JP3081239U

JP3081239U - 飛翔玩具

Info

Publication number: JP3081239U
Application number: JP2001002365U
Authority: JP
Inventors: 元三諏訪
Original assignee: 元三諏訪; 株式会社講談社; 株式会社丸福
Priority date: 2001-04-20
Filing date: 2001-04-20
Publication date: 2001-10-26
Anticipated expiration: 2007-04-20

Abstract

(57)【要約】【課題】デザインが斬新で興趣に富み子供等の興味を
惹きやすく、かつ、風船体構造でありながら水平方向に
も飛行しやすい飛翔玩具を提供する。【解決手段】人間の姿を模して頭部２、両腕部３、胴
体部４及び両脚部５を有する風船体１を形成し、その風
船体１を、内部に空気を入れて膨らましたときに、全体
が一直線状に伸びて、かつ、両腕部３が頭部２の脇から
斜め前方へ向って伸びるとともに、両脚部５も少し開く
ような形状となして、その風船体１を頭部２を前にして
横向き姿勢で空中へ投げ飛ばし可能としたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は飛翔玩具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

飛翔玩具としては紙飛行機などが代表的であるが、飛行機が飛ぶのは当たり前で興趣が足りず、子供等の興味を惹きにくいという不満がある。また、風船体はガスを封入して空中を上昇させることができるが、水平方向には飛行しにくいという欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、デザインが斬新で興趣に富み子供等の興味を惹きやすく、かつ、風船体構造でありながら水平方向にも飛行しやすい飛翔玩具の提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案の飛翔玩具は、人間の姿を模して頭部２、両腕部３、胴体部４及び両脚部５を有する風船体１を形成し、その風船体１を、内部に空気を入れて膨らましたときに、全体が一直線状に伸びて、かつ、両腕部３が頭部２の脇から斜め前方へ向って伸びるとともに、両脚部５も少し開くような形状となして、その風船体１を頭部２を前にして横向き姿勢で空中へ投げ飛ばし可能としたことを特徴とする、という構成を採るものである。

【０００５】なお、上記の本考案の飛翔玩具は、飛行性能を高めるために、風船体１の頭部２に取付け可能で、風船体１を空中へ投げ飛ばすときに勢いを付けることができる重量を有し、かつ、先端部が鋭角的に尖った形状の頭飾り７を備えることが好ましい。

【０００６】

【考案の実施の形態】以下、図を用いて本考案の実施の形態について説明する。まず、図中符号１が風船体であり、この風船体１は人間の姿に模して製造されている。すなわち、この風船体１は、頭部２、両腕部３、胴体部４及び両脚部５を有している。なお、これらの内部は互いに連通させることができる。この風船体１には適宜な箇所に空気送入口６を設ける。なお、その空気送入口６には逆止弁などを取付可能である。この風船体１はプラスチックフィルムにより製造することができるが、ゴム製とすることも可能である。

【０００７】風船体１は内部に空気を入れて膨らましたときに、全体が横向き姿勢で一直線状に伸びた形状となる。また、両腕部３は頭部２の脇から斜め前方へ向って伸びることにより両手を開いた形状となる。また、両脚部５も少し開いた形状となる。

【０００８】風船体１をこのような形状とすることにより、つまり、両腕部３と両脚部５を開くことにより、横向き姿勢にした場合にバランスが取りやすくなり、また、全体が一直線状に長く伸びることにより方向性をとりやすくなる。また、両腕部３と両脚部５は飛行機の翼の役目を果たすことができるので、揚力を生じやすくなり、水平方向に飛びやすくなる。

【０００９】上記のように風船体１は単独でも水平方向に飛行可能であるが、飛行性能を高めるために、つまり飛びやすくするために、風船体１の頭部に頭飾り７を取付けることが好ましい。

【００１０】この頭飾り７は、風船体１を空中へ投げ飛ばすときに勢いをつけることができる重量を有するものとする。

【００１１】この頭飾り７のデザイン及び構造は自由であるが、図４に示すように先端部が鋭角的に尖った形状とする。なお、風船体１にキャラクターなどのデザインを採用した場合は、そのキャラクターの頭飾りと同一のデザインとすることができる。

【００１２】図示した頭飾り７は、取付板部８の前端部にフック状に曲がって折り返した掛止板部９を一連に設けることにより取付板部８と掛止板部９の間に凹部１０を形成して、風船体１の頭部２をその凹部１０に嵌め込んで、取付板部８と掛止板部９により頭部２を挟持可能とし、又、取付板部８の後端部に糊代を設けて、その糊代を粘着テープ１１等で風船体１に接着することにより取付可能な構造となっている。しかしながら、本考案における頭飾り７の構造は、これに限定するものではない。

【００１３】図示した頭飾り７は、硬質の厚紙等を折り曲げて立体的に組立てる構造になっているが、プラスチック等により初めから立体的に成形することも可能である。

【００１４】

【考案の効果】

本考案の飛翔玩具は、風船体１が人間の姿で空中を水平方向に飛行するので、デザインが斬新で、興趣に富み、子供等の興味を惹きやすいというメリットがある。また、請求項２記載のような頭飾り７を備えて、その頭飾り７を風船体１に取付ければ、その頭飾り７の重量によって風船体１に勢いをつけることができ、かつ、その頭飾り７の先端部の鋭角的に尖った形状により空気抵抗を減少させることができるので、風船体１の飛行性能を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】頭飾りを風船体に取付ける前の状態を示す斜視
図である。

【図２】頭飾りを風船体に取付けた状態を示す斜視図で
ある。

【図３】図２のＡ−Ａ線における断面図である。

【図４】図１のＢ−Ｂ線における断面図である。

【符号の説明】

１風船体２頭部３両腕部４胴体部５両脚部６空気送入口７頭飾り８取付板部９掛止板部１０凹部１１粘着テープ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】人間の姿を模して頭部２、両腕部３、胴
体部４及び両脚部５を有する風船体１を形成し、その風
船体１を、内部に空気を入れて膨らましたときに、全体
が一直線状に伸びて、かつ、両腕部３が頭部２の脇から
斜め前方へ向って伸びるとともに、両脚部５も少し開く
ような形状となして、その風船体１を頭部２を前にして
横向き姿勢で空中へ投げ飛ばし可能としたことを特徴と
する飛翔玩具。
【請求項２】風船体１の頭部２に取付け可能で、風船
体１を空中へ投げ飛ばすときに勢いを付けることができ
る重量を有し、かつ、先端部が鋭角的に尖った形状の頭
飾り７を備えた請求項１記載の飛翔玩具。