、 2の被覆により画成される。この重なり区域は、フラップ2の上端部2aから履 物底100の方向に延在する。さらに、下方フラップ1上に位置する固定具11 は、フラップ1上の重なり区域5の投影以外の所に位置する。したがって、異な る使用段階を通じて、該緊縛装置がどの位置にあっても(とりわけ、開状態ある いは閉状態の如何に係わらず)、上方フラップ2の端部2aは、下方フラップ1 上に位置する固定具11を覆うことはない。
【0021】 履物CH内に足を上手く保持するためには、フラップ1、2を足甲部の箇所に 配設して足のこの部分を締め付けるようにするのが有利であろう。同様に、フラ ップ1、2が中足骨/指骨関節の箇所に拡がらず、また上記関節の撓曲を阻害し ないようにするため、踝関節の箇所を占拠しないようにするのが好ましい。その 他の解決方法の一つは、フラップ1、2を上述した2の区域間に配置することに ある。この構造的配置構成は、足と踝関節との生物力学(バイオメカニック)を 考慮することによって、足の最大限の快適性を保証できるようにする。
【0022】 もちろん、踝関節の上方にある脚低部の箇所に該フラップを配置する構成は本 考案に従うものである。この場合、2のフラップはまた、脚部の後方で再び接合 され、かつ、とりわけ腓腹筋(ふくらはぎ)の箇所あるいは踝の後部箇所で互い に一体となる。
【0023】 本考案の第一の実施態様による断面図を示す図1Aにおいて、とりわけ上方フ ラップ2が下方フラップ1よりも更に大きな柔軟性を有するという点で、上方フ ラップ2は下方フラップ1と明確に区別される。このような柔軟性の偏りによっ て、とりわけ、基準となるフラップ(この場合には、より硬質のフラップ、すな わち下方フラップ1)を予め決定することができ、このフラップに対して装着者 の足が本考案の緊縛装置によって不動に固定されることになる。実際、固定具1 1、12を介して上記2のフラップ1、2に作用する緊縛手段4の作用により、 より柔軟な該上方フラップ2は下方フラップ1よりも一層大きく変形することに なる。それゆえ、上方フラップ2は足部に対して押し付けられるようになり、か つ、場合によっては、足部が該下方フラップ1に支承されるようになるまで、該 下方フラップ1へ向けて該足部を側方へ移動させる。
【0024】 さらに、該下方フラップ1の剛性は、緊縛装置4によって生じた、足に掛かる 押圧力をより良好に分散させることをも可能にする。実際、この緊縛手段4は、 公知の仕方で第一次の力F1を発生し、この力が2のフラップ1、2を接近させ 、かつ足を側方で安定させようとする。しかしながら、この第一次の力F1は、 その力F1に対して垂直で、かつ履物の底(100、100b)に足を押しつけ ようとする第二次の力を常に伴う。図1Aに示す断面図において、第一次の力F 1はほぼ水平であり、かつ履物CHを横断する方向に向いている。これに対して 、第二次の力F2はほぼ垂直であり、かつ下方へ向けられている。さらに、上方 フラップ2の箇所にある緊縛手段4は重なり区域5に局在しているので、これら 2の力(F1,F2)は下方フラップ1に直接押し当てられる。このようにして 、下方フラップ1の剛性は、該フラップ1の撓曲を可能にし、したがって第二次 の力F2によって誘発される下方への変形を制限することができる。この構造的 配置構成を尊重することにより、下方フラップ1に対する足Pの側方押圧力の保 持を得ることができるとともに、足の上部に対する不愉快な超過圧力を引き起こ すことがなくなる。実際、緊縛装置4の作用により、下方フラップが足の上部に 空隙部Vを残すか、あるいはまた、超過圧力を及ぼすことなしに足Pの上部を少 なくともより良好に削り取るようにして、下方フラップ1の剛性を有利に画定す ることができる。
