JP3080110U - 回転除草具 - Google Patents

回転除草具

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JP3080110U JP2001001072U JP2001001072U JP3080110U JP 3080110 U JP3080110 U JP 3080110U JP 2001001072 U JP2001001072 U JP 2001001072U JP 2001001072 U JP2001001072 U JP 2001001072U JP 3080110 U JP3080110 U JP 3080110U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】農作地、特に水田稲作に於て稲を植えつけた
後、稲株間に生える雑草を除去する方法としては、あい
鴨を水田に放って雑草を除去する方法、稲株間の縦の空
間に沿って移動する手動もしくは原動機付除草機もしく
は人の手に依って除草していたのが従来の方法であっ
た。これ等は一長一短があり、あい鴨農法に於ては、あ
い鴨が除去しない草があり、又手動もしくは原動機付除
草機にあっては、稲株間の縦の株間は除草出来ても、横
の稲株間は除草できない欠点があり、これを縦横自在に
雑草を除去出来る様にしたものである。 【構成】図1の如く、草の刈り払い機本体1から突き出
たシャフト2先端の、本来丸鋸歯等を着す可き回転軸3
に嵌合し得るあな4を有する円盤状除草具本体5の下面
に突起6を設ける。而してボルト8を押さえ金具7のあ
なを通し、且つ回転軸3に穿ってあるねじあなに締めつ
け、回転軸3に円盤状除草具本体5を取り付けられる様
にしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主に稲作での作業の一端である稲株間の雑草除去に於て、従来より 使用されている除草薬、又は重労働である人力による除草作業、又は動力除草機 に代わり、別用途である草の刈り払い機の先端の回転部に着装して除草出来る様 にした回転除草具に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、水田稲作に於ける雑草除去の方法としては、除草薬を散布する方法、無 農薬で稲と雑草の成長と共に雑草のみをあい鴨に除去させる方法、又いったん生 えた雑草を、稲株間の縦の空地に沿い前後に動かす手動又は動力の除草機を使用 する事等が一般的方法であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した種々の除草方法も一長一短があり、除草薬は適量以上だと草は生えな いものの薬害が生じ、適量散布でも水田のわずかな高低に依り地面が水面より露 出しやすい部分では雑草が生えてくるのが常である。又あい鴨に依る農法では、 年ごとに水田周囲全体を網で囲わなければならない面倒な作業があり、又あい鴨 が除去しない種類の雑草が生じ、これ等は人の手により補足的に除去しなければ ならなかった。又稲株間を縦に前後する除草機にあっては、縦の稲株間は除草出 来るが、横の各稲株間は除去出来ない等の欠点があった。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
斯かる欠点を補う為、現存の草の刈り払い機の先端に着される丸い鋸歯本体に 替えて、地面を回転して草を掻き潰す徐草具を着装して除草する様にしたもので 、その構成は次の通りである。 図1は回転除草具と、それを草の刈り払い機に着装する構造を示し、刈り払い 機本体1から突き出たシャフト2の先端の、本来草木を切る為の鋸歯本体を着装 す可きねじあなを有する回転軸3に、嵌合し得るあな4を中心部に有し、且つ図 2の如き下面に突起6を設けられた円盤状除草具本体5が代表図示例であり、ボ ルト8で、中央にあなを有する押さえ金具7、円盤状除草具本体5のあな4を通 して回転軸3のねじあなに締めつけて着される。 又、上述実施態様に類似する構成として、鋸歯本体を着したままでも実施出来 る。図6の如く、ボルト13を鋸歯本体9の外周付近に穿ったあなを通して円筒 形状除草具本体10の内部に固着して設けたリング状板11に固着して設けたナ ット12に嵌め込む事に依り、鋸歯本体9に、下面に突起6を備えた円筒形状除 草具本体10を取り付ける。2は図1にて示したシャフト。 又、上述実施態様に類似する構成として、図9の如く回転軸3に嵌合し得るあ なを中心部に有する回転基体22を、押さえ金具7のあなを通してボルト8にて 回転軸3に取り付けた後、下面に突起6を設けた円盤状除草具本体24を前記回 転基体22にボルト23を以て取り付ける。当例は回転基体22と円盤状除草具 本体24とが着され、一体となって除草具となる。
