JP3082659U - 押出機の原料ペレット供給口部 - Google Patents
押出機の原料ペレット供給口部Info
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- JP3082659U JP3082659U JP2001003835U JP2001003835U JP3082659U JP 3082659 U JP3082659 U JP 3082659U JP 2001003835 U JP2001003835 U JP 2001003835U JP 2001003835 U JP2001003835 U JP 2001003835U JP 3082659 U JP3082659 U JP 3082659U
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/50—Details of extruders
- B29C48/505—Screws
- B29C48/64—Screws with two or more threads
- B29C48/65—Screws with two or more threads neighbouring threads or channels having different configurations, e.g. one thread being lower than its neighbouring thread
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溝の形状に改良を加えることにより、スクリ
ューの形状、ペレットの形状、その大きさ、姿勢及び硬
度に係わらずに、原料ペレットを適切に搬送し、溶融樹
脂圧力を極度に高めることなく混練可能とした押出成形
機を提供する。 【解決手段】 押出機Aにおける原料ペレット供給口部
10近傍でペレットが完全に溶融する以前の領域のシリ
ンダ11内面に装着されたインナーバレル12内面にス
パイラル状の溝20が数条設けてある。これら溝20
は、スクリュウのフライトに対して反対方向の螺旋を描
くように形成され、深さの異なる2種の溝21、22か
ら成り、各溝21、22は、断面不等辺三角形としてあ
り、このシリンダ12内で回転するスクリュウのフライ
トの回転移動方向に向かって、その溝の後側の壁面と内
周接線と成す挟角は、その前側の壁面と内周接線と成す
挟角に対して大きく設定されている。
ューの形状、ペレットの形状、その大きさ、姿勢及び硬
度に係わらずに、原料ペレットを適切に搬送し、溶融樹
脂圧力を極度に高めることなく混練可能とした押出成形
機を提供する。 【解決手段】 押出機Aにおける原料ペレット供給口部
10近傍でペレットが完全に溶融する以前の領域のシリ
ンダ11内面に装着されたインナーバレル12内面にス
パイラル状の溝20が数条設けてある。これら溝20
は、スクリュウのフライトに対して反対方向の螺旋を描
くように形成され、深さの異なる2種の溝21、22か
ら成り、各溝21、22は、断面不等辺三角形としてあ
り、このシリンダ12内で回転するスクリュウのフライ
トの回転移動方向に向かって、その溝の後側の壁面と内
周接線と成す挟角は、その前側の壁面と内周接線と成す
挟角に対して大きく設定されている。
Description
【0001】
この考案は、押出機などの原料ペレット供給口部に関する。
【0002】
この種の押出機において、原料ペレット供給口からシリンダ内に合成樹脂製の 原料ペレットを供給し、スクリューの回転によりこの原料ペレットを前記シリン ダ内で回転させないでスクリューの軸線方向に搬送するために、殊にその原料ペ レット供給口の近傍に軸線方向に数条の角溝が並列に刻設してあるホッパーグラ ンド域が配置してあり、これら角溝の底は下流側ほど浅く形成されていものが多 く使用されている。 一般にペレットの形状としては、球形、円柱、直方体状、円盤乃至錠剤状など 種々有り、その寸法も大小様々であり、更に硬さも硬軟まちまちで、使用される 合成樹脂製の原料ペレットに応じて前記ホッパーグランド域のインナーバレルを 材料毎に溝の異なるものを複数種類用意するとなるとコスト高となる。このコス ト高を避けるために、通常は原料ペレットの種類に係らず、共通のホッパーグラ ンド域を使用している。 或いは、同一形状の原料ペレットであっても、例えば円柱の原料ペレットでは、 ペレットの軸線が前記溝の長さ方向に平行に前記溝に掛合したときと、この前記 溝の長さ方向に直角な方向で前記溝に掛合したときとでは、各原料ペレットは全 く異なった挙動をする。