JP3080625U - 管の割れ検査装置 - Google Patents

管の割れ検査装置

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JP3080625U JP2001001638U JP2001001638U JP3080625U JP 3080625 U JP3080625 U JP 3080625U JP 2001001638 U JP2001001638 U JP 2001001638U JP 2001001638 U JP2001001638 U JP 2001001638U JP 3080625 U JP3080625 U JP 3080625U
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正明 酒井
守 中田
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日本非破壊検査株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管の周方向に発生した割れの検査に対して作
業性及び検査精度を向上することができる管の割れ検査
装置を提供する。 【解決手段】 管100の内外面の周方向に延在する割
れを検出するため上記管内に挿入される超音波センサ1
0と、上記超音波センサを管周方向に回転させるととも
に管軸方向へ移動させるセンサ駆動装置20と、上記セ
ンサ駆動装置の動作制御を行うとともに上記超音波セン
サの位置情報及び上記超音波センサから供給される探傷
検出情報に基づき検査情報の解析を行う制御装置40と
を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば石油精製、石油化学等の化学プラントにおいて多用されてい る熱交換器等における小口径管の内外周面の周方向に発生する割れに対して、回 転掃引機構を有する超音波センサによる探傷検査を行い、かつ探傷検査結果の自 動解析を行う管の割れ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
上記熱交換器の小口径管の損傷検出方法としては、電磁誘導現象を利用した非 破壊試験方法である渦流探傷試験があるが、この渦流探傷試験は、主として孔食 等の腐食損傷を検出対象としており、応力腐食、疲労等に起因して管の周方向に 発生した、いわゆる割れの検出が困難であるという問題がある。又、炭素鋼等の 磁性材料の管では、渦流探傷試験自体が適用困難であり、管の周方向に発生した 割れの検出に有効な検査技術はないのが実情である。さらに、特に管端部では、 熱交換器の管板及び渦流探傷試験の特性に起因する、端末効果によるノイズを生 じ、事実上探傷検査は困難である。 一方、管周方向の割れの検査方法として、超音波探傷の汎用手法である手動に よる斜角探傷での検査も可能であるが、検査員が探傷器の表示画面に表示される 探傷波形を目視監視し、割れによる信号が認められる毎に、割れの存在位置及び 割れ深さに関するデータを記録する必要があり、検査員に対する作業負担が大き く、作業性及び検査精度の面で問題があった。 又、上述したような手動による検査方法では、探傷検査に多大な時間を要する という問題点もある。 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、管の周方向に 発生した割れの検査に対して作業性及び検査精度を向上し、かつ短時間にて探傷 検査が行える管の割れ検査装置を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】 本考案の第1態様における管の割れ検査装置は、管の周方向に延在する割れを 検出するため上記管内に挿入される超音波センサと、 上記超音波センサを管周方向へ回転させるセンサ駆動装置と、 上記センサ駆動装置の動作制御を行う動作制御部、上記超音波センサから供給 される探傷検出情報を記憶する記憶部、及び上記探傷検出情報の解析を行う演算 部を有する制御装置と、 を備えたことを特徴とする。
【0004】 このように構成することで、センサ駆動装置は検査対象物である管の周方向に 制御装置の制御に基づき超音波センサを作動させる。超音波センサは管の周方向 に存在する割れを検出する。又、制御装置は、超音波センサの位置情報及び超音 波センサから供給される探傷検出情報に基づき検査情報の解析を行う。このよう に超音波センサ、センサ駆動装置及び制御装置は管の周方向に発生した割れの検 査に対して作業性及び検査精度を向上し、かつ短時間にて探傷検査が行えるよう に作用する。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の実施形態における管の割れ検査装置について図を参照しながら以下に 説明する。 まず管の割れ検査装置の構成について説明する。本実施形態における管の割れ 検査装置は、検査対象物の厚さが最小0.5mmまでの比較的薄い、例えば熱交 換器等の管の内外周面にて周方向に延在するいわゆる割れを従来の検査方法に比 べ高速又は詳細に検出可能とするものである。尚、検出可能な割れの深さは0. 2mm以上のものであり、又、本実施形態では検査対象とする管の内径は15m mから23mmのものである。尚、検出限界寸法及び検査対象寸法はこれらのも のに限られるものではない。又、上記割れの深さとは、検査対象物の厚さ方向、 例えば管であれば管の直径方向への割れの大きさをいう。