【0005】
【作用】
図1の実施態様では、前述構成項に記載の如く、鋸歯本体を取り外された状態 の回転軸3に円盤状除草具本体5のあな4を嵌め、押さえ金具7のあなを通して ボルト8で回転軸3の下面にあるねじあなに締めつけて固定した後、図2の如く 矢印A方向に高速回転する円盤状除草具本体5の突起6を設けた下面を地面に当 てがい、高速回転しながら地面上を移動させて雑草を掻き潰す如く除草する。 又、図6の実施態様では、前述構成項に記載の如く、鋸歯本体9に円筒形状徐 草具本体10をボルト13で固定した後、円筒形状除草具本体10の突起6を設 けられた下面を地面に当てがい、高速回転しながら地面上を移動させて雑草を掻 き潰す如く除草する。 又、図9の実施態様では、前述構成項に記載の如く、回転軸3に嵌合して押さ え金具7のあなを通してボルト8を以て着装された回転基体22の下面に円盤状 除草具本体24をボルト23を以て取り付けた後、円盤状除草具本体24の突起 6を設けられた下面を地面に当てがい、高速回転しながら地面上を移動させて雑 草を掻き潰す如く除草する。
【0006】
【実施例】
第一実施例 図1、図2の如く、従来より使用されている草の刈り払い機本体1のシャフト 2先端に設けられた本来鋸歯本体を着装す可き回転軸3に、下面に突起6を備え た円盤状除草具本体5の中央部に穿ったあな4を嵌め、且ボルト8で回転軸3に 穿ってあるねじあなに締めつけて着装し得る様にした円盤状の除草具を第一実施 例の代表図示例とし、且つ下記に記載された部分的他の実施例を適宜組み合わせ たものを包含した実施態様に依り構成される。 第二実施例 図1、図6の如く、従来より使用されている草の刈り払い機本体1のシャフト 2先端の回転軸3に着装された鋸歯本体9の外周付近に穿ったあなを通して、円 筒形状除草具本体10の内部に固着して設けたリング状板11に固着して設けた ナット12に、ボルト13を以て締めつけて着装し得る様にし、且つ下面に突起 6を設けられた円筒形状の除草具を第二実施例の代表図示例とし、且つ下記に記 載された部分的他の実施例を適宜組み合わせたものを包含した実施態様に依り構 成される。 第三実施例 図1、図9の如く、従来より使用されている草の刈り払い機本体1のシャフト 2先端の回転軸3に着装された回転基体22の外周付近に穿ったあなを通して円 盤状除草具本体24に設けたねじあなにボルト23を以て締めつけて着され、且 つ突起6を設けられた円盤状の除草具を第三実施例の代表図示例とし、且つ下記 に記載された部分的他の実施例を適宜組み合わせたものを包含した実施態様によ り構成される。 部分的他の実施例 図1、図2で示した円盤状除草具本体5の変形他例として、図4の如く突起6 を設けた円筒形状除草具本体14を以てしても為し得る。15は刈り払い機先端 の回転軸3に円筒形状除草具本体14を、押さえ金具7、ボルト8を以て取り付 ける為の空洞部である。 図4の円筒形状除草具本体14の変形他例として、図5の如く突起6を設けた 円筒形状除草具本体16を以てしても為し得る。17は除草具の蓋状上半部であ り、刈り払い機先端の回転軸3に蓋状上半部17を、押さえ金具7、ボルト8を 以て着装した後、蓋状上半部17の下方より円筒形状除草具本体16を嵌め込み 、ボルト18で固定する。尚、蓋状上半部17に円筒形状除草具本体16を着装 、固定方法は図示例に限定されるものではなく、現存の大型容器の蓋等に使用さ れるねじ込みの方法、その他現存の諸々の着装方法を以てしても為し得る事は勿 論である。又、蓋状上半部17は蓋状の形状に限定されるものではなく、円筒形 状除草具本体16を着し得る形状のものであれば良い事は勿論である。 図6の円筒形状除草具本体10の変形他例として、図7の如く突起6を設けた 円盤状除草具本体19を以てしても為し得る。鋸歯本体9の下面に、鋸歯本体9 の外周付近に穿ったあなを通して円盤状除草具本体19に設けたねじあなにボル ト13を以て締めつける。尚、円盤状除草具本体19中央部の凹みは押さえ金具 7等に接触しない為のものである。 図1、図4、図5にて示した刈り払い機本体1の先端の回転軸3に除草具本体 を設けるものの他例として、図8の如き円盤状除草具本体21を以てする事も出 来る。