【0025】 図1に示す好ましい実施態様において、上方フラップ2の柔軟性は、該フラッ プにくり抜き部24a、24bを設けることによって得られ、それにより、該フ ラップ2を柔軟にするとともに通気性を良くすることができる。この上方フラッ プ2は、履物底100に連通し、かつ該フラップ2に前方分岐部25を画成する 少なくとも1のくり抜き部24bを含むのが有利である。分岐部25は、足に良 好な側方保持をもたらすよう、中足骨/指骨関節の箇所で履物底100上に固定 される。上方フラップ2はまた、該フラップ2内に包まれたままになっている少 なくとも1のくり抜き部24aを含む。このくり抜き部24aは細長い形状を有 するのが良く、その主たる寸法は、足の上方稜部に垂直で、かつ、履物底100 に足の上方稜部を足甲部の箇所で連結する曲線D1、D2の方向にほぼ沿って方 向づけられている。同様に、くり抜き部24aは、上方フラップ2上に在る2の 固定点12、12aを通過する2の曲線D1,D2の方向の間に位置するのが有 利であろう。このようにして、連結材30によって該固定点12、12aに対し て加えられる保持力は、該くり抜き部24aが緊縛装置の強さを変更することな く、該履物底100に直接良好に伝達されるのである。
【0026】 上方フラップ2にくり抜き部24a,24bが在るため、該上方フラップ2を 柔軟にすることが可能となり、それゆえ、該上方フラップ2と下方フラップ1の ために同一の材料を使用することが可能となる。もちろん、これらのくり抜き部 24a,24bは、後程述べるように、とりわけ該上方フラップ2のために、よ り柔軟な、あるいは、より薄厚な材料を使用する場合のように、該フラップ2を 柔軟にすることができる他の方策と組み合わせてもよい。上方フラップ2が下方 フラップ1よりも大きな柔軟性を有する限り、該くり抜き部24a,24bを他 の手段と組み合わせて使用することは本考案の主旨に合致するものである。
【0027】 重ね合わせ区域5の端部箇所に位置する、履物CHの下方フラップ1の稜部1 aの箇所に、快適性付与部材を設けることもまた有利である。この快適性付与部 材は、該フラップ1の稜部1aの箇所に正確に位置決めされる裏地であってもよ く、あるいはまた、とりわけ、該フラップ1、2の下方に位置し、かつ、これら フラップ1、2の両側、または履物底100に接続される内靴(インナー・ブー ツ)であってもよい。図示されていないこの快適性付与部材は、とりわけ、ネオ プレンあるいは弾性を有する織布で製作することができる。
【0028】 図2に示す履物CHは、とりわけ歩行訓練のために用いられる、中程度の高さ の胴部Oを備えたスポーツ靴である。この履物CHは、胴部Oが乗っている靴底 100を含み、この靴胴部自体には本緊縛装置のフラップ1、2が乗っている。 該下方フラップ1ならびに上方フラップ2は胴部Oの外側に位置しているので、 これら両フラップは、緊縛手段4と共に、該履物CHに対して外部緊縛装置とな る。しかしながら、先に述べた実施態様に記載の緊縛装置に関連する考察が本実 施態様にもそのまま当てはまる。
【0029】 この種の履物では、胴部Oはフラップ1、2と足部Pとの間に配置させてある ので、通気は絶対に必要なものというわけではなく、下方フラップ1よりも上方 フラップ2を相対的に柔軟にするには、例えば、上方フラップ2について、該下 方フラップ1よりも薄い材料を使用することによって得られる。実際、同一の材 料に対しては、フラップ2の厚さが薄ければ薄いほど、上方フラップ2はさらに 柔軟になる。下方フラップ1より上方フラップ2が柔軟性を持つことによって生 ずる利点は、先の実施態様で述べた利点と同じである。
【0030】 図2に示す好ましい実施態様において、フラップ1、2上に位置決めされる緊 縛手段4は、同じく、踝関節の箇所で胴部O上に延在する。確かに、胴部Oは、 その2の側面Oa、Ob各々の上にほぼ対称的に配設され、かつ、フラップ1、 2上に配置した平紐部材の方向転換部11、12よりもより高く、かつより後方 に配設された少なくとも1の平紐部材用方向転換点43を含んでいる。このよう にして、平紐部材30は、足甲部の箇所に足を保持することにより、フラップ1 、2上に配置された固定具11、12内を通過し、次いで、結節等の固定手段3 1によって固定されるに先立ち、該方向転換点43内を通過する。同様に、フラ ップ1、2は、胴部Oと靴底100との間(場合によっては衝撃緩衝用底100 bの箇所)で、公知の要領にしたがって、靴底100に固定される。このように して、フラップ1、2が互いに接近して胴部Oの変形と完全な独立を保つことに より、締め付けはより効果的となる。
【0031】 足が非対称であるので、足甲部の箇所で足を合致させるために変形によって最 も大きな応力を受けるのは、側方部分(すなわち、外側)に配設されるフラップ である。さて、フラップ1、2は靴底100、100b上に固定されているので 、これらのフラップは蝶番のように枢動することができるが、撓曲の際にのみ変 形を受ける。このことが、硬質の下方フラップ1を履物CHの中央側(すなわち 、内側)に配設し、また軟質の上方フラップ2を履物CHの側面(すなわち外側 )に配設することの有利な理由である。
