JP3081660U - 多機能を備える健康運動器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】足踏み運動と楕円運動を整合でき、しかも簡単
な折り畳み構造と多種の機能を備える健康運動器具を提
供する。 【解決手段】本考案は、フレーム（１０）、二つの踏棒
（２０）及び二つの踏み板台（４０）との主要部を備え
ている。フレーム（１０）は可動式差し込み棒（５１）
を利用して、折り畳むことができる。そのフレーム（１
０）は二つの踏棒（２０）の先端に枢設され、二つの踏
棒（２０）の末端はフレーム（１０）の連接機構（３
０）を利用して向かい合って回転する。踏み板台（４
０）を踏棒（２０）の上に取り付けるとき、二つの取付
方式を選択することができる。一つは二つの踏み板台
（４０）の先端が前記踏棒（２０）の上に固設され、も
う一つは、前記連接機構（３０）を介して前記踏棒（２
０）の上にスライド可能に取付けられる。よって、本考
案は、足踏み運動と楕円運動の二種類の運動機能を備え
ると同時に、省スペース化が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、健康運動器具に係り、特に足踏み運動と楕円運動を整合することで 、足踏み運動と楕円運動の二種類の運動機能を選択することができ、しかも一本 の可動式差し込み棒を用いて簡単に折り畳める多機能を備える健康運動器具に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

現代人の生活水準は日増しに高くなるため、健康運動器具に対する購買力も凄 まじく増大している。 現在、一般に見られる健康運動器具は、既に十分多様化されているが、使用者 の放置空間とコスト意識を考慮して、健康運動器具には、より多くの効果がある かどうか、空間を節約できるかどうかは、消費者にとって最も重視される特色で ある。 そして、多種の運動効果があり、更に空間も節約できる健康運動器具をどうや って開発できるのかは、早くから研究開発者と製造業者がもっとも克服したいい くつかの問題となり、又は本考案者の研究開発の動機となっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の足踏み式健康運動器具は、通常単純にフレームの上に二つの踏棒を連結 する。運動者の両足に踏棒の上のペダルを踏ませて、二つの踏棒に上下運動をさ せて、階段を昇降する運動効果を生み出すことができる。つまり、ある程度のト レーニング効果が達成できる。 しかし、従来の足踏み式健康運動器具の踏棒は、ただ単純な上下回動だけでき るため、一種類の運動方式しかを提供できない。 又、従来の足踏み式健康運動器具では、運動者の踝、股および膝だけが運動で きるが、足の全体までに有効に運動させることができない。 更に、従来の足踏み式健康運動器具は、安定性を主眼に置いたため、折り畳み の迅速化を犠牲にして設計されている。例えば、折り畳む際に、別の工具で複数 の位置止め治具を取外すが必要となるため、改善する余地が残される。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述した従来の足踏み式健康運動器具の欠点に関して、現在の改良方向は殆ど フレーム本体に別の器具（例えば、振動ベルト）を付け加えることにある。この 方法の改良効果が確かにあるが、本考案者はこれに限らず、足踏み式健康運動器 具の実用性を大幅に高めるに、独創的で改良効果をより向上することとする。研 究と試作を繰り返した末、ついに本考案に係る多機能を備える健康運動器具の開 発に成功した。

【０００５】 本考案の主な目的は、足踏み運動と楕円運動を行える多機能を備える健康運動 器具を提供することにある。 本考案のフレームは二つの踏棒の先端と枢設され、二つの踏棒の末端はフレー ムの上の連結機構を利用して、向かい合って回転する。 踏み板台は踏棒の上に二つの取り付ける方式を選択できる。一つは二つの踏み 板台の先端が前記踏棒の上に固設され、もう一つは、前記連接機構を介して前記 踏棒の上にスライド可能に取付けられる。これによって、本考案は、足踏み運動 と楕円運動の二種類の運動機能を備えることができる。