円盤状除草具本体21の図示上の上面に複数個の突片20を、又その裏面 に突起6を設ける。円盤状除草具本体21の中央部に設けたあなを回転軸3に嵌 め、押さえ金具7を当てがい、且つボルト8を回転軸3に穿ったねじあなに締め 込む。図示された如く当例は、両面に草を掻き潰す突片なり突起を設ける様に形 成され、状況に依り適宜使い分けられる様にした例である。尚、図示上の上面と 下面に設けられた突片20、突起6は図示例に限定されず、その他適宜形状のも のを設けられる事は勿論であり、又片面のみに設けて構成しても良く、少なくと も片面に突片20又は突起6又はその他のものを設けた構造の例である。 第二実施例の代表図示例である図6の円筒形状除草具本体10の他例として、 円筒形状除草具本体10の下面より中央部に、図4にて示した空洞部15の如き 空胴部を設けても良い。 図示例の除草具本体は円盤状、円筒形状等で示したが、その外のものとして円 柱形状又は円錐形状様のもの、つまり円錐形の平たん円面部分を下面に見立て、 上部突端よりやや下を切除し、該部分を上述回転軸3に又は後述の取り付け対象 物に取り付けられる構造を施す事に依っても為し得る。 上述した除草具本体は、薄い盤状のもの、比較的厚みを有する円筒形状のもの 、円錐形の突端部を切除した形状のもの、又はそれ等に類する形状のもので形成 し得、又それ等の側面又は上面又は下面が直線又は平坦状ではなく、丸み又は凹 面を帯びた形状、又はその他諸々の形状を以てしても構成し得、又後述の上面よ り見た変形他例により種々の形状で構成され得る事は勿論である。 上述図示例に於ける円盤状又は円筒形状の除草具にあっては、それ等軸線方向 より見た、例えば上面を円として示したが、回転時の重量バランスを均等にし且 つ作業時の稲株を傷つけない程度の丸みを帯びた図10、図11又はその他諸々 の形状のものにより形成しても為し得る。図中4は、図1等で示した回転軸3に 嵌合される可きあなである。 本明細書中、円盤状除草具本体5、円筒形状除草具本体14及びその他の除草 具本体に於ける上面及び下面との記載は、シャフト2先端の回転軸3に取り付け られる可き構造になっているものに於ては、該取り付け側の面、及び図7図示例 に於ける鋸歯本体9に着される円盤状除草具本体19に於ては、該着装面、及び 図9図示例に於ける回転基体22に着される円盤状除草具本体24に於ては、該 着装される面側を上面と称し、且つ他方側面を下面と称す。 図示例に於ては、例えば円盤状除草具本体5等は上面の円の中心にあな4を設 けた構造であったが、上面中心から見た左右の突起6の重量の不均衡、又は円盤 状除草具本体5の中心から見た重量の不均衡を生じさせた場合、円盤状除草具本 体5の回転バランスを均等にす可く、あな4は円盤状除草具本体5の中心より多 少ずれた適宜位置に設けられる事となる。その他の除草具本体に於ても、又図9 にて示した回転基体22に於ても同様である。 図1、図2、図4、図5、図6、図7、図8、図9に於ける突起6の他例とし て、図3の如き複数の突片20を諸々の除草具本体の少なくとも片面に設けても 良く、又その他諸々の形状の突起又は突片を設けても為し得る。 第二実施例の代表図示例である図6の構成の他例として、図中リング状板11 は、リング状ではなく、点線図示の如く押さえ金具7、ボルト8部に接触しない 様に凹み部分を施した円板状であっても良い。 上述の、例えば鋸歯本体9に、例えば円筒形状除草具本体10、又は円盤状除 草具本体19を設けた実施態様では、刈り払い機先端に着されたままの鋸歯本体 9に、又は着される前の鋸歯本体9に前記除草具を着装する事となる。又、図9 図示例の円盤状除草具本体24の、押さえ金具7下部付近を欠如したものを以て すれば同様に刈り払い機先端に着したままの回転基体22に、又は着される前の 回転基体22に円盤状除草具本体24を着装する事となる。 鋸歯本体9は、現存のものにあっては円盤状のものが主流で、他には図10の 形状を逆向きにした様のもの、又は大きな十字の形状のもの等諸々の形状のもの があり、これ等を総称して鋸歯本体と称す。又、丸鋸歯等に類するものとして、 それ等とは別構造で、現存の紐を着した回転刈り払い具も第二実施例にて実施出 来る。その場合、図7の如く前記回転刈り払い具に、除草具本体に取り付ける可 くボルト用のあなを設ける事は勿論である。 図6、図7で述べた鋸歯本体9に円筒形状除草具本体10、又は円盤状除草具 本体19を着装する方法は、図示例以外にボルトを円筒形状除草具本体10、又 は円盤状除草具本体19に固定して設け、鋸歯本体9の図示上上面に突き出たボ ルトにナットを以て締め込む構造であっても為し得る。 