【0032】 もちろん、調査結果に応じて、フランス特許第2694167号明細書に詳述 されているような足の側面に配設されている、より硬質の下方フラップ1とは逆 の配置構成を採用してもよい。しかしながら、上記フランス特許明細書に詳しく 述べられているように下方フラップ1を固定手段(縫取りなど、上記フラップを 蝶番のように枢動を可能にする手段)によって胴部O上に固定するのも有利であ ろう。足の形態により良く適合させるために、この縫取り部を、足の最も大きな 湾曲がその外面に存在する箇所で、靴底100の頂部の上方に僅かばかり配置し てもよかろう。
【0033】 胴部Oは、外側にあるフラップ1、2によって、その力学的構造が補強されて いる。履物CHのこのような機械的特性の改善により、捩れ変形に対する履物の 持久力を改善することができる。この機械的特性の改善は、フラップ1、2の重 ね合わせ形状によりさらに強固なものとなる。すなわち、該フラップと履物底1 00とで、ほぼ閉じられ、かつ捩れ応力に対して非常に大きな耐久力をもった構 造体を創り出すのである。
【0034】 図3は上述した履物CHの一変形例を示している。この場合、履物は、本変形 例によってもたらされる諸要素を分かりやすくするために、緊縛装置が開いてお り、しかも緊縛手段が設けられていない状態で示される。上方フラップ2は裏返 した状態で示されている。
【0035】 この変形例において、上方フラップ2の柔軟性は、下方フラップ1に用いる材 料より柔軟な1種または複数種の材料を用いることによって得られる。非限定的 な例として、該下方フラップ1はプラスチック材料(とりわけ、ポリプロピレン 、ABS、ポリエチレン等を加熱成形したもの)で、厚さが0.5mmないし2 .5mmの材料を用いて製作される。これに対して、上方フラップ2は皮革ある いは織布で作られる。同じく、下方フラップ1を皮革材料で作る場合には、上方 フラップ2を織布で製作してもよい。
【0036】 下方フラップ1は、足部と踝関節の前方屈曲に際して、柔軟性がほとんど阻害 されないようにするため、ほぼ足の長手方向軸D上に位置する特定の改善措置を 含む。すなわち、下方フラップ1は、ほぼ足の長手方向軸Dに沿ってその上部分 に位置する切込み部15を含んでもよく、この切込み部が、踝部の撓曲に際して 、脛骨のために空間を保存する。同様に、履物CHは、切込み部15の箇所で履 装の快適性を改善するためにクッション材を充填した、快適性を付与する小舌状 部材32を備えると有利である。下方フラップ1はまた、足の長手方向軸Dに対 してほぼ垂直に(とりわけ、足甲部上に)配設される少なくとも1のくり抜き部 14を含む。前方撓曲に際して下方フラップ1に柔軟性を与えるこのくり抜き部 14は、該下方フラップ1の2の固定具11、12間に位置させるのが有利であ ろう。この構造的配置構成を考慮することにより、該くり抜き部14のほぼ上部 にある平紐部材の交差箇所を位置決めさせることができ、それにより、撓曲に際 して、平紐部材が該下方フラップ1の硬化を回避させる。
【0037】 図4は、踝関節と脚低部とを覆う、かなり高さのある胴部Oを備えた履物CH を示す。この履物CHは、より特定的には、ワンダーフォーゲル、パラグライデ ィング、氷上歩行の訓練を行うためのものであるが、インーライン・スケーティ ングや、アイススケートの練習を行うためのフレームを備えていてもよい。
【0038】 この履物CHは、歩行中に衝撃(とりわけ、岩石等に衝突して生じる衝撃)か ら履物を保護するために、該胴部Oに沿って垂直方向に上昇する保護用帯状部材 (バンド)100cが取り付けられている磨耗底100aを含む底部100を備 えている。下方フラップ1は履物CHの中間側に配置される。下方フラップ1と 上方フラップ2は、先にも述べたように、底部100に固定させてもよく、ある いは、縫取り部等の固定手段28bにより保護用バンド100cの内側に固定さ せてもよい。岩石に対する保護を完全にするため、該履物CHは、踝部と踵部と を優先的に取り囲み、かつ保護用帯状部材(バンド)100の上部で胴部Oに沿 って上方へ延在する踵革20を備えている。硬質材料あるいは半硬質材料(とり わけ、プラスチック製のもの)で作られるこの踵革20は、該踵革20の周囲に 沿って優先的に位置決めされる縫取り部28等の適宜な手段によって胴部Oに固 定される。
