JP3082938U - 脱着容易なおむつ - Google Patents
脱着容易なおむつInfo
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- JP3082938U JP3082938U JP2001004138U JP2001004138U JP3082938U JP 3082938 U JP3082938 U JP 3082938U JP 2001004138 U JP2001004138 U JP 2001004138U JP 2001004138 U JP2001004138 U JP 2001004138U JP 3082938 U JP3082938 U JP 3082938U
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- diaper
- attached
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- crotch
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者が立ったまま足を通さずに一人でおむ
つの脱着を行え、容易に排泄物の処理を行うことができ
る病人、老人又は幼児が使用するのに好適である脱着容
易なおむつを得る。 【解決手段】 おむつの後身頃の左右側縁部のいずれか
一方を膨出させて腹回部を形成し、該腹回部と他方の後
身頃縁部とを結合部材により着脱可能に取付けると共
に、前記後身頃から股下を通る股下部を延出させて前身
頃を形成し、該前身頃と前記腹回部とを結合部材により
開閉可能に取付けてなることを特徴とする脱着容易なお
むつ。
つの脱着を行え、容易に排泄物の処理を行うことができ
る病人、老人又は幼児が使用するのに好適である脱着容
易なおむつを得る。 【解決手段】 おむつの後身頃の左右側縁部のいずれか
一方を膨出させて腹回部を形成し、該腹回部と他方の後
身頃縁部とを結合部材により着脱可能に取付けると共
に、前記後身頃から股下を通る股下部を延出させて前身
頃を形成し、該前身頃と前記腹回部とを結合部材により
開閉可能に取付けてなることを特徴とする脱着容易なお
むつ。
Description
【0001】
本考案は、使用者が立ったまま足を通さずに一人でおむつの脱着を行え、容易 に排泄物の処理を行うことができる病人、老人又は幼児が使用するのに好適であ る脱着容易なおむつに関する。
【0002】
近年、洗濯が不要で取扱いの容易な紙おむつが病人、老人、幼児などに多用さ れている。このような紙おむつとしては、例えば、図5に示したような前身頃2 3と後身頃22とを着脱可能に連結するテープファスナ21が前記後身頃の側縁 から外側方へ延出してなる使い捨て紙おむつ20が提案されている。このような 開放型の使い捨ておむつ20においては、前後身頃いずれか一方の側縁から側方 へ延出するテープファスナ21を設け、このファスナ21により前後身頃を着脱 可能に連結している。
【0003】 このようなファスナとしては、例えば、後身頃の側縁に一端を固着したテープ に粘着部を設け、この粘着部を前身頃の裏面シートに貼着するようにしたものや 、そのテープにフック部材又はループ部材のいずれか一方を設け、前身頃の裏面 シートには該部材の他方を設けてこれら両部材を貼着するようにしたものが提案 されている。
【0004】 しかしながら、上記のようなおむつでは、その構造上、おむつをはく時には、 ズボンや下着を脱いで横になった状態ではかせなければならず、一人で着用する ことが極めて困難であった。また、通常、おむつをはずすときにはつなぎ目を破 って取り外しており、再度着用することができず、無駄が多かった。更に、排泄 物をしたか否かを幼児や痴呆症で介護が必要な老人は教えてくれないので、介護 者や親が随時確認しなければならず、手間がかかっていた。また、幼児や痴呆症 で介護が必要な老人はおむつを取り替える時、じっとしていないので取り替える のに一苦労であり、親や介護者の負担が大きかった。
【0005】
本考案は、このような状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達 成することを課題とする。 即ち、本考案は、使用者が立ったまま足を通さずに一人でおむつの脱着を行う ことができ、介護者や親の負担が軽減し得る病人、老人又は幼児が使用するのに 好適である脱着容易なおむつを提供することを目的とする。
【0006】
本考案は、前記課題を解決するため、下記の脱着容易なおむつを提供する。