【0006】 本実施形態における管の割れ検査装置は、図1に示すように、上記管100内 に挿入され探傷検査のため超音波の送受信を行う振動子2を有する超音波センサ 10と、該超音波センサ10に機械的に接続され超音波センサ10を管の周方向 及び軸方向へ駆動する駆動装置20と、超音波センサ10と電気的に接続され超 音波センサ10から供給される信号をコントローラ40にて処理可能な信号に変 換するデジタル超音波探傷器30と、デジタル超音波探傷器30の出力側及び駆 動装置20の入出力側と電気的に接続され、探傷検査の解析ソフトに従い探傷検 査の解析を行い、又、駆動装置20の動作制御を行う、例えばパーソナルコンピ ュータが使用できるコントローラ40とを備えている。又、コントローラ40に は、検査結果を出力する装置として、CRT表示装置、プリンタ等を接続するこ とができ、又、検査結果を例えば磁気媒体に記録するための記録装置を接続する ことができる。 尚、デジタル超音波探傷器30は従来から一般に使用されているものであり詳 しい説明は省略し、又、コントローラ40については後述の動作説明にて詳説す る。よって以下には超音波センサ10及び駆動装置20について説明する。
【0007】 超音波センサ10について説明する。図2に示すように本実施形態における超 音波センサ10は、ハウジング1と、ハウジング1内に設けられ超音波を送受信 する振動子2と、ハウジング1の表面に設けられる薄板3と、ハウジング1内に 設けられるボールプランジャ4と、接栓部5と、カップリング6とを備えている 。 ハウジング1は、検査対象ある管100の内径寸法に応じた外径寸法にてなる 、円筒状で例えばステンレス製からなるものである。尚、超音波センサ10は、 管100の内径寸法に応じて適宜な外径寸法を有するものを選択して使用する。 又、本実施形態における超音波センサ10の軸方向の長さは、約50mmから約 60mmである。
【0008】 振動子2は、ハウジング1の軸方向のほぼ中央部であってハウジング1の表面 近傍に配置され超音波の送受信を行うもので、本実施形態では5mm×5mmの 方形状であり10MHzの周波数の超音波を発生する。又、本実施形態の管の割 れ検査装置においては超音波センサ10を1秒間当たり例えば数百回転させる場 合がある。このような高速回転状態においては超音波のビーム伝搬経路における 気泡、検査対象物の腐食、カス等の表面状態等の妨害因子が探傷検査精度に影響 を与える。よってこのような妨害因子の影響を少なくし超音波センサ10の高速 回転においても安定した探傷検査結果を得るため、又、当該管の割れ検査装置が 探傷対象とする割れの深さ及び長さの検出に最も効果的となるように、本実施形 態では上述したような大きさの振動子2を使用し超音波センサ10から送出され る超音波のビーム幅(ビーム断面積)が広がるタイプのものを使用している。具 体的には、例えば管外周面に存在する欠陥を管内から超音波を送出し探傷する場 合に管外周面におけるビーム断面積は、従来の超音波センサのようにビーム幅を 絞るタイプにあっては約3mm2以下であるのに対し、本実施形態の超音波セン サ10では8mm2から20mm2とし、好ましくは10mm2から15mm2 となるようにしている。尚、振動子2の大きさとしては、5mmないし10mm 四方程度のものが使用できる。又、このような振動子2は従来と同様に樹脂材2 a内に埋設されている。 一方、本実施形態のように超音波のビーム幅が広がるタイプの振動子2を使用 することで、探傷検出精度が低下するという問題が生じるが、以下に説明するよ うな検査対象物への超音波ビームの入射角及び当該割れ検査装置の設定の仕方に よって上記問題を克服している。
【0009】 上記入射角について説明する。管100の材質が炭素鋼の場合、従来は管10 0の検査対象物に対して約45度の角度にて超音波を入射するようにしていた。 一方、本実施形態における超音波センサ10では、割れの検出精度を向上させる ため、検査対象物に対する超音波ビームの入射角が40度から25度の範囲内の 任意の値、好ましくは30度前後の任意の値となるように振動子2を傾斜させて 樹脂材2a内に埋設し、このような樹脂材2aがハウジング1内に配置される。 尚、検査対象物に対する超音波ビームの入射角は、検査対象とする管100を通 過する超音波の速度に応じて変化させる必要があり、上記入射角を変化させるた め振動子2の傾斜角が選択される。よって、超音波センサ10は、検査対象物の 上記超音波の通過速度に応じて振動子2が適切な傾斜角度を有するものが選択し て使用される。
