JP3081220U - 尺八の歌口構造 - Google Patents

尺八の歌口構造

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JP3081220U
JP3081220U JP2001002344U JP2001002344U JP3081220U JP 3081220 U JP3081220 U JP 3081220U JP 2001002344 U JP2001002344 U JP 2001002344U JP 2001002344 U JP2001002344 U JP 2001002344U JP 3081220 U JP3081220 U JP 3081220U
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Japan
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shakuhachi
pipe
bush
annular groove
inner peripheral
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JP2001002344U
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Inventor
武徳 笹岡
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SASAOKA KOGYO CO.,LTD.
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SASAOKA KOGYO CO.,LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な作業工程により、大量生産と低コスト
化が可能となり、頑丈であると共に、竹製の利点である
音質の良さとデザイン面での優位性をあわせもつ尺八の
歌口構造を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製の尺八管１の端部を外方へ広
げて広口部２を設け、この広口部２の内周に環状溝３を
凹設すると共に、該環状溝３内に、尺八管１の内周形状
１ａに対応する内周形状４ａを有するブッシュ４を嵌合
固着し、かつ前記広口部２の管端からブッシュ４まで斜
めに切欠して歌口５を形成して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、合成樹脂製の尺八の歌口構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、尺八は竹製のものと、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製のものとがある。 図５および図６を示したように、竹製の尺八ａは、その基端ｂに歌口材ｃとし て水牛などの動物の角、象などの牙が、流派によって異なった形状をもって埋設 され、一方、図７および図８に示したように、合成樹脂製の尺八ｄは、細径の尺 八管ｅの基端ｆ外周に補強管ｇを外嵌固着し、該補強管ｇから内部の尺八管ｅま で斜めに切欠して歌口ｈを形成している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の竹製の尺八ａは、製作工程が複雑で、熟練した職人でな ければ製作が難しく、大量生産に不向きであり、高価であるうえに、欠損しやす い等々の問題があった。
【０００４】 また、合成樹脂製の尺八ｄは、細径の尺八管ｅの基端ｆに歌口ｈが形成される ため、歌口ｈの内径が細くなってしまい、その結果、音質が良くなく、しかも基 端側の外観形状が不恰好であり、竹製のものと比べて頗る見劣りがする等の問題 があった。
【０００５】 本考案は、上記した従来の技術が有するこのような問題点に鑑みなされたもの で、簡便な作業工程により、大量生産と低コスト化が可能となり、頑丈であると 共に、竹製の利点である音質の良さとデザイン面での優位性をあわせもつ尺八の 歌口構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案に係る尺八の歌口構造は、合成樹脂製の尺 八管の端部を外方へ拡げて広口部を設け、この広口部の内周に環状溝を凹設する と共に、該環状溝内に、尺八管の内周形状に対応する内周形状を有するブッシュ を嵌合固着し、かつ前記広口部の管端からブッシュまで斜めに切欠して歌口を形 成したことを特徴とする。
【０００７】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１は、本考案の正面図を示し、図２は、本考案の側面図を示し、図３は、本 考案の平面図を示し、図４は、図１のＡ−Ａの矢視断面図を示す。
【０００８】 図１ないし図４に示したように、合成樹脂製の尺八管１の端部を外方へ均等に 拡げて広口部２を設け、この広口部２の内周に環状溝３を凹設すると共に、該環 状溝３内に、尺八管１の内周形状１ａに対応する内周形状４ａを有する円管状の ブッシュ４を嵌合固着し、かつ前記広口部２の管端２ａからブッシュ４まで斜め に切欠して歌口５を形成してなるものである。
【０００９】 上記尺八管１およびブッシュ４の素材としては、塩化ビニル樹脂が望ましいが 、これ以外の、例えばアクリル樹脂、ＡＢＣ樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂材 を用いてもよい。 なお、尺八管１とブッシュ４は同種の合成樹脂材を用いてもよいし、異種の合 成樹脂材を用いてもよい。
【００１０】 また、上記環状溝３は、その下端の奥行３ａをブッシュ４の板厚４ｂと均等に 形成すると共に、環状溝内周面３ｂを尺八管１の軸芯と一致するよう垂直に形成 することで、ブッシュ４を嵌合したときブッシュ４の内周形状４ａと尺八管１の 内周形状１ａが面一となり、かつ尺八管１の端部が、その広口部２とブッシュ４ の二重厚み構造となっている。
【００１１】
【考案の効果】
本考案は、上記したように構成されるものであるから、工場での大量生産が可 能で低コストであると共に、頑丈であり、しかも外観形状が恰も竹の節のように 恰好がよく、かつ肉厚部に口が当るため吹きやすく、音質も向上する等の効果を 奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の正面図を示す。
【図２】本考案の側面図を示す。
【図３】本考案の平面図を示す。
【図４】図１のＡ−Ａ矢視断面図を示す。
【図５】従来品の正面図を示す。
【図６】同上品の平面図を示す。
【図７】他例の従来品の正面図を示す。
【図８】同上品の平面図を示す。
【符号の説明】
１ 尺八管 ２ 広口部 ３ 環状溝 ４ ブッシュ ５ 歌口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 合成樹脂製の尺八管の端部を外方へ拡げ
    て広口部を設け、この広口部の内周に環状溝を凹設する
    と共に、該環状溝内に、尺八管の内周形状に対応する内
    周形状を有するブッシュを嵌合固着し、かつ前記広口部
    の管端からブッシュまで斜めに切欠して歌口を形成した
    ことを特徴とする尺八の歌口構造。
JP2001002344U 2001-04-20 2001-04-20 尺八の歌口構造 Expired - Lifetime JP3081220U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010197086A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 危険度検出システムおよび危険度検出方法

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