JP3080950U - 着脱式腰保護帯 - Google Patents

着脱式腰保護帯

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JP3080950U JP2001002006U JP2001002006U JP3080950U JP 3080950 U JP3080950 U JP 3080950U JP 2001002006 U JP2001002006 U JP 2001002006U JP 2001002006 U JP2001002006 U JP 2001002006U JP 3080950 U JP3080950 U JP 3080950U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、腰着用支持体と腰保護帯を別途に
具備して目的・状況によりお互いに付着して一体で使用
するか、或いは分離して腰保護帯のみで単独で使用する
ことができるようにした着脱式腰保護帯を提供する。 【解決手段】 端部に着脱可能な固着手段103を有し
柔軟性を有する材質で構成されたバンド101,102
と、バンドの略中央部縦方向に設けられた軟質材からな
る連結部材207と、連結部材に連結された締めバンド
108,109とよりなる腰保護帯において、腰保護帯
に着脱自在に設けられ人体の腰部分の形状に略沿わせた
内面形状をなし剛性を有する材質から構成された支持部
材201を目的に応じ選択的に使用できるようにしたも
のであり、脊椎疾患者の軽重の程度によって使用者が支
持部材を腰保護帯から着脱して使用することができるよ
うにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は着脱式腰保護帯に関するものであり、より詳細には腰着用支持体と腰 保護帯を別途に具備して目的・状況によりお互いに付着して一体で使用するか、 或いは分離して腰保護帯のみで単独で使用することができるようにしたものに関 する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、腰保護帯は腹帯または腰帯ともよばれ、一般的にはスパンデッ クスのような材質を使用して広い幅で形成し、その先端部はバックルやナイロン 材接着布(一名マジックテープ(登録商標))を縫製して腰に着用するようにし たものであり、腰を少し圧迫しながら幅広く支えることにより腰をまっすぐに伸 ばした状態にし、腰を楽にして痛みがない状態に保護するものである。
【0003】 しかし、このような一般的な腰保護帯はその材質により伸びる性質があり、妊 婦、腹が太った人などには好適であるが、腰ディスクのような脊椎患者の場合に は腰をまっすぐに伸ばさなければならない性質があるスパンデックス材質の腰保 護帯は適合でなく、特に一般的な腰保護帯は前側のみに締めるようになっている ものであるため、腰をまっすぐに支えるためには腰の後側から脊椎と腰を結ぶ線 を広い幅で支えるための構造の腰保護帯が必要であった。
【0004】 このような問題点を解決するために本出願人は韓国実用新案登録出願第96− 50629号を開示した。
【0005】 その内容は図1のように先端にマジックテープ(R)11、21を設け、後端 に係止環溝12,22を有する多数の締結突起13,23を連結して左、右側バ ンド10,20を構成し、前記締結突起13,23に差し込まれる多数の締結孔 35,35’を形成させた後連結台31,31’の内部に多数突設した突起軸3 3,33’ごとにローラ36,36’を空回転するように差し込んで、前記ロー ラ36,36’に引っ張り紐37をジグザグにかけ、一側連結台31’の中央部 側に引出された前記引っ張り紐37の両端38,38’を締めバンド40に連結 して後方締め口30に構成したものである。
【0006】 この場合、使用者が選択的に腰保護帯の後側を締めることができ、使用上便利 な点はあるが、実質的な腰支持部分である両連結台の材質があまりにも固くて人 体構造学上凹むしかない腰部分を密着されるように支えなくなるため、腰に無理 を与えて効果が半減され、また連結台を締めるための手段が高価なローラを含む ために製造原価が増加される短所があった。