【０００６】 本考案の別の目的は、省スペース化を図ることができる、多機能を備える健康 運動器具を提供することにある。 本考案のフレームは、可動式差し込み棒を利用して、別の工具を使わずに、迅 速に折り畳むことができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案の採用した技術、手段及びその効果を説明するために、好適な実施の形 態を挙げ、図示を参照にして以下に詳述する。

【０００８】 図１、図６、図７に示すように、本考案に係るフレーム（１０）は床面に設置 される枠台である。このフレーム（１０）は複数のパイプに分割され、各分割パ イプが枢設部（５０）によって枢設され、且つ一本の差し込み棒（５１）がこの フレーム（１０）の二つのパイプの中に遊挿されており、複数の止め金（５２） を用いてフレームの外部から前記差し込み棒を固定し、位置決めを行う。

【０００９】 図２、図３、図４に示すように、本考案において、二本の棒状の踏棒（２０） が二本使用されている。この踏棒の両側には、凹型のスライドレール溝（２１） が凹設される。又、この二つの踏棒（２０）の一端（先端）は、一つの枢設座（ ２２）でフレーム（１０）の先端に枢設されると共に、他端にはそれぞれ一つの Ｕ型の固定連結座（２３）が据え付けられている。この固定連結座（２３）に一 つのネジ穴（２４）が穿設されている。

【００１０】 連接機構（３０）は、複数のスプロケットホイール（３１）とチェーン（３２ ）を利用して、円運動を行う機構である。前記スプロケットホイール（３１）の 両側には、二本の対面する回転桿（３３）が設けられる。 この二本の回転桿（３３）はそれぞれ複数の回転ローラー（３４）を付設して いる滑り棒（３５）を介して、踏棒（２０）の上にスライド可能に取り付けられ る。この滑り棒（３５）の回転ローラー（３４）は、踏棒（２０）の両側にある スライドレール溝（２１）内に取り付けられる。 連接機構（３０）の二本の滑り棒（３５）の上には、それぞれ一つの位置決め 座（３６）が取付けられている。この位置決め座（３６）の中央に踏棒（２０） を通すことができる通し穴（３７）が形成されている。 更に、この位置決め座（３６）の上端に略Ｕ字型の固定受け座（３８）が形成 されている。又、二本の位置決め座（３６）の上部を連結する連結片の中央部に 一つのネジ穴（３９）が穿設されている（図３と図４）。

【００１１】 踏み板台（４０）は、上部の踏み板（４１）と、該踏み板台（４０）の一端（ 末端）棒状のストッパー（４２）とを備えている。このストッパー（４２）は丁 度連結機構（３０）の位置決め座（３６）の上の固定受け座（３８）と踏棒（２ ０）の固定連結座（２３）に対応するように形成される。 更に、このストッパー（４２）に螺着できるネジ（４３）が設けられる。この ネジ（４３）は、固定受け座（３８）のネジ穴（３９）と固定連結座（２３）の ネジ穴（２４）と螺着することができる。 一方、踏み板台（４０）の他端（先端）には、一組の対面するスライドローラ ー（４４）が平行に設けられている。このスライドローラー（４４）は、前記踏 棒（２０）の両側に凹設したスライドレール溝（２１）内に取り付けられる。

【００１２】 図７、図８、図９に基づき、本考案の作用と効果をより詳細に説明すると、例 えば、本考案の使用者は楕円運動を行いたい場合、まず、二つの踏み板台（４０ ）の末端の棒状のストッパー（４２）を連結機構（３０）の位置決め座（３６） の上の固定受け座（３８）の上に乗せて、ストッパー（４２）のネジ（４３）を 固定受け座（３８）のネジ穴（３９）に螺着して固定する。 この際、踏み板台（４０）は連結機構（３０）の滑り棒（３５）と二つの踏棒 （２０）の上に取り付けられる。 また使用者の両足が二つの踏み板台（４０）を踏むとき、二つの踏棒（２０） は先端の連結座（２２）だけを利用して、フレーム（１０）に向かって上下の揺 動をすることができる。 二つの踏み板台（４０）は、連結機構（３０）の滑り棒（３５）に合わせて、 踏棒（２０）の上に滑り運動をするようにする。滑り棒（３５）は、連結機構（ ３０）の連結棒（３３）と合わせて円運動をするようにする。 上述した動作を組み合わせることにより、使用者の足は立体垂直軸方向の円運 動に運動できる。使用者の踝、股、膝だけではなくて、足の全体部位もより有効 に運動できる。

