JP3080989B2 - 反磁性及び常磁性物体構造の像を作る装置及び方法 - Google Patents

反磁性及び常磁性物体構造の像を作る装置及び方法

Info

Publication number
JP3080989B2
JP3080989B2 JP05500179A JP50017993A JP3080989B2 JP 3080989 B2 JP3080989 B2 JP 3080989B2 JP 05500179 A JP05500179 A JP 05500179A JP 50017993 A JP50017993 A JP 50017993A JP 3080989 B2 JP3080989 B2 JP 3080989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
susceptibility
magnetic field
perturbation
magnetometer
local
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05500179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06508686A (ja
Inventor
ローダー,アラン
ピー. ウィクスウォ,ジョン
Original Assignee
バンダービルト ユニバーシティ
イー.アイ.デュ ポン デ ネモウアズ アンド カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バンダービルト ユニバーシティ, イー.アイ.デュ ポン デ ネモウアズ アンド カンパニー filed Critical バンダービルト ユニバーシティ
Publication of JPH06508686A publication Critical patent/JPH06508686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3080989B2 publication Critical patent/JP3080989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/10Plotting field distribution ; Measuring field distribution
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/12Measuring magnetic properties of articles or specimens of solids or fluids
    • G01R33/16Measuring susceptibility

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 この発明は、高感度磁力計、特に超伝導量子干渉デバ
イス(SQUID)の磁力計を用いて、常磁性物体又は反磁
性物体の内部構造の像を作成し、物体の局部磁化率(lo
cal magnetic susceptibility)を測定する装置及び方
法に関する。
背景情報 医学的診断、無生物物体の非破壊評価(NDE)の如
き、様々な目的のために、不透明物体(opaque object
s)の内部構造の像作成(imaging)に利用し得る技術の
開発が続けられている。不透明物体の内部の形を表わす
のにX線を用いることは、特にメディカルイメージング
の分野において広く知られている。X線断層撮影法は、
被検体の選択された平面断面部分の像を表わすもので、
被検体に対して、いろんな向きでX線を通過させて得た
データが集められる。しかしながら、X線像に使用され
る電離放射線は、古くから健康を冒す危険があると考え
られている。また、X線は密度変化に特徴づけられる構
造を像として作成するのに最も適しており、軟組織構造
の像作成には有効でない。さらに、X線の吸収力が強い
物体の内部構造の像を作成することは困難である。強い
吸収能を有する物体の領域は、隣接部にあって吸収能が
それよりも強くない領域に顕著な人工像を作ることがで
きる。
渦電流試験法は、導電性物体のクラックその他の欠陥
がコイルのインピーダンスに影響を及ぼして、導電性物
体中に渦電流を誘導する性質を利用したので、非破壊試
験の分野において広く使われている。しかしながら、得
られる情報は非常に限られており、熟練者でなければ発
生信号を判読することができない。さらに、渦電流法
は、表面傷を検出するのに主として用いられている。そ
れは、信号強度が、傷と検出器の間の逆6乗法則(inve
rse 6th power)として減じられるためであり、使用さ
れた高周波電磁磁界が一般的には、伝導物体の中にミリ
メータ分の1のまでも侵入しないからである。
不透明物体の内部構造の像作成に関する他の方法とし
て、超音波法がある。これは、高周波音を物体の中に送
り込むもので、発生するエコーを利用して内部の特徴を
マッピングするものである。この方法は、音波の内部反
射によって歪みが生ずる問題がある。また、多くの場
合、超音波と結合させるために、物体を水槽内に浸漬せ
ねばならない。また、傷の大きさを定量的に測定するこ
とが難しい。また、表面からの反射が強いために、表面
直下の傷の作像することが難しい。さらに、超音波で
は、物体中に存在するエアポケットを見抜くことができ
ない。
より最近になって、磁気共鳴作像法(MRI)が、医学
用の像作成に広く使われるようになってきている。非常
に強い磁界を物体に供給して、対象領域中の核を一線上
に揃えるものである。次に、rfエネルギーのパルスが加
えられ、この向きがかき乱される。パルスとパルスの間
で、核の緩和によって解放されるエネルギーが検出さ
れ、次に、処理されて像が作り出される。rfエネルギー
と磁界の周波数を制御することにより、物体内部の所定
位置で共鳴が引き起こされる。このようにして、物体を
通る選択された平面に沿って像を作ることができる。MR
Iは、鮮明な像を作ることができるが、費用が非常に高
くつくことと、強い磁界を必要とすることが問題であ
る。
生物組織体(biological organisms)を非侵入方式
で、非破壊的に検査するために、磁界の利用が研究され
ている。磁界の高感度検出器である超伝導量子干渉デバ
イス(SQUIDS)が、そのような技術の発展の寄与してき
た。フラックスゲートのように、その他にも弱い磁界の
高感度検出器はあるが、SQUIDは、広いダイナミックレ
ンジ、直線性及び周波数応答について独特の組合せを有
しているから、もっと強い磁界の存在下でも、非常に弱
い磁界を検出することができる。市販されている最も感
度の良い小サンプル用超伝導磁化率計として、カリフォ
ルニア州サンジエゴのクウォンタムデザインが製造する
ものがあり、これは、SQUID磁力計を利用して、超伝導
磁石によって生じる強磁界中のサンプル誘導による摂動
を測定するものである。この磁化率計は高温の超伝導
体、生物学的分子その他の物質の特性を調べるために使
用されている。
SQUID磁力計に関し、最も広く知られた用途の1つ
は、人間の心臓及び脳の中での生体電気活動によって生
じる磁界の測定である。これらの生体磁力計において、
SQUIDは超伝導性ピックアップループに接続され、差動
磁力計を形成する。これは、均一な磁界に対しては比較
的影響を受けないが、脳その他の器官の電気的活動によ
って生じる磁界に対しては非常に敏感である。多数のSQ
UIDが、調べようとする検体の頭又は胸の近傍位置に並
べて配置される。配列されたSQUIDは、電子的に走査
(スキャン)され、検出された磁気信号のパターンを数
学的に反転させて、磁界を生じる電気的活動をマッピン
グする。数学的反転は、3次元電流源のランダム分布に
対して不定解を有しているので、単一の双極源を局在化
させる点ではある程度うまくいくが、多くの生体電気双
極源をマッピングするにはあまりうまくいかなかった。
この技術は、内部に電流源を有するシステムに対しての
み良好な感度が得られる。
非破壊試験又は評価を行なうために、高感度磁力計を
用いて磁気測定しようとする活動ははるかに少ない。電
流を、直接又は誘導を通じて、略幾何学的に規則的な物
体に印加し、電流によって発生する磁界中に、物体のク
ラック、孔等の欠陥によって生じる摂動を観察するもの
である。典型的には、磁力計を用いて物体を走査(sca
n)し、欠陥の存在によって生じる摂動(perturbation
s)の位置を求めるものである。物体は電気的に伝導性
のものでなければならないのは勿論である。この方法で
は、電流分布、従って磁界は物体中の電導率(conducti
vity)の分布に依存しているから、物体と欠陥に関して