殊に前記角溝内に前記円柱の原料ペレットが嵌まり込む とほとんど寝た状態となるおそれがあり、また円盤乃至錠剤状の原料ペレットの 場合には、前記角溝に充分に掛合しなかったりして、この角溝内で原料ペレット が転がるのみで若しくは角溝と掛合しないでスクリューの回転で所望量原料ペレ ットをその押出方向に移送できない場合が生じ、吐出樹脂量不足となり、押出成 形、インフレーション成形乃至ブロー成形が不可能となることがある。 また、原料ペレットが柔らかい場合には、前記角溝の隅角部で原料ペレットが 前記スクリューの回転方向で分断され、小寸法となり、前記の小さな原料ペレッ トと同様に前記スクリューの回転で所望量原料ペレットを移送出来ない場合が生 じる。
【0003】 前記課題を解決すべく、そのホッパーグランド域の溝を半円形としたものが実 開平4−135316号公報に記載されている。スクリュー径が小径の場合は、 原料ペレットの移送量を充分に確保できるが、大径にした場合には、原料ペレッ トの滑りが生じる傾向にある。 前記公報記載のものを改良した公報として、特開平11−10710号公報が あり、この公報に記載された内容は、二等辺三角形の溝が6乃至8条、スクリュ ウのフライトと同一ピッチで、逆ねじの関係でスパイラル状に設けてある。 しかし、このものでも、ペレットの形状、姿勢、その硬軟、スクリュウの形状 への適用範囲に限界がある。
【0004】
この考案は前記溝の形状に改良を加えることにより、スクリューの形状、ペレ ットの形状、その大きさ、その姿勢、そのペレットの硬度に係らずに、原料ペレ ットを適切に搬送し、スクリュウ供給部での樹脂圧力を極度に高めることなく混 練可能とした押出機を提供することを目的とする。
【0005】
前記課題を解決するために、特定考案は押出機における原料ペレット供給口部 において、 この原料ペレット供給口部近傍でペレットが完全に溶融する以前の領域のシリ ンダ内面には、インナーバレルが装着され、このインナーバレル内面にスパイラ ル状の溝が数条設けてあり、前記溝はスクリュウのフライトに対して反対方向の 螺旋を描くように形成され、 これらの溝は深さの異なる少なくとも2種の溝から成り、深い方のスパイラル 状の溝は、断面不等辺三角形としてあり、このシリンダ内で回転するスクリュウ のフライトの回転移動方向に向かって、前記断面不等辺三角形の各溝の後側の壁 面と内周接線と成す挟角は、前記断面不等辺三角形の溝の前側の壁面と内周接線 と成す挟角に対して大きく設定されていることを特徴とする押出機における原料 ペレット供給口部としてある。
【0006】 前記課題を解決するために、この押出機における原料ペレット供給口部におけ る前記深い方の断面不等辺三角形の溝を直角方向に切断したときの後側の壁面と 内周接線と成す挟角は、45度乃至60度とし、前記断面不等辺三角形の溝の前 側の壁面と内周接線と成す挟角は、25度乃至40度としてあることが望ましい 。
【0007】 前記課題を解決するために、この押出機における原料ペレット供給口部におけ る前記溝の内、浅い方のスパイラル状の溝は、断面三角形としてあることが好ま しい。
【0008】 前記課題を解決するために、この押出機における原料ペレット供給口部におけ る前記深さの異なる溝において、浅い溝と深い溝の深さの比率は、好ましくは0 .2乃至0.8としてある。
【0009】 前記課題を解決するために、この押出機における原料ペレット供給口部におけ る前記浅い溝の形状は、深い溝の形状と相似形としてあることが製作コスト上望 ましい。
【0010】
請求項1、2、3、4、5記載の考案の代表的な実施の形態を説明する。 図1においてAは押出機を示し、押出機Aにおける原料ペレット供給口部10 近傍でペレットが完全に溶融する以前の領域のシリンダ11内面には、インナー バレル12が装着され、このインナーバレル12内面にスパイラル状の溝20が 数条設けてある。前記溝20は、スクリュウ13(図2参照)のフライトに対し て反対方向の螺旋を描くように形成されている。 これらの溝20は深さの異なる少なくとも2種の溝21、22から成り、深い 方のスパイラル状の溝21は、断面不等辺三角形としてあり、このシリンダ11 内で回転するスクリュウ13のフライトの回転移動方向に向かって、前記断面不 等辺三角形の各溝21の後側の壁面21aと内周接線と成す挟角θ1′は、前記 断面不等辺三角形の溝21の前側の壁面21bと内周接線と成す挟角θ2′に対 して大きく設定されている。