【００１３】 次に、本考案の使用者は足踏み運動を行いたい場合、まず，二つの踏み板台（ ４０）の末端の棒状のストッパー（４２）を踏棒（２０）の固定連結座（２３） の上に乗せて、ストッパー（４２）のネジ（４３）を固定連結座（２３）のネジ 穴（２４）に螺着して固定する。 この際、踏み板台（４０）は、連結機構（３０）の滑り棒（３５）に合わせる ことができなくなり、二つの踏棒（２０）の上に固定される。使用者の両足が二 つの踏み板台（４０）を踏むとき、二つの踏み板台（４０）は二つの踏棒（２０ ）と合わせて、先端の連結座（２２）だけを利用して、フレーム（１０）に向か って上下の揺動をすることができる。 二つの踏み板台（４０）は、連結機構（３０）の滑り棒（３５）と合わせて、 踏棒（２０）の上に滑り運動をするようになる。滑り棒（３５）は、連結機構（ ３０）の連結棒（３３）と合わせて円運動をするようになる。 上述した動作を組み合わせることにより、使用者の足は立体垂直軸方向の上下 の揺動（階段を昇降する足踏み運動と類似する動き）ができ、使用者の踝、股、 膝の部位に対して運動を行う。従って、本考案は、確実に足踏み運動と楕円運動 の二種類の運動機能を備えている健康運動器具である。

【００１４】 更に本考案のフレーム（１０）は複数のパイプに分割され、各分割パイプの間 に枢設部（５０）で互いに枢設され、一本の差し込み棒（５１）をそのフレーム （１０）の二つのパイプの中に遊挿入して固定する。その差し込み棒（５１）は 複数の止め金（５２）を利用して、フレームの外部からその位置を決めることが できる。 そして、使用者は複数の止め金（５２）を利用して、その差し込み棒（５１） を二つのパイプの間に移動してその位置を調整できる。従って、本考案は、フレ ームを簡単に折り畳み、位置決めを行うことができて、しかも余分な空間を占め ない目的を達成できる。

【００１５】

【考案の効果】

上述した内容をまとめると、本考案で新しい構造を設計する目的は足踏み運動 と楕円運動を整合することにあり、健康運動器具に多種の機能と簡単な折り畳み 構造を持たせる。 本考案は一つのフレーム、二つの踏棒と二つの踏み板台を含み、そのフレーム は二つの踏棒の先端と枢設され、二つの踏み棒の末端はフレームの上の連接機構 を利用して向かい合って回転する。踏み板台を踏み棒の上に取り付けるとき、踏 み板台は踏棒の上に二つの取付方式を選択できる。一つは二つの踏み板台の先端 が前記踏棒の上に固設され、もう一つは、前記連接機構を介して前記踏棒の上に スライド可能に取付けられる。これによって、本考案は足踏み運動と楕円運動の 二種類の運動機能を備えることができる。 更に、本考案は、簡単に折り畳むことができ、省スペース化を図ることができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る多機能を備える健康運動器具の側
面図である。