【0039】 図4に示す履物CHにおいて、下方フラップ1は、踵革20と一体で後方へ向 けて延在する。それゆえ、この下方フラップ1と踵革20は同一の部材のみを形 成する。下方フラップ1はまた、足甲部の上方稜部にほぼ平行な方向に沿って優 先的に延在し、かつ縫取り部28に縫い目28bを接続する縫い目28aを介し て胴部Oに固定される。このようにして、下方フラップ1は、縫い目28a、2 8bにより画定されるほぼ一定の幅にわたって胴部Oから切り離される。これに より、図2について先に説明したような高性能の緊縛が可能となる。
【0040】 さらに、緊縛手段4は、踵の周囲を締め付けることによって履物CH内に足を 強固に保持できるようにする踝関節の箇所にほぼ配設された平紐部材の方向転換 部41を介して、下方フラップ1を除き、履物CHの上方に延在する。そのうえ 、該下方フラップ1は、踝関節区域の箇所で胴部Oを有利に離脱させる、該平紐 部材の方向転換部材41用の補助くり抜き部29を含む。
【0041】 同じく、緊縛手段4は、カラー21上に配置されている平紐部材42の方向転 換部材42内を通過することによって、上方へ延びるのが有利である。該カラー 21は硬質で、リベット22等の連結手段を斜めにすることにより、踵革20上 に枢動可能に取り付けられ、また踝部を強固にするためのものである。
【0042】 図5は、クロスカントリー・スキーを実施するための履物CHを示し、またと りわけ、スケーティング技術を身につけるための非限定的な態様に関するもので ある。この履物CHは外側方から見た分解斜視図で、緊縛手段4の連結材は図示 を明確にするための配慮から表示を省略した。
【0043】 この実施態様において、履物は、とりわけ雪や寒さから足を保護するため、該 履物CHに対して内側緊縛装置を構成する下方フラップ1と上方フラップ2を覆 う。快適性を増すために、足は快適性付与用の外皮33の内部に配置され、かつ 該快適性付与用の外皮33の外側にあって、履物底100上に固定されるフラッ プ1および2によって保持される。快適性付与用の外皮33は取外し可能である か、あるいは、履物CHの取付け箇所に固定することができる。上記フラップ1 、2から成る緊縛装置は、上述した構造の詳細と合致する。
【0044】 履物CHはまた、踵部を囲み、かつ履物底100に固定されるとともに、該履 物CHの外側に配置される踵革20を備えている。この踵革20は縫い取り部3 4等の適宜な固定手段を含み、この固定手段により縫い目区域36aの箇所で快 適性付与用の内靴33に踵革20を固定可能にするとともに、縫い目区域36b の箇所で上方フラップ2に該踵革20を固定できるようにする。縫取り部34は また、上方フラップ2と、縫い目区域36bの箇所と、踵革20との間に挿入さ れる縫い目区域36cの箇所に、胴部Oを保持する。この挿入保持は、該上方フ ラップ2の縫い目区域36bの箇所で実現される。
【0045】 スケーティング動作を行っている間、該履物CHは、一方では、スキーを側方 に案内する働きをするが、また他方では、脚部を前方へ押し出す段階中に、スキ ー板を持ち上げる働きをもする。また、スキー板の重さが足の上部によって受け 止められる。さて、足甲部の箇所において、足の上部は、その側方(つまり、外 側)において極めて敏感である。このことが、スキー板の重さを受け止め可能に する剛直な支承面を構成するために、下方フラップ1を足の内側に配置させるの が有利であるとともに、柔軟な上方フラップ2を足部の快適性確保のため側方に 配置させる理由である。
【0046】 図6は、クロスカントリー・スキーを実施する(とりわけ、スケーティング技 術を習得する)ための履物を示す。この履物CHはまた、平板上に固定されるか 、あるいは、インーライン・スケーティングおよびアイス・スケーティングの実 施を目的として該平板上にヒンジ連結により取り付けられる。この一変形実施態 様が図5と異なる主な点は、踵革20と下方フラップ1とが2の別個の部材から 成るのではなく、本図で保持部材50により示されるような単一部材で構成され ることにある。