極く限られた情報しか得ることができない。しかし、欠
陥が1個存在すると、物体全体の分布に摂動が生じるか
ら、他の欠陥を検出することは困難になる。
クラックや穴等の欠陥の位置を求める作業はまた、強
磁性物質に印加された磁界中の摂動をマッピングする際
にも行なわれている。かかる技術により、物体外部の磁
界中における摂動のマップを得ることはできるが、欠陥
の構造については質的な評価ができるにすぎない。強磁
性材料中の誘導双極子又は残留磁気双極子の向きによっ
て印加磁界を歪ませるが、これらがわからないという不
都合がある。強磁性材料中の誘導磁界及び残留磁界を逐
次測定することにより、材料に施された熱処理の状態を
調べることができる。
磁化率の変動を測定し、その測定値に基づいて、人間
の器官を非侵入方式で分析する技術が開発されている。
本願発明者にかかる先行米国特許第3,980,076号及び第
4,079,730号は、心臓の容積(volume)を量的に評価す
る方法及び装置を開示している。この技術は、血の磁化
率が、心臓及びその周囲組織の磁化率とは実質的に異な
るという事実に基づいている。心臓は、収縮期と拡張期
との間に容積が変化し肺腔内を動く球体をモデルとして
いる。心臓の搏動によって生じる印加磁界において、幾
つかの摂動地点で測定が行なわれる。これらの測定値
は、モデルによる計算が経験的な測定値に一致するま
で、モデルの調節が行なわれる。得られた結果を評価す
るために、正常な心臓の活動と異常な心臓の活動のパタ
ーンが明らかでなければならない。
同じような技術を用いて、人間の肝臓中に貯えられる
鉄分の量を調べることができるが、これはある医学的な
条件の診断に有用である。SQUIDは、患者の腹部に置か
れた一袋の水によって生じる印加磁界に対する摂動を測
定する。これは、水の体積磁化率(bulk susceptibilit
y)を表示するものである。SQUIDは次に、患者の方に前
進させると、水の袋は平坦になり、SQUIDの感度ボリュ
ームが肝臓と交差し、印加磁界に対する摂動の追加測定
が行なわれる。心臓容積を調べる場合と同じように、生
理学的モデルを用いて、肝臓内の鉄分の濃度が求められ
る。このモデルでは、肝臓は、連続的に均質な塊である
とみなされ、肝臓の体積磁化率はモデル内で推定され
る。
その他のメディカルイメージング技術として注目され
ているものに、電気インピーダンス断層法がある。この
技術は、検体内部の組織の違いによって電気抵抗が異な
る性質を利用している。心臓の像作成に適用したよう
に、多数の電極対を胴の周りに配備する。電極対の間に
ある検体中を電流が連続的(successively)に流れる
と、電極対間の電圧降下が測定される。組織の抵抗率が
いかなるものであっても、組織を流れる電流は、平行電
流経路の抵抗率に依存しているから、この技術を用いて
作像することは難しい。
米国特許第4,982,158号の示唆する非破壊試験の技術
は、電流を導電性又は半導電性物体中に2以上の方向か
ら送り込み、得られた磁界を一群のSQUIDでマッピング
し、物体内の異質部を検出するものである。
不透明物体の表面及び内部構造の像の作成を、放射線
をイオン化させず、また高強度の磁界を必要とせず、妥
当なコストで良好な結果を得ることのできるシステムが
依然として要請されている。
発明の要旨 この目的及びその他の目的は、局部磁化率をマッピン
グすることにより、物体の表面又は内部構造の像を作成
する本発明の装置及び方法によって達成できる。本発明
は、全ての物質は磁化されること、つまり、一般的に非
磁性と考えられる反磁性物質(diamagnetic material)
でさえも、実際は弱く磁化されるという原理に基づいて
いる。本発明は、反磁性物質又は常磁性物質(paramagn
etic material)、及びその組合せから構成される物質
の像を作成するのに有用である。このような物質は、磁
化されても、磁気双極子が非常に弱いために、対象物体
の隣接分子に印加される磁界に及ぼす歪の影響は認識で
きる程のものではないという事実によって特徴づけられ
る。従って、本発明は、超常磁性物質(superparamagne
tic material)又は強磁性物質(ferromagnetic materi
al)の濃度が、作像しようとする物体の構造に浸透する
印加磁界を、認識し得る程度にまで歪ませるほど大きく
ない限り、超常磁性物質、さらには強磁性物質を埋め込
んだ反磁性物質及び常磁性物質の特徴(構造)の像を作
成するために使用することができる。
より具体的には、本発明は、実質的に反磁性物質及び
/又は常磁性物質からなる物体の内部構造又は表面構造
の像を作成する装置及び方法に関するもので、強度、向
き及び時間依存性が既知の物体に対して磁界を印加(ap
ply)するものである。これは、物体を、磁界に関して
所定の向きに配置し、磁界として地球の磁場を利用する
ことを含んでいる。印加された磁界は電磁石によって発
生させるのが望ましい。超伝導磁石は、磁力計として用
いるSQUIDを収容するのと同じ低温容積の中に収容し
て、物体内の局部磁化率による磁界中の摂動を検出する
ことができる。なお、印加磁界を発生させるために超伝
導磁石を用いることは、本質的なことではない。実際、
ヘルムホルツコイル対によって生ずるような均一な磁界
が望ましい。印加された磁界中の摂動は、物体における
一群の位置で、磁力計手段によって測定され、一群の摂
動信号が作り出される。この摂動信号の群を処理して、
物体における局部磁化率のマップを表わす信号群が作ら
れる。
単一の磁力計又は少数の磁力計群により、物体が走査
され、摂動信号群が作り出される。走査は、磁力計又は
物体のどちらか一方を移動させて行なわれる。或はま
た、多数の磁力計群により、物体の走査を電子的に行な
うこともできる。
本発明は、磁化率の断層法を含んでおり、磁界、磁力
計群の測定位置、物体の位置の少なくとも1つの向きを
変化させて、複数の摂動信号群を作り、これを用いて物
体内の選択された位置における局部磁化率を調べる。こ
のようにして、物体を通る全位置における磁化率、例え
ば、物体の一切断部を表わす表面上で選択された位置に
おける磁化率を作ることができる。
複数の摂動信号群を作るために、向きを変化させる必
要があるが、その変化は、要素を物理的に移動させて作
ることができる。例えば、複数組のコイル及び/又は磁
力計を並べて配備し、これら多数の要素を操作すること
により、向きを可変にすることができる。
図面の簡単な説明 本発明に対する理解は、添付の図面を参照して説明す
る以下の望ましい実施例の記載によって、完全なものと
なるであろう。
図1は、本発明に係る磁化率作像システムの概略説明
図である。
図2は、図1のシステムに使用して好適なSQUID磁力
計の概要図である。
図3は、物体中の印加磁界内での摂動を電子的に走査
する多数のSQUID群の概要図である。
図4は、図1及び図2のシステムに用いられる高温磁
石に代えて使用することができる超伝導磁石の概要図で
ある。
図5は、交流磁界を用いて操作できるように改良した
図1のシステムの一部の概略説明図である。
図6は、図1のシステムの他の実施例であって、3組
の直交する電磁石と6直交平面のSQUID群を利用した実
施例の概略説明図である。
望ましい実施例の説明 広義において、本発明は、実質的に反磁性物質又は常
磁性物質から作られた物体の局部的な磁化率をマッピン
グすることにより、物体の構造の像を作成するものであ
る。
物質の磁化率は、磁界強度に対する磁化密度の比率と
して定義され、次の関係式によって表わされる。
ここで、χは磁化率、Mは磁化密度、Hは磁界強度で
ある。
物質の磁化は磁界に影響を及ぼし、次の式で表わされ
る。
B=μ(H+M) 式2 ここで、Bは界(field)、μは自由空間の透磁率で
ある。界Bは、印加された磁界Hと、その印加磁界が作
り出す物質の磁化Mによってもたらされる界の和であ
る。式1を式2に代入すると、次のようになる。
B=μ(1+χ)H=μμrH=μH 式3 ここで、μは相対透磁率、μは絶対透磁率である。
μ=1+χ 式4 強磁性物質において、χは次のようになる。
μ(鉄)χ=102〜105 式5 これに対し、反磁性物質、そして常磁性物質に至るま
で、χは1よりも非常に小さいから、相対透磁率に及ぼ
す影響は極めて小さい。従って、反磁性物質の場合、χ
=−10-5である。
μ(反磁性)=1−10-51 式6 また、常磁性物質の場合χ=10-2である。
μ(常磁性)=1+10-21 式7 これが意味することは、強磁性物質においては、磁化
Mは、物質内部の磁界強度Hに対して強い影響を及ぼす
ということであり、その磁気双極子は周囲の磁気双極子
が繋がっているから、強磁性物質の内部の磁界Bを容易
に決定することができないということである。