【0010】 尚、本実施形態の管の割れ検査装置において、割れ深さは、後述の動作説明に て詳しく説明するが、図19に示すような割れ深さ曲線にて表される関数に基づ き求める。割れ深さ曲線とは、検査対象物から反射してくる超音波の強度と割れ 深さとの関係を示すグラフであり、予め模擬検査体(対比試験体)にて反射して くる超音波の強度と割れ深さとの関係を求めグラフ及びその関数を求める。かか る割れ深さ曲線の作成に当たり上述した40度から25度の入射角となるような 超音波センサを使用することで、超音波の強度と割れ深さとの関係が超音波の高 強度領域においても飽和しない割れ深さ曲線を得ることができる。したがって、 得られた割れ深さ曲線の作成時と同様に上記入射角を生じるような同種の振動子 を備えた超音波センサを使用し探傷検査を行うことで、超音波の高強度領域にお いても割れの検出精度を従来に比べ向上させることができる。尚、従来にあって も上記割れ深さ曲線に相当する検量線により欠陥深さを求めるものがあるが、上 記入射角は45度程度であり、得られる検量線は超音波の強度と欠陥深さとの関 係が超音波の高強度領域においては飽和してしまうものとなる。よって超音波の 高強度領域においては欠陥深さが正確に求められないという問題があった。
【0011】 薄板3は、振動子2から管100の内周面へ向けて送出された超音波が通過す る位置であってハウジング1の表面に例えば貼付されて固定されるものであり、 本実施形態では0.2mm厚のアクリル製である。尚、振動子2が配置された付 近のハウジング1部分と管100の内周面との間にすき間が生じた場合には、探 傷検査精度が劣化することから、薄板3は、振動子2が配置された付近のハウジ ング1部分と管100の内周面とが常に密接するように設けるものである。よっ て、薄板3を設けなくとも振動子2が配置された付近のハウジング1部分と管1 00の内周面とが常に密接する状態を維持できる場合には薄板3は不要である。 尚、超音波センサ1の使用時には、薄板3と管100の内周面とをより密接さ せるために薄板3の表面にはグリス、水等を介在させるのが好ましい。尚、薄板 3の寸法、材質は上述のものに限るものではない。
【0012】 ボールプランジャ4は、上記薄板3を管100の内周面に密着させるためハウ ジング1を管100の内周面へ押圧するためのものであり、ハウジング1内に設 けられる。ボールプランジャ4の構造は、本体4a内に設けたスプリング4bに て本体4aの軸方向へ付勢されるボール4cが本体4aの先端から突出した構造 をなし、このようなボールプランジャ4は一般に市販されているものを使用する ことができる。又、ボールプランジャ4には、本体4aの周囲に雄ネジが形成さ れており、該雄ネジをハウジング1の直径方向形成されている雌ネジに係合させ てハウジング1の周面からボール4cを突出させることで、ハウジング1は、ボ ール4cの付勢力により管100の直径方向へ付勢される。 接栓部5は、駆動装置20から延在するケーブルと超音波センサ10の振動子 2に接続されるケーブルとを着脱自由に機械的、電気的に接続する接続部分であ る。
【0013】 カップリング6は、回転方向駆動パルスモータ221にて周方向に回転される 回転軸223と、超音波センサ10に付属し超音波センサ10に接続されるパイ プ7とを接続するものであり、一般の市販品である。このようなカップリング6 は円筒形状であり、図20に示すように、カップリング6の軸方向の両端部には 、該カップリング6を約半周分にわたり輪切りにするようにスリット6aが複数 形成されている。尚、スリット6aは他の種々の形態のものを選択することがで きる。このようにスリット6aを有するカップリング6は、回転軸223におけ るぶれがパイプ7さらに超音波センサ10に伝わらないように緩衝作用をする。 特に、管100の軸方向へ超音波センサ10を手動で移動させ、管100の周方 向へ超音波センサ10を高速回転させる場合、カップリング6における緩衝作用 が探傷検査精度に寄与する。
【0014】 次に、駆動装置20について説明する。駆動装置20は、超音波センサ10を 管100の軸方向へ移動させるための掃引駆動部210と、超音波センサ10を 管100の周方向へ回転させる回転駆動部220とから構成される。 掃引駆動部210は、取付台211と、送りネジ212と、掃引方向駆動パル スモータ213と、スライドユニット214等とからなる。取付台211には、 送りネジ212の両端が送りネジ212の周方向に回転可能に支持される。該送 りネジ212の一端は、コントローラ40から供給されるパルス信号にて動作制 御されるステップモータからなる掃引方向駆動パルスモータ213の出力軸に接 続される。よって送りネジ212は掃引方向駆動パルスモータ213にて回転さ れる。又、送りネジ212には、送りネジ212の周方向への回転により矢印A 方向に往復移動を行うスライドユニット214が係合している。 送りネジ212の両端部に対応した取付台211の所定位置にはリミットスイ ッチ215が設置される。リミットスイッチ215は、スライドユニット214 が当接もしくは近接することで掃引方向駆動パルスモータ213の動作を停止さ せる停止信号をコントローラ40へ送出する。よってリミットスイッチ215が 作動することで、コントローラ40を介して掃引方向駆動パルスモータ213の 動作が停止され、スライドユニット214の移動が停止する。
