JP3082709U - 食品加熱装置 - Google Patents

食品加熱装置

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裕次 池内
清晃 池内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の技術を有効利用し、加熱源には、一般
的な熱源である蒸気を利用し、十分な加熱時間を得るた
めのコンベアベルト長をできる限り長く採りながら装置
の設置場所を小さくし、構造的に熱効率の高くする食品
加熱装置を提供する。 【解決手段】 傾斜する搬送コンベア1をカバーで覆
い、下位ドラム付近に、コンベアベルト3のシート状食
品を供給するカバー5の開放部6を設け、カバー5内
に、コンベアベルト上のシート状食品を加熱する加熱手
段7を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カニ風味蒲鉾等の製造ラインにおいて、成型されたシート状食品を コンベアベルト上で搬送する間に加熱する食品加熱装置に関するものであり、さ らに詳しくは、コンベアベルトの上位搬送面と戻り側の下位搬送面の両方を利用 してコンベアベルト上に供給されたシート状食品を加熱する食品加熱装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ステンレスベルトや金属製スラットコンベア上にペースト状の原料 をシート状に連続して押し出し成型し、コンベア上を搬送中に加熱し、シート状 食品を加熱することが広く行なわれている。
【0003】 ここでの加熱方式としては、蒸気やガスバーナー、また、蒸気とガスバーナー の組み合わせによるものがほとんどである。
【0004】 また、シート状食品(原料)の粘着性に着目し、装置の小型化を目指してコン ベアベルトの搬送面を最大限に使って食品を加熱をするために、コンベアベルト の上位搬送面だけでなく、コンベアベルトの下位搬送面(戻り側)も使用し、両 面に加熱装置を取り付ける試みもなされている。
【0005】 さらに、装置を小型化する目的から、大径のドラムプーリを製作し、プーリー 内外部からその円周面に粘着状態にある食品を加熱する方法も試みられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記する従来の食品加熱装置で、コンベアベルト上を搬送中にシー ト状食品の加熱を行なう構成のものは、装置の全長が10数メートルにもなり、 食品の加熱に使われずに装置から逃げる熱量もかなり多いものであった。
【0007】 また、コンベアベルトの上位搬送面だけでなく、コンベアベルトの下位搬送面 (戻り側)も使用するように、両面に加熱装置を取り付けた構成のものは、原料 の配合やその他の理由で、コンベアベルトの下位搬送面での加熱中にシート状食 品が剥がれ落ちたりして清掃がし難い面があるばかりでなく、コンベアベルトの 両方の搬送面を使用しながらも、加熱装置の全長は10メートル強の大きさに留 まっている。
【0008】 また、大径のドラムプーリの内外部からその円周面に粘着したシート状食品を 加熱する方式のものは、成型されたシート状食品がドラムの上死点付近でドラム 表面に粘着された後、ドラムの回転によって直ぐに下死点に向けて搬送されるた め、ドラムの回転速度が早く、食品の加熱が十分進まずに固化する前に下死点に 向けて搬送されると、食品の自重を支えるだけの粘着性がない場合、最悪の場合 は食品がドラム面から剥離することもあり得る。さらに、大径のドラムプーリは 、工作上の制限や搬送上の制限もあることから、製造できるドラム径にはおのど す制限が生じ、十分な加熱時間を採ることができないこともある。
【0009】 そのため、生産能力に対する制限が生じたり、食品の加熱むらを生じることも ある。例えば、下記のような問題が生じる。
【0010】 即ち、低級の原料の場合、十分な加熱がないと、固化して十分な強度を得るこ とが難しいので、同装置は使用することが困難なため、高品質な原料しか使えず 、製品原価が上昇する。また、厚みの薄いシート状食品にしか使えない。もし部 厚い食品の加熱を行うとすれば、ドラムの下死点付近で製品の剥離を防止するた め、ドラムの速度を極端に下げなければならず、生産効率上の問題が生じる。そ して、食品成型ノズルをドラムの上死点付近に設置する必要があるので、ノズル が蒸気や加熱ドラムからの輻射熱に晒されるため、長時間の生産中にノズル内の 滞留原料が固化を始め、原料の成型に影響が生じ、シート状食品の両端がギザギ ザになり易く、コンベアベルト間の乗り移りの際に、そのギザギザ部分からシー ト状食品が切れやすく、生産の歩留まりの問題も生じる。そのため、ノズルの交 換を頻繁に行うことが必要で、原料の損失も招き易い。
【0011】 また、上記する以外にも、ジュール熱による加熱を利用した連続加熱装置も開 発されている。これは食品に直接電気を通し、製品の電気抵抗により自ら発熱す る熱を利用して加熱するもので、原料の品質に関係なく短時間に加熱することが できる利点があるが、大量の電気を消費するため、十分な電気量を確保するため に新たな工場の1次側受電装置の設置の必要性や、太い電気配線が必要なため、 配線工事が高くつく。また、加熱装置そのものも高価なことが難点である。
【0012】 そこで、本考案の課題は、できる限り装置の費用を抑えるために、既存の技術 を有効に利用し、加熱源には、一般的な熱源である蒸気を利用し、十分な加熱時 間を得るためのコンベアベルト長をできる限り長く採りながらも、既存の小型の 加熱装置に準じる小さな設置場所で実現することができ、同時に加熱手段からの 熱量の逃げを構造的に減少させることのできる食品加熱装置を提供することにあ る。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記するような課題を解決するために、本考案に係る食品加熱装置は、上位ド ラムと下位ドラムにコンベアベルトを掛け渡して傾斜する搬送コンベアを構成し 、上位ドラムを含めて搬送コンベアをカバーで覆い、コンベアベルトにシート状 食品を供給するカバーの開放部を下位ドラム付近に設け、コンベアベルト上のシ ート状食品を加熱する加熱手段をカバー内に設けたことを特徴とする。