【0007】 これに対し本出願人は、韓国実用新案登録出願第2000−14844号で前 記の韓国実用新案登録出願第96−50629号で問題になる事項を改善した腰 保譲帯を開示した。
【0008】 その内容は図2のように左、右側バンド、101,102の先端部と中央横方 向全体にマジックテープ(R)103を付着し、その他側にそれぞれ連結台10 5,106を縦方向に配置し、連結台105,106の上部から等間隔で引っ張 り紐107がジグザグで連結されて連結台105,106の中央部分から引出さ れ、前記引出された引っ張り紐107に締めバンドが連結されている腰保護帯に おいて、連結台105,106を軟質のプラスティック材で構成して左、右側バ ンド101,102にそれぞれ縫製されるようにし、各連結台105,106に は軸110aに回動可能に連結されている形状の連結環110を垂直方向に沿っ て等間隔で多数個位置させて引っ張り紐107をジグザグで連結し、引っ張り紐 107を各連結台105,106の中央部側に位置された二つの連結環110を 通し、それぞれ外側に引出してその端部がそれぞれ締めバンド108,109に 連結されるようにし、左、右側バンド101,102の連結台側端部をその腰支 持部分111が少なくとも尻支持部分112よりは上方向にさらに延長されるよ うに構成したものであり、実質的な腰支持部分である連結台105,106が軟 質のプラスティック材で構成されているために腰の屈曲線に沿って屈曲させるこ とができる。
【0009】 また連結環110が回転可能で連結台105,106を腰に最大限密着させ、 連結台105,106が上方向にさらに延長されており、脊椎と腰をつなぐ線を 幅広く支えるようになることによって、韓国実用新案登録出願第96−5062 9号に比べて腰保護の効果を良好に具現することができるものである。
【0010】 しかし、前記の韓国実用新案登録出願第2000−14844号に開示された 腰保護帯は、その連結環が軸を中心に360度回転される関係で、腰保護帯の保 管時などに連結環が後方に回転され、引っ張り紐が絡む場合が多くて使用上不便 さがあった。
【0011】 また連結台が軟質のプラスティック材で構成されていても撓み性能が落ちた場 合には、これを腰の屈曲線に沿って屈曲されるようにすることに難しさがあった 。
【0012】 併せて、脊椎患者の場合にはその症状が千差万別で症状が重い危重な患者の場 合には、背中及び腰部分をチェアバックブレース(Chair back br ace)のようなハードタイプの腰支持台で支えるようにすることによって、背 中から腰までの脊椎をまっすぐに伸ばした状態で完全に固定されるようにして脊 椎を保護するようにし、症状が好転されると次の段階の腰保護帯を着用するよう にしているものであり、韓国実用新案登録出願第2000−14844号に開示 された腰保護帯は症状が好転された脊椎患者用としては好適であるが、危重な脊 椎患者の場合には適用できない短所がある。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
従って、本考案はこのような点を勘案して提案されたものであり、ハードタイ プの脊椎患者用の腰支持台と腰保護帯を着脱式で構成し、症状が重い危重な脊椎 患者の場合にはお互いに付着して一体で使用し、症状が良好な脊椎患者の場合に は腰保護帯のみを単独で使用するようにすることによって、その適用範囲を広げ られる着脱式腰保護帯を提供することにその目的がある。
【0014】 他の見地では、連結環の回転角度を使用に支障がない範囲内で制限して、引っ 張り紐の絡みを防止することにより、使用上の便利性を図り、さらに連結台を波 形に構成して撓み性能を向上させることにその目的がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記のような目的を達成するために、本考案の請求項1の着脱式腰保護帯は、 端部に着脱可能な固着手段を有し柔軟性を有する材質で構成されたバンドと、 バンドの略中央部縦方向に設けられた軟質材からなる連結部材と、連結部材に連 結された締めバンドとよりなる腰保護帯において、腰保護帯に着脱自在に設けら れ人体の腰部分の形状に略沿わせた内面形状をなし剛性を有する材質から構成さ れた支持部材を、目的に応じ選択的に使用できるようにしたことを特徴としてい る。