【0015】 スライドユニット214には回転駆動部220が設置される。回転駆動部22 0は、回転方向駆動パルスモータ221と、スリップリング222と、回転軸2 23とを備え、回転方向駆動パルスモータ221の出力軸と同芯上に回転軸22 3が配置される。又、スライドユニット214には、回転方向駆動パルスモータ 221及びスリップリング222が固定され、スライドユニット214の移動に 伴い回転方向駆動パルスモータ221及びスリップリング222、ひいては回転 軸223及び超音波センサ10がスライドユニット214の移動方向に移動する 。
【0016】 回転方向駆動パルスモータ221は、コントローラ40に電気的に接続され、 コントローラ40から供給される制御信号に従い動作する。 回転軸223は、管100内に挿入可能な外径寸法を有する円筒形状のもので 、一端が超音波センサ10のパイプ7に接続されるカップリング6に接続され、 他端近傍がスリップリング222にて周方向に回転可能に支持され、他端が回転 方向駆動パルスモータ221の出力軸に連結体を介して接続される。よって、回 転方向駆動パルスモータ221の作動により回転軸223は周方向に回転する。 又、回転軸223におけるスリップリング222と超音波センサ10との区間は 、取付台211に固定された支持部材216にて回転軸223の軸方向及び周方 向に滑動可能に支持される。 スリップリング222は、超音波センサ10に電気的に接続されたケーブルと デジタル超音波探傷器30との電気的接続を行う装置であり、超音波センサ10 に接続されるケーブルが回転軸223の回転によりねじれるのを防止する。
【0017】 又、検査対象である管100と同芯上にて延在する回転軸223に対し、送り ネジ212は回転軸223の延在方向と同方向でかつ平行に配置される。このよ うに送りネジ212と回転軸223とを配置することで、掃引方向駆動パルスモ ータ213にて送りネジ212を回転させることで、スライドユニット214を 介して回転軸223を管100の軸方向に沿って移動させることができ、したが って超音波センサ10を管100の軸方向に沿って移動させることができる。
【0018】 次に、このように構成される管の割れ検査装置の動作について以下に説明する 。 本実施形態における管の割れ検査装置における基本的な探傷動作は、検査対象 である管100における検査開始位置から、超音波センサ10をまず管100の 周方向へ1秒間当たり例えば数百回転させながら管100の軸方向へ1秒間当た り例えば50mmの速さにて掃引しながら管100の探傷検査を行うものである 。尚、上記周方向への超音波センサ10の回転速度及び掃引速度は、上述のもの に限るものではなく、詳細検査の場合には例えば周方向へ1回転させて探傷検査 を行った後、超音波センサ10を管100の軸方向へ所定量移動させ、その位置 において同様に周方向への探傷検査を行うようにすることもできる。さらに、管 100の周方向の所定範囲のみを探傷しながら管100の軸方向へ移動していく ような探傷動作も可能である。又、超音波センサ10の軸方向への移動速度につ いても、一定速度、可変速度とすることができる。尚、これらの速度制御は、後 述の動作説明に記載するように、入力される検査条件に従いコントローラ40に て演算される。
【0019】 図を参照して本実施形態の管の割れ検査装置におけるコントローラ40が行う 動作について説明する。図4に、コントローラ40の基本動作を示す。基本動作 として、「初期設定」、「主処理」、「後処理」の各動作がある。 ステップ(図内ではSにて示す)3000に示す「初期設定」とは、図5に示 すように、Aドライブ、Bドライブ等の選択(S3020)を行い、探傷結果デ ータを記録する記録媒体である例えばフロッピディスクにおける記憶容量のチェ ック(S3040)を行い、表示装置(以下、CRTと記す)の画面へのタイト ルの表示(S3060)を行い、システムの開始メッセージのCRTへの表示( S3080)を行う動作をいう。
【0020】 ステップ4000に示す「主処理」とは、図6に示すように、探傷検査を実行 するに当たりコントローラ40内において使用するバッファの記憶内容をクリア した後(S4020)、いわゆるメニュー画面と呼ばれる、実行する動作を選択 するためのタイトルを表した画面を表示し(S4040)、選択されたタイトル の動作を実行する動作をいう。尚、上記タイトルである、動作の選択枝としては 、「探傷検査」、「解析」、「ファイル操作」、「印字」、「終了」を設けてい る。「探傷検査」とは探傷検査を行いその結果について、CRTへの表示、フロ ッピディスクへの記録、割れ位置とその深さとの関係を示す割れ深さ断面図の印 字の各動作を行うものである。「解析」とはフロッピディスクに記録されている 探傷結果データに基づき上記割れ深さ断面図を印字する動作である。「ファイル 操作」とは探傷結果を顧客への報告書としてまとめる動作である。「印字」とは 上記報告書を印字する動作であり、「終了」とはシステムの動作を終了する動作 である。
【0021】 ステップ6000に示す「後処理」とは、図7に示すように、検査動作を終了 することのメッセージが表示される最終画面をCRTに表示し(S6020)、 CRTをクリアする(S6040)動作をいう。