【0007】 請求項1の考案は、おむつの後身頃の左右側縁部のいずれか一方を膨出させて 腹回部を形成し、該腹回部と他方の後身頃縁部とを結合部材により着脱可能に取 付けると共に、前記後身頃から股下を通る股下部を延出させて前身頃を形成し、 該前身頃と前記腹回部とを結合部材により開閉可能に取付けてなることを特徴と する脱着容易なおむつである。
【0008】 請求項2の考案は、前記結合部材が面ファスナであり、該面ファスナを前記後 身頃及び前身頃と接する側の前記腹回部の全面に取付けることにより、おむつの 寸法を調節可能とした請求項1記載の脱着容易なおむつである。
【0009】 請求項3の考案は、前記股下部に内蔵された水分吸収体中に脱臭剤、殺菌剤、 抗菌剤、又は芳香剤を添加した請求項1又は2記載の脱着容易なおむつである。
【0010】 請求項4の考案は、使い捨てタイプの紙おむつ、又は繰り返し使えるタイプの 布おむつのいずれにも適用することができる請求項1乃至3のいずれか1項記載 の脱着容易なおむつである。
【0011】 請求項5の考案は、使用者が立ったまま足を通さずに一人でおむつの脱着を行 える請求項1乃至4のいずれか1項記載の脱着容易なおむつである。
【0012】 本考案によれば、おむつの後身頃の左右側縁部のいずれか一方を膨出させて腹 回部を形成し、該腹回部と他方の後身頃縁部とを結合部材により着脱可能に取付 けると共に、前記後身頃から股下を通る股下部を延出させて前身頃を形成し、該 前身頃と前記腹回部とを結合部材により開閉可能に取付けることにより、使用者 が立ったまま足を通さずに一人でおむつの脱着を行えるので従来のおむつに比べ て利便性が大幅に向上したものである。
【0013】 また、本考案の脱着容易なおむつは、着用するだけでなく、はずすことも容易 であり、また、再度着用することができ、排泄物をしたか否かを容易に随時確認 することができ、親や介護者の負担を軽減することができる。
【0014】 更に、本考案の脱着容易なおむつは、結合部材(面ファスナ)を腹回部の後身 頃及び前身頃と接する側の全面に取付けることにより、使用者の大きさ、体型に 合わせておむつの寸法を適宜調節することができるものである。
【0015】 また、上記特徴を備えた本考案に係る脱着容易なおむつは、使い捨てタイプの 紙おむつ、又は繰り返し使えるタイプの布おむつのいずれにも適用することがで き、利便性及び経済性にも優れたものである。
【0016】
以下、本考案の一実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案の一実施例に係るおむつの斜視図、図2,3は、おむつの概略 展開図をそれぞれ示す。この場合、本考案に係るおむつ10は、使い捨てタイプ の紙おむつが好適であるが、特に制限されず、繰り返し使えるタイプの布おむつ であっても構わない。
【0017】 前記おむつ10は、後身頃1の左右側縁部のいずれか一方を膨出させて腹回部 2を形成し、該腹回部2と他方の後身頃縁部とを結合部材(特に面ファスナが好 ましい)5により着脱可能に取付けると共に、前記後身頃1から股下を通る股下 部3を延出させて前身頃4を形成し、該前身頃4と前記腹回部2とを結合部材( 特に面ファスナが好ましい)5により開閉可能に取付け、パンツ状に組み立てら れたものである。これにより、使用者が立ったまま足を通さずに一人でもおむつ の脱着を行える。また、介護者や親がいつでも排泄物の有無を容易に確認するこ とができるものである。
【0018】 この場合、腹回部2の全面と、他方の後身頃縁部とが接する面には、それぞれ 結合部材(特に面ファスナが好ましい)5,5により着脱可能に取付けられてい る。また、股下部3の先端部3a(前身頃4)と、前記腹回部2の前身頃と接す る側の全面には、それぞれ結合部材(特に面ファスナが好ましい)5,5により 着脱可能に取付けられている。このように、腹回部2の後身頃1及び前身頃4と 接する側の全面に結合部材5を取付けることにより、使用者の大きさ、体型に応 じておむつの寸法を適宜調節することができる。
【0019】 なお、前記結合部材5は、着脱可能に取付けることができるものであれば特に 制限されるものではなく、例えば、面ファスナ、固着したテープに粘着部を設け 、この粘着部を前身頃の裏面シートに貼着するようにしたもの、テープにフック 部材又はループ部材のいずれか一方を設け、前身頃の裏面シートには該部材の他 方を設けてこれら両部材を貼着するようにしたものなどを適宜用いることができ るが、これらの中でも面ファスナが好ましい。