しかしながら、反磁性物質及び常磁性物質では、磁化
の印加磁界に及ぼす影響は無視できる程度であり、強磁
性物質の場合よりも位数(orders)の大きさが約5〜11
ほど少ない。従って、ボルン近似に基づいて、反磁性物
質及び常磁性物質内部の磁気双極子が、物質の隣接領域
の磁化に及ぼす影響を無視することができる。それで
も、反磁性物質又は強磁性物質が磁化されると、結果と
して印加磁界に摂動(perturbations)が生じる。この
摂動は高感度磁力計によって測定することができる。
本発明にあっては、物体中での印加磁界、つまり物体
の選択された部分における印加磁界に対する摂動の測定
結果は、物体の局部磁化率を計算するために使用され
る。局部磁化率のマップは、物体の構造の像を表わすか
ら、これを用いて、例えば、器官、患部組織及び非強磁
性の外部物体のような生物サンプル内部の異なる組織の
像を作成することができるし、サンプル内に導入された
無生物サンプル及び追跡子(トレーサー)物質の内部構
造の他にも、クラック、ボイド、介在物等の欠陥の像を
作成することができる。サンプルへの導入では、例え
ば、生体の血流に追跡子を導入し、追跡子物質をサンプ
ル表面に施して表面欠陥を検出し、追跡子物質を集合体
(bulk material)と混合することができる。追跡子物
質と周囲物質とは、磁化率が実質的に異なるようにす
る。その濃度が像作成しようとする特徴を覆ってしまう
程に大きくない限り、超常磁性物質とさらには強磁性物
質を追跡子として使用することができる。
主として常磁性又は反磁性物質から作られた2次元物
体を横切る局部磁化率の像を作成する際、又は、そのよ
うな物質からなる3次元物体の表面だけを像作成する
際、局部的摂動の測定値は局部磁化率に変換される。こ
れが可能なのは、常磁性物質及び反磁性物質が、一般的
に線状で、非ヒステリティック(non−hysteretic)で
あるためであり、また、用いられた印加磁界強度では、
磁化率は印加磁界から独立しているためである。式6及
び式7の結果として、通常は弱磁界の制限内で使用する
ことができ、これはボルン近似としても知られている。
物質内の任意位置で、物体のどこかの場所における磁化
から印加磁界への寄与を無視することができる。源位置
(sourcepoint)r′における局部磁化〔′〕によ
り、初期磁界と、局部磁界だけが残され
る。
(′)+(′)=μ (′)+μ
(′) 式8 これは真の局部式(local equation)であって、サン
プル内のどこかの場所における磁化とは独立している。
は非常に弱いため、もしどの場所でもがわかる
と、は、χ=10-2の常磁性物質に対しては少なくと
も102の一部まで、χ=10-5の反磁性物質に対しては105
の一部までわかる。このようにして、式2によって与え
られるミクロ的な構成式に基づいて、首尾一貫したマク
ロ的な解を得る際における大きな問題を解決した。
(′)と〔′〕がわかったので、
問題から消去することができ、式8は次のようになる。
(′)=μ(′) 式9 もし、が一様の場合、〔′〕の空間変動はχ
(′)だけによって求まるから、次のようになる。
(′)=μχ(′)(′) 式10 等方性(isotropic)材料の場合、χはスカラーであ
り、の方向はの方向と同じである。そうでない
と、テンソル磁化率が必要となる。
多くの場合、磁力計は源位置′における磁界を測定
しない。その代わりに、離れた「界」位置における磁
界を測定する。磁力計が、より強く印加されたの上
に重ねられた非常に小さな摂動だけを測定する場
合、弱い常磁性と反磁性が検出される。以下の記載にお
いて、測定は、反磁性物質又は常磁性物質のどちらか一
方の物質からの摂動磁界についてだけのものであると仮
定する。物体内の体積dv′の小要素が磁化(′)を
有するとした場合、要素は、要素全体を通じて磁化が均
一になると考えられるほどに十分小さい。この要素容積
(elemental volume)の双極子モーメントは、次の通り
である。
d=dv1 式11 ′におけるこの要素から、界位置における磁界の
寄与は、双極子磁界の式によって与えられる。
トータルの磁界〔′〕は、界を、各要素の双極子
に関連づけられた磁化から積分することによって得られ
る。
一般的なインバースプロブレム(inverse problem)
は、サンプルの()の測定値群全体について、式13
のベクトル磁化(′)に対する解を求めるものであ
る。一般的に、この式は固有の解をもたない。しかしな
がら、(′)=(′)(′)がわかって
いるとき、どこの場所にあるの向き(orientation)
を知ることができる。もし、(′)=Mz(′)
であると仮定すると、もう少し単純化した式のスカラー
磁化Mz(′)の解を求めさえすればよい。
(′)の3成分から単一成分Mz(′)までの未知
の数を減じることは、プロブレムを大部分単純化したこ
とを表わす。測定ノイズ及び計算精度によって課される
制約(constraints)の範囲内で、一般的には、式(1
4)の解を得ることができる。特別な幾何学的な制約の
ある場合は例外であり、の任意の単一成分を等しく有
効に使用することができる。
源が、例えば反磁性物質又は常磁性物質の薄いシート
のように2次元に限定されている場合、式(14)は2次
元の表面積分に換算される。ここで、z成分は磁界H0
だけを印加し、2次元サンプルよりも上の高さ(z−
z′)におけるサンプル誘導磁界(sample−induced ma
gnetic field)のz成分だけを測定すると仮定する
と、次のようになる。
実際、積分は物体源の境界を越えるまで拡大する必要
はなく、その外側では≡0である。この式のM
z(′)の解を求めるには、最初に、磁界の2次元空
間フーリエ変換(FT)を計算する。
bz(kx,ky,z)=FT{B(x,y,z)} 式16 その結果、たたみ込み定理(convolution therem)を用
いて、空間周波数領域(spatial frequency domain)に
おける式15を表現することができる。
bz(kx,ky,z)=gz(kx,ky,z)mz(kx,ky), 式17 ここで、gz(kx,ky,z)は、グリーン関数の空間フーリ
エ変換である。
そして、mz(kx,ky)は、磁化Mz(x′,y′)の空間フ
ーリエ変換である。インバースプロブレムは、次に、空
間周波数領域の中で割算に換算される。
サンプル又はノイズのどちらか一方から磁界に寄与す
る空間周波数で起こるグリーン関数はゼロであるから、
この式が無限大にならないようにするために、ウインド
ウ技術を用いる必要がある。典型的には、ウインドウw
(kx,ky)は、gzのゼロの近傍で高周波ノイズを減衰さ
せるローパスフィルターである。従って、式19は次のよ
うになる。
最終段階として、逆フーリエ変換(FT-1)を用いて、
磁化分布の像を得る。
Mz(x′,y′)=FT-1{mz(kx,ky)}, 式21 次に、これを用いることにより、所定の磁化率の像を得
ることができる。
これは、2次元の磁化率の像を作成する1つの方法を
提供する。グリーン関数とウインドウが一旦指定される
と、xy空間の適当なコンボルーション積分を評価するこ
とにより、Bz(x,y)からχ(x′,y′)まで直接進行
することができる。
本発明のこの実施例は、例えば、半導体デバイスの非
破壊検査に有用である。シリコン基集積回路の作製に使
用された種々の金属と絶縁体の磁化率は、かかるデバイ
スの磁化率をイメージングする上で必要なコントラスト
を提供するのに十分高い範囲の値を有している。半導体
産業に関連性のある磁化率(10-6SI)を次に示す。
Al+21 Cu−10 Si−4 Al2O2−18 Ga−23 SiO2−14 Au−34.5 Ge−71 W+80 3次元物体の表面をマッピングする場合、例えば、表
面欠陥の位置を捜し出してその量を定める場合、磁力計
の感度ボリュームは、例えば、ピックアップコイルを傾
斜配置した既知構造の選択、及び/又は印加磁界の整形
(shaping)を通じて調節することができる。
本発明で重要なことは、磁化率の断層を作成すること
(susceptibility tomography)である。
ここで、磁化率の断層作成のときと同じように、源が
3次元のときには、より一般的な方法を用いなければな
らない。式12からスタートさせることができる。なお、
式12は、単一の磁気双極子d(′)によって生じる
磁界d()に対する双極子磁界の式である。もし、
双極子モーメントが、印加磁界(′)中の体積増分
dvの磁化から生じる場合、次の式が得られる。
d(′)=χ(′)(′)dυ′ 式23 双極子磁界の式は次のようになる。
この式は次のように書くことができる。
d()=(,′,)χ(′)dυ′, 式25 ここでベクトルのグリーン関数を挿入すると、次のよ
うになる。
