JP3080973U - 歩行器用車輪装置 - Google Patents

歩行器用車輪装置

Info

Publication number
JP3080973U
JP3080973U JP2001002063U JP2001002063U JP3080973U JP 3080973 U JP3080973 U JP 3080973U JP 2001002063 U JP2001002063 U JP 2001002063U JP 2001002063 U JP2001002063 U JP 2001002063U JP 3080973 U JP3080973 U JP 3080973U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
bearing pieces
walker
male screw
support shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001002063U
Other languages
English (en)
Inventor
純二郎 小嶋
朋広 松葉
肖美 松葉
Original Assignee
株式会社ジェイ・メディック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ジェイ・メディック filed Critical 株式会社ジェイ・メディック
Priority to JP2001002063U priority Critical patent/JP3080973U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3080973U publication Critical patent/JP3080973U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪の回転に伴う摩擦抵抗を所望に調節し得
るようにすることで、使用者個人の歩行能力に合った設
定ができるようにし、安全で使い勝手のよい歩行器を提
供できるようにする。 【解決手段】 先端部に雄螺子部11が形成された支軸
9を一対の軸受片6,7間に回転不能に貫挿し該支軸に
よって該軸受片間に車輪8を回転自在に支持するととも
に、該支軸の雄螺子部を一方の軸受片7の外側に突出さ
せ該雄螺子部に螺合した調節摘子14の締め付け具合を
加減し一方の軸受片の外側面に該調節摘子を圧着させる
ことで該軸受片間に挟まれる車輪8の回転に伴う摩擦抵
抗が調節されるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は肢体不自由者の歩行を支援するための歩行器に設けられる車輪装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
立位バランス不良により歩行不安定な人、体幹,下肢筋力低下のある人、等の 肢体不自由者の歩行支援,歩行訓練,リハビリ等のために使用される歩行器は、 一般に、枠状に形成された本体に前輪(二輪)と後輪(二輪)が設けられ、前輪 としては転行方向が自由な自在輪(キャスター)を取り付けてなるものである。
【0003】 ところで、従来の歩行器は、車輪の回転に伴う摩擦抵抗が一定であって調節す るのが容易でなかったため、使用者の肢体状態によっては摩擦抵抗が小さ過ぎて 歩行器が軽く動き過ぎ危険な場合があった。特にパーキンソン病症候群等のため に歩行時突進現象のある人、円背,腰屈折などで重心が前方移動している高齢者 等では、歩行器ばかりが先に進んでしまい転倒する危険性が大きいものであった 。 また、別の使用者にとってはその反対に車輪の摩擦抵抗が有り過ぎ歩行器の動 きが重た過ぎる場合もあるという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、車輪の回転に伴う摩擦抵抗を調節摘子によって所望に調節し 得るようにすることで、使用者個人の歩行能力に合った抵抗設定が容易にできる ようにした歩行器用車輪装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本考案の歩行器用車輪装置は、車輪を回転自在に支持する軸受部に 該車輪の回転に伴う摩擦抵抗を調節可能にする調節摘子を設けるとともに、該調 節摘子の妄動を防ぐ回転止機構を設けてなることを特徴とする。
【0006】 また本考案は上記歩行器用車輪装置において、先端部に雄螺子部が形成された 支軸を一対の軸受片間に回転不能に貫挿し該支軸によって該軸受片間に車輪を回 転自在に支持するとともに、該支軸の雄螺子部を一方の軸受片の外側に突出させ 該雄螺子部に螺合した調節摘子の締め付け具合を加減し一方の軸受片の外側面に 該調節摘子を圧着させることで該軸受片間に挟まれる車輪の回転に伴う摩擦抵抗 が調節されるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1に示した歩行器は、金属パイプより方形枠状に組み立てられた本体1の上 部にクッション性の手摺2が高さ調節可能に設けられ、後部には腰掛板3を高さ 調節可能に架設してなる。そして該本体1に本考案に係る車輪装置からなる前輪 4および後輪5をそれぞれ取り付けたものである。なお、前輪4は転行方向が自 由なる自在輪(キャスター)としている。
【0008】 次に本考案に係る車輪装置の実施形態を上記後輪5について図2〜図4に従い 説明する。この車輪装置は、コ字状に折り曲げた鋼板を本体1の下縁部に溶接す ることによって一対の軸受片6,7を所定間隔を離して垂設し、該軸受片間にプ ラスチック製の車輪8を配置し金属製丸棒状の支軸9を該車輪8に貫挿してなる 。該支軸9は、図4にも示したように、頭部10の内側を四角柱状に形成すると ともに先端部に雄螺子部11を形成したもので、該支軸9の頭部10を軸受片6 に開設された角孔12に合致させることで該支軸9を回転不能に貫挿し、雄螺子 部11を軸受片7の外側に突出させている。13は車輪8の内周に嵌着されたデ ルリン等の高滑性樹脂製のブッシュで、該車輪8は該ブッシュを介することで支 軸9の外周に回転自在に支持されたものである。
【0009】 14は軸受片7の外側に突出する雄螺子部11に螺合したプラスチック製の調 節摘子で、該調節摘子は手で握持し易いように外周に凹凸15が形成されている とともに表面にネジ締方向を示す矢印16が表示されている。そして該調節摘子 14を矢印16方向に回転することにより該調節摘子の端面17を軸受片7の外 側面に圧着し得るようにしている。
【0010】 また、18は調節摘子14が振動等により無用に妄動するのを防ぐために設け られた回転止機構で、該回転止機構は、軸受片7の外側面にビス23により固着 したブラケット19に取付孔24を開設しナット25を螺合することにより螺子 軸状の筒体20を支持し、該筒体中にコイルバネ21を内在させ該筒体の下端開 口から軸状の圧子22を該コイルバネの弾性により出没自在に突出させ、該圧子 22の先端を調節摘子14の外周に対向させ、該圧子22の先端を凹凸15中に 圧着させることで該調節摘子14の妄動が防がれるようにしている。
【0011】 このため調節摘子14を回転操作し端面17を軸受片7の外側面に圧着させる ことでその反力として支軸9が引っ張られ、軸受片6,7が若干内側に弾性的に 撓むこととなるので、該軸受片間にブッシュ13の外端面部分が挟まれ、該調節 摘子の締め付け具合を加減することで車輪8の回転に伴う摩擦抵抗が調節される 。
【0012】 そして、このような摩擦抵抗調節機構を上記歩行器の各輪に設けることで、各 輪の摩擦抵抗を使用者個人の歩行能力に合ったものに簡単に設定することができ る。また、回転止機構18を設けたことによってその設定が維持され使用中の振 動等によって変動するおそれもないので安全に使用できる。
【0013】 なおこの実施形態では、車輪8はブッシュ13を設けることによって回転自在 に支持されているが、コロベアリングを設けることによって回転自在に支持され たものであってもよい。またこの車輪装置は、歩行器に限らずシルバーカー、車 椅子などの車輪にも応用可能である。
【0014】
【考案の効果】 このように本考案の車輪装置によれば、車輪を回転自在に支持する軸受部に該 車輪の回転に伴う摩擦抵抗を調節可能にする調節摘子を設けるとともに、該調節 摘子の妄動を防ぐ回転止機構を設けてなるので、該調節摘子によって摩擦抵抗を 所望に調節でき、使用者個人の歩行能力に合った設定ができ、転倒事故が防がれ 安全で使い勝手のよい歩行器を提供できるようにする有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る歩行器の実施形態を示した斜視
図。
【図2】本考案に係る歩行器用車輪装置の斜視図。
【図3】図2の歩行器用車輪装置の縦断面図。
【図4】本考案に係る歩行器用車輪装置の分解斜視図。
【符号の説明】
1 本体 6,7 軸受片 8 車輪 9 支軸 11 雄螺子部 13 ブッシュ 14 調節摘子 15 凹凸 18 回転止機構 22 圧子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を回転自在に支持する軸受部に該車
    輪の回転に伴う摩擦抵抗を調節可能にする調節摘子を設
    けるとともに、該調節摘子の妄動を防ぐ回転止機構を設
    けてなることを特徴とした歩行器用車輪装置。
  2. 【請求項2】 先端部に雄螺子部が形成された支軸を一
    対の軸受片間に回転不能に貫挿し該支軸によって該軸受
    片間に車輪を回転自在に支持するとともに、該支軸の雄
    螺子部を一方の軸受片の外側に突出させ該雄螺子部に螺
    合した調節摘子の締め付け具合を加減し一方の軸受片の
    外側面に該調節摘子を圧着させることで該軸受片間に挟
    まれる車輪の回転に伴う摩擦抵抗が調節されるようにし
    たことを特徴とする歩行器用車輪装置。
JP2001002063U 2001-04-10 2001-04-10 歩行器用車輪装置 Expired - Lifetime JP3080973U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002063U JP3080973U (ja) 2001-04-10 2001-04-10 歩行器用車輪装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002063U JP3080973U (ja) 2001-04-10 2001-04-10 歩行器用車輪装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3080973U true JP3080973U (ja) 2001-10-19