【0022】 上記「探傷検査」動作について、図8から図12を参照して説明する。尚、図 8は「探傷検査」動作の全体の流れを示し、図9から図12は図8に示す所定ス テップのサブルーチンを示す。 尚、探傷検査を実行する予定がある場合には、検査を行うに当たり予め、スラ イドユニット214を原点位置(検査開始位置)にセットし、かつ上述したよう に送りネジ212及び回転軸223を管100の軸方向に合わせ、かつ回転軸2 23と管100とを同芯上に配置し、かつ超音波センサ10が検査開始位置とな るように当該割れ検査装置を設置しておく。
【0023】 上述したメニュー画面にて「探傷検査」を選択した場合、まず探傷条件をキー ボード等にてコントローラ40に入力する(S4120)。尚、探傷条件として は、本実施形態においては図9に示すように、管の標準肉厚、探傷検査を行う長 さ、探傷検査物の名称、探傷検査を開始する位置、探傷検査を終了する位置の各 情報がある(S4121からS4125)。これらの探傷条件の情報入力が終了 した時点でこれらの入力情報に基づきこれから行う探傷検査の設定状況がCRT に表示され(S4126)、表示された設定状況が正しい場合には検査員がキー ボード上の所定キーを押下することで(S4127)、検査条件が確定される。 尚、上記設定状況に誤りがある場合には、再度ステップ4121に戻り探傷条件 の再入力を行う。
【0024】 探傷条件の入力後、今回行う探傷検査を他の探傷検査と識別するため探傷番号 を検査員が入力することで(S4140)、コントローラ40は探傷検査結果を 記憶するデータファイルを作成する(S4160)。データファイルの作成が終 了した時点で探傷動作が始まりデータの取り込み動作が開始する(S4180) 。データ取り込みについては、図10に示す動作が行われる。データ取り込みに ついて説明する。 まずコントローラ40は、データ入力部(RS232C)並びに掃引方向駆動 パルスモータ213及び回転方向駆動パルスモータ221の制御部の初期化を行 い(S4181,4182)、上記データ入力部におけるデータ通信状態を示す ステータス情報を取得した後(S4184)、作成した上記データファイルを開 き(S4185)、さらに通信バッファをクリアする(S4186)。又、コン トローラ40は、入力された検査条件に最適な探傷検査が行えるように超音波セ ンサ10を駆動すべく、掃引方向駆動パルスモータ213へ供給するパルス数、 回転方向駆動パルスモータ221の回転速度を演算する(S4187)。以上の ステップ4181からステップ4187の動作にて検査準備が完了し、検査員の 検査実行又は検査中止のキー操作により検査実行又は検査中止のいずれかの動作 が行われる(S4188,4189)。検査中止の場合には、コントローラ40 は上記データファイルを閉じ(S4192)、入力された探傷条件、上記探傷番 号を保存ファイルに書き込む(S4193)。
【0025】 検査実行の場合には、コントローラ40は、掃引方向駆動パルスモータ213 及び回転方向駆動パルスモータ221を駆動し、演算結果に基づき掃引方向駆動 パルスモータ213及び回転方向駆動パルスモータ221の動作を制御する。又 、超音波センサ10は超音波の送受信を開始する。これによって掃引方向駆動パ ルスモータ213及び回転方向駆動パルスモータ221の動作に従い超音波セン サ10からは探傷情報がデジタル超音波探傷器30へ供給される。尚、超音波セ ンサ10からは、割れの発生箇所に応じて探傷情報が送出されるもので、よって 同一位置情報内に複数の割れが存在する場合にはそのそれぞれに対応して探傷情 報が送出される。尚、割れを検出した管100の軸方向における位置情報は、検 査条件として入力した探傷開始点情報と、超音波センサ10が管100の軸方向 へ単位長さ分移動するのに必要なパルス数が分かっていることとから、掃引方向 駆動パルスモータ213へ供給したパルス数からコントローラ40にて算出され る。
【0026】 コントローラ40がデジタル超音波探傷器30へ送信を要求することで、デジ タル超音波探傷器30からコントローラ40への有効データの転送が開始され( S4190)、コントローラ40における通信バッファへ有効データが格納され ていく(S4191)。尚、有効データとは、割れの深さに対する、送出した超 音波の反射波の強度に関するデータをいい、上記反射波の最大強度を103%と して、得られた反射波の強度に対応した割合にて示されるデータである。尚、上 記反射波の最大強度を100%ではなく103%としたのは単に装置側の信号処 理上の都合からである。又、有効データが得られた、管100の軸方向の位置を 示す位置情報も上記通信バッファへ格納されていく。尚、デジタル超音波探傷器 30において有効データとは、超音波センサ10から供給される探傷情報の内、 一つのデータとみなせるビット数を有するデータをいう。したがって、所定ビッ ト数に達する割れが検出された場合にのみ上記有効データ及び上記位置情報とが 通信バッファに格納されていくことになる。又、上述したように、同一位置情報 に複数の割れが存在する場合にはそのそれぞれに対応して有効データが存在する ことになる。所定のビット数となり有効データとなったときには、有効データは 処理され上記データファイルへ書き込まれ、(S4194,4195)、又、C RTに表示される(S4196)。尚、ここでCRTに表示される有効データは 、反射波の強度が上述した、%の単位にて表示される。