【0020】 前記後身頃、前身頃及び股下部を構成する素材としては、特に制限されず、従 来の紙おむつや布おむつと同様の肌触りのよい素材を用いることが好ましい。な お。紙おむつの最外層には防水加工が施されていることが好ましい。
【0021】 また、前身頃4及び後身頃1の腰回りに位置する部分、脚回り部分には、ゴム 等の弾性部材を伸張下に貼着し、ギャザーが形成されており、フィット感の向上 とズレの防止が図られている。
【0022】 前記股下部3には、水分吸収体が内蔵されており、この水分吸収体中には水分 吸収樹脂以外にも、脱臭剤、殺菌剤、抗菌剤、芳香剤などの有効成分を適宜添加 することが衛生面、及び使用感を向上させる観点から好ましい。有効成分として は、備長炭,白炭,黒炭等の木炭、活性炭、緑茶、ウーロン茶、タマリンドハス ク、ウラジロガシ、イチョウ、シソ、コショウ、ショウキョウ、チョウジ、キョ ウニン、メース、セージ、カキ葉、ソウハクヒ、トウガラシ、ロジン、エラグ酸 、クロロフィリン誘導体、メントール、ペパーミントなどが挙げられる。
【0023】 本考案のおむつの着用は、使用者が洋服及び下着を下げた状態又は脱いだ状態 で、図2に示したようにおむつの面ファスナ5,5を外し、立ったままの使用者 に対して、図2中矢印で示した方向に腹回部2を回し込み、他方の後身頃の縁部 と面ファスナー5,5で係合させる。次に、図3中矢印で示したように、股下部 3の先端部3a(前身頃4)を腹回部2と面ファスナ5,5により係合させるこ とにより、図1に示したようなパンツ状のおむつ10に組み立てることができる 。
【0024】 また、図4は、本考案の別の実施態様に係るおむつを示す斜視図であり、この おむつ10では、腹回部2の先端部2aと、他方の後身頃縁部とが接する面とは 、それぞれ結合部材(特に面ファスナが好ましい)5,5により着脱可能に取付 けられている。また、股下部3の先端部3a(前身頃4)と、前記腹回部2とが 接する側の全面には、それぞれ結合部材(特に面ファスナが好ましい)5,5に より着脱可能に取付けられている。 この図4に示したおむつにおいても、腹回部2の前身頃4と接する側の全面に 結合部材5を取付けているので、使用者の大きさ、体型に応じておむつの寸法を 適宜調節することができる。
【0025】 このように、本考案の脱着容易なおむつによれば、使用者が立ったまま足を通 さずに一人でおむつの脱着を容易に行うことができる。また、親や介護者が排泄 物の有無を容易に確認することができ、親や介護者の負担を軽減することができ る。
【0026】 本考案のおむつは、特に制限されず、幼児用、大人用、介護用、老人用等に幅 広く使用することができるものであるが、特に、比較的健康で自ら立って歩くこ とができる老人や成人が、下着感覚で使用することができ、失禁するおそれのあ る老人や病人等が通院や外出、旅行などに際して安心して使用することができる ものである。また、布製のタイプのおむつでは怪我をした病人などが使用する場 合に、洗濯により繰り返して使用でき、経済性の観点から好適である。
【0027】 以上、本考案の脱着容易なおむつの一実施形態について詳細に説明したが、本 考案は、前記実施の形態に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変 更しても差し支えない。
【0028】
本考案によれば、おむつの後身頃の左右側縁部のいずれか一方を膨出させて腹 回部を形成し、該腹回部と他方の後身頃縁部とを結合部材により着脱可能に取付 けると共に、前記後身頃から股下を通る股下部を延出させて前身頃を形成し、該 前身頃と前記腹回部とを結合部材により開閉可能に取付けることにより、使用者 が立ったまま足を通さずに一人でおむつの脱着を行えるので従来のおむつに比べ て利便性が向上するものである。
【0029】 また、本考案のおむつは、着用するだけでなく、はずすことも容易であり、ま た、排泄物をしたか否かを容易に随時確認することができ、親や介護者の負担を 軽減することができるという効果がある。
【0030】 また、本考案の脱着容易なおむつは、結合部材(面ファスナ)を腹回部の後身 頃及び前身頃と接する側の全面に取付けることにより、使用者の大きさ、体型に 応じておむつの寸法を適宜調節することができ、利便性が向上するという効果が ある。
【0031】 また、本考案に係る脱着容易なおむつは、使い捨てタイプの紙おむつ、又は繰 り返し使えるタイプの布おむつのいずれにも適用することができ、利便性、経済 性にも優れたものである。