【0016】 この考案における、「端部に着脱可能な固着手段を有し」とは、バンドを腰に 巻き付けた際に、バンドを腰に止めて固着するための手段で、具体的にはナイロ ン材からなるマジックテープ(商標登録)と称される簡易に着脱が可能な手段が 好ましいが、これに限らず、布、皮製の帯に金属又はプラスチック製のバックル を取付けたバンドでも良く、その形式には限定されない。
【0017】 さらに「柔軟性を有する材質で構成されたバンド」は、ポリウレタン弾性繊維 よりなるスパンデックスのような伸縮性のあるものが好ましく、素材はプラスチ ックに限定されることなく布製のものでも良い。
【0018】 「バンドの略中央部縦方向に設けられた軟質材からなる連結部材」は、ポリエ チレンのような軟質のプラスチックで構成されることが好ましいが、金属を薄板 状に形成したものでも良く、要はバンドを腰に巻いた場合に腰を押さえ、腰の動 きに応じて腰に沿うように変形、屈曲し、且つ元の形状に復帰するような軟質材 から構成されていれば良い。
【0019】 さらに、連結部材は後述する締めバンドを連結するための連結台をなすことが 好適である。
【0020】 「バンドの略中央部縦方向に設けられる」とは、上述のようにバンドが腰に巻 かれた際に、略中央部すなわち腰の位置に略沿うように、腰の上部から下部に位 置して縦方向に設けられていることであり、設ける個数は、腰の両側に位置する ように2個一対に設けることが好ましいが、さらに中央に追加しても、また中央 に幅広のものを1個設けても良く、個数には限定されない。
【0021】 「連結部材に連結された締めバンド」とは、腰に巻かれたバンドをさらに確実 に強く締めるために設けられたもので、連結部材を台にして締めバンドが引っ張 られ、バンドが締め付けられることを意味している。
【0022】 さらに「連結部材に着脱自在に設けられ人体の腰部分の形状に略沿わせた内面 形状をなし剛性を有する材質から構成された支持部材」とは、腰の上部すなわち 背中の下方部分までを支えるようにするためのもので、支持部材の内面形状が腰 の上部すなわち背中の下方部分の近辺形状に沿う形をなしていることであるが、 必ずしも完全に沿う形は必要でなく、万人に適合するように、略沿った支持台を なすような形状であれば良い。
【0023】 剛性を有する材質とは、腰の上部すなわち背中の下方部分までの脊髄をまっす ぐに伸ばした状態で固定して脊髄を保護するため、ハードタイプのプラスチック またはアルミニューム等の軽量な金属が好ましいが、特にその材質には限定され ない。さらに全く変形をしない硬い構成でも良いが、板面に窓穴を形成した格子 状の構造となし、多少の柔軟性をもたせた構成としても良い。
【0024】 「支持部材を、目的に応じ選択的に使用できるようにした」とは、症状に応じ て、または保管時などに、腰保護帯に着脱自在に取付けられた支持部材を外した り取付けたりすることであり、着脱するための具体的な構成は特に限定されない 。
【0025】 さらに請求項2の考案は、左、右側バンドの先端部と中央横方向全体に着脱可 能な固着布等よりなる固着手段が付着され、その他側にそれぞれ軟質のプラステ ィック材からなる連結台が縦方向に配置され、前記連結台の上部から下部まで軸 に回動可能に連結されている引っ張り紐が各連結環にジグザグで連結されながら 前記連結台の中央部分から引出され、前記引出された引っ張り紐に締めバンドが 連結されている腰保護帯において、人体の腰部分の形状に略沿わせたコの字形断 面形状のハードタイプ支持台を具備し、その外面両側にガイド突起をそれぞれ突 出させ、前記左、右側バンドの中間部分には前記ガイド突起をガイドするガイド 溝を横方向にそれぞれ形成して前記支持台を選択的に差し込んで使用するように したことを特徴としている。
【0026】 この考案は、より具体的な構成により上述した本考案の目的を達成しようとす るもので、「引っ張り紐」の材質は、ナイロン等のプラステック繊維からなるも のが好ましいが、勿論布製の紐でも良く、その材質には限定されない。
【0027】 さらに支持台の外面両側に突出された「ガイド突起」は、支持台と一体に成形 されたものでも、また別体のものを取付けたものでも良く、材質も硬質のプラス テックまたはアルミニューム等の金属でも良い。
