JP3080856U

JP3080856U - 錬り状・液状歯磨き剤内蔵携帯歯ブラシセット

Info

Publication number: JP3080856U
Application number: JP2001002058U
Authority: JP
Inventors: 浩一壹岐
Original assignee: 浩一壹岐
Priority date: 2001-03-06
Filing date: 2001-03-06
Publication date: 2001-10-12
Anticipated expiration: 2007-03-06

Abstract

(57)【要約】【課題】歯磨き剤収納ケース内の圧力を変動させ、移動
リングを開閉し、ブラシ部分と歯磨き剤収納部分との分
離、また、圧力による歯磨き剤押出移動リングからの漏
出防止を可能とする。【解決手段】ブラシ１部分と歯磨き剤収納部分１４の分
離を行うため移動リングケース６をもうける。圧力によ
り移動リングケース６内の移動リング８を動作させ、吐
出口２を開閉する。しかし、ブラシ１の洗浄水が、移動
リング８と移動リングケース６の隙間より少量の逆流を
生じ、移動リングケース６内で練り状・液状歯磨き剤１
１と混合する。また、圧入の際、歯磨き剤押出移動リン
グ１２より回転式吐出リング１３側に練り状・液状の歯
磨き剤１１が漏出する。この防止を行うため、移動リン
グ８、歯磨き剤押出移動リング１２に逆流防止Ｏリング
７を取り付けることで、分離と漏出を解決する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、錬り状・液状歯磨き剤をブラシに付着できる歯ブラシ本体と歯磨剤収納ケースを組み合わせ、歯磨き剤収納ケース内の加圧減圧により、歯ブラシ本体内部からブラシに歯磨き剤を付着した後、歯ブラシ部分と歯ブラシ剤収納部分を分離するため移動リングケース設け、移動リングが洗浄水等の逆流、流入を確実に防ぎ、未使用の錬り状・液状歯磨き剤を汚さず清潔に使用できるペンシル型携帯歯ブラシセットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

歯ブラシの携帯用として特許公開平８−２１４９５１の携帯歯ブラシセットと登録実用新案第３０２２５９９号の粒状歯磨き剤を内蔵した折り畳み式携帯歯ブラシがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、特許公開平８−２１４９５１の携帯歯ブラシセットでは、歯を磨くブラシ部分と収納する部分に歯磨き剤の３部で構成され、ブラシ部分を収納部分に折り込む時歯磨き剤を抱き込み一体化し、使用する際に、ケース内から歯ブラシを取り出した時に歯ブラシに付着させている。また、登録実用新案第３０２２５９９号の粒状歯磨き剤を内蔵した折り畳み式携帯歯ブラシでは、ケースを兼ねた握り部内に内蔵された粒状歯磨き剤を下部の回転する定量吐出機能によりブラシに歯磨き剤を付着させている。しかし、両考案とも歯を磨くブラシ以外に無駄な歯磨き剤を使用し、付着して組み立てる手間がいる。また、練り状・液状歯磨き剤の使用出来ない欠点があった。

【０００４】

【課題を解決するの手段】

本考案は、歯ブラシ本体と歯磨き剤収納ケースを一体化し、歯ブラシ本体内部から使用する練り状・液状歯磨き剤をブラシに付着させる。その方法は、吐出口と移動リング内蔵の移動リングケースを備えたパイプライン構造の歯ブラシ本体と歯磨き剤押出移動リングと歯磨き剤押出リング用ストッパー付調整ボルトを固定した回転式吐出リング構造の歯磨き剤収納部分を接続し、練り状・液状歯磨き剤を、回転式吐出リングを回転させ、歯磨き剤収納ケース内に圧力をかけ、練り状・液状歯磨き剤を歯ブラシ本体内部に圧入する。歯磨き剤収納ケースより圧入されてきた練り状・液状歯磨き剤が移動リングケース内の移動リングを押し、練り状・液状歯磨き剤が吐出口からブラシに付着させる。その後、回転式吐出リングを反転させ減圧すると、移動リングがバネで戻され吐出口が塞がる。しかし、練り状・液状歯磨き剤の為、移動リングと移動リングケースの隙間から少量の逆流が発生し、移動リングケース内で、練り状・液状歯磨き剤と混合してしまう。また、圧入の際に歯磨き剤押出移動リングより回転式吐出リング側に練り状・液状の歯磨き剤が漏出する。衛生的な歯磨きは、この防止を行う必要がいる為、移動リング、歯磨き剤押出移動リングに逆流防止Ｏリングを取り付け、分離と漏出を解決する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