上記同様に、図9に於ける構造のものにあっても、円盤状除草具本体24にボ ルトを上向きに突出させて設け、且つ回転基体22にボルトあなを穿って上面に てナットを以て締め込む構造であっても為し得る。 図9にて述べた回転基体22の上部より見た形状は、例えば円、角形、星形、 その他諸々の形状でも為し得る事は勿論である。 図9にて述べた実施例では、回転基体22に円盤状除草具本体24を着した事 を述べたが、回転基体22に前述例の諸々の円筒形状、又はほぼ円錐形状の除草 具本体を着装して実施し得る事は勿論である。 図6、及び図9にて述べた鋸歯本体9、又は回転基体22に、円筒形状除草具 本体10、又は円盤状除草具本体24を着装する方法として、ボルトとナットに よる方法を述べたが、他の方法として、鋸歯本体9又は回転基体22の外周縁と 合致する縁を前記除草具本体の上面に設け、該縁に前記鋸歯本体9又は回転基体 22を重合の上、前記縁を包み込む形状の窪みを有する二個の半円弧状掴持具を 嵌めた後、該二個の半円弧状掴持具の両端同士をボルト又は他の方法で強くつな ぐ方法、又は現存の他の着装方法を以ても為し得る事は勿論である。 上述の様に、従来の草を刈り払う為の刈り払い機に、回転除草具を着装して使 用する事を本願としたが、現存の刈り払い機と同等もしくはほぼ同等の機能を有 するものに上述の回転除草具を着して実施出来る事は勿論である。
【0007】
【考案の効果】
上記説明の如く、従来の草の刈り払い機又はそれに類するものの先端の回転軸 に着装された、例えば下面に突起6を設けられた円盤状除草具本体5を回転させ ながら、水田の稲株間に生えた雑草に押しつけて移動する事により、稲の株間を 縦横自在に隈なく雑草を排除する事が出来る効果を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図 1】側面図
【図 2】斜視図
【図 3】斜視図
【図 4】一部内部を透かし視た側面図
【図 5】一部内部を透かし視た側面図
【図 6】一部を断面とした側面図
【図 7】一部を断面とした側面図
【図 8】一部を断面とした側面図
【図 9】一部を断面とした側面図
【図10】上面図
【図11】上面図
【符号の説明】
1 刈り払い機本体 2 シャフト 3 回転軸 4 あな 5 円盤状除草具本体 6 突起 7 押さえ金具 8 ボルト 9 鋸歯本体 10 円筒形状除草具本体 11 リング状板 12 ナット 13 ボルト 14 円筒形状除草具本体 15 空胴部 16 円筒形状除草具本体 17 蓋状上半部 18 ボルト 19 円盤状除草具本体 20 突片 21 円盤状除草具本体 22 回転基体 23 ボルト 24 円盤状除草具本体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刈り払い機又は刈り払い機と同等の機能を
    有するものの先端の回転軸に嵌合し得るあなを中心又は
    ほぼ中心部に有する円盤状又は任意形状の盤状又は円筒
    形状又は任意形状の筒形状又は円柱形状又は任意形状の
    円柱形状又はほぼ円錐形状又はそれ等に類する除草具本
    体の少なくとも片面に突片又は突起又は凹凸を設けた事
    を特徴とした回転除草具。
  2. 【請求項2】刈り払い機先端に着装された又は着装され
    る可き鋸歯本体又は紐用回転刈り払い具又はそれ等に類
    するものと下面に突片又は突起又は凹凸を設けられた円
    盤状又は任意形状の盤状又は円筒形状又は任意形状の筒
    形状又は円柱形状又は任意形状の円柱形状又はほぼ円錐
    形状又はそれ等に類する除草具本体との相互間にボルト
    とナット又はその他の着装機構を施した事を特徴とした
    回転除草具。
  3. 【請求項3】刈り払い機又は刈り払い機と同等の機能を
    有するものの先端の回転軸に嵌合し得るあなを中心又は
    ほぼ中心部に有する回転基体と下面に突片又は突起又は
    凹凸を設けられた円盤状又は任意形状の盤状又は円筒形
    状又は任意形状の筒形状又は円柱形状又は任意形状の円
    柱形状又はほぼ円錐形状又はそれ等に類する除草具本体
    との組み合わせからなり且つ前記回転基体と前記除草具
    本体との相互間にボルトとナット又はその他の着装機構
    を施した事を特徴とした回転除草具。
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