JP3080926B2 - センサ - Google Patents
センサInfo
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Description
検出可能なセンサに関する。
一つとして、水銀スイッチがある。また、実開昭59−
33644号、実開平4−136577号、実開昭59
−74319号、実開昭59−77011号、実開昭5
9−74320号、実開昭61−76323号、特公平
7−3359号、特公昭61−180392号の各公報
には、各種のセンサ等が提案されている。
角度以上の傾斜が生じなければ作動せず、また、振動を
検出できないという課題がある。更に水銀スイッチは、
環境問題により世界的に撤廃の方向にある。
ールスイッチ、実開平4−136577号に記載の車両
用加速度センサは、2つの媒体と導電性のボールとを備
えて、媒体とボールの接触、非接触により傾斜・振動を
検出するものであるが、この場合、1度作動すると接触
状態または非接触状態を維持してしまい、回転運動等の
連続した動作を検出できないという課題がある。
59−77011号、実開昭59−74320号等に記
載の傾斜センサは、湾曲形状を有したケース内部にある
ボールの運動を検出するセンサであって、検出部を備え
た湾曲ケースと、湾曲ケース内に配置された被検出用ボ
ールと、そのボールの移動に抵抗を与える液体とからな
る。しかし、これらセンサは、ボールの動きを検出する
ための電源が必要であり、機構部品の点数が多くセンサ
自体が大きくなって小型化が困難であり、更に湾曲ケー
スの縦方向に対する動きを検出できないという課題があ
る。
センサは、 水平な凹面上に転子球を載せ、地震動によ
る転子球の移動によってスイッチ機構を作動させるもの
で、取付け時にセンサが多少傾いても自動的に水平状態
に復帰し、正常な検震動作を行い得るとされているが、
転子球が移動すると球上部のプランジャがばね状の接点
と接触するので、ばね状の接点の動作が煩雑になって金
属疲労が発生し、機械的寿命が短いという課題がある。
は、ケーシング内に転動自在に収容された非磁性の感震
球と、この感震球の転動に伴って開閉作動されるスイッ
チ部とからなる。しかし、この装置は、ある一定の衝撃
が加わってはじめて感震球が移動するように、ケーシン
グの窪みに感震球が置かれているが、人間の動きを検出
するには感震球の自由度がないため実用に不向きであ
る。また、スイッチ部の接点の構造が、感震球が動いて
板ばね状の接点と接触する構造であるため、接触頻度が
高いと金属疲労が起きるという課題があった。
用警報器の振動感知装置は、円筒状の本体の円板部の中
に放射状にのびる線体と金属球と円筒状の外壁で構成さ
れ、携帯者の振動により金属球が転動して線体と外壁に
接触することによって振動感知を行うものである。しか
し、この携帯用警報器の振動感知装置は、携帯者の姿勢
により傾斜した場合に、装置内部の放射状線体により球
状の可動電極が外壁に接触した状態を維持してしまい、
停止状態とみなされ誤報を出してしまうという課題があ
った。
されたものであって、どのような姿勢であっても正常に
動作し、感度が高く、レスポンスが高いセンサを提供す
ることを目的とする。
めに、本発明は以下の構成を採用した。請求項1記載の
センサは、円筒電極と、該円筒電極と絶縁されて前記円
筒電極の両端に位置する2つの蓋電極と、前記円筒電極
と前記2つの蓋電極とに区画された中空部に移動自在に
収納された導電球体とを具備してなり、前記円筒電極
は、2つの円筒状の環電極と、該環電極に挟まれた絶縁
リングとからなるものであり、前記導電球体が、前記2
つの環電極に同時に接触可能とされ、また、前記導電球
体が、前記円筒電極と前記蓋電極の両方に同時に接触可
能とされたことを特徴とする。
のセンサであって、前記蓋電極が、前記円筒電極の両端
の開口部に嵌合する絶縁円板と、該絶縁円板の一面から
前記中空部に向けて突出する凸部と、該凸部から前記一
面上に放射状に延在する複数の枝電極からなる放射電極
と、前記枝電極同士の間に位置して前記放射電極と電気
的に接続された複数の補助電極とからなるものであり、
前記導電球体が、前記円筒電極と、前記放射電極若しく
は前記補助電極とに同時に接触可能とされたことを特徴
とする。
を参照して説明する。図1には、本発明のセンサ10を
示す。センサ10は、円筒電極3と、円筒電極3の両端
に位置する2つの蓋電極1、1と、円筒電極3と2つの
蓋電極1、1とに区画された中空部36に移動自在に収
納された導電球体4とから概略構成されている。円筒電
極3は、図2に示すように、2つの円筒状の環電極3
3、33が、絶縁リング34を挟んで接合されてなる。
円筒電極3は、各環電極33、33の内周面32、32
が、絶縁リング34を介して連続するように構成されて
いる。環電極33は、その内周面32が電極面とされて
いる。内周面32には金メッキが施されている。
(A)〜図3(C)に示すように、円筒電極の両端の開
口部3a、3aに嵌合する絶縁円板11と、絶縁円板1
1の一面11bから中空部36に向けて突出する凸部1