【0027】 これにて検査長内の1箇所における探傷動作が終了し、コントローラ40は演 算結果に基づき掃引方向駆動パルスモータ213へ所定量のパルス信号を送出し 超音波センサ10を所定量分、管100の軸方向へ移動させ、次の箇所における 探傷検査を上述と同様に実行する(S4197,4198)。このようにして検 査長にわたり探傷検査を実行し順次その有効データをデータファイルに書き込ん でいく。そして検査長分の探傷検査が終了した時点で、コントローラ40は上記 1箇所毎についてそれぞれ割れ深さの最大値を計算する(S5000)。
【0028】 割れ深さ最大値計算工程(S5000)について図11を参照し説明する。 コントローラ40は、最大値の初期値を「0」にセットした後(S5010) 、上記データファイルを開き該データファイルから各位置情報毎に上記有効デー タを読み出し(S5020,5030)、読み出したそれぞれの位置情報におけ るそれぞれの有効データに基づき割れ深さを求める。割れ深さの算出には、上述 した割れ深さ曲線が用いられる。尚、超音波センサ10から供給される受信超音 波の強度は、上述したように%単位にて表わされた有効データであり、割れ深さ 曲線は、この有効データと割れ深さとの関係を示す、例えば図19に示す曲線で ある。 又、超音波センサ10の説明箇所にて述べたように、検査対象物内にお ける超音波の進行速度に応じて検査対象物に対する超音波の入射角を変化させる ように振動子2の傾斜角が異なる超音波センサ10を使い分けることから、本実 施形態におけるコントローラ40には、検査対象物内における超音波の進行速度 にて使用を選択する2種類の割れ深さ曲線の関数データを格納しており、割れ深 さ曲線の選択は検査条件を設定するときに行う。
【0029】 それぞれの有効データは、その値が80%以下、80%を越え100%以下、 100%を越える、のいずれの範囲に該当するのかが判断され(S5040)、 割れ深さ曲線において判断された範囲に対応した曲線に従い割れ深さが求められ る(S5050)。求められた割れ深さ値は、同一位置情報内で前最大値と比較 (第1回目のときは「0」との比較)され(S5060)、今回求まった割れ深 さ値が上記前最大値を越えるものであれば今回求まった割れ深さ値を新たな最大 値として更新してデータファイルに書き込む(S5060,5070,5080 )。さらに今回求まった割れ深さ値が存在する位置情報もデータファイルに書き 込まれる。例えば、検査開始点から50mm進んだ位置に、深さ0.5mm,1 .0mm,0.8mmの3つの周方向への割れが検出された場合、最大割れ深さ 値は1.0mmであり、位置情報として50mmが格納される。このようにデー タファイルには、各位置情報毎に割れ深さの最大値が書き込まれる。以下、ステ ップ5030からステップ5080が各位置情報毎に繰り返された後、データフ ァイルを閉じる(S5090)。 尚、最大値計算工程では、さらに検査長全体における最大値を求め、その最大 値とその最大値が存在する位置情報とのみを上記データファイルに記憶するよう にしてもよい。
【0030】 このようにして割れが検出された位置とその位置における割れ深さの最大値が 求まることから、横軸に管の軸方向の長さ、縦軸に割れの深さを表した図(以下 、「割れ深さ断面図」と記す)を作成する(S5200)。尚、上述した最大値 計算工程に続いて上記割れ深さ断面図の作成、表示工程を実行する場合には、上 述したステップ5080から後述のステップ5250へ移行する。以下に、上記 割れ深さ断面図の作成、表示工程(S5200)について説明する。 上記データファイルが開かれ(S5210)、記憶されている上記有効データ 、位置情報の全データ数が計算された後(S5220)、これら上記有効データ 、位置情報が読み込まれる(S5230)。コントローラ40は、読み込んだそ れぞれの有効データについて、ステップ5050と同様に割れ深さ曲線に基づき 割れ深さを求め(S5240)、例えば図17に示すような、割れ検出位置毎に その位置における割れ深さの最大値を表した割れ深さ断面図をCRT上に表示す るために必要な演算を行い(S5250からS5280)、その演算した結果で ある検査結果データをフロッピディスクに保存する(S5290)。そして上記 検査結果データをCRT上に表示するか否かの判断を介して(S5300)、表 示が選択された場合にはCRT上に割れ深さ断面図が表示される(S5310) 。 以上の説明が、図6に示す「探傷検査」に関する動作説明である。
【0031】 次に、図6に示す「解析」に関する動作説明を行う。 上述したように各探傷検査毎に有効データがデータファイルに記憶されていく が、「解析」動作(S4300)はこのようにして記憶された有効データをフロ ッピディスクのデータファイルから読み出し、割れが検出された位置毎に割れ深 さの最大値計算を行うものである。「解析」動作について図13を参照し以下に 説明する。 「解析」動作が選択された場合、保存されている有効データの有無が確認され た後(S4310)、検査された管のすべての検査結果数、即ち、上記の有効デ ータのすべてが計数され(S4320)その数がCRTに表示される(S433 0)。次に、選択した管の有効データについて、図11に示す割れ深さ最大値計 算(S5000)に従い割れ深さの最大値が計算され、求まった割れ深さの最大 値がバッファに格納された後(S4340)、図12に示す上述した断面表示工 程(S5200)によってバッファに格納されたデータから割れ深さ断面図がC RT上に表示される。