の成分を簡単にすると次のようになる。
=Gx+Gy+Gz 式27 ここで、 従って、式25の磁界の3成分は、次のように書くこと
ができる。
dBz()=χ(′)Gz(,′,) 式31 dBy()=χ(′)Gy(,′,) 式32 dBy()=χ(′)Gy(,′,). 式33 なお、はx′、y′及びz′の関数である。これに
対し、式18中のグリーン関数はを含んでいなかった。
しかしながら、は既知であると考えられ、幾何学的に
可変なスケール因子をグリーン関数の中に加えるだけで
ある。式28乃至式30はより複雑になったが、これは、
を、独立して指定された3成分を有するベクトル磁界と
して含めたためである。
もし、単一双極子だけの源の位置′と、その位置に
おけるの強度と方向(direction)がわかっている場
合、における磁界を1回測定するだけでχ(′)を
求めることができる。その成分がゼロでない限り、
(′)の1成分だけを測定すれば十分である。双極子
が多数あるか、又は双極子を連続的に配置していると
き、そのプロブレムはより複雑になる。その場合、物体
源の全体について、式25を合計又は積分する必要があ
る。
数値的に処理するために、物体源を、容積vjのmの要
素に分離することができる。ここで1≦j≦mである。
この物体からの界は次の通りである。
を1回測定するだけでは、m個の要素の磁化率の値を
求めるのに不十分である。従って、n個の測定位置で測
定せねばならない。ここで、nは、1≦i≦nであり、
夫々の測定を表わす。測定は位置で行なわれる。1
つの位置で測定される磁界の3成分は、この表示法で
は、3つの独立したスカラー測定を構成し、に対する
値と同じ値をもつことがある。式35は、次のようにな
る。
分析を簡素化するために、マトリックス表示に変換す
ることができる。この場合、グリーン関数のベクトル
は、n×mマトリックス となり、その行(横の列)毎にグリーン関数を含んでお
り、1回の測定が全ての要素源と関連づけられる。つま
り式36である。n磁界の測定は、n×1列(縦の列)マ
トリックスのn要素と書くことができる。m要素源の
夫々の磁化率は、m×1列マトリックスと書くことが
できる。各要素源の体積は、 又はのどちらかのマトリックス中に組み入れることが
できる。測定値は源と次の関係がある。
もし、n=mのとき、式の系は正確に求めることがで
きるが、測定ノイズがあるため、解を得ることができな
いこともある。n>mを選択すると、求めるものが過剰
になり(over determined)、最小2乗の解を求めるこ
とができる。幾つかの処理方法があるけれど、式37の左
両辺に、 の転置(transpose)である を掛けるという一般的な方法だけを検討する。
は、今ではm×mマトリックスであり、原則として反転
することができる。これによって、の解を求めること
ができる。
マトリックスのインバースを計算する能力は、測定ノイ
ズによって、また、測定と源空間のスパンがどのくらい
かによって、さらに、要素源の直交性によって決められ
る。典型的には、この反転プロセスが、複雑な源におけ
る単一平面になされた測定によってなされる場合、源の
近傍の要素が支配的となり、マトリックスは不良条件と
なる。
式39の不良条件を避けるための方法は、異なる多数の
方向から磁界を印加し、物体の周囲全部の多くの位置で
磁界を測定することである。n>Mであるから、式の系
は過剰に求められることになる。物質の各ボクセル(vo
xel)の磁化の方向は、どの測定に対しても知られてお
り、この方向は変化するから、 マトリックスの少数測定群による支配は避けられる。式
39は次に、過剰に求められるため、解の安定性が高ま
る。特異値分解(Singular Value Decomposition)又は
その他の技術を用いて、各ボクセルの磁化率を求めるこ
ともできる。
本発明にかかる磁化率の断層法の実行に際しては、磁
界、磁力計、物体の位置との間における複数の向きに対
する摂動の読み値の一群(arrays)が作られ、処理され
て、物体内の任意位置における局部磁化率を発生させ
る。これには、物体の全体に亘って局部磁化率のマップ
を作ることを含めることができる。特に有用な方法の1
つに、物体中の特定平面に沿って磁化率のマップを作る
ことが挙げられる。これらの信号の集まりを作る際、磁
界の方向、磁力計によって摂動が測定される位置、及び
物体の向き、の3条件の少なくとも1つの条件が変えら
れる。磁界と磁力計を固定状態に維持し、物体の位置を
変える方式が望ましい。これは、磁力計の印加磁界の全
ての摂動を読みをゼロにする(nulled)ことをより簡単
に行なうことができる利点がある。磁界と磁力計は、物
体を不動のユニットとして操縦できることは勿論であ
る。その他に、位置を固定した複数組の界磁コイルを逐
次、励磁することにより、磁界方向を変えることもでき
るし、或はまた、異なる組合せの電流で励磁することに
より、得られる磁界の向きを変えることもできる。
本発明を実施するための装置(1)を図1に示してい
る。物体(3)は反磁性及び/又は常磁性物質から作ら
れており、ヘルムホルツコイル対(5)のコイルとコイ
ルの間に配置される。コイル対(5)から、略均一な磁
界が物体(3)に印加される。典型的には、磁界の強度
は、約10-4乃至102Tの間である。物体全体の強度と方向
が既知である限り、磁界は均一でなくてもよいが、磁界
を均一にすれば磁化率の計算を簡素化することができ
る。物体の様々な部分における磁化率は磁界によって決
まり、その磁界に対する摂動は磁力計ユニット(7)に
よって測定される。
図1に示す装置(1)は、ヘルムホルツコイル対
(5)によって作られる磁界の向き、物体(3)の向
き、及び磁力計ユニット(7)の位置を独立して調節す
ることができる。前述したように、これら3条件の全て
の向きを変化させる必要はない。磁化率断層法に必要な
複数の摂動の読み値を得るためには、条件の1つだけを
変えるだけでよく、また、必ずしも1回ごとに同じ条件
でなくてもよい。2次元物体のマッピング、又は3次元
物体の表面のマッピングを行なう場合、必要なのは、磁
界、磁力計及び物体のうちの1つの向きだけである。夫
々の向きを求める場合、磁力計(7)によって、物体の
複数の位置における印加磁界Bに対する局部摂動を表わ
す一群の摂動信号が作られる。単一の磁力計又は少数の
磁力計群が、摂動信号の群を発生し、磁化率のマッピン
グをしようとする物体又は物体の一部を、磁力計ユニッ
ト又は物体のどちらか一方を移動させることによって走
査する。或はまた、磁化率の測定を行なう位置全体を包
含する多数の磁力計群を用いて電子的に走査することも
できる。
図1の一般化した装置において、磁石対(5)は、磁
石電源(9)から電圧が加えられ、磁石位置は、磁石位
置制御部(11)によって自動的に制御される。磁力計の
電子部(13)は、磁力計(7)の励起を制御し、コイル
対(5)によって印加される磁界が物体(3)の局部磁
化率に及ぼす影響を表わす摂動信号を発生させる。必要
に応じて、多数群の摂動信号を発生させる磁力計の位置
は、磁力計の位置制御部(15)によって制御される。ま
た、必要に応じて、磁石(5)及び磁力計(7)に関す
る物体の位置は、サンプル位置制御部(17)によって制
御される。
装置全体(1)は、コンピュータ装置(19)によって
制御される。コンピュータ装置(1)の主制御部(21)
によって、磁石制御部(11)、磁力計制御部(15)、サ
ンプル位置制御部(17)、磁石電源(9)及び磁力計電
子部(13)の動作が制御される。データ収集電子回路
(23)は、磁力計電子部(13)から受信した摂動信号を
処理する。この処理は、アナログ摂動信号をデジタル化
するプロセスを含んでおり、磁化率断層法のアルゴリズ
ム(25)によってさらに処理される。2次元物体の場
合、又は3次元物体の表面磁化率だけをマッピングする
とき、2次元マッピングの適当なアルゴリズムを、磁化
率断層法のアルゴリズム(25)と置き換えることができ
る。適当なアルゴリズムは、所望磁化率のマップを作成
し、出力ディスプレイ装置(27)に転送される。この出
力ディスプレイ装置(27)として、例えば、ビデオモニ
ター、プロッター、プリンター及び/又はチャートレコ
ーダーを挙げることができる。
装置(1)の磁力計(7)として、例えば、フラック
スゲートその他種類の磁力計を用いることができる。な
お、磁力計は、超伝導量子干渉デバイス(SQUID)が望
ましい。適当なSQUID磁力計の一例を図2に示してい
る。SQUID(29)は、低温デュワー(31)の内部に配備
され、貯蔵器(33)から液体ヘリウムが供給され、約4K
の温度に維持される。高分解ピックアップコイル(35)
は、ドーム型真空ケース(39)の中に突出するサーマル
フィンガー(37)の端部に設けられ、磁界測定の入力を
