JP3081318U - ブーツの形状保持具 - Google Patents

ブーツの形状保持具

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JP3081318U
JP3081318U JP2001002480U JP2001002480U JP3081318U JP 3081318 U JP3081318 U JP 3081318U JP 2001002480 U JP2001002480 U JP 2001002480U JP 2001002480 U JP2001002480 U JP 2001002480U JP 3081318 U JP3081318 U JP 3081318U
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boot
shape
photocatalyst
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shape holder
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親夫 宮崎
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株式会社チカオ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブーツは不使用時において、筒状部が柔軟なた
め、折れ曲がってしまい、筒状部の形状が崩れてしまう
問題があり、また保管時でも、筒状部の丈が長いために
内部靴底部の通気が悪く、悪臭が生じたり、カビが生じ
たりして手入れが非常に難しい。こうした問題を解決す
る。 【解決手段】膨出時にブーツ筒状部の内部脹脛形状に相
当する外形を形成する透明プラスチック製の筒状袋体で
あって、その上部壁に圧縮空気注入・排出用バルブを備
えてなるブーツの形状保持具を、ブーツ内に挿入する。
同ブーツの形状保持具の透明プラスチック製の筒状袋体
の表面に、光触媒層を形成することで、抗菌・消臭効果
を発揮させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、改善されたブーツの形状を保持具に 関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】 従来、革やゴム・ビニー ル製で、膝の辺りまで丈のある長靴は、ブーツと称され、多くの人に着用されて いる。しかし、ブーツは踝から膝を覆う筒状部が長く、その筒状部は肌との密着 性が高いために、通気性が非常に悪く、着用時には、発汗しやすく、蒸れやすい という問題点がある。 また、保管時でも、筒状部の丈が長いために内部靴底部の通気が悪く、悪臭が 生じたり、カビが生じたりと、ブーツは手入れが非常に難しいとされている。 さらに、非着用時は、ブーツの筒状部が柔軟なため、折れ曲がってしまい、筒 状部の形状が崩れてしまうということが問題となっていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】 本考案は前記問題を解決するものであって 、下記構成のブーツの形状保持具である。 (1)膨出時にブーツ筒状部の内部脹脛形状に相当する外形を形成する透明プ ラスチック製の筒状袋体であって、その上部壁に圧縮空気注入・排出用バルブを 備えてなることを特徴とするブーツの形状保持具。 (2)透明プラスチック製の筒状袋体の表面に光触媒層を形成してなることを 特徴とする(1)記載のブーツの形状保持具。 (3)光触媒が、アナターゼ型酸化チタンであることを特徴とする前記(2) に記載のブーツの形状保持具。 (4)光触媒層が噴霧により形成されたものであることを特徴とする前記(2 )又は(3)に記載のブーツの形状保持具。 (5)光触媒層が塗布により形成されたものであることを特徴とする前記(2 )又は(3)に記載のブーツの形状保持具。 (6)一つのブーツの形状保持具の上部に、他のブーツの形状保持具をその上 部で連結するための連結手段を備えてなることを特徴とする前記(1)〜(5) のいずれか1項に記載のブーツの形状保持具。
【0004】