【0028】 さらに請求項3の考案は、前記ガイド突起はヘッドと軸部からなされたピン二 つを水平方向に並んで配置・固定し、ガイド溝には前記ガイド突起のヘッドを挿 入できるようにその導入部に導入路の幅よりは大きい円形溝が形成されたことを 特徴とする請求項1から2までのいずれか1項に記載の着脱式腰保護帯としてい る。
【0029】 この考案も、より具体的な構成により本考案の目的を達成しようとするもので 、「ヘッドと軸部からなるガイド突起」は、ヘッドと軸部が一体に形成されたも のでも、別体に形成さらたものでも良い。
【0030】 「ガイド突起のヘッドを挿入できるようにその導入部に導入路の幅よりは大き い円形溝が形成された」とは、支持台を左、右側のバンドに着脱自在に取付ける ための具体的な構成であり、支持台を取付ける場合には、ガイド突起のヘッドを 円形溝に挿入しガイド溝の導入路に係合させ、左、右側バンドが伸縮できるよう に、その左右方向にはスライドして動くが、それと直交する方向には抜けないよ うに支持台を固定することを意味し、またガイド突起のヘッドをスライドさせ、 ヘッドと円形溝を合致させてヘッドを円形溝から抜くようにして、支持台を外す ことができることを意味している。
【0031】 さらに請求項4の考案は、前記連結されている腰保護帯において、連結台の連 結環取り付け部分に溝を形成して前記連結環を前記溝に取り付け前記連結台の溝 と対応される位置に溝が形成されたハウジングを前記連結台の上部に固定して前 記連結環の回転半径を制限するようにし、前記連結台及び前記ハウジングを容易 に屈曲させることができるように前記連結台及び前記ハウジングの各対向面が上 部から連続的に前記連結環の設置間隔周期で波形をなすように構成し、前記引っ 張り紐が引出される部分の連結台とハウジングとの間には円周方向に沿って連続 的に溝が形成されている引出ガイドをそれぞれ固定し、前記ハウジングの引っ張 り紐の引出部分には前記左、右側バンドの先端部方向に向いて開口され所定高さ で突出された引出溝をそれぞれ形成して前記引っ張り紐の引出角度を常に一定に ガイドするようにしたことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記 載の着脱式腰保護帯としている。
【0032】 この考案も、より具体的な構成により本考案の目的を達成しようとするもので 、連結環の回転角度を使用に支障がない範囲内で制限して引っ張り紐の絡みを防 止するると共に、連結台及びハウジングの各対向面が上部から連続的に連結環の 設置間隔周期で波形をなすように構成して撓み性能を向上させ、さらに引出溝を 形成して引っ張り紐の引出角度を常に一定にガイドするようにしたものである。
【0033】 以上のような本考案の目的と別の特徴及び長所などは、つぎに参照する本考案 の好適な実施例に対する以下の説明から明確になるであろう。
【0034】
【考案の実施の形態】
以下、提示される実施例により本考案を具体化し、従来技術と重複される部分 には同一の符号を付し、その説明を省略するものもある。
【0035】 図3は本考案による着脱式腰保護帯の斜視図であり、図4は本考案による着脱 式腰保護帯の分解斜視図である。
【0036】 図5は本考案による連結台及びハウジングの詳細図であり、(a)は連結環が 連結台及びハウジングの溝に装着された状態を示す斜視図である。(b)は連結 環の回転半径の制限状況を示す平面図である。
【0037】 図6は本考案による引出ガイドの詳細図で、(a)は断面図であり、(b)は 斜視図で、図7は本考案による引っ張り紐の引出状態を示す断面図である。 である。
【0038】 図示したように本考案は、脊椎患者の背中と腰をつなぐ脊椎部分をまっすぐに 伸ばした状態で固定するための支持台を、腰保護帯とは別途に構成して選択的に 着脱使用できるようにするためのものであり、左、右側バンド101,102の 先端部と中央横方向全体にマジックテープ(R)103が付着され、その他側は それぞれポリエチレンのような軟質のプラスティック材で構成された連結台20 7が縦方向に配置されている。
【0039】 連結台の上部から下部まで軸に回動可能に連結されている連結環110が等間 隔で位置され、引っ張り紐107が各連結環110にジグザグで連結されながら 連結台207の中央部分から引出され、前記引出された引っ張り紐にマジックテ ープ(R)104を一面に有する締めバンド108,109が連結される韓国実 用新案登録出願第2000−14844号に記載された内容を土台にし、その要 旨は人体の腰部分形状に略沿わせたコの字形断面形状の剛性を有するハードタイ プ支持台201を別途に具備する。
【0040】 この支持台201の外面両側にはガイド突起203をそれぞれ突出形成し、左 、右側バンド101,102の中間部分にはガイド突起203を差し込んでガイ ドするためのガイド溝205を横方向にそれぞれ形成してある。
【0041】 このときガイド突起203はヘッドと軸部より構成されたピン2個を、水平方 向に並んで配置・固定してガイド突起203がガイド溝205から容易に離脱さ れないようにしながらそのガイド方向を維持するようにし、ガイド溝205には ガイド突起203のヘッドを挿入することができ、その導入部の導入路の幅より 大きい円形溝205aを形成したものである。
【0042】 また、図5(a)(b)に示すように、連結台207の連結環の取り付け部分 に溝207aを形成して連結環110をこの溝207aに取り付けて連結台の溝 207aと対応される位置に溝209aが形成され、連結台207と同様にポリ エチレンのような軟質のプラステック材で構成されたハウジング209を連結台 207の上部に固定して、連結環110が溝207aの間で回転されるようにし てその回転半径を制限している。
【0043】 連結台207及びハウジング209を容易に屈曲させ人体に密着させることが できるように連結台207及びハウジング209の各対向面が上部から連続的に 連結環の間隔周期で波形をなすように構成してある。
【0044】 さらに図6(a)(b)及び図7に示すように、引っ張り紐107が引出され る部分の連結台207とハウジング209の各対向面で形成される空間部に、円 周方向に沿って連続的に溝211aが形成されている引出ガイド211をそれぞ れ固定し、ハウジング209の引っ張り紐引出部分には左、右側バンド101, 102の先端部方向に向いて開口され所定高さで突出された引出溝213をそれ ぞれ形成して、引っ張り紐107の引出角度を常に一定にガイドするようにした ものである。
【0045】 このように横成された本考案の作用を説明する。
【0046】 本考案は、前述したように脊椎患者の背中と腰をつなぐ脊椎部分をまっすぐに 伸ばした状態で固定するための支持台201を、腰保護帯とは別途に構成して選 択的に着脱使用できるようにしたものであり、支持台201をはずした状態の腰 保護帯の作動を説明する。
【0047】 まず腰保護帯を使用者の腰部分を囲むように位置させた後、左、右側バンド1 01,102をお互いに引っ張ってそれぞれに形成されたマジックテープ(R) 103を付着すれば1次的に締結固定される。
【0048】 次いで両側の締めバンド108,109を、両手を使用して引出方向にそれぞ れ引っ張るようにすると、これに連結されている引っ張り紐107の両端がそれ ぞれ引っ張られながら各連結台207の左、右側に引出されるが、両連結台20 7に等間隔で位置されている連結環110には引っ張り紐107がジグザグで連 結されているために引っ張り紐107が左、右側に引出されると、これに該当す る程度に両連結台207との間の間隔が狭くなって全体的に腰保護帯が後側で締 められるようになる。
【0049】 このとき、本考案による連結台207及びハウジング209は軟質のプラステ ィック材で構成されており、連結台207及びハウジング209の各対向面が波 形になって上部から単位面積が増加/減少を反復するように構成されるため、両 側の締めバンド108,109を引っ張るようにすると使用者の人体が形成する 屈曲に沿って容易に変形され密着させることができる。
【0050】 特に、引っ張り紐107を連結台207にジグザグで連結する連結環110が 、軸に回動可能に連結されているため、各連結台207が人体に密着されるとき 、その屈曲により可変され得る引っ張り紐107の出入り角度により連結環11 0が適切に回動され、連結台207の腰部分の密着性をさらに高めることができ るものである。