【図1】本考案の一実施態様に係る脱着容易なおむつを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】同別の脱着容易なおむつを示す概略展開図であ
る。
る。
【図3】同別の脱着容易なおむつを示す概略展開図であ
る。
る。
【図4】本考案の別の実施態様に係る脱着容易なおむつ
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】従来のおむつを示す斜視図である。
1 後身頃 2 腹回部 3 股下部 4 前身頃 5 結合部材(面ファスナ) 10 おむつ
Claims (5)
- 【請求項1】 おむつの後身頃の左右側縁部のいずれか
一方を膨出させて腹回部を形成し、該腹回部と他方の後
身頃縁部とを結合部材により着脱可能に取付けると共
に、前記後身頃から股下を通る股下部を延出させて前身
頃を形成し、該前身頃と前記腹回部とを結合部材により
開閉可能に取付けてなることを特徴とする脱着容易なお
むつ。 - 【請求項2】 前記結合部材が面ファスナであり、該面
ファスナを前記後身頃及び前身頃と接する側の前記腹回
部の全面に取付けることにより、おむつの寸法を調節可
能とした請求項1記載の脱着容易なおむつ。 - 【請求項3】 前記股下部に内蔵された水分吸収体中に
脱臭剤、殺菌剤、抗菌剤、又は芳香剤を添加した請求項
1又は2記載の脱着容易なおむつ。 - 【請求項4】 使い捨てタイプの紙おむつ、又は繰り返
し使えるタイプの布おむつのいずれにも適用することが
できる請求項1乃至3のいずれか1項記載の脱着容易な
おむつ。 - 【請求項5】 使用者が立ったまま足を通さずに一人で
おむつの脱着を行える請求項1乃至4のいずれか1項記
載の脱着容易なおむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004138U JP3082938U (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 脱着容易なおむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004138U JP3082938U (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 脱着容易なおむつ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3082938U true JP3082938U (ja) | 2002-01-11 |
Family
ID=43234462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001004138U Expired - Fee Related JP3082938U (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 脱着容易なおむつ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3082938U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013255836A (ja) * | 2013-09-02 | 2013-12-26 | Kao Corp | β−グルクロニダーゼ阻害剤 |
JP2017118967A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
CN108883006A (zh) * | 2015-12-28 | 2018-11-23 | 尤妮佳股份有限公司 | 吸收性制品 |
KR20190066515A (ko) * | 2017-12-05 | 2019-06-13 | 백종원 | 치매환자용 기저귀 |
-
2001
- 2001-06-25 JP JP2001004138U patent/JP3082938U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108883006A (zh) * | 2015-12-28 | 2018-11-23 | 尤妮佳股份有限公司 | 吸收性制品 |
US10799397B2 (en) | 2015-12-28 | 2020-10-13 | Unicharm Corporation | Absorbent article |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |