JP3081043U - 理容用アイロン - Google Patents

理容用アイロン

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JP3081043U
JP3081043U JP2001003112U JP2001003112U JP3081043U JP 3081043 U JP3081043 U JP 3081043U JP 2001003112 U JP2001003112 U JP 2001003112U JP 2001003112 U JP2001003112 U JP 2001003112U JP 3081043 U JP3081043 U JP 3081043U
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Japan
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heater
temperature
iron
sensor resistor
resistor
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Inventor
紀夫 榎田
Original Assignee
有限会社エレック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒーターに直列にセンサー用の抵抗器を配置す
ることで、温度値での表示を可能とし、ダイアル上の数
値でこての温度を認識可能とする。 【解決手段】 理容用アイロンは、こてを加熱するヒー
ターと、このヒーターに接続されると共に可変手段によ
り択一的または連続的に抵抗値を選択できるセンサ抵抗
器と、これらのヒーター及びセンサ抵抗器間に挿入され
ると共に基準電圧と出力電圧とを比較し、基準電圧が高
い場合に前記ヒーターへの通電信号を出力する比較手段
と、この比較手段の出力端に接続され、前記ヒーターへ
の通電をオンオフ制御する温度制御手段とを具備した回
路を有する。この回路には発光素子が電気的に接続され
ると共に、該発光素子は、センサ抵抗器の可変量を文字
または数値として表示するように、センサ抵抗器に取付
けられた表示ダイアルのバックライトの光源として取付
られている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は一般家庭や理容店等で用いられる理容用アイロンに関するものであ り、詳細には、こての設定温度を直読できる機能を有したヒーター温度制御回路 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、理容店等で使用されているアイロンには、各種のものが知られてい るが、その内、設定温度を可変とするものとしては、何れも、代表的な数値又は 文字をダイヤル表示させてこての温度を示しており、直接的に実際のこての温度 を示すものは存在しなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の様な代表的な数値又は文字をダイヤル表示させる表示手段の 場合には、例えば、「2から3へ動かすと、やや温度が上昇する」「5へ動かす とかなり温度が上昇して危険である」「1へ動かすと温度が低く、使い勝手が悪 い」等といった、相対的な温度変化が感覚的に理解できるものの、実際に、こて の温度が何度になっているかを判断することができず、このため、長い間かかっ て試し使用をすることで、実際の温度を感覚的に推定するといった熟練を要する ものであった。また、この際、こてを加熱するヒーターは電気的には抵抗器であ り、十分に加熱するまでに時間差がかかる場合があり、この様な場合には、ダイ アル上の数値がどの程度の時間で、どの程度の温度になり得る等の余計な熟練度 を要する結果となっていた。
【0004】 また、この種のアイロンは、一定の製品に熟練した者であっても、新品のアイ ロンや別種のアイロンを使用する場合には、一時的に感覚が合わなくなる等の不 便もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、上記の課題に鑑みて、温度と抵抗値の関係は既知のヒータ ーを使用するものの、そのヒーターに直列にセンサー用の抵抗器を配置すること で、温度変化を電圧変化に変え、その電圧と基準電圧とをコンパレータにより比 較し、その結果を、AC電源のON,OFF制御回路に送り、制御出力によりス イッチ素子でヒーターをON又はOFFにし温度を制御するものである。
【0006】 この方式の場合、前述のようにヒーターの温度と抵抗値の関係がわかっている ため、基準電圧もヒーターの温度と関係を持ち、従って基準電圧値を変化させる ことは温度を変えることになり温度値での表示が可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて説明する。 図1において、1はアイロンのこてのベースに取り付けられるヒーターであり 、2は電源のオンオフを行うスイッチ素子、3はセンサ抵抗器、4は増幅用アン プ、5は比較手段としてのコンパレータで、6は温度制御手段としての電源のオ ンオフ制御回路である。7は安定化電源、8は基準電圧可変回路、9はバックラ イト用の発光素子である。
【0008】 また、図2及び図3において、可変抵抗器であるセンサ抵抗器3は、可変量、 即ち抵抗値の変化を回転操作で行うと共に、その可変量を温度として示す温度表 示ダイアルDに連結されている。
【0009】 上記構成において、動作を説明すると、先ず、所定の温度におけるセンサ抵抗 器3が、任意の抵抗値を示しているとすると、抵抗器であるヒーター1と、セン サ抵抗器3は直列に接続されていることから、ヒーター1は、並列に接続された 基準電圧可変抵抗器8と等価の状態に至るまで通電されて、所定の抵抗値に至る まで加熱する。即ち、この際、抵抗器であるヒーター1の温度は、センサ抵抗器 3の任意の可変量に基づいて同一の温度として表示ダイアルD上に表示されてい る。
【0010】 そこで、次に、表示ダイアルD上に表示された任意の上の温度に至るまでセン サ抵抗器3を可動させると、センサ抵抗器3の抵抗値は変化することから、基準 電圧可変抵抗器8の監視下でヒーター1を加熱するよう、温度制御手段6はスイ ッチ2をオン状態にする。基準電圧と比較して所定の電圧に至ると、通電を行わ ないように信号を出力し、ヒーター1への通電をオフする。通電オフの状態が続 きヒーター1の抵抗値が変化すればコンパレーター5は再びヒーター1への通電 をオンする信号を送り、ヒーター制御回路6によってヒーター1への通電をオン する。この繰返しにより、ヒーター1への通電をオン,オフにすることで、こて をダイアルD上に表示された一定の温度にする。
【0011】 尚、上記回路には、バックライトとしての発光素子(LEDが)介設されてい るので、ダイアルDに表示された数値等を背景から透過光として表示させるので 、やや暗所での作業や、作業上、アイロンがライトの影になった場合でも、現在 のこての温度が何度であるか容易に判断することが可能である。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、上記の如く構成したので、以下の通りの効果を発揮する。 1.実使用温度に近似した温度設定が可能となるため、従来、カンや経験で行っ ていた作業が正確な作業が可能となる。2.バックライト方式の表示により見易 くしたため、作業の最に暗がりにこてが位置した場合でも、こての温度が容易に 確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図である。
【図2】本考案のセンサ抵抗器の概要平面図である。
【図3】本考案のセンサ抵抗器の概要断面図である。
【図4】本考案に係わるセンサ抵抗器とこての温度を示
した表である。
【符号の説明】
1 ヒーター 2 スイッチ素子 3 センサー抵抗器 4 アンプ 5 比較手段(コンパレータ) 6 温度制御手段(ON/OFF制御回路) 7 安定化電源 8 基準電圧可変回路 9 バックライト用発光素子(LED) 10 プリント配線板 D ダイアル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 こてを加熱するヒーターと、このヒータ
    ーに接続されると共に可変手段により択一的または連続
    的に抵抗値を選択できるセンサ抵抗器と、これらのヒー
    ター及びセンサ抵抗器間に挿入されると共に基準電圧と
    出力電圧とを比較し、基準電圧が高い場合に前記ヒータ
    ーへの通電信号を出力する比較手段と、この比較手段の
    出力端に接続され、前記ヒーターへの通電をオンオフ制
    御する温度制御手段とを具備した回路を有する理容用ア
    イロン。
  2. 【請求項2】前記回路には発光素子が電気的に接続され
    ると共に、該発光素子は、センサ抵抗器の可変量を文字
    または数値として表示するように、センサ抵抗器に取付
    けられた表示ダイアルのバックライトの光源として取付
    られていることを特徴とする請求項1記載の理容用アイ
    ロン
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