【0051】 また、図6及び図7のように引っ張り紐107が引出される部分の連結台20 7とハウジング209との間の空間部には、円周方向に沿って連続的に溝211 aが形成されている引出ガイド211がそれぞれ固定されており、ハウジング2 09の引っ張り紐引出部分には左、右側バンド101,102の先端部方向、す なわち引っ張り紐107の引出方向に向いて開口され所定高さで突出された引出 溝213がそれぞれ形成されているために、使用者が引っ張り紐107をいかな る角度で引っ張っても引っ張り紐107の引出角度が平行な“11”字の形態で 一定にガイドされ、引っ張り紐107が容易に引出されるだけでなく、引っ張り 紐107に加えられる応力が分散されて引っ張り紐107の寿命を保障すること ができるようになる。
【0052】 さらに、本考案による腰保護帯の連結環110は、連結台207とハウジング 209の結合により形成される溝207a,209a内に位置するものであるた めに、使用者が腰保護帯を着用するときの連結環110の回転半径は充分に提供 することができるが、図5のようにその溝207a,209aにより連結環11 0の回転半径が制限されて360度回転できないため、腰保護帯の保管時などに 連結環110の回転により引っ張り紐107が絡むことを防止することができ、 使用上の便利性を図ることができるものである。
【0053】 使用者が各締めバンド108,109を左、右側に引っ張って望む状態で締め た後には、締めバンド108,109のマジックテープ(R)104を左、右側 バンドの横方向マジックテープ(R)103に付着固定すれば本考案による腰保 護帯の着用が完了され、このようにすれば腰保護帯の連結台207が使用者の腰 の屈曲に沿って変形され密着されている状態になるために最も楽な状態で腰を支 えることができるようになる。
【0054】 一方、本考案による腰保護帯には選択的に着脱使用できるように別途の剛性を 有するハードタイプ支持台201が具備されており、このような支持台201は 症状の重い危重な脊椎患者であるとき腰保護帯に付着して使用することができる 。
【0055】 すなわち、支持体201を腰保護帯に付着して使用するときには、支持台20 1の外面に形成されているガイド突起203を腰保護帯のガイド溝205に差し 込んだ後、支持台201の内面の凹んだ部分に背中と腰をつなぐ脊椎部分を支え た状態で、前記に説明したように腰保護帯を作動すればよいものであり、このよ うにすると腰保護帯の締め力により支持台201の左、右側が締められることが でき、人体に密着させることができながら垂直方向にはハードタイプの材質特性 により撓まずに脊椎部分を支えることができ、背中と腰をつなぐ脊椎部分をまっ すぐに伸ばした状態で固定することができるものである。
【0056】 もちろん、前記のように腰保護帯に支持台201を付着して使用していながら 使用者の脊椎部分疾患が好転された後には、支持台201を腰保護帯から分離し て腰保護帯のみで単独で使用することができることは自明であり、腰保護帯のみ で単独で使用する場合の動作及び作用は前述した通りである。
【0057】
【考案の効果】
以上で説明したように、本考案は支持台と腰保護帯を同時に具備し、支持台を 脊椎疾患者の軽重の程度によって選択的に付着して使用できるようにしたので、 適用範囲を広げられる着脱式腰保護帯を提供することができるものである。
【0058】 また、引っ張り紐の連結環が連結台とハウジングの溝内に位置されるためにそ の回転半径が制限され保管時などに引っ張り紐が絡むことを防止することができ る。
【0059】 さらに、連結台及びハウジングの各対向面が波形に構成されるため、撓み性能 を向上させ腰保護帯の着用時に人体に容易に密着させることができ、引っ張り紐 の引出側に引出ガイド及び引出溝が具備されるため、引っ張り紐の引出が容易に なるだけでなく引っ張り紐に加えられる応力が分散され引っ張り紐の寿命が保障 できる非常に有用な効果がある。
【0060】 以上では、本考案を実施例によって詳細に説明したが、本考案は実施例によっ て限定されず、本考案が属する技術分野において通常の知識を有するものであれ ば本考案の思想と精神を離れることなく、本考案を修正または変更できるであろ う。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による腰保護帯の第1実施例を示す斜
視図である。
【図2】従来技術による腰保護帯の第2実施例を示す斜
視図である。
【図3】本考案による着脱式腰保護帯の斜視図である。
【図4】本考案による着脱式腰保護帯の分解斜視図であ