【0011】 図3を参照して説明すれば、前記深い方の断面不等辺三角形の溝21を直角方 向に切断したときの前記後側の壁面21aと内周接線と成す挟角θ1′は、45 度乃至60度とし、前記断面不等辺三角形の溝21の前側の壁面21bと内周接 線と成す挟角θ2′は、25度乃至40度としてあることが原料ペレットの固体 移送上、好ましい
【0012】 好ましくは、前記挟角θ1′は、45度乃至50度とし、前記挟角θ2′は3 5度乃至40度と形成してある。前記挟角θ1′が45度以下になると所望のペ レット把持乃至保持力が得られず、スクリュウ回転による原料ペレットの固体移 送に支障を来たし、前記挟角θ2′は25度以下では、隣接する浅い溝と重複す るおそれがあり、溝の数を少なくせざるを得ない。
【0013】 前記溝20の内、浅い方のスパイラル状の溝22は、前記深い溝21の形状と 相似形としてある。 なお、この浅い方のスパイラル状の溝22は、断面不等辺三角形に限定されるこ となく、断面ニ等辺三角形とする場合もある(請求項3記載の考案の代表的な実 施の形態に対応)。
【0014】 前記浅い溝22と深い溝21の深さの比率は、0.2乃至0.8としてある。 前記深い溝21の深さは、原料ペレットのうち、大粒のペレットがほぼ半分埋没 し、前記スクリュウ13の回転に伴って押出機A前方に大粒のペレットを搬送可 能な寸法としてある。 或いは柱状ペレットの軸線が前記深い溝21の長さ方向に直角に起立したり、円 盤乃至錠剤状のペレットが前記深い溝21に起立しても、これら形状のペレット が前記深い溝21に半没し、そのペレットの残りが前記深い溝21外に突出し、 しっかりと前記深い溝21と掛合し、前記スクリュウ13の回転に伴い前記押出 機Aの前方に各ペレットを搬送可能な寸法に前記深い溝21の深さはしてある。 前記浅い溝22の深さは、小粒のペレット或いは柱状ペレットが前記浅い溝22 と平行に嵌まり込んだり、円盤乃至錠剤状のペレットが前記浅い溝22内に寝た 姿勢で嵌まり込んでも、前記ペレットが半分埋没し、前記スクリュウ13の回転 に伴い前記押出機Aの前方に各ペレットを搬送可能な寸法としてある。 前記浅い溝22と、深い溝21が交互にスパイラル状に形成されている前記イ ンナーバレル12部分には、強制冷却用ジャケット14が設けられている(図1 参照)。
【0015】 前記各溝21,22は夫々6条乃至8条形成されている前記シリンダ11先端 の押出機Aの吐出口にインフレーションフィルム用成形ダイ(図示せず)が接続 自在に設けられている。
【0016】 次にこの押出機Aの作用をインフレーションフィルム成形に適用した場合とし て説明する。 前記スクリュウ13を回転し、ホッパー(図示せず)から供給される原料ペレ ットは前記原料ペレット供給口部10において、前記インナーバレル12の前記 溝20と前記スクリュウ13のフライトとによりその姿勢を傾斜しつつ前方へ固 体移送される。この際、前記ジャケット14に冷却水を流し、シリンダ11のホ ッパグランドおよび前記インナーバレル12は強制冷却され、前記インナーバレ ル12の温度は室温乃至使用原料ペレットの軟化温度程度となっている。従って 、固体移送時に、原料ペレットは各粒子表面が若干軟化する程度でスクリュウ1 3の溶融促進部へ送られることになる。
【0017】 更に詳述すれば、原料ペレットの粒形状が柱状であったり、円盤乃至錠剤状で 、その姿勢によって高さにばらつきがあっても、原料ペレットが起立した姿勢の 場合は、前記深い方のスパイラル状の溝21内に原料ペレットは支持される。 他方、柱状の原料ペレットが前記浅い方のスパイラル状の溝22内に寝た状態 で嵌まり込んでも、前記浅い方のスパイラル状の溝22内に半没状態で支持され 掛合し、全体として各原料ペレットはスクリュウ13の回転に伴い固体移送され る。 このようにして、共通のインナーバレル12を使用して、粒径若しくは形状の 異なる原料ペレットを用いたとしても、またペレットの姿勢によっても殆ど変動 することなく、確実に原料ペレットは固体移送される。
【0018】 また、深さの異なる溝21、22が前記のように不等辺三角形で相似している 場合には、前記断面不等辺三角形の各溝21、22の後側の壁面21aと内周接 線と成す挟角θ1は、前側の壁面21bと内周接線と成す挟角θ2に対して大き く設定されているため、原料ペレットはその形状及び姿勢の如何を問わず、各溝 21、22内に入り易くなる。前記スクリュウ13と前記溝21、22間に形成 される間隙がこの溝21、22の谷底位置から後側に向い直線的に急激に浅くし ているため、原料ペレットを前記溝21、22に確実に把持し、前記スクリュウ 13のフライトによってこれと共に移動し、原料ペレットが軟質の樹脂でも溝2 1、22のエッジで分断することなく、これら溝21、22に案内されて前記ス クリュウ13の先端側へ原料ペレットを固体移送する。 前記押出機Aで溶融混練された溶融樹脂は、前記ダイ内に押出され、このダイ の吐出口からバブルとして環状に吐出され、エアでインフレーション成形されて 、所望径の合成樹脂製チューブに成形される。
