JP3080147U

JP3080147U - 色変わり携帯電話

Info

Publication number: JP3080147U
Application number: JP2001001216U
Authority: JP
Inventors: 義則小林
Original assignee: 義則小林
Priority date: 2001-03-08
Filing date: 2001-03-08
Publication date: 2001-09-14
Anticipated expiration: 2007-03-08

Abstract

(57)【要約】【課題】特定の受信情報によって本体又は一部が色変
わりする携帯電話を提供する。【解決手段】本体ケース１１の少なくとも一部又は本
体を構成するディスプレイ１２やアンテナ１４の色が特
定の受信情報により変化する。上記特定の受信情報は、
タイムスケジュール信号で、タイムスケジューラで起動
する占いソフトによる所有者のラッキーカラーに変化す
る。また、上記特定の受信情報は、通信手段によりコン
トロール可能な情報家電製品からの信号で、情報家電製
品の作動状態により色変化する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、本体又はその一部が特定の受信情報により色変化する携帯電話に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

今や携帯電話の普及は目覚しく、機能面においても本来の電話機能はもちろんのこと、メール送受信、インターネット機能、写真撮影、ゲームソフト等のダウンロードなども可能になってきており、簡便な通信情報手段として日常生活に欠かせないものとなっている。

【０００３】ところで、携帯電話の機能面だけでなく、ファッション性も重要なアイテムとなっている。たとえば、色についてみると、本体ケース（ボディケース）の色はあらかじめ数種類の色のものが用意されている場合が多く、また、情報を表示するディスプレイのバックライトについても通常は１台で数種類の色の中から選択できるようになっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、携帯電話の本体ケースの色は購入時に複数の中から選択した色に当然固定され、他の色のものが欲しくなっても新たに購入するか機種変更でもしない限り不可能である。

【０００５】また、ディスプレイのバックライトは１台であらかじめ用意された数種類の色の中から選択できるようになっているが、色を変更するには一々設定を変えなければならず、そのときの気分によって変更するのも煩わしいので通常は初めに設定した色で使用しているのが現状である。

【０００６】本考案は、上記従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、特定の受信情報によって本体又は一部が色変わりする携帯電話を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的は、請求項１に係る考案によれば、本体ケースの少なくとも一部又は本体を構成する部材の色が特定の受信情報により変化する色変わり携帯電話によって達成される。

【０００８】請求項２によれば、前記特定の受信情報は、タイムスケジュール信号である。これにより、日付が変わるとタイムスケジューラが起動して携帯電話の本体又は一部が色変わりする。

【０００９】請求項３によれば、前記特定の受信情報は、通信手段によりコントロール可能な情報家電製品からの信号である。これにより、情報家電製品を携帯電話でコントロールする場合、情報家電製品からの信号を携帯電話の色で表示して知らせる。

【００１０】また、請求項４に係る考案によれば、本体ケースの少なくとも一部又は本体を構成する部材の色がタイムスケジューラで起動する占いソフトによる所有者のラッキーカラーに変化する。

【００１１】さらに、請求項５に係る考案によれば、本体ケースの少なくとも一部又は本体を構成する部材の色が通信手段によりコントロール可能な情報家電製品の作動状態により変化する。

【００１２】これにより、情報家電製品の正常・異常・故障などの作動状態を色変化によって表示する。

【００１３】

【考案の実施の形態】以下に、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。図１は本考案に係る携帯電話の外観斜視図である。

【００１４】携帯電話１は、その本体ケース１１と、情報を表示するディスプレイ１２、電話番号やメール文字入力を行う操作キー１３、アンテナ１４等を備え、本体内には制御部（ＣＰＵ）を有している。

【００１５】図２は本考案に係る携帯電話の制御部のブロック図である。ＣＰＵ２の入力側には受信情報３が入力インタフェース２ａを介して入力され、ＣＰＵ２の出力側には出力インタフェース２ｂを介して、発色（発光）手段である例えば発光素子（Ｒ）５ａ、発光素子（Ｇ）５ｂ及び発光素子（Ｂ）５ｃが接続されている。ここで、Ｒ，Ｇ，Ｂはそれぞれ赤色、緑色及び青色の三原色光である。もちろん、この三原色光の重なりによって複数の色を発光できる。また、ＣＰＵ２には必要に応じて外部メモリ４が接続される。

【００１６】図３は本考案に係る色変わり携帯電話の動作を説明するもので、本体ケース１１が透明であるスケルトンボディ携帯電話１（同図（ａ））は、特定の受信情報によって例えば６ａ〜６ｆの６色（同図（ｂ））より選択された１色に色変わりする（同図（ｃ））。

【００１７】そして、異なる受信情報が受信されると別の色に色変わりする。通常の携帯電話の場合、電源オン・オフ時や電話時など操作キー１３を操作したとき、あるいは受信時などにディスプレイ１２のバックライトが点灯するようになっているが、本考案の場合の発色（発光）のタイミングとしては、それとほぼ同様に設定してもかまわない。

【００１８】さらに、携帯電話１を手に持ったときなどにも発色するようにしてもよい。また、情報家電製品からの受信情報により色変わりする態様においては、当然その操作時に色変わりすることになる。これらの制御は図２の制御機構によって実行される。

【００１９】ここで、上述の特定の受信情報について説明すると、この受信情報は例えばタイムスケジュール信号である。日付が変わるとタイムスケジューラが起動して携帯電話１の本体又は一部が所有者のラッキーカラーに変色する。このラッキーカラーは、タイムスケジューラで起動する占いソフトによる。