SQUID(29)に供給する。この構成により、ピックアッ
プコイル(35)をサンプル物体から1.5mm以内に配置す
ることができる。図2において、サンプル物体(3)
は、サンプル台プラットホーム(41)に支持され、x及
びy方向に平行移動可能であり、磁力計を物体上に走査
して、摂動信号群を作ることができるようにしている。
プラットホーム(41)はまた、z高さの調節を行なうこ
とができ、1又は2以上の軸の周りでサンプルを回転さ
せることができる。この配置は、物体(3)の表面を2
次元マッピングするのに適している。磁化率の断層法の
場合、物体の位置は、磁力計の走査を行なう毎に、回転
等によって調節される。
図2に示す磁力計(7)は、4つのSQUID(29)を有
する4チャンネル型磁力計であり、各々がピックアップ
コイル(35)を備えており、コイルは矩形に配置され
る。この少数コイル群は、サンプルプラットホーム(4
1)を動作させることにより、機械的に走査される。プ
ラットホームは、サンプルを、x、y及びz方向に平行
移動(translate)させることができ、また1又は2以
上の軸の周りでサンプルを回転させることができ、物体
中の位置群で磁界の摂動が測定される。或はまた、図3
に示す如く、測定しようとする夫々の位置において、各
々がピックアップコイル(35)を有するSQUID(29)
を、互いに独立させて線形配列(43)したものを、図2
の磁力計の代わりに使用することができる。これによる
走査は、単一の軸方向だけである。
磁界を発生させるのに使用される高温(warm)ヘルム
ホルツコイル対に代えて、超伝導磁石を用いることもで
きる。図4に示す如く、超伝導磁石(45)は、2次元の
SQUID群(47)と共に、低温容器(31)の中に設けられ
る。電流は、磁気供給源(49)から、永久電流(persis
tent current)スイッチ(51)を通じて、超伝導磁石に
送られる。永久電流スイッチ制御部(53)により、スイ
ッチ(51)が作動し、最初に、電流が磁気供給回路(4
9)から超伝導磁石(45)に送り込まれ、次に磁石内を
電流が循環し、その循環電流を磁気供給源(49)に戻し
てダンプし、磁石の機能を停止する。
本発明は、dc磁界又はac磁界のどちらでも用いること
ができる。ac磁界を用いるとき、ac磁石の電源(9′)
の出力は、SQUID電子回路(13′)からの出力と共にロ
ックイン増幅器(55)に送られる。ロックイン増幅器の
出力は、図5に示す如く、コンピュータ装置(19)に送
られる。
本発明の他の実施例を図6に示している。この実施例
では、3つの正方形ヘルムホルツコイル対(57)(59)
(61)が相互に直交するようにサンプル物体(3)の周
囲に配備される。なお、コイル対(57)(59)(61)
は、夫々、電源(63)(65)(67)によって励磁され
る。これらの固定位置にあるコイルは逐次的(sequenti
ally)に励磁され、3方向の直交する磁界を磁界を発生
させる。この磁界はサンプル物体に印加され、磁化率の
断層が作成される。或はまた、3組のコイルは同時に励
磁することができる。しかし、逐次時間間隔における電
流のレベルが変わると、得られる磁界は物体に関する向
きが変動すると仮定して、磁化率の断層に必要な複数群
の摂動信号が作られる。図6に示す如く、磁力計(69)
の一群は物体に関して配置され、磁界の摂動が記録され
る。多数の固定磁石及び固定磁石対を用いることによ
り、機械的に移動させずに、磁化率の断層を得ることが
できる。図6に示す如く、より多くの磁力計群を用い
て、異なる平面の磁界の摂動を記録することができる
し、必要に応じて、図1のように屈曲した配列(7)に
することもできる。
本発明の具体的実施例を詳細に説明したが、当該分野
の専門家であれば、それらの細部については、開示を参
考にして種々の変形及び代替をなし得るであろう。従っ
て、具体的な構成は例示的なものであって、添付の請求
の範囲に規定される本発明の範囲に限定を加えるもので
ないことは理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローダー,アラン アメリカ合衆国 ペンシルバニア,ケネ ット スクエア,ウィッカーシャム レ ーン 706 (72)発明者 ウィクスウォ,ジョン ピー. アメリカ合衆国 37027 テネシー,ブ レントウッド,マンリー レーン 1025 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 33/00 - 33/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反磁性物質及び常磁性物質の少なくとも1
    つから実質的に構成される物体(3)の少なくとも選択
    された部分の構造の像を作成する装置(1)であって: 強度、向き及び時間依存性が既知の磁界を、物体の少な
    くとも選択された部分に印加する手段(5); 印加された磁界の中で、物体の少なくとも選択された部
    分における一群の位置での物体の局部磁化率を表わす局
    部摂動を測定し、一群の摂動信号を発生させるための磁
    力計手段(7); 物体と磁力計手段の間で、選択された角度に向きを与え
    る手段(17); 摂動信号を処理し、物体の少なくとも選択された部分に
    おける局部磁化率のマップを表わす一群の信号を発生さ
    せるための処理手段(19);及び 物体の少なくとも選択された部分における局部磁化率の
    マップを供給する手段(27)を備えており、 前記装置の特徴とするところは、向きを与える手段(1
    7)が、磁界、物体(3)及び磁力計(7)のうち少な
    くとも1つの角度の向きを、他方に関して連続的に調節
    可能となし、相対的方向を複数発生させるようにしたこ
    とであり、磁力計手段(7)は、複数の相対的方向の各
    方向毎の位置群での印加磁界の局部摂動を測定して、複
    数の摂動信号群を作るための測定手段(35)を含んでお
    り、処理手段(19)は、マトリックス分解技術を用いて
    複数の摂動信号群を処理し、物体の少なくとも選択され
    た部分における少なくとも選択された位置での磁化率の
    分布を表わす磁化率信号群を作るための処理手段(25)
    を備えている。
  2. 【請求項2】磁力計手段(7)は、超伝導量子干渉デバ
    イス(SQUID)の磁力計手段を含んでいることをさらに
    特徴とする、請求項1の装置(1)。
  3. 【請求項3】処理手段(19)は、物体(3)の少なくと
    も選択された部分を通る選択平面での磁化率の分布を表
    わす一群の磁化率信号を発生させる手段(25)を備えて
    いることをさらに特徴とする、請求項1の装置(1)。
  4. 【請求項4】物体(3)の少なくとも選択された部分に
    磁界を印加する手段(5)は、物体に関して複数の向き
    に配置された複数のコイル手段(57)(59)(61)を備
    えており、調節手段は、複数のコイル手段を逐次的に励
    磁する手段(63)(65)(67)を有していることをさら
    に特徴とする、請求項1の装置(1)。
  5. 【請求項5】物体(3)の少なくとも選択された部分に
    磁界を印加する手段(5)は、物体に関して複数の向き
    に配置された複数のコイル手段(57)(59)(61)を備
    えており、調節手段は、複数の電流の組合せによって複
    数のコイル手段を励磁して、複数の向きの磁界を作るた
    めの手段(63)(65)(67)を有していることをさらに
    特徴とする、請求項1の装置(1)。
  6. 【請求項6】反磁性物質及び常磁性物質の少なくとも1
    つから実質的に構成される物体(3)の少なくとも選択
    された部分の特徴の像を作成する方法であって: 強度と向きが既知の磁界を、物体の少なくとも選択され
    た部分に印加する工程; 印加された磁界の中で、物体の少なくとも選択された部
    分における一群の位置での物体の局部磁化率を表わす局
    部摂動を、磁力計手段を用いて測定し、一群の摂動信号
    を発生させる工程;及び 摂動信号の一群を処理して、物体の少なくとも選択され
    た部分における局部磁化率のマップを表わす一群の信号
    を発生させ、物体(3)の少なくとも選択された部分に
    おける局部磁化率のマップを供給する工程を有してお
    り、 前記方法の特徴とするところは、磁界、物体(3)及び
    磁力計手段(7)の少なくとも1つの角度の向きを他方
    に関して連続的に調節し、相対的方向を複数発生させ、
    複数の相対的方向の各方向毎の位置群での印加磁界の摂