【考案の実施の形態】 ここで、本願考案の実施の形態について図に基づい て説明する。 図1は、本考案のブーツの形状保持具をブーツに緩挿した状態の斜視図であり 、図2〜図5は、本考案のブーツの形状保持具に抗菌・脱臭作用を付与するため に光触媒層を形成する実施工程例を示す説明斜視図である。また、図6は、本考 案のブーツの形状保持具の使用例を示す斜視図である。 図中、1はブーツの形状保持具、1aは光触媒層である。また、2はブーツ、 2’はブーツの筒状部、3は圧縮空気注入・排出用バルブ、4はスプレー、5は 光触媒液、6は連結具である。
【0005】 本考案のブーツの形状保持具1は、図1に示すように、ブーツ2の筒状部2’に 、緩挿されるものである。ブーツの形状保持具1は、圧縮空気注入・排出用バル ブ3から空気を注入し充填することで、ブーツの筒状部2’内に緩挿可能となる ブーツ筒状部の内部形状に相当する外形、特に脹脛部の形状に適合する外形を備 えたプラスチック製の筒状袋体により構成されている。 そして、ブーツの形状保持具1は、柔軟で丈夫である透明なプラスチック、例え ば塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等で構成される。 そしてその表面部に光触媒層1aを形成することにより、抗菌・脱臭作用を付 与することが好ましい。
【0006】 ブーツの形状保持具1は、前述のように圧縮空気の充填により収縮自在である ので、非使用時には、空気を排出した状態で減容して保存ができ、収納に場所を とらないように構成されている。 また、空気を排出し折り畳むと、非常にコンパクトになるため、携帯して外出 することも可能である。 図1に示すブーツの形状保持具1は、その頂部壁に圧縮空気注入・排出バルブ 3が形成されているが、圧縮空気注入・排出バルブ3は、ブーツの形状保持具1 内に圧縮空気の注入ができ、必要時にその排出ができる、浮き輪等に一般に採用 される逆止弁付きバルブが好ましい。 また、図6のように、2足のブーツに各々ブーツの形状保持具1、1を挿入し 、上部で連結具6により連結しておけば2足のブーツは折れることなく、かつ自 立し倒れることもないので、ブーツの形状保持に大いに役立つ。
【0007】 本考案のブーツの形状保持具1は、ブーツの筒状部2’に緩挿しやすい形状で あるブーツ筒状部の内部形状、特に脹脛外形に相当する外形を備えて形成されて いるため、ブーツの不使用時においてブーツの脹脛の形状が崩れないで形状維持 ができる。なお、該形状保持具は、ブーツ2内に挿入設置時に、ブーツ2の筒状 部2’が折れ曲がらない程度の長さを有して形成されている。 そして、ブーツの形状保持具1は、その表面部がブーツの筒状部2’の内壁に 接触する形状であることが望ましい。 図に示すブーツは、一般的なものであり、ブーツの筒状部2’は、踝の部分が 細く、膝の部分が太い形状であるが、筒状部2’が短いブーツや、踝から膝にか けて筒状部2’の太さが変化しないようなブーツの場合には、その内部形状に合 わせ、形状保持具1の形状は構成される。
【0008】 さらに、本考案のブーツの形状保持具1において、その表面(外面)に光触媒 層1aを設けたものは、ブーツ2内に挿入された状態で上方から蛍光灯あるいは 自然光が照射されると、同光は透明プラスチック膜を透過して表面の光触媒1a に当たり、そこで光触媒反応を起こす結果、光触媒層1aが接触しているブーツ 内壁面に対して抗菌効果・消臭効果が発揮される。
【0009】 本考案のブーツの形状保持具1の表面に形成される光触媒層1aは、液状の光 触媒を噴霧したり、塗布することにより形成される。ここで特に好ましい光触媒 としては、アナターゼ型酸化チタンが挙げられる。 こうした光触媒としては、例えば特許第2875993号公報に記載される「 表面をペルオキソ基で修飾したアナターゼ微粒子が、水中に分散しているアナタ ーゼ分散液」が好適に使用され、それは、チタン含有液体から沈殿法によって形 成した水酸化チタン、もしくはチタン酸化物を水中に分散した液に、過酸化物を 添加してペルオキソチタン溶液とした後に、ペルオキソチタン溶液を、85〜2 00℃において、40〜2時間の加熱処理を行うことによって製造される。
【0010】 光触媒は、酸化還元反応力を促進する物質であり、光触媒は、光が照射される と、電子(e−)と正孔(h+)を発生させ、その電子と正孔により、水を水素 と酸素に分解するという効果が生じさせる。 そして、上記光触媒反応により、光触媒と接触している有機物は、酸化還元反 応が促進され、前記有機物は酸化分解し、炭酸ガスや水に分解されるので、細菌 は消滅し、臭い等は分解される。 光触媒、特にアナターゼ型酸化チタンは、太陽光や蛍光灯の紫外線で、光触媒 反応を起こすので、光触媒層1aを形成してなる本考案のブーツの形状保持具1 は、室内等にブーツ2を保管する場合でも、光触媒層1aによる抗菌・消臭作用 が期待できる。