【0019】
請求項1記載の考案においては、前記深さの異なる少なくとも2種の溝を通し て、前記スクリュウの回転に伴い、縦横寸法の異なる原料ペレットでも、前記深 さの異なるどれかの溝によってこれらの原料ペレットを捕捉し、前記共通のイン ナーバレルを使用して、或いは、材料毎にペレットの粒径が異なるものを用いた としても、各原料ペレットと溝は確実に掛合し全体として、原料ペレットの円周 方向の空滑りを阻止し、前記各溝に添った方向にスクリュウのフライトによって 押されて確実に吐出方向に固体移送することができる。 更に詳述すれば、原料ペレットの粒形状が柱状であったり、円盤乃至錠剤状で 、その姿勢によって高さにばらつきがあっても、原料ペレットが起立した姿勢の 場合は、前記浅い方のスパイラル状の溝内に原料ペレットを支持し、他方、柱状 の原料ペレットが前記浅い方のスパイラル状の溝内に寝た状態で嵌まり込んでも 、前記浅い方のスパイラル状の溝内に半没状態で支持され掛合し、粒径若しくは 形状の異なる原料ペレットを用いたとしても、またペレットの姿勢によっても殆 ど変動することなく、確実に原料ペレット全体を固体移送できる。 更に少なくとも前記深い溝は不等辺三角形としてあり、このシリンダ内で回転す るスクリュウの回転方向を基準として、前記角度に形成されているため、供給さ れる原料ペレットが、前記溝内に入り易くなり、その後側においては前記スクリ ュウと前記溝間に形成される間隙がこの溝の谷底位置から後側に向い直線的に急 激に浅くなり、前記溝内に原料ペレットを確実に把持し、この溝から突出するペ レットはほかのペレットと掛合し、原料ペレットが軟質の樹脂でも、ペレットの 形状が柱状、円盤乃至錠剤状であっても前記スクリュウの形状、原料ペレットの 硬軟に関係なく、原料ペレットを押出機先端側へ固体移送することができる。
【0020】 請求項2記載の考案においては、前記深い方の断面不等辺三角形の溝を直角方 向に切断したときの後側の壁面と内周接線と成す挟角は、45度乃至60度とし 、前記断面不等辺三角形の溝の前側の壁面と内周接線と成す挟角は、25度乃至 40度としてあることにより、請求項1記載の考案の効果を充分に発揮し、粒径 若しくは形状の異なる原料ペレットを用いたとしても、またペレットの姿勢によ っても殆ど変動することなく、確実に原料ペレット全体を固体移送できる。 前記深い方の断面不等辺三角形の溝を直角方向に切断したときの後側の壁面と 内周接線と成す挟角が45度以下になると所望の原料ペレット把持乃至保持力が 得られず、スクリュウ回転による原料ペレットの固体移送に支障を来たし、前記 断面不等辺三角形の溝の前側の壁面と内周接線と成す挟角は25度以下では、隣 接する浅い溝と重複するおそれがあり、溝の数を少なくせざるを得ない。
【0021】 請求項3記載の考案においては、前記浅い方のスパイラル状の溝は、断面三角 形としてあるため、公知の角溝のように前記溝のエッジで原料ペレットを分断す ることなく請求項1,2記載の効果同様に前記スクリュウの形状、原料ペレット の硬軟に関係なく、原料ペレットを押出機先端側へ固体移送することができる。
【0022】 請求項4記載の考案においては、前記深さの異なる溝において、浅い溝と深い 溝の深さの比率は、0.2乃至0.8としてあるため、請求項1、2,3記載の 考案の効果を充分に発揮し、粒径若しくは形状の異なる原料ペレットを用いたと しても、またペレットの姿勢によっても殆ど変動することなく、確実に原料ペレ ット全体を固体移送できる。
【0023】 請求項5記載の考案においては、前記浅い溝の形状は、深い溝の形状と相似形 としてあることにより、請求項1、2、3、4記載の考案と同様の効果を発揮で きる共に、前記浅い溝と、深い溝を同一の中ぐりバイトを用いて、その切り込み 深さを調整するのみで容易に加工することができる。 前記浅い溝と深い溝が共に不等辺三角形に形成された押出機における固体移送 効率は、断面不等辺三角形で単一深さの溝が形成された押出機のものより、約1 .2倍向上する。
【図1】実施の形態1の概略縦断側面図である。
【図2】溝の一部拡大縦断端面図である。
【図3】図1のI−I線に沿う断面図である。
11 シリンダ 12 インナーバレル 13 スクリュウ 20、21、22 溝
Claims (5)