る。
【図5】本考案による連結台及びハウジングの詳細図で
あり、(a)は連結環が連結台及びハウジングの溝に装
着された状態を示す斜視図である。(b)は連結環の回
転半径の制限状況を示す平面図である。
【図6】本考案による引出ガイドの詳細図で、(a)は
断面図であり、(b)は斜視図である。
【図7】本考案による引っ張り紐の引出状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
101,102 バンド 103 固着手段 108,109 締めバンド 201 支持部材 207 連結部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部に着脱可能な固着手段を有し柔軟性を
    有する材質で構成されたバンドと、バンドの略中央部縦
    方向に設けられた軟質材からなる連結部材と、連結部材
    に連結された締めバンドとよりなる腰保護帯において、
    腰保護帯に着脱自在に設けられ人体の腰部分の形状に略
    沿わせた内面形状をなし剛性を有する材質から構成され
    た支持部材を目的に応じ選択的に使用できるようにした
    ことを特徴とする着脱式腰保護帯。
  2. 【請求項2】左、右側バンドの先端部と中央横方向全体
    に着脱可能な固着布等よりなる固着手段が付着され、そ
    の他側にそれぞれ軟質のプラスティック材からなる連結
    台が縦方向に配置され、前記連結台の上部から下部まで
    軸に回動可能に連結されている引っ張り紐が各連結環に
    ジグザグで連結されながら前記連結台の中央部分から引
    出され、前記引出された引っ張り紐に締めバンドが連結
    されている腰保護帯において、人体の腰部分の形状に略
    沿わせたコの字形断面形状のハードタイプ支持台を具備
    し、その外面両側にガイド突起をそれぞれ突出させ、前
    記左、右側バンドの中間部分には前記ガイド突起をガイ
    ドするガイド溝を横方向にそれぞれ形成して前記支持台
    を選択的に差し込んで使用するようにしたことを特徴と
    する着脱式腰保護帯。
  3. 【請求項3】前記ガイド突起はヘッドと軸部からなされ
    たピン二つを水平方向に並んで配置・固定し、ガイド溝
    には前記ガイド突起のヘッドを挿入できるようにその導
    入部に導入路の幅よりは大きい円形溝が形成されたこと
    を特徴とする請求項1から2までのいずれか1項に記載
    の着脱式腰保護帯。
  4. 【請求項4】前記連結されている腰保護帯において、連
    結台の連結環取り付け部分に溝を形成して前記連結環を
    前記溝に取り付け前記連結台の溝と対応される位置に溝
    が形成されたハウジングを前記連結台の上部に固定して
    前記連結環の回転半径を制限するようにし、前記連結台
    及び前記ハウジングを容易に屈曲させることができるよ
    うに前記連結台及び前記ハウジングの各対向面が上部か
    ら連続的に前記連結環の設置間隔周期で波形をなすよう
    に構成し、前記引っ張り紐が引出される部分の連結台と
    ハウジングとの間には円周方向に沿って連続的に溝が形
    成されている引出ガイドをそれぞれ固定し、前記ハウジ
    ングの引っ張り紐の引出部分には前記左、右側バンドの
    先端部方向に向いて開口され所定高さで突出された引出
    溝をそれぞれ形成して前記引っ張り紐の引出角度を常に
    一定にガイドするようにしたことを特徴とする請求項1
    から3までのいずれか1項に記載の着脱式腰保護帯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101455295B1 (ko) 2012-09-24 2014-10-31 정용희 척추 밀착 탄력 압박형 허리 보호대

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101455295B1 (ko) 2012-09-24 2014-10-31 정용희 척추 밀착 탄력 압박형 허리 보호대

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