【0032】 一つの検査結果について位置及び最大値が表示された後、次データの表示指示 、前データの表示指示、又は動作終了のいずれかをキー入力する(S4350, 4360)。次データの表示指示又は前データの表示指示が選択された場合には 、割れ深さ最大値計算工程(S5000)に従い割れ深さの最大値が計算され、 求まった割れ深さの最大値がバッファに格納された後(S4380)、図12に 示す上述した断面表示工程(S5200)によって割れ深さ断面図がCRT上に 表示される。一方、動作終了キーが選択された場合には、解析動作が終了する( S4390)。
【0033】 次に、「ファイル操作」に関する動作説明を行う。 「ファイル操作」動作(S4500)とは、フロッピディスクに記憶された検 査結果データに従い、顧客への検査報告書を作成する動作をいう。「ファイル操 作」動作について図14及び図15を参照し以下に説明する。 「ファイル操作」が選択された場合、当該ファイル操作における注意事項に関 するメッセージがCRTに表示された後(S4520)、フロッピディスクに検 査結果データが記憶されているか否かが確認され(S4540)、検査した管の 総本数が計算され(S4560)その本数がCRT上に表示される(S4580 )。操作者はCRT上に表示された検査結果の中から報告書として出力したいも のを選択する。選択された検査結果データはテンポラリファイルに書き込まれる (S4600)。そして該テンポラリファイルから読み出されるデータに従い図 15に示す報告書用データファイル作成動作にて所定の形式にて報告書が作成さ れ(S4620)、動作終了可否判断を介して(S4640)、動作終了の選択 によりファイル操作の動作を終了する。尚、上記報告書用データファイルとは、 上記テンポラリファイルから後述の報告書用保存ファイルを作成する中間的なフ ァイルをいう。
【0034】 上記報告書用データファイル作成動作について説明する。 上記テンポラリファイルが開かれ(S4621)、格納されている検査結果デ ータが読み込まれる(S4622)。読み込まれた検査結果データに基づきフロ ッピディスク内のデータファイルが開かれ(S4623)、該データファイルか ら読み出された上記有効データについて上述した割れ深さ最大値計算工程(S5 000)に従い割れ深さの最大値が計算され、計算された最大値及びその位置の 情報がバッファに格納される(S4624)。そして上記最大値及びその位置の 情報がバッファから報告書用保存ファイルに書き込まれ(S4625)、上記デ ータファイルは閉じられる(S4626)。そして動作終了可否判断を介して( S4627)動作終了の選択により上記テンポラリファイルが閉じられ(S46 28)報告書用データファイル作成動作が終了する。
【0035】 次に、「印字」動作(S4700)について説明する。「印字」動作とは、上 述した報告書をプリントアウトする動作をいう。「印字」動作について、図16 を参照し以下に説明する。 「印字」が選択された場合、上述した報告書用保存ファイルが開かれ(S47 20)、報告書用保存ファイルから読み出されたデータがプリンタにて印字され る(S4740)。印字されるものとしては、本実施形態においては、例えば図 17に示すような割れ深さ断面図、若しくは図18に示すような、検査した管毎 に割れ深さの最大値、その最大値が検出された管軸方向における位置等の情報を 表した一覧表等である。印字が終了すると、報告書用保存ファイルが閉じられ( S4760)、動作終了可否判断を介して(S4780)、動作終了の選択によ り印字の動作が終了する。
【0036】 尚、すべての動作を終了する場合には、上記メニュー画面に表示される「終了 」を選択することで動作は終了する。
【0037】 以上説明したように本実施形態の管の割れ検査装置によれば、従来の探傷検査 装置に比べ超音波センサ10を管100の周方向へ高速で回転させ、かつ超音波 センサ10から供給される探傷結果情報をコントローラ40にてリアルタイムに 解析し、その解析結果をCRT上に表示したり、例えばフロッピディスクに記憶 したり、印字したりするようにしたことから、管の周方向に発生した割れの検査 に対して作業性及び検査精度を向上し、かつ短時間にて探傷検査を行うことがで きる。
【0038】 尚、上述した実施形態は、管100に対して管100の軸方向及び周方向の両 方向に超音波センサ10を自動的に移動させる割れ検査装置であるが、管100 の軸方向への移動は検査員が手動にて行い、さらに超音波センサ10における管 100の周方向への回転を市販の可変速モータにて行うことで、当該割れ検査装 置の構造を簡素化することができる。尚、このような簡易タイプの管の割れ検査 装置は、上述した実施形態の管の割れ検査装置に比べ、管100の周方向及び軸 方向への超音波センサ10の回転、移動がコントローラ40にて制御されないだ けであり、その他の検査結果解析等の各動作は上述したように行われる。したが ってこのような簡易タイプの管の割れ検査装置は、高速に探傷検査が実行でき、 かつ検査解析等も高速に行われ、さらに管の割れ検査装置全体構成が簡易である ので検査対象物への設置を容易に行え、かつ安価であるという利点を有する。 特に、割れが発生している正確な位置情報は不要であり単に割れの有無のみを 確認するような探傷検査において、上記簡易タイプの管の割れ検査装置は有益で ある。