4と、凸部14から放射状に一面11b上に延在する複
数の枝電極12、12…からなる放射電極13と、枝電
極12、12同士の間に位置する複数の補助電極15、
15…とからなる。
め込まれた内部導体16を介して放射電極13に電気的
に接合されている。絶縁円板11には、その中心にスル
ーホール11aが形成されている。放射電極13は、ス
ルーホール11aと接続されている。凸部14は、ピン
14aが絶縁円板11に貫通されてなるものであり、ス
ルーホール11aを介して放射電極13及び補助電極1
5に電気的に接続されている。ピン14aの一端14c
は、絶縁円板11を貫通して外部端子となる。放射電極
13、補助電極15及びピン14には、導電性を向上す
るために金メッキが施されている。放射電極13は、図
2においては8本の枝電極12から形成されているが、
枝電極12の数をさらに増やすことにより、センサ10
の感度が更に向上する。また、枝電極12の間に補助電
極15を配置することにより、センサ10の感度が更に
向上する。
縁体35を介して互いに絶縁されている。導電球体4
は、少なくとも表面が導電材からなるものである。セン
サ10は、導電球体4が、2つの環電極33、33と同
時に接触するように構成されている。また、センサ10
は、導電球体4が、円筒電極3と、放射電極13または
補助電極15とも同時に接触するように構成されてい
る。導電球体4の直径は、放射電極13の形状及び円筒
電極3とピン14aとの間隙により最適な大きさが決定
される。最適な大きさより小さくても、大きくてもセン
サ10の感度は悪くなる。
図5を参照して説明する。図1に示すように、導電球体
4は、凸部14と干渉して蓋電極1の中心に位置するこ
とができず、円筒電極3の内周面32側へ押し出されて
いる。内周面32側に押し出された導電球体4は、凸部
14と内周面32との間を移動する。導電球体4が内周
面32に接触したとき、導電球体4は、蓋電極1上の放
射電極13とも接触しており、ピン14aと円筒電極3
の間が導通状態となる。
と、導電球体4は、円筒電極3への接触、非接触を繰り
返す。このとき、導電球体4は、放射電極13または補
助電極15または絶縁円板11が露出している部分を移
動する。導電球体4が、円筒電極3と接触し、かつ放射
電極13または補助電極15と接触したときに、ピン1
4aと円筒電極3の間が導通状態となる。このようにし
て、センサ10が水平方向に振動すると、ピン14aと
円筒電極3は、導通状態と非導通状態が交互に繰り返さ
れる。
示すように、導電球体4は、円筒電極3(環電極33)
と蓋電極1とに接触する。このときセンサ10に対し
て、ピン14a、14aを軸とする回転運動が加わる
と、導電球体4は、円筒電極3の内周面32と接触しつ
つ、放射電極13、補助電極15、絶縁円板11が露出
している部分へ交互に接触する。このようにして、セン
サ10の回転時には、蓋電極1と円筒電極3(環電極3
3)とは、導通状態と非導通状態を交互に繰り返す。
図5に示すように、導電球体4は、2つの環電極33、
33の間を行き来して、2つの環電極33、33、と交
互に接触する。このとき、導電球体4が絶縁リング34
を通過すると、2つの環電極33、33が導電球体4を
介して導通状態となる。絶縁リング34は、図6に示す
ように、環電極33、33の内周面32、32に対して
わずかな段差を有し、絶縁リング34の内周面が緩やか
な曲面とされているので、導電球体4が、絶縁リング3
4上を通過した時に、2つの環電極33、33が導電球
体4を介して導通状態となる。
電極3及び2つの蓋電極1、1に区画された中空部36
に移動自在に収納されているので、センサ10がどのよ
うな姿勢であっても常にセンサ10の姿勢を検知するこ
とができる。
検知対象物の振動により、円筒電極3及び蓋電極1とが
導電球体4を介して導通し、あるいは環電極33、33
同士が導電球体4を介して導通することにより、センサ
回路の開閉が機械的に行なわれるので、外部から電源を
供給してセンサ回路を制御する必要がなく、センサ10
の周辺回路の構成を簡素化できる。また、センサ10の
振動を容易に検出できる。
3、2つの蓋電極1、1及び導電球体4に金メッキが施
されているので、相互の接触抵抗を低くしてセンサ10
の動作を確実にすることができる。
助電極15とが備えられているので、円筒電極3、2つ
の蓋電極1、1及び導電球体4との間の導通状態、非導
通状態の切替えを早くすることが可能となり、センサの
応答を高めることができる。また、上述のセンサ10
は、センサ自体が傾斜しつつ回転している場合において
も、放射電極13及び補助電極15により導電球体4の
移動を常に検出できるので、常にセンサを動作させ続け
ることができる。
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲において種々の変更を加えることが可能である。例え
ば、一方の管状電極と第2電極との間、他方の管状電極
と第2電極との間、、管状電極同士の間に、導通の回数