【0014】 この場合の加熱手段は、コンベアベルトの上位搬送面及び下位搬送面に対応し て設け、加熱手段の加熱源としては、高温蒸気を使用するのが好ましい。
【0015】 このように構成された本考案の食品加熱装置によれば、下位ドラムの上部でカ バーに設けた開放部に、公知のシート状食品成型ノズルを設置し、このノズルか らコンベアベルトの上位搬送面にシート状食品が供給される。そして、このコン ベアベルト上のシート状食品は、コンベアベルトの回動に伴い、先ず、カバー内 に設けたコンベアベルトの上位搬送面に対応する加熱手段によって加熱され、上 位ドラム部位に達する頃には、適度に固化が始まっていて粘着性を発揮しコンベ アベルトに粘着する。こうして、コンベアベルトが上位ドラム上を回動して下位 搬送面に移行しても、コンベアベルトに粘着状態にあるシート状食品は、コンベ アベルトからの剥離がなく、引き続き、下位搬送面に対応する加熱手段によって 加熱されて必要とされる加熱が行われる。ここで、本考案に係る食品加熱装置で は、上位ドラム部位には、特に加熱手段を設けてはいないが、カバーによって加 熱手段とともに上位ドラム部位のコンベアベルトは完全に覆われるので、加熱手 段からの熱がカバー内に籠もり、この熱でコンベアベルトが上位ドラム部を回動 する間にもシート状食品の加熱が積極的に行われる。こうして、既存の装置に比 較し、装置全長に対し、より長いコンベアベルトの加熱有効長が得られる。
【0016】 また、コンベアベルトに粘着状態にあるシート状食品は、コンベアベルトの下 位搬送面に移行してコンベアベルトから剥離させるように重力が働くが、ここで は、コンベアベルトが傾斜しているので、食品に働く重力がベクトル分解される ので、コンベアベルトに対する食品の粘着力に比べてより小さい重力しか働かな くなって剥離するようなことはない。また、カバーの開放部は、下位ドラム付近 にあって、加熱部位から露出しているコンベアベルト長が短くできるので、コン ベアベルトの温度を高温のまま維持できるので、この面からも熱効率が優れてい る。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】 図1は本考案に係る食品加熱装置の概略全体図である。
【0019】 図において、1は搬送コンベアを示す。この搬送コンベア1は、一対のドラム 2a,2bにコンベアベルト3を掛け渡して構成したもので、この搬送コンベア 1を傾斜させて機枠4に支持している。
【0020】 そして、搬送コンベア1の上位ドラム2aを含めてコンベアベルト3をカバー 5で覆い、下位ドラム2b付近にカバー5の開放部6を設け、この開放部6に、 公知のシート状食品成型ノズル8を設置し、このノズル8からコンベアベルト3 の上位搬送面3aに成型されたシート状食品を供給するようにしている。
【0021】 また、カバー5内には、コンベアベルト3の上位搬送面3aと下位搬送面3b に対応してコンベアベルト3で搬送途上のシート状食品を加熱する加熱手段7を 設けている。この加熱手段7の加熱源としては、食品の加工工場では、他の分野 にも使用されるボイラー設備からの高温蒸気の一部を使用し、工場設備の有効利 用が図られている。
【0022】 また、コンベアベルト3上で加熱を終えたシート状食品は、コンベアベルト3 の下位搬送面3bが下位ドラム2に差し掛かる手前のところに設けたスクレーパ ー9によってコンベアベルト3から剥離して取り出され、次工程に移行される。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、本考案によれば、搬送コンベ アを傾斜して設け、この搬送コンベアのコンベアベルトの上位搬送面と下位搬送 面の両面を使用してシート状食品を加熱するので、既存の装置に比較し、装置全 長に対し、より長いコンベアベルトの加熱有効長が得られるにもかかわらず、設 置場所を小さくできる。また、搬送コンベアの下部ドラム付近を除いて、コンベ アベルトは加熱手段とともにカバーによって覆われるので、カバー内に籠もる熱 によってもシート状食品は積極的に加熱されるので、熱量の無駄がなく、熱エネ ルギーの有効利用が図られる。また、搬送コンベアを傾斜させたことにより、コ ンベアベルトに粘着状態にあるシート状食品がコンベアベルトの下位搬送面に移 行しても、シート状食品に働く重力は、ベクトル分解されてシート状食品の粘着 力に比べて小さくなるので、コンベアベルトから重力の下で不用意にシート状食 品が剥離落下するようなことはなく、予定する加熱が確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す食品加熱装置の概略
全体図である。
【符号の説明】
1 搬送コンベア 2a 上位ドラム 2b 下位ドラム 3 コンベアベルト 3a 上位搬送面 3b 下位搬送面 4 機枠 5 カバー 6 開放部 7 加熱手段 8 シート状食品成型ノズル 9 スクレーパー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位ドラムと下位ドラムにコンベアベル
    トを掛け渡して傾斜する搬送コンベアを構成し、上位ド
    ラムを含めて搬送コンベアをカバーで覆い、コンベアベ
    ルトにシート状食品を供給するカバーの開放部を下位ド
    ラム付近に設け、コンベアベルト上のシート状食品を加
    熱する加熱手段をカバー内に設けたことを特徴とする食
    品加熱装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段を、コンベアベルトの上位搬送
    面及び下位搬送面に対応して設けたことを特徴とする請
    求項1記載の食品加熱装置。
  3. 【請求項3】 加熱手段の加熱源に、高温蒸気を使用す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品加熱装
    置。
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