【図２】本考案に係る多機能を備える健康運動器具の要
部の斜視図である。

【図３】本考案に係る多機能を備える健康運動器具の要
部の斜視図である。

【図４】本考案に係る多機能を備える健康運動器具の要
部の側面図である。

【図５】本考案に係る多機能を備える健康運動器具の要
部の側面図である。

【図６】本考案に係る多機能を備える健康運動器具の使
用状況を示す側面図である。

【図７】本考案に係る多機能を備える健康運動器具の使
用状況を示す側面図である。

【図８】本考案に係る多機能を備える健康運動器具の実
施形態を示す斜視図である。

【図９】本考案に係る多機能を備える健康運動器具の他
の実施形態を示す側面図である。

【符号の説明】

１０ フレーム ２０ 踏棒 ２１ スライドレール溝 ２２ 枢設座 ２３ 固定連結座 ２４ ネジ穴 ３０ 連接機構 ３１ スプロケットホイール ３２ チェーン ３３ 回転桿 ３４ 回転ローラー ３５ 滑り棒 ３６ 位置決め座 ３７ 通し穴 ３８ 固定受け座 ３９ ネジ穴 ４０ 踏み板台 ４１ 踏み板 ４２ ストッパー ４３ ネジ ４４ スライドローラー ５０ 枢設部 ５１ 差し込み棒 ５２ 止め金

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一つのフレームと二つの踏棒とを有する多
   機能を備える健康運動器具であって、 前記フレームは二つの踏棒の先端と枢設され、二つの踏
   棒の末端はフレームの上の連接機構を利用することで、
   上下方向の動作を制限し、 前記レームは、複数本の分割されたパイプを枢設して構
   成され、各パイプの中に移動可能且つ位置決めを行える
   一本の差し込み棒が設けられ、前記差し込み棒が前記パ
   イプと連結され、位置決めを行い、 前記連接機構は、前記フレームに対して、円運動を行
   え、その両側には、円運動可能で対面する二つの回転桿
   が設けられ、前記回転桿はそれぞれに滑り棒によって、
   踏棒の上にスライド可能に取り付けられ、 二つの踏み板台の先端が前記踏棒の上に固設されるか、
   又は前記連接機構を介して前記踏棒の上にスライド可能
   に取付けられることで、前記踏み板台は足踏み運動と楕
   円運動の二種類の運動機能を備えることを特徴とする、 多機能を備える健康運動器具。
2. 【請求項２】請求項１に記載の多機能を備える健康運動
   器具において、 前記踏み板台を、回転桿の滑り棒の上に固設する場合
   は、使用者が楕円運動を行えることを特徴とする、 多機能を備える健康運動器具。
3. 【請求項３】請求項１に記載の多機能を備える健康運動
   器具において、 前記踏み板台を踏棒の上に直接取り付ける場合は、使用
   者が足踏み運動を行えると同時に、前記滑り棒の滑り運
   動と前記連接機構の左右変位とが相殺され、踏棒の上下
   揺動がスムーズに行えることを特徴とする、 多機能を備える健康運動器具。
4. 【請求項４】請求項１に記載の多機能を備える健康運動
   器具において、 前記連接機構の滑り棒が、複数のスライドロールを介し
   て、前記踏棒の両側に形成された凹型のスライドレール
   溝内に取り付けられることを特徴とする、 多機能を備える健康運動器具。
5. 【請求項５】請求項１に記載の多機能を備える健康運動
   器具において、 踏み板台が、複数のスライドロールを介して、前記踏棒
   の両側に形成した凹型のスライドレール溝内に取り付け
   られることを特徴とする、 多機能を備える健康運動器具。
6. 【請求項６】請求項１に記載の多機能を備える運健康動
   器具において、 前記フレームの差し込み棒が、複数の止め金を介して、
   フレームの外部から所位置決めを行い、且つ使用者が前
   記複数の止め金を利用して、前記差し込み棒を調整して
   連結された二つのパイプを切り離すことで、前記フレー
   ムの折り畳みと位置決めを簡単に行えると同時に、省ス
   ペース化を図れることを特徴とする、 多機能を備える健康運動器具。