ペンシルを使うように、キャップを取り、回転式吐出リングを回転させると、歯ブラシ本体の注入口が開き、錬り状・液状歯磨き剤がブラシに付着しはじめる。使用する量の歯磨き剤がブラシに付着すると、回転式吐出リングを反転させ注入口を閉じる。このまま歯磨きを始めることも出来るが、取り外したキャップを握り部と兼ねた歯磨き剤収納ケースに被せることの出来る錬り状・液状歯磨き剤内蔵携帯歯ブラシセット。

【０００６】

【実施例】

ペンシルのように、歯ブラシ本体と歯磨き剤収納ケースとをネジ式に接続させ一体化する。歯ブラシ剤収納ケース内に歯磨き剤押出リング用ストッパー付調整ボルトと逆流防止Ｏリング付歯磨き剤押出移動リングを組み合わせ、回転式吐出リングを回転させ、歯ブラシ本体のパイプラインに錬り状・液状歯磨き剤を圧入する。圧入された錬り状・液状歯磨き剤により逆流防止Ｏリング付移動リングが移動リングケース内の空気を排出すると、吐出口が開き、錬り状・液状歯磨き剤がブラシに付着する。付着後、回転式吐出リングを反転させると歯磨き剤収納ケース内が減圧され、調整バネにより移動リングは元に戻り吐出口は閉じる。歯ブラシ本体を保護するキャップは、ブラシに歯磨き剤を付着した後、歯磨き剤収納ケースに被せると握り部にもなる。歯磨き剤の補充は、歯磨き剤押出移動リングを戻して市販チューブの歯磨き剤を注入するか、歯磨き剤充填の歯磨き剤収納ケース取り替え式で製造してもよい清潔な錬り状・液状歯磨き剤内蔵携帯歯ブラシセット。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように錬り状・液状歯磨き剤内蔵携帯歯ブラシセットは、歯ブラシ本体と歯ブラシ剤収納ケースを兼ねた握り部を一体化しているペンシル型で、歯ブラシキャップをはずし、回転式吐出リングを回転・反転させることでブラシに付着することができる。ペンシル型の為、スリムで嵩をとらず持ち歩け、ポケット、バック等に収納する。使用する際は、錬り状・液状歯磨き剤のためブラシ部分に水を付ける必要もなく、必要な歯磨き剤で歯磨きができる。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】錬り状・液状歯磨き剤内蔵携帯歯ブラシセット
を示した平面図である。（実施例１）

【図２】錬り状・液状歯磨き剤内蔵携帯歯ブラシセット
を示した断面図である。（実施例２）

【図３】錬り状・液状歯磨き剤をブラシに付着中・付着
後を示した動作図である。（実施例３）

【符号の説明】

１ブラシ２吐出口３歯ブラシ本体４空気抜き５調整バネ６移動リングケース７逆流防止Ｏリング８移動リング９パイプライン１０ネジ式接続部１１練り状・液状歯磨き剤１２歯磨き剤押出移動リング１３回転式吐出リング１４歯磨き剤収納ケースを兼ねた握り部１５歯磨き剤押出リング用ストッパー付調整ボルト

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】練り状・液状歯磨き剤をブラシ部分に付
着する手段として、練り状・液状歯磨き剤をＯリング付
歯磨き剤押出移動リングと歯磨き剤押出リング用ストッ
パー付調整ボルトを固定した回転式吐出リングで組み合
わせ、回転式吐出リングを回転させると、Ｏリング付歯
磨き剤押出移動リングが動作し、歯磨き剤収納ケース内
を加圧、減圧することを特徴とする錬り状・液状歯磨き
剤内蔵携帯歯ブラシセット。
【請求項２】前記の構造で歯ブラシ本体のブラシに歯磨
き剤を付着させるため、歯磨き剤収納ケースの加圧によ
り圧入された練り状・液状歯磨き剤が移動リングケース
内のＯリング付移動リングを押し、吐出口を開き、練り
状・液状歯磨き剤をブラシに付着させ、その後、回転式
吐出リングを反転させ減圧し、Ｏリング付移動リングが
バネで戻され、吐出口が閉じることを特徴とする請求項
１記載の錬り状・液状歯磨き剤内蔵携帯歯ブラシセッ
ト。