【0047】 実際、該下方フラップ1は該踵革20と一体化することにより連続して後方へ 延在する。しかしながら、この下方フラップ1は、上方フラップ2で該履物CH の内部緊縛装置を形成するよう、胴部Oの下部に配置され、かつ該踵革20は履 物CHの外側に留まる。このような結果を得るため、胴部Oは、縫い目区域36 dの箇所で、該下方フラップ1の外側に該胴部Oを固定する縫い取り部34a等 の適宜な固定手段を含む。同様に、踵革20は、該踵革20を履物CHの外側に 固定する固定する縫取り部34等の適宜な固定手段を、縫い目区域36aの箇所 に有する。該踵革20は、ここでは、縫取り部34によって快適性付与用の内靴 (インナーブーツ)33に固定される。一旦、履物CHが組み立てられると、縫 取り部34と34aは有利に一直線上に揃えられる。
【0048】 さらに、保持部材50は、縫い目区域36dの近傍で、厚さが変化し、踵革2 0を画成できるようにする。その厚さは下方フラップ1の厚さより厚い。踵革2 0の厚さは、胴部Oの厚さに付加された縫い目区域36dの箇所で、フラップ1 の厚さとほぼ同じである。したがって、該縫い目区域36dの箇所で、胴部Oは 踵革20と同じ高さになり、それゆえ、該履物CHは、この箇所に、係留点(と りわけ、スポーツの実施中に使用者にとって危険を生じる恐れのある2の靴の間 にある係留点)を有しない。該保持部材50は、下方稜部71から履物CHの内 部へ向けてほぼ水平に延在する折り返し部70を含むのが有利である。この折返 し部は、縫取り部あるいは接着部など、公知の手段によって該保持部材50を履 物底100に容易に固定する。
【0049】 図7は、本考案による下方フラップ1の箇所における履物CHの横断面を示す 図である。本図に示される実施態様において、上方フラップ2は履物CHの胴部 Oと一体の部分を成し、また、下方フラップ1は胴部Oの内側に配置される。そ れゆえ、本考案による装置は、内側半緊縛部(すなわち、唯一のフラップで形成 される内側緊縛部)を実現する。該履物CHは足部と接触するための快適性付与 用内靴33を含み、この内靴上に下方フラップ1が乗る。該下方フラップ1は、 適宜な閉鎖手段35、とりわけスライドファスナー型の閉鎖手段を含む胴部Oに より覆われている。該胴部O、下方フラップ1、および、場合により快適性付与 用内靴33は、取付け用靴底100eを用いるなど、公知の方法によって靴底1 00に固定される。例えば、部材O、1、33を取付け用底部100eに固定し たのち、組立体全体を靴底100に固定する。
【0050】 図示をより明確にするため連結材なしで表された緊縛手段4は、下方フラップ 1の上部に固定される少なくとも1の錨着部(固定部)11と、上方フラップ2 の内面3に固定される少なくとも1の錨着具12を含み、上記内面3は下方フラ ップ1に相対している。同様に、錨着具12は、緊縛手段4を締め付ける段階で 不快感を生じさせないよう、下方フラップ1の真上に配設される。さらに、下方 フラップ1の剛性により、下方フラップ1は、胴部Oとその閉鎖手段35を介し て、上記フラップ1に対して押し当てられている錨着具12を表す硬点を分散す ることができる。しかしながら、錨着具12は、厚みが薄く、かつ縫取り部51 によって胴部Oに有利に固定できるようにするため、帯状部材であるのが良い。
【0051】 図8は、上述した実施態様の一変形例を示す横断面図である。上方フラップ2 は、常に、履物CHの胴部Oの一体部分を成すが、下方フラップ1は、単一のフ ラップと共に、外側半緊縛部(すなわち、外側緊縛部)を構成するように、該胴 部に対して外側にある。該胴部Oと下方フラップ1は、公知のように、また上述 したようにして、履物底100に固定されている。しかしながら、(結合材の図 示を省略してある)緊縛手段73の錨着具12は上方フラップ2の上部に配置さ れている。フラップ1の下部に配置されている胴部Oの部分は、該フラップ1の 稜部1aの接触から足部を保護できるようにし、かつ上方フラップ2を含む胴部 Oの他の部分74に接続する折返し部52を含む。錨着具12の側方に位置する 折返し部52とフラップ2間の接続箇所は、とりわけ、胴部Oの2の厚み部分を 横切るのが有利である錨着具12の固定手段51により保持される胴部Oの強い カーブによって実現できる。このような構造的配置構成を考慮することによって 、雨水あるいは雪など、外部からの攻撃に曝される靴胴部Oの密閉性を良好に確 保することができる。