    動を測定して、複数の摂動信号群を作ることであり、前
    記の処理は、マトリックス分解技術を用いて複数の摂動
    信号群を処理して、物体の少なくとも選択された部分に
    おける少なくとも選択された位置での磁化率の分布を表
    わす磁化率信号群を作ることを含んでいる。
  7. 【請求項7】物体の磁化率とは実質的に異なる磁化率を
    有する反磁性追跡物質及び常磁性追跡物質の少なくとも
    1つの追跡物質を、物体の少なくとも選択された部分の
    全体に最初に分散させることをさらに特徴としており、
    前記処理工程は、摂動信号を処理して、物体の少なくと
    も選択された部分の少なくとも選択された位置における
    物体と追跡物質の局部磁化率を表示することを含んでい
    る、請求項6の方法。
  8. 【請求項8】物体の表面におけるクラック及び孔等の欠
    陥を非破壊的に調べられるようにしており、物体の磁化
    率とは実質的に異なる磁化率を有する反磁性追跡物質及
    び常磁性追跡物質の少なくとも1つの追跡物質を、物体
    の表面に最初に作用させて、追跡物質を表面の全ての欠
    陥へ導入することをさらに特徴としており、前記の処理
    工程は、磁界中で測定された摂動を処理して、局部磁化
    率のマップを作り、あらゆる欠陥の像を作成することを
    さらに含んでいる、請求項6の方法。
JP05500179A 1991-05-17 1992-05-14 反磁性及び常磁性物体構造の像を作る装置及び方法 Expired - Fee Related JP3080989B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US702,586 1991-05-17
US07/702,586 US5408178A (en) 1991-05-17 1991-05-17 Apparatus and method for imaging the structure of diamagnetic and paramagnetic objects
PCT/US1992/004027 WO1992021039A1 (en) 1991-05-17 1992-05-14 Apparatus and method for imaging the structure of diamagnetic and paramagnetic objects

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06508686A JPH06508686A (ja) 1994-09-29
JP3080989B2 true JP3080989B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=24821833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05500179A Expired - Fee Related JP3080989B2 (ja) 1991-05-17 1992-05-14 反磁性及び常磁性物体構造の像を作る装置及び方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5408178A (ja)
EP (1) EP0584258B1 (ja)
JP (1) JP3080989B2 (ja)
AU (1) AU664558B2 (ja)
CA (1) CA2103032C (ja)
DE (1) DE69224192T2 (ja)
MX (1) MX9202294A (ja)
WO (1) WO1992021039A1 (ja)

Families Citing this family (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5842986A (en) * 1995-08-16 1998-12-01 Proton Sciences Corp. Ferromagnetic foreign body screening method and apparatus
US5894220A (en) * 1996-02-12 1999-04-13 University Of Maryland Apparatus for microscopic imaging of electrical and magnetic properties of room-temperature objects
DE19615254C2 (de) * 1996-04-18 1999-03-11 Diagnostikforschung Inst Gerät zur höchstempfindlichen magnetischen Detektion von Analyten
US6965792B2 (en) * 1996-06-25 2005-11-15 Mednovus, Inc. Susceptometers for foreign body detection
US6496713B2 (en) 1996-06-25 2002-12-17 Mednovus, Inc. Ferromagnetic foreign body detection with background canceling
US20020115925A1 (en) * 1996-06-25 2002-08-22 Avrin William F. Ferromagnetic foreign body detection utilizing eye movement
US7047059B2 (en) * 1998-08-18 2006-05-16 Quantum Magnetics, Inc Simplified water-bag technique for magnetic susceptibility measurements on the human body and other specimens
GB2324612B (en) * 1997-04-01 2002-01-09 Redcliffe Magtronics Ltd An apparatus for determining characteristics of a sample
US6477398B1 (en) * 1997-11-13 2002-11-05 Randell L. Mills Resonant magnetic susceptibility imaging (ReMSI)
AU4953599A (en) * 1998-10-05 2000-04-26 University Of Maryland Imaging using spatial frequency filtering and masking
US6433572B1 (en) 1999-08-23 2002-08-13 Advanced Micro Devices, Inc. Intergrated circuit integrity analysis as a function of magnetic field decay
US6529029B1 (en) 1999-09-30 2003-03-04 Advanced Micro Devices, Inc Magnetic resonance imaging of semiconductor devices
CA2418111C (en) * 2000-08-22 2011-04-19 Randell L. Mills 4 dimensional magnetic resonance imaging
US20030083588A1 (en) * 2001-10-29 2003-05-01 Mcclure Richard J. Pre-screening utilizing magnetic resonance imaging field
US20030216632A1 (en) * 2001-10-29 2003-11-20 Mednovus, Inc. Ferromagnetic sensing method and apparatus
US20050260331A1 (en) * 2002-01-22 2005-11-24 Xingwu Wang Process for coating a substrate
US6956369B2 (en) * 2003-01-17 2005-10-18 Mednovus, Inc. Screening method and apparatus
US7315166B2 (en) * 2003-01-17 2008-01-01 Mednovus, Inc. Magnetic resonance imaging screening method and apparatus
