JP3079642U - 背もたれ折り畳み型収納椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】背もたれ部がコンパクト且つ容易に折りたため
て机の下部に収納し易い背もたれ部折り畳み型収納椅子
を提供する。 【解決手段】背もたれパッド４を有し、略Ｌ字型を呈し
た背もたれ支柱３の末端付近を、座位１に固定された底
盤２後端上に設けられた枢軸固定部２１に枢設し、更に
該背もたれ支柱３末端箇所には固定ねじ５が螺設され、
該固定ねじ５を該底盤２上のねじ孔２２内に螺着するこ
とで、該背もたれ支柱３を立たせた際に固定し、該固定
ねじ５を弛めることによって該背もたれ支柱３を座位１
上に折りたたんで机下部に収納する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は主に背もたれ折り畳み型収納椅子に係り、背もたれ支柱末端付近を底 盤上の枢軸固定部に枢軸で枢設することにより、背もたれ部が座位上に折りたた めて収納が簡単且つコンパクトであるものを指す。

【０００２】

【従来の技術】

図１に示すように、公知構造の椅子は主に座位７の下部に底盤７１が設けられ 、並びに該底盤７１の中間付近の適当な箇所にはエアプレスバー７２が設けられ 、更に該エアプレスバー７２の下端には脚７３が設けられている。 また該底盤７１末端には長孔７１１が設けられ、上端に背もたれパッド８１を 有する背もたれ支柱８の下端にはねじ孔８２が設けられているため、該背もたれ 支柱８の下端を該座位７と該底盤７１との間に挿入した後は、固定ねじ５を座位 ７の長孔７１１中に挿入し、そのまま該背もたれ支柱８のねじ孔８２に螺着し、 該背もたれ支柱８を該座位７に固定している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

図２は公知構造の椅子を使用しないとき、収納した状態を示したものである。 しかしパソコンの普及している今日、パソコン用のデスク（図３参照）は概ねキ ーボードプレートを有し、また使用しないときは扉を閉めるボックス型のデスク も多く、これでは椅子を収納際に背もたれ部分が邪魔になってしまい、コンパク トに収納することができない。そこで容易且つコンパクトに収納できる本考案の 背もたれ折り畳み型収納椅子を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

背もたれパッドを有し、略Ｌ字型を呈した背もたれ支柱の末端付近を、座位に 固定された底盤後端上に設けられた枢軸固定部に枢設する。更に該背もたれ支柱 末端箇所には固定ねじ５を螺設し、該固定ねじを該底盤上のねじ孔内に螺設する ことで、該背もたれ支柱を立たせた際に固定し、該固定ねじを弛めることによっ て該背もたれ支柱を座位上に折りたたんで机下部に収納し易くする。

【０００５】

【考案実施の形態】

図４に示すように、本考案は主に座位１の底面に固定された底盤２を有し、該 底盤２は後端に二つの相対する枢軸固定部２１が設けられ、同時に該底盤２のや や内側中間箇所にはねじ孔２２が設けられている。 背もたれパッド４が固定されており、略Ｌ字型を呈している背もたれ支柱３に おいては、末端付近側面には枢孔３１が設けられ、また該背もたれ支柱３の末端 箇所には該底盤２のねじ孔２２に相対したねじ孔３２が設けられており、背もた れ支柱３の固定ねじ５を該ねじ孔３２に挿入できるようになっている。よって該 背もたれ支柱３は枢軸６にて該底盤２の枢軸固定部２１上に枢設され、該背もた れ支柱３は該枢軸固定部２１を中心として動くことができるようになっている。

【０００６】 上述の構造により、該背もたれ支柱３を立てるときは、固定ねじ５を該底盤２ のねじ孔２２中に螺着固定することで、該背もたれ支柱３が固定されて動かなく なり、一般の椅子と同様に使用することができる。 反対に椅子の背もたれを机の下部にて収納する際は、図６に示すように、該固 定ねじ５を弛めて該ねじ孔２２より離脱させることにより、該背もたれ支柱３を 該座位１上に折りたたむことで、該支柱３及び該背もたれパッド４を最低限にま で低くする。こうすることで図３に示すような箱型のコンピュータデスクなどに も、デスクボード９１下に椅子が完全に収納され、使用しない際は扉９３，９４ を閉めてコンパクトに収納することができるようになる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によると、特にボックス型のコンピュータデスク等、扉付きの机等に収 納する際、椅子が非常にコンパクトに且つ容易に収納できるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】公知構造の椅子の背もたれと座位間の連結構造
説明図である。

【図２】公知構造の椅子を机に収納した説明図である。

【図３】パソコン用デスクの構造説明図である。

【図４】本考案の局部立体分解説明図である。

【図５】本考案の背もたれを立てて使用した状態の説明
図である。

【図６】本考案の背もたれを収納した状態の説明図であ
る。

【符号の説明】

１ 座位 ２ 底盤 ２１ 枢軸固定部 ２２ ねじ孔 ３ 背もたれ支柱 ３１ 枢孔 ３２ ねじ孔 ４ 背もたれパッド ５ 固定ねじ ６ 枢軸 ７ 座位 ７１ 底盤 ７１１ 長孔 ７２ エアプレスバー ７３ 脚 ８ 背もたれ支柱 ８１ 背もたれパッド ８２ ねじ孔 ９１ デスクボード ９３，９４ 扉

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】座位底面に固定された底盤と、該底盤の略
   中央箇所にはエアプレスバー及び脚が設けられ、また該
   座位と該底盤の間には、略Ｌ字型を呈し、上端に背もた
   れパッドが設けられた背もたれ支柱を有し、 該底盤後端中間箇所に設けられた二つの相対する枢軸固
   定部に、該背もたれ支柱の末端付近箇所を枢軸にて枢設
   し、該枢軸固定部を支点として背もたれ支柱が回転する
   ことで該背もたれ支柱を机の下部に収納することを特徴
   とする背もたれ折り畳み型収納椅子。
2. 【請求項２】該底盤の内側中間箇所にはねじ孔が設けら
   れ、また該背もたれ支柱末端正面には固定ねじが設けら
   れており、 該固定ねじは該底盤のねじ孔内に螺設され、該背もたれ
   支柱と該底盤とを固定することを特徴とする請求項１記
   載の背もたれ折り畳み型収納椅子。