【0052】 図9に示す履物CHは、とりわけ、また非限定的に、オフロード・サイクリン グを実施する時に用いる靴である。本考案による靴CHは自転車のペダルとうま く共働して、ペダルを上方へ引っぱることにより、ペダルを踏む圧力を最適にす る。ペダルが靴底100に引っ掛けられると、足の引張応力は足の上部に(とり わけ、足甲部の箇所に)伝えられる。特に、足の上部に位置する下方フラップ1 の剛性はまた、履物CHの胴部Oの上方へ向かう変形を制限することもできる。 このようにして、下方フラップ1はまた、足の上部に対する引張応力を分散する 役目をもする。
【0053】 図9に示す好ましい実施態様において、下方フラップ1は足甲部と足の中間側 部上に位置する。上方フラップ2は、緊縛手段4によって下方フラップ1に接近 する。該緊縛手段は下方フラップ1に押し当てられる幅を有するベルト60を含 むのが好ましい。このベルト60は、その両端部において、下方フラップ1に、 あるいは靴胴部Oに、あるいはまた、該履物CHの中間側部に明確な2点を有す る靴底100に固定され、かつ重なり区域5の箇所で上方フラップ2上に支承さ れる方向転換部61を通過する。該方向転換部61は、上方フラップ2に固定さ れるバックル62等の閉鎖および/または調節装置に連結される。
【0054】 もちろん、緊縛手段4は異なる型式のものでよく、また、とりわけ、しかも非 限定的に、上方フラップ2に直接固定される折返し部を含んでいてもよい。この 場合、調節兼閉鎖機能は、例えば、履物の中間側面にある、ベルト60の両端部 の一方の係留区域内で、該ベルト60に移される。
【0055】 図9はまた、上方フラップ2の構造の一変形例をも示す。この上方フラップ2 は、唯一の保持部材75を形成するために、踵革20を組み込むことによって後 方へ延在する。該踵革20は、ほぼその周囲の一部分に沿って延在し、かつ上方 フラップ2の部分を該踵革20の一部分から分離する縫取り部76aを介して伸 び出ている縫取り部76等の適宜な手段により胴部Oの外部に固定される。この ようにして、上方フラップ2は、履物のより良好な緊縛を確保するために、その 基部と縫取り部76aを介してのみ、胴部Oに固定される。さらに、該保持部材 75が、ただ一種の材料(例えば、熱可塑性材料)のみで製作される場合には、 該上方フラップ2の柔軟性は、少なくとも1のくり抜き部63により有利に得る ことができる。上方フラップ2を貫通するか、あるいはまた、その厚さを減少さ せるこのくり抜き部63は、足首部の上方稜部Eにほぼ平行な一方向Cに沿って 方向づけられる。この方向は、足を包み込むために該上方フラップ2の最適な撓 曲軸にほぼ対応する。
【0056】 該下方フラップ1と比べた該上方フラップ2の柔軟性は、下方フラップ1より 僅かな幅の上方フラップ2によって得ることができる。例えば、フラップ1、2 と踵革20は同じ材料によって製作してもよく、また場合によっては、踵部を囲 み、かつ足首部の側部と上部とを覆うことによって、胴部Oに沿って前方へ延在 する単一の材料のみで構成してもよい。
【0057】 また、緊縛装置は、補助的な緊縛手段64によっても完成させることができる 。図9において、このような補助的な緊縛手段は、本考案の緊縛装置から独立し ており、また自己密着型であり、かつ足の中足骨/指骨関節の箇所で足の上部に 位置している。
【0058】 もちろん、本考案は、単なる例として以上で述べてきた実施態様に限定される ものではなく、これらの構成態様とそれらの変形例のあらゆる組合せ(とりわけ 、各種実施態様において述べた下方フラップおよび上方フラップに関連する構成 例)を包含するものであり、また、あらゆる同様の、あるいは同等の実施態様を 包含するものである。
【0059】 また、本考案は以上に記載した緊縛装置を備えた靴に関するものでもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第一の実施態様による緊縛装置を備
えたサンダルを示す前方斜視図である。
【図1A】 図1の切断線D1の方向に沿って見たサン
ダルの概略横断面図である。
【図2】 閉じ位置にある緊縛装置を備えた、第二の実
施態様によるスポーツ靴を示す前方斜視図である。