- 【請求項1】押出機における原料ペレット供給口部にお
いて、 この原料ペレット供給口部近傍でペレットが完全に溶融
する以前の領域のシリンダ内面には、インナーバレルが
装着され、このインナーバレル内面にスパイラル状の溝
が数条設けてあり、前記溝はスクリュウのフライトに対
して反対方向の螺旋を描くように形成され、 これらの溝は深さの異なる少なくとも2種の溝から成
り、深い方のスパイラル状の溝は、断面不等辺三角形と
してあり、このシリンダ内で回転するスクリュウのフラ
イトの回転移動方向に向かって、前記断面不等辺三角形
の各溝の後側の壁面と内周接線と成す挟角は、前記断面
不等辺三角形の溝の前側の壁面と内周接線と成す挟角に
対して大きく設定されていることを特徴とする押出機に
おける原料ペレット供給口部。 - 【請求項2】前記深い方の断面不等辺三角形の溝を直角
方向に切断したときの後側の壁面と内周接線と成す挟角
は、45度乃至60度とし、前記断面不等辺三角形の溝
の前側の壁面と内周接線と成す挟角は、25度乃至40
度としてあることを特徴とする請求項1記載の押出機に
おける原料ペレット供給口部。 - 【請求項3】前記溝の内、浅い方のスパイラル状の溝
は、断面三角形としてある請求項1または2記載の押出
機における原料ペレット供給口部。 - 【請求項4】前記深さの異なる溝において、浅い溝と深
い溝の深さの比率は、0.2乃至0.8としてあること
を特徴とする請求項1、2または3記載の押出機におけ
る原料ペレット供給口部。 - 【請求項5】前記浅い溝の形状は、深い溝の形状と相似
形としてあることを特徴とする請求項1、2、3または
4記載の押出機における原料ペレット供給口部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003835U JP3082659U (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 押出機の原料ペレット供給口部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003835U JP3082659U (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 押出機の原料ペレット供給口部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3082659U true JP3082659U (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=43215363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001003835U Expired - Lifetime JP3082659U (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 押出機の原料ペレット供給口部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082659U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010538878A (ja) * | 2007-09-20 | 2010-12-16 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ポリマ材料をガス抜きするためのベント式押出し機ならびにベント式押出し機を使用してポリマ、溶剤および/またはモノマから成るシロップをガス抜きするための方法 |
-
2001
- 2001-06-13 JP JP2001003835U patent/JP3082659U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010538878A (ja) * | 2007-09-20 | 2010-12-16 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ポリマ材料をガス抜きするためのベント式押出し機ならびにベント式押出し機を使用してポリマ、溶剤および/またはモノマから成るシロップをガス抜きするための方法 |
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Legal Events
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