【0039】 又、詳細な探傷検査を行う場合には、超音波センサ10の回転速度を例えば1 回転/秒のような低速度として探傷検査を行い、超音波センサ10が1回転した 管軸方向の位置における管の輪切り状態の断面図、即ち管の横断面図をコントロ ーラ40から出力することもできる。
【0040】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、検査対象物である管の周方向及び軸方向 へ制御装置の制御に基づき超音波センサを作動させ、管の周方向に存在する割れ を検出し、超音波センサの位置情報及び超音波センサから供給される探傷検出情 報に基づき制御装置にて検査情報の解析を行うように構成したことより、管の周 方向に発生した割れの検査に対して作業性及び検査精度を向上し、かつ短時間に て探傷検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の管の割れ検査装置の一実施形態にお
ける構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す超音波センサの構造例を示す断面
図である。
【図3】 図1に示す駆動装置の一構成例を示す図であ
る。
【図4】 図1に示す管の割れ検査装置の動作の大略を
示すフローチャートである。
【図5】 図4に示す初期設定の動作を説明するための
フローチャートである。
【図6】 図4に示す主処理の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】 図4に示す後処理の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】 図6に示す「探傷検査」の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図9】 図8に示す「探傷条件入力」の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図10】 図8に示す「データ取り込み」の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図11】 図8に示す「割れ深さ最大値計算」の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図12】 図8に示す「断面表示」の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】 図6に示す「解析」の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図14】 図6に示す「ファイル操作」の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図15】 図14に示す「報告書用データファイル作
成」の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】 図6に示す「印字」の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図17】 探傷検査結果の一例である断面表示の例を
示す図である。
【図18】 探傷検査結果の一例であるリストアップの
例を示す図である。
【図19】 割れ深さ曲線の一例を示すグラフである。
【図20】 カップリングの断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…振動子、3…薄板、4…ボールプ
ランジャ、5…接栓部、6…カップリング、10…超音
波センサ、20…駆動装置、30…デジタル超音波探傷
器、40…コントローラ、100…管、210…掃引駆
動部、213…掃引方向駆動パルスモータ、214…ス
ライドユニット、220…回転駆動部、221…回転方
向駆動パルスモータ、222…スリップリング、223
…回転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の周方向に延在する割れを検出するた
    め上記管内に挿入される超音波センサと、 上記超音波センサを管周方向へ回転させるセンサ駆動装
    置と、 上記センサ駆動装置の動作制御を行う動作制御部、上記
    超音波センサから供給される探傷検出情報を記憶する記
    憶部、及び上記探傷検出情報の解析を行う演算部を有す
    る制御装置と、を備えたことを特徴とする管の割れ検査
    装置。
JP2001001638U 2001-03-27 2001-03-27 管の割れ検査装置 Expired - Lifetime JP3080625U (ja)

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