【図3】 緊縛装置が開位置にある、第二の実施態様の
第一変形例によるスポーツ靴を示す前方斜視図である。
【図4】 本考案の第二の実施態様の第二変形例による
緊縛装置を備えた登山靴を示す側面図である。
【図5】 本考案の第三の実施態様による緊縛装置を備
えたクロスカントリー・スキー用の靴を示す前方分解斜
視図である。
【図6】 本考案の第三の実施態様の一変形例による緊
縛装置を備えたクロスカントリー・スキー用の靴を示す
前方分解斜視図である。
【図7】 本考案による第四の実施態様による緊縛装置
を備えたスポーツ靴を、緊縛装置の箇所で切断して見た
概略横断面図である。
【図8】 本考案による第四の実施態様による緊縛装置
を備えたスポーツ靴を、緊縛装置の箇所で切断して見た
概略横断面図である。
【図9】 本考案による第二の実施態様の第三変形例の
緊縛装置を備えたサイクリング用の靴を示す概略側面図
である。
【符号の説明】
1 下方フラップ 2 上方フラップ 4 緊縛手段 5 重なり区域 20 踵革 24a くり抜き部 24b くり抜き部 100 靴底 CH 履物 O 靴胴部

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方フラップ(1)と、前記下方フラッ
    プ(1)を部分的に覆う重なり区域(5)を含む上方フ
    ラップ(2)と、前記両フラップ(1、2)の各々に位
    置する少なくとも1の固定具(11、12)を含む緊縛
    手段(4)から成る、底部(100)を含む履物(C
    H)に装着するための緊縛装置であって、前記上方フラ
    ップ(2)が前記下方フラップ(1)よりも著しく柔軟
    であることを特徴とする履物用緊縛装置。
  2. 【請求項2】 前記上方フラップ(2)が、前記下方フ
    ラップ(1)の材料よりも柔軟な材料(x)で作られる
    ことを特徴とする請求項1による緊縛装置。
  3. 【請求項3】 前記上方フラップ(2)が、前記下方フ
    ラップ(1)よりも厚さが薄いことを特徴とする請求項
    1または2による緊縛装置。
  4. 【請求項4】 前記上方フラップ(2)が、該上方フラ
    ップ(2)を柔軟にするとともに、通気性を良好にする
    くり抜き部(24a、24b)を含むことを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1による緊縛装置。
  5. 【請求項5】 前記固定具(12)が、前記上方フラッ
    プ(2)の箇所で、前記重なり区域(5)内に位置する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1による
    緊縛装置。
  6. 【請求項6】 前記下方フラップ(1)が、踵部の踵革
    (20)を設けることにより後方へ延在することを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれか1による緊縛装置。
  7. 【請求項7】 前記履物(CH)が1の胴部(O)を含
    むこと、および前記下方フラップ(1)と前記上方フラ
    ップ(2)とが前記胴部(O)の内部に位置し、それに
    よって該履物(CH)に対する内部緊縛具を構成するこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1による緊
    縛装置。
  8. 【請求項8】 前記履物(CH)が1の胴部(O)を含
    むこと、および前記上方フラップ(2)が前記胴部
    (O)と一体部分を成すことを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれか1による緊縛装置。
  9. 【請求項9】 前記下方フラップ(1)が、靴底(10
    0)に対して該下方フラップ(1)を一体連結させ得る
    固定手段を含むことを特特とする請求項1ないし8のい
    ずれか1による緊縛装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1による
    緊縛装置を備えた履物(CH)。
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