【0011】
【実施例】図2〜5は、本考案の抗菌・消臭作用を有するブーツの形状保持 具における実施説明斜視図例を示している。 まず、図2に示すように、空気が排出され折り畳まれているブーツの形状保持 具1の圧縮空気注入・排出バルブ3から、圧縮空気を注入し、ブーツの形状保持 具1に圧縮空気を充填する。 図3は、空気が充填された状態のブーツの形状保持具1である。 次に、図4にあるように、空気が充填されたブーツの形状保持具1にスプレー 4で、光触媒液5を噴霧し、乾燥する。 その後、図5のように、全表面に光触媒層1aを形成したブーツの形状保持具 1を、ブーツ2の筒状部2’に緩挿する。 そして、光触媒層1aを形成したブーツの形状保持具1を緩挿したブーツ2を 、太陽光や蛍光灯の光が照射される場所に静置する。 図4では、光触媒層1aの形成に、スプレー4で光触媒液5を噴霧しているが 、光触媒層1aの形成は塗布など、光触媒液5をブーツの形状保持具1の表面に 付着させることができる手段であればよい。 さらに別の好ましい態様として、透明プラスチック製の筒状袋体を製作する際 の透明プラスチック製の原シート表面に光触媒層をコーテイング処理し、そうし て得られた光触媒層を有する透明プラスチックシートを用いて、裁断・接着して 本考案のブーツの形状保持具を製作することが挙げられる。
【0012】 図6は、本考案の抗菌・脱臭作用を有するブーツの形状保持具1の使用例であ り、形状保持具1の上端に連結具6を付設し、2つの形状保持具1を連結して使 用している。
【0013】
【考案の効果】 本考案のブーツの形状保持具によれば、 ブーツの保管時に、ブーツの筒状部が折れ曲がることなく、かつ脹脛部の形状 を正確に保持することができる。 さらに、太陽光や蛍光灯の光の照射下で、光触媒層による光触媒反応により、 抗菌・消臭効果が発揮されるので、手入れが非常に良好となる。 また、圧縮空気の注入・排出ができるので、保管時に場所を取らず、外出時に は携帯もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブーツの形状保持具をブーツに緩挿し
た状態の斜視図。
【図2】本考案の抗菌・脱臭作用を有するブーツの形状
保持具の製作工程実施説明斜視図。
【図3】本考案の抗菌・脱臭作用を有するブーツの形状
保持具の製作工程実施説明斜視図。
【図4】本考案の抗菌・脱臭作用を有するブーツの形状
保持具の製作工程実施説明斜視図。
【図5】本考案の抗菌・脱臭作用を有するブーツの形状
保持具の製作工程実施説明斜視図。
【図6】本考案のブーツの形状保持具の使用例である。
【符号の説明】
1 ブーツの形状保持具 1a 光触媒層 2 ブーツ 2’ ブーツの筒状部 3 空気注入口 4 スプレー 5 光触媒液 6 連結具

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】膨出時にブーツ筒状部の内部脹脛形状に相
    当する外形を形成する透明プラスチック製の筒状袋体で
    あって、その上部壁に圧縮空気注入・排出用バルブを備
    えてなることを特徴とするブーツの形状保持具。
  2. 【請求項2】透明プラスチック製の筒状袋体の表面に光
    触媒層を形成してなることを特徴とする請求項1記載の
    ブーツの形状保持具。
  3. 【請求項3】光触媒が、アナターゼ型酸化チタンである
    ことを特徴とする前記請求項2に記載のブーツの形状保
    持具。
  4. 【請求項4】光触媒層が噴霧により形成されたものであ
    ることを特徴とする前記請求項2又は3に記載のブーツ
    の形状保持具。
  5. 【請求項5】光触媒層が塗布により形成されたものであ
    ることを特徴とする前記請求項2又は3に記載のブーツ
    の形状保持具。
  6. 【請求項6】一つのブーツの形状保持具の上部に、他の
    ブーツの形状保持具をその上部で連結するための連結手
    段を備えてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載のブーツの形状保持具。
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