US7239134B2 (en) 2003-01-17 2007-07-03 Mednovus, Inc. Screening method and apparatus
US7154266B2 (en) * 2003-01-17 2006-12-26 Quantum Magnetics, Inc. Screening method and apparatus
JP4027867B2 (ja) * 2003-09-10 2007-12-26 株式会社日立ハイテクノロジーズ 生体磁場計測装置
FI115736B (fi) * 2004-01-19 2005-06-30 Elekta Neuromag Oy Menetelmä AC- ja DC-lähteiden aiheuttamien monikanavasignaalien erottamiseksi toisistaan
DE102004030501B4 (de) * 2004-06-24 2008-10-09 Mtu Aero Engines Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Inspektion von Bauteilen einer Gasturbine
US20060022670A1 (en) * 2004-07-31 2006-02-02 Mednovus, Inc. Magnetic resonance screening portal with combination sensing
US20060118758A1 (en) * 2004-09-15 2006-06-08 Xingwu Wang Material to enable magnetic resonance imaging of implantable medical devices
US7239223B2 (en) * 2004-10-18 2007-07-03 Mednovus, Inc. Enhancement magnetizer for magnetic resonance imaging screening
US20060139025A1 (en) * 2004-12-24 2006-06-29 Mednovus, Inc. Saturation-resistant magnetoresistive sensor for ferromagnetic screening
US7295107B2 (en) * 2004-12-30 2007-11-13 Mednovus, Inc. Ferromagnetic detection pillar
US20060145691A1 (en) * 2004-12-30 2006-07-06 Mednovus, Inc. Ferromagnetic detection pillar and variable aperture portal
US20070057786A1 (en) * 2005-09-13 2007-03-15 Mednovus, Inc. Ferromagnetic threat warning system
US20080281187A1 (en) * 2006-10-18 2008-11-13 Mednovus, Inc. Ferromagnetic threat detection method apparatus
DE102006052076A1 (de) * 2006-11-04 2008-05-08 Bruker Biospin Ag Probenhalter für NMR-Messungen mit Feldhomogenisierung im Probenvolumen durch die Grenzflächen des Probenbehälters
KR20080043413A (ko) * 2006-11-14 2008-05-19 한국표준과학연구원 생체자장계측장치
WO2008078266A2 (en) * 2006-12-20 2008-07-03 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Method and arrangement for locating magnetic markers in a region of action
US7782051B2 (en) * 2008-04-18 2010-08-24 Mr Innovations, Inc. Geometry based field prediction method for susceptibility mapping and phase artifact removal
BRPI1007088A2 (pt) * 2009-03-30 2019-09-24 Koninl Philips Electronics Nv sistema de tomografia de impedância magnética
KR101104316B1 (ko) * 2009-10-30 2012-01-13 한국표준과학연구원 소동물의 심자도 측정 시스템 및 그 방법
AU2010315007B2 (en) * 2009-11-06 2015-05-21 Imagion Biosystems, Inc. Detection, measurement, and imaging of cells such as cancer and other biologic substances using targeted nanoparticles and magnetic properties thereof
US8593141B1 (en) 2009-11-24 2013-11-26 Hypres, Inc. Magnetic resonance system and method employing a digital squid
TWI403752B (zh) * 2009-12-14 2013-08-01 Magqu Co Ltd 一種交流磁導率量測裝置及其方法
US9599592B2 (en) * 2010-03-10 2017-03-21 Ian Stewart Blair Method and apparatus for magnetic crack depth prediction
US8970217B1 (en) 2010-04-14 2015-03-03 Hypres, Inc. System and method for noise reduction in magnetic resonance imaging
US8422756B2 (en) 2010-04-27 2013-04-16 Magnetic Resonance Innovations, Inc. Method of generating nuclear magnetic resonance images using susceptibility weighted imaging and susceptibility mapping (SWIM)
CN101893721B (zh) * 2010-06-28 2012-10-03 吉林大学 宽动态范围高温超导磁力仪
JP5843876B2 (ja) * 2011-10-12 2016-01-13 株式会社日立製作所 磁気共鳴イメージング装置および磁化率強調画像生成方法
US20160270686A1 (en) * 2012-08-24 2016-09-22 The Trustees Of Dartmouth College System and method for magnetic assessment of body iron stores
DE102016208226A1 (de) * 2016-05-12 2017-11-16 Bruker Biospin Ag Kryogenfreies Magnetsystem mit magnetokalorischer Wärmesenke
EP3494879B1 (en) * 2016-08-02 2021-10-06 National University Corporation Tokyo Medical and Dental University Biomagnetism measuring device
WO2019094436A1 (en) 2017-11-07 2019-05-16 Champaign Imaging Functional magnetic resonance imaging with direct dipole decomposition
CN109241682B (zh) * 2018-10-31 2023-01-31 暨南大学 一种基于电偶极子辐射模型的任意取向磁化场的产生方法