Family

ID=43213771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001002063U Expired - Lifetime JP3080973U (ja) 2001-04-10 2001-04-10 歩行器用車輪装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3080973U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015165319A (ja) * 2015-04-30 2015-09-17 株式会社リコー 画像投射装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015165319A (ja) * 2015-04-30 2015-09-17 株式会社リコー 画像投射装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5692533A (en) Walking cane including function enhancing elements
EP0229445B1 (en) Reversible walker devices
US5603677A (en) Weight assisted rehabilitation system
US3350095A (en) Mobile walking aid with brake means
US5732964A (en) User-propelled steerable apparatus
US5193567A (en) Mobility enhancement device
KR101307223B1 (ko) 체형에 따라 하중분산과 운동성 조작이 가능한 개인 맞춤형 보행보조기
US20070216122A1 (en) Mobility Cart
US3529819A (en) Training device for aiding infants to walk
JP3080973U (ja) 歩行器用車輪装置
US5031912A (en) Therapy steering wheel for wheelchair
US20110041885A1 (en) Multipurpose stretching/exercise cane
US3391930A (en) Invalid walker
KR101978087B1 (ko) 보행 강화용 지팡이
WO2018039714A1 (en) A walking aid
JPH07236670A (ja) 歩行器
JPH0938161A (ja) 歩行器
KR101601490B1 (ko) 크러치 겸용 전동식 휠체어
KR200234318Y1 (ko) 턱을 오를 수 있는 휠체어
KR100796781B1 (ko) 보행보조기
KR200390058Y1 (ko) 노약자 및 장애인의 활동 보조차
US20210267838A1 (en) Rolling walking device
JP3208897U (ja) 携行型靴脱着補助具および屋内配置型靴脱着補助具
JP2005118154A (ja) 歩行器
US11833105B1 (en) Omnidirectional safety walker

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070725

Year of fee payment: 6