及び周期を計測するカウンタをそれぞれ設けることによ
り、センサの状態をより詳しく検出することが可能にな
る。例えば、管状電極と第2電極との間の導通のみを検
出する場合には、センサは鉛直方向をむいており、しか
も一方または他方の管状電極と第2電極が導通している
ことが検出できるので、センサの天地方向をも検出でき
る。また、管状電極同士が導通している場合には、セン
サは水平方向をむいている。このセンサの応用例とし
て、工場や、病院等の緊急通報装置の携帯端末に組込む
ことにより、人間が倒れた時や、意識が無くなった時
に、センサが作動して外部に緊急通報を行うことが可能
とする例が挙げられる。また、測定器等にも応用が考え
られる。
センサは、導電球体が、円筒電極及び2つの蓋電極に区
画された中空部に移動自在に収納されているので、セン
サがどのような姿勢であっても常にセンサの姿勢を検知
することができる。
知対象物の振動により、円筒電極及び蓋電極とが導電球
体を介して導通し、あるいは環電極同士が導電球体を介
して導通することにより、センサ回路の開閉が機械的に
行なわれるので、外部から電源を供給してセンサ回路を
制御する必要がなく、センサの周辺回路の構成を簡素化
できる。また、センサの振動を容易に検出できる。
つの蓋電極及び導電球体に金メッキが施されているの
で、相互の接触抵抗を低くしてセンサの動作を確実にす
ることができる。
とが備えられているので、円筒電極、2つの蓋電極及び
導電球体との間の導通状態、非導通状態の切替えを早く
することが可能となり、センサの応答を高めることがで
きる。また、本発明のセンサは、センサ自体が傾斜しつ
つ回転している場合においても、放射電極及び補助電極
により導電球体の移動を常に検出できるので、常にセン
サを動作させ続けることができる。
面図である。
は平面図であり、(B)は(A)におけるY−Y’線の
正面断面図である。
背面図であり、(B)は平面図であり、(C)は(B)
のXーX’線の断面図である。
する正面断面図である。
する正面断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒電極と、該円筒電極と絶縁されて前
記円筒電極の両端に位置する2つの蓋電極と、前記円筒
電極と前記2つの蓋電極とに区画された中空部に移動自
在に収納された導電球体とを具備してなり、 前記円筒電極は、2つの円筒状の環電極と、該環電極に
挟まれた絶縁リングとからなるものであり、 前記導電球体が、前記2つの環電極に同時に接触可能と
され、 また、前記導電球体が、前記円筒電極と前記蓋電極の両
方に同時に接触可能とされたことを特徴とするセンサ。 - 【請求項2】 前記蓋電極は、前記円筒電極の両端の開
口部に嵌合する絶縁円板と、該絶縁円板の一面から前記
中空部に向けて突出する凸部と、該凸部から前記一面上
に放射状に延在する複数の枝電極からなる放射電極と、
前記枝電極同士の間に位置して前記放射電極と電気的に
接続された複数の補助電極とからなるものであり、 前記導電球体が、前記円筒電極と、前記放射電極若しく
は前記補助電極とに同時に接触可能とされたことを特徴
とする請求項1記載のセンサ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10205580A JP3080926B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | センサ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP10205580A JP3080926B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | センサ |
Publications (2)
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---|---|
JP2000039318A JP2000039318A (ja) | 2000-02-08 |
JP3080926B2 true JP3080926B2 (ja) | 2000-08-28 |
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ID=16509244
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3080926B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6301424B1 (ja) * | 2016-10-07 | 2018-03-28 | 株式会社ジーデバイス | センサ |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP10205580A patent/JP3080926B2/ja not_active Expired - Fee Related
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