【００２０】つまり、携帯電話１本体のＣＰＵ２に内蔵された記憶装置又は外部メモリ４に占いソフトがインストールされており、タイムスケジューラでこの占いソフトが起動して占いソフトにより決定されるラッキーカラーに色変わりする。また、タイムスケジューラでネット上の専用占いコーナーにアクセスして、その受信情報により色変わりする構成も可能である。このときに、相性診断プログラムもダウンロードされることにより、自分と相性の良い色も示され、このような機能を持つ携帯電話１同士で通話する場合、予め個人情報として誕生日通知を設定しておくと、今日の相性判断をディスプレイ１２の色などで反応して知らせてくれる。

【００２１】なお、相性診断プログラムは、個人情報としての誕生日データ、つまり生年月日非通知によりロックされ、セキュリティを確保できる。また、誕生日データ通知でもディスプレイ１２に非表示設定を可能とする。

【００２２】また、別の受信情報としては、通信手段によりコントロール可能な情報家電製品からの信号である。これにより、情報家電製品を携帯電話でコントロールする場合、情報家電製品からの信号を携帯電話の色で表示して知らせることができる。

【００２３】さらに具体的には、ブルートゥースなどの通信手段により携帯電話１でコントロール可能な、例えばＴＶ、オーディオ等のＡＶ機器、暖房機、洗濯機、冷蔵庫、ガス器具、炊飯器等の情報家電製品を携帯電話１のディスプレイ１２上でキャラクター表示して、その色変化で内容を知らせる。

【００２４】その内容とは各家電製品の作動状態であり、たとえば、「青」ならば正常、「黄色」ならば異常、「赤」ならば故障、また「赤点滅」ならば緊急対応、などで各家電製品の作動状態を表示する。つまり、携帯電話１の本体又は一部が情報家電製品の作動状態により変化する。

【００２５】これにより、情報家電製品の正常・異常・故障などの作動状態を色変化によって表示され、すぐに対応処理を採ることが出来る。なお、ボタン操作により、上記異常又は故障状況の説明がディスプレイ１２に表示されるようにしてもよい。さらには、対応処理の適否を色で通知することも可能である。たとえば、「青」ならばＯＫ、「赤」ならばＮＯという具合である。

【００２６】ところで、本考案の色変わり携帯電話の制御機構は前述のとおり図２に示しているが、携帯電話１の本体又は一部を色変わりさせる手段としては、たとえば、本体ケース１１又はその一部を有機エレクトロルミネッセンス（ＥＬ）で成型する。有機ＥＬとしては従来公知の材質を任意に使用することが可能である。また、別の手段としては、Ｒ・Ｇ・Ｂの三原色の発光素子５ａ，５ｂ，５ｃ（例えばＬＥＤなど）とレンズ等の光学系による集光部を本体ケース１１内に設置し、光ファイバーを介して本体ケース１１又はアンテナ１４先端部の色表示部位を色変化させる。また、本体ケース１１をスケルトンボディとして、１箇所の光源部の光を光学系を介して本体ケース１１全体に乱反射させて色変わりするようにしてもよい。

【００２７】さらには、ディスプレイ１２の背景の色、つまりバックライトを受信情報により色変わりさせてもよい。この場合、上記有機ＥＬや液晶（ＬＣＤ）などを用いることが出来る。

【００２８】

【考案の効果】

以上詳細に説明したように、請求項１に係る考案によれば、本体ケースの少なくとも一部又は本体を構成する部材の色が特定の受信情報により変化する色変わり携帯電話を提供することが出来る。

【００２９】また、請求項２に係る考案によれば、前記特定の受信情報は、タイムスケジュール信号としたことにより、日付が変わるとタイムスケジューラが起動して携帯電話の本体又は一部が色変わりする。

【００３０】また、請求項３に係る考案によれば、前記特定の受信情報は、通信手段によりコントロール可能な情報家電製品からの信号としたことにより、情報家電製品を携帯電話でコントロールする場合、情報家電製品からの信号を携帯電話の色で表示して知らせることができる。

【００３１】また、請求項４に係る考案によれば、本体ケースの少なくとも一部又は本体を構成する部材の色がタイムスケジューラで起動する占いソフトによる所有者のラッキーカラーに変化するので、その日の相性の良い色がわかる。

【００３２】また、請求項５に係る考案によれば、本体ケースの少なくとも一部又は本体を構成する部材の色が通信手段によりコントロール可能な情報家電製品の作動状態により変化するため、情報家電製品の正常・異常・故障などの作動状態を色変化によって知ることが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る色変わり携帯電話の外観斜視図で
ある。

【図２】色変わり制御のブロック図である。

【図３】本考案に係る色変わり携帯電話の動作を説明す
るための模式図である。

【符号の説明】

１携帯電話２ＣＰＵ３受信情報４外部メモリ５ａ，５ｂ，５ｃＲ・Ｇ・Ｂの発光素子１１本体ケース１２ディスプレイ１３操作キー１４アンテナ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】本体ケースの少なくとも一部又は本体を
構成する部材の色が特定の受信情報により変化すること
を特徴とする色変わり携帯電話。
【請求項２】前記特定の受信情報は、タイムスケジュ
ール信号であることを特徴とする請求項１記載の色変わ
り携帯電話。
【請求項３】前記特定の受信情報は、通信手段により
コントロール可能な情報家電製品からの信号であること
を特徴とする請求項１記載の色変わり携帯電話。
【請求項４】本体ケースの少なくとも一部又は本体を
構成する部材の色がタイムスケジューラで起動する占い
ソフトによる所有者のラッキーカラーに変化することを
特徴とする色変わり携帯電話。
【請求項５】本体ケースの少なくとも一部又は本体を
構成する部材の色が通信手段によりコントロール可能な
情報家電製品の作動状態により変化することを特徴とす
る色変わり携帯電話。