JP3083090U - 自転車取り付けモ−タの電源開閉機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存の自転車に補助動力として、モ−タを取
り付けた時のモ−タの電源の開閉を自動にて選択する。 【構成】 チェ−ンホイ−ル１とスプロケット７間のチ
ェ−ン３の弛みをロ−ラギア８、スプリング１１等で検
出し、モ−タ６の電源を開閉する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は，自転車の補助動力として取り付けたモ−タの電源の開閉のタイミ ングを知るペダルの踏み込み力を検出する方策に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より自転車のハブ内に組み込まれた物はあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）モ−タがハブ内に組み込まれているので比較的高価であった。 （ロ）現在使用中の自転車には組み込めない。 考案は，以上の欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

自転車のフレ−ム２に取り付けた支柱４にロ−ラギヤ８、ア−ム９、スプリン グ１１、ネジナット１２、スイッチＡ１３を取り付けてチェ−ンホイ−ル１とス プロケット６間のチェ−ン３の張り具合を検出することを特徴とする。

【０００５】

【作用】

自転車走行時にペダルを踏み込んでいない時は、チェ−ンホイ−ル１とスプロ ケット６間のチェ−ン３はチェ−ン３’の如きに弛むので、スイッチＡ１３は開 いた状態になりモ−タ７は停止する。 ペダルを踏み込んで、チェ−ン３’がスプリング１１にて生ずるロ−ラギヤ８ の押圧に逆らって張ると、ロ−ラギヤ８は押し上げられるのでスイッチＡ１３は 閉じてモ−タ７は回転する。

【０００６】

【実施例】 以下，本考案の実施例をのべる。 （イ）自転車のフレ−ム２に支柱４とモ−タ７を取り付ける。 （ロ）モ−タ７の回転軸には自転車のハブ（スプロケット）５と同一機能を有す るスプロケット６が取り付けられている。従って、モ−タ７の電源が切られた状 態にてペダルを回転させた時、スプロケット６は矢印方向へ回転するがモ−タ７ は回転しない。 （ハ）支柱４には支点１０に対して回転するア−ム９が取り付けられ、その一端 にはロ−ラギヤ８が取り付けられその他端にてスイッチＡ１３の可動片が取り付 けられている。 （ニ）スイッチＡ１３の固定接片部は支柱４上に取り付けられているが、支柱４ に対する位置は調整出来る。 （ホ）支柱４とア−ム９の間にはスプリング１１が取り付けられ、ロ−ラギヤ８ を介してチェ−ン３に適度の押圧を加えており、その力はネジナット１２で調整 する。 （ヘ）モ−タ電源１６を手動にて開閉するスイッチＢ１４と急ブレ−キ時の保護 用スイッチＣ１５、リレ−１７、電池１６及びスイッチＡ１３、モ−タ７にて電 気回路を構成する。 （ト）スイッチＢ１４、スイッチＣ１５が閉じた状態で、ペダルの踏力が弱くチ ェ−ン３に対するロ−ラギヤ８の押力が勝るときは、スイッチＡ１３は開いたま まのためモ−タ７は停止し、スプロケット６はチェ−ン３に連れて回転する。ペ ダルを踏み込んでチェ−ン３の張力がスプリング１１にて生ずるロ−ラギヤ８の チェ−ン３に対する押圧より勝るとロ−ラギヤ８が押上げられてスイッチＡ１３ が閉じモ−タ７は回転し、スプロケット６を介してチェ−ン３を引っ張る。 （チ）スイッチＡ１３の代わりに、ア−ム９にア−ムの歪みを測定する歪率測定 回路を組み込む方法もある。

【０００７】

【考案の効果】

現在使用中の自転車に安価にモ−タを取り付けて補助動力とする事が出来且つ 電源が切られた状態でも踏力はほとんど同じで走行出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の機能ブロック

【符号の説明】

１ チェ−ンホイ−ル ２ フレ−ム ３ チェ−ン ３’ チェ−ンが弛んだ位置 ４ 支柱 ５ ハブ（スプロケット） ６ スプロケット ７ モ−タ ８ ロ−ラギヤ ９ ア−ム １０ 支点 １１ スプリング １２ ネジナット １３ スイッチＡ １４ スイッチＢ １５ スイッチＣ １６ 電池 １７ リレ−

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自転車に取り付けたモ−タ７とチェ−ン
   ３の弛みの有無を検知する機構部８〜１３とを組み合わ
   せ、モ−タ７の電源１６を自動開閉する事を特徴とする
   機構。