CN110231394B (zh) * 2019-06-19 2023-06-13 中国石油大学(华东) 基于交流电磁场的非铁磁性材料不规则裂纹成像方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7301931A (ja) * 1973-02-12 1974-08-14
US3980076A (en) * 1974-10-02 1976-09-14 The Board Of Trustees Of Leland Stanford Junior University Method for measuring externally of the human body magnetic susceptibility changes
US4079730A (en) * 1974-10-02 1978-03-21 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Apparatus for measuring externally of the human body magnetic susceptibility changes
DD237594A3 (de) * 1984-11-05 1986-07-23 Robotron Elektronik Verfahren zur sichtbarmachung von magnetischen informationsstrukturen
US5073858A (en) * 1984-12-10 1991-12-17 Mills Randell L Magnetic susceptibility imaging (msi)
US4827217A (en) * 1987-04-10 1989-05-02 Biomagnetic Technologies, Inc. Low noise cryogenic apparatus for making magnetic measurements
JP2705067B2 (ja) * 1987-06-12 1998-01-26 松下電器産業株式会社 磁化率分布測定装置
US4859943A (en) * 1987-12-28 1989-08-22 The Babcock & Wilcox Company Inspection method using magnetic particles in a liquid carrier in combination with electrical detection means
US4969496A (en) * 1988-10-21 1990-11-13 Romans Dennis R Combination electric table saw and folding, mobile work bench
JPH04503906A (ja) * 1988-11-10 1992-07-16 ミルズ,ランデル・エル 磁気感受率結像法(msi)

Also Published As

Publication number Publication date
WO1992021039A1 (en) 1992-11-26
US5408178A (en) 1995-04-18
MX9202294A (es) 1993-07-01
CA2103032A1 (en) 1992-11-18
EP0584258B1 (en) 1998-01-21
EP0584258A1 (en) 1994-03-02
AU2007492A (en) 1992-12-30
AU664558B2 (en) 1995-11-23
CA2103032C (en) 2003-08-05
DE69224192D1 (de) 1998-02-26
DE69224192T2 (de) 1998-07-30
JPH06508686A (ja) 1994-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3080989B2 (ja) 反磁性及び常磁性物体構造の像を作る装置及び方法
US7535228B2 (en) Sensor array for nuclear magnetic resonance imaging systems and method
US5073858A (en) Magnetic susceptibility imaging (msi)
EP1372477B1 (en) Apparatus for magnetic susceptibility measurements on the human body and other specimens
US6477398B1 (en) Resonant magnetic susceptibility imaging (ReMSI)
US5365172A (en) Methods and apparatus for MRI
US20030160612A1 (en) Magnetic resonance method and system for quantification of anisotropic diffusion
Sepulveda et al. Magnetic susceptibility tomography for three-dimensional imaging of diamagnetic and paramagnetic objects
US8456164B2 (en) Methods and apparatuses for 3D magnetic density imaging and magnetic resonance imaging
US20020177769A1 (en) Method and apparatus for locating cells in the body by measuring magnetic moments
US20020115925A1 (en) Ferromagnetic foreign body detection utilizing eye movement
JPH0236260B2 (ja)
Wikswo et al. Magnetic susceptibility imaging for nondestructive evaluation (using SQUID magnetometer)
US4567440A (en) Vivo P-31 NMR imaging of phosphorus metabolites
Kramer et al. True three-dimensional nuclear magnetic resonance zeugmatographic images of a human brain
Ireland et al. Towards magnetic detection electrical impedance tomography: data acquisition and image reconstruction of current density in phantoms and in vivo
Zhou et al. Magnetoacoustic tomography with magnetic induction (MAT-MI) for breast tumor imaging: numerical modeling and simulation
JPH0685768B2 (ja) 核磁気共鳴を用いた検査方法
Ma et al. A high resolution imaging susceptometer
Ruosi et al. High Tc SQUIDS and eddy-current NDE: a comprehensive investigation from real data to modelling
Sinibaldi et al. NMR Detection at 8.9 mT with a GMR based sensor coupled to a superconducting Nb Flux Transformer
RU2129406C1 (ru) Способ получения томографического изображения методом магнитной индукционной томографии
CN116407106A (zh) 一种无梯度场的阵列式磁粒子成像设备
Watson et al. Magnetic induction tomography
US4556848A (en) Point sensitive NMR imaging system using a magnetic field configuration with a spatial minimum

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees