JP3079360U

JP3079360U - ホルダー

Info

Publication number: JP3079360U
Application number: JP2001001165U
Authority: JP
Inventors: 秀雄鈴木
Original assignee: 秀雄鈴木
Priority date: 2001-02-01
Filing date: 2001-02-01
Publication date: 2001-08-17
Anticipated expiration: 2007-02-01

Abstract

(57)【要約】【課題】小机や棚を設置するスペースがない場合であ
っても家電リモコン等を一箇所に整理して収納すること
ができるホルダーを提供することを課題とする。【解決手段】引っ掛かり部４を家具８の上面に掛けた
状態で家具８と壁９との間にホルダー本体１を挟むこと
によってホルダーが固定される。ホルダー本体１の上部
に形成された開口部２と底部３によりポケットが構成さ
れ、ここに携帯電話１０等が収納される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、一時的に家電リモコン等の物を置くことを目的とするホルダーの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年主に家電製品はリモコンで操作するものが多くなっているが、ワンルームマンション等の狭い居室において特にベッドサイドに小机や棚を設置することができない場合には、リモコンや携帯電話等の置き場がなく、布団の間に挟み込んだり、テレビやテーブルの上に放置しておくのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、テレビやテーブルの上に放置するのでは、リモコンや携帯電話等を紛失しやすく、また床に落下して破損や故障する怖れもあった。そこで、この考案は、小机や棚を設置するスペースがない場合であっても家電リモコン等を一箇所に整理して収納することができるホルダーを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案に係るホルダーは、上部に家電リモコン等を収容するポケットが形成されたホルダー本体の引っ掛かり部をベッドのヘッドボードや机等の家具の上面に掛けた状態でその家具と壁面との間に挟まれて固定される。ホルダー本体を樹脂の薄板の成形加工あるいは樹脂や金属の薄板の曲げ加工により形成すれば、軽量のホルダーを安価に製造することができる。ポケットは、ホルダー本体の上部に開口部を形成すると共にこの開口部の下方に位置するようにホルダー本体の一部を折り曲げてこれを底部とすることにより安価に構成することができる。また、ホルダー本体の上部に開口部を形成し、上部が開放された箱部材をこの開口部に脱着自在に挿入することによってもポケットを構成することができる。このようにすれば、深さの異なる箱部材を選択して使用することもでき、ポケットを使いやすくなる。ホルダー本体を穴あきパネルや透明体から形成し、ホルダー本体の下部に照明装置を設置すれば、省スペースで間接照明を実現することができる。さらに、それぞれ引っ掛かり部を有する複数のホルダー本体を互いに隣接させて用いることもできる。家具の幅に応じたホルダーの設置が可能になると共にレイアウトの自由度が増すためホルダーがより使いやすくなる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

添付図面を参照してこの考案の実施の形態について説明する。実施の形態に係るホルダーは、図１及び図２に示されるように屈曲されたホルダー本体１を有している。このホルダー本体１は、樹脂の薄板の成形加工あるいは樹脂や金属の薄板の曲げ加工によって形成することができ、その上部にポケットの開口部２が形成されると共に屈曲されたホルダー本体１の一端が開口部２の下方に位置してポケットの底部３を形成している。また、屈曲したホルダー本体１の一部によりベッドのヘッドボードや机等の家具８の上面に掛けられる引っ掛かり部４が形成されている。図２に示されるように、ホルダー本体１の上部には例えば３つの開口部２とこれらに共通する底部３により３つのポケットが形成されている。

【０００６】このホルダーは、図１のように引っ掛かり部４を家具８の上面に掛けた状態で家具８と壁９との間にホルダー本体１を挟むことによって固定される。このとき、ホルダー本体１の上部と下部の背面部分が壁面に当接し、家具８と壁９との間のわずかなスペースを利用してホルダーを固定することができる。また、引っ掛かり部４の存在により、ホルダーは家具８の上面から落下することがない。

【０００７】ホルダー本体１は、家具８の幅より一般に小さい幅に形成され、例えば図３に示されるように、４つのホルダー本体１を互いに隣接させてベッド７のヘッドボードと壁９との間に配置される。この場合、４つのホルダー本体１がそれぞれ異なる大きさ、個数のポケットを有するように構成すれば、各種の収納物を整理して収納することができる。図３においては、携帯電話１０、照明リモコン１１、ステレオリモコン１２、ビデオリモコン１４、エアコンリモコン１５、本１６、手帳１７、ペン１８及びペットボトル１９が収納されている。各ポケットの開口部２は、収納する物に応じた大きさに設定されている。また、一つのホルダー本体１の前面に矩形の窓が形成されており、この窓の内側に時計２０が内蔵されている。さらに、このホルダー本体１には、時計２０の上方に小物を入れるための小物トレイ１３が形成されている。

【０００８】なお、ベッド７のヘッドボードに取り付ける場合について説明したが、これに限るものではなく、机等の各種の家具８と壁９との間にホルダーを固定することができる。家具８の上面が平坦でない場合には、図２に示されるホルダー本体１の孔５を利用して家具８の側面にホルダーをビス留めしたり、両面テープで家具８の側面に固定することも可能である。また、壁面の近傍に適当な家具がない場合には、ホルダーを壁面に直接固定してもよい。さらに、ホルダー本体１の下部６を広く形成してホルダーを床等に自立させて使用することもできる。

【０００９】図４に示されるように、ホルダー本体１の開口部２に、上部が開放された箱部材２１を脱着自在に挿入してポケットを構成してもよい。深さの異なる箱部材２１を複数種類用意して、収納物に応じて選択使用すれば、極めて使いやすいポケットとなる。また、開口部２から箱部材２１を取り外すことにより、箱部材２１の中の清掃等が容易となる。

【００１０】図５に示されるように穴あきパネルや透明体から形成されたホルダー本体２２を用いると共に図６に示されるようにホルダー本体２２の下部６に照明装置２３を設置すれば、スタンド等の他の照明を使用することなく、省スペースで間接照明の柔らかい光を出すことができる。

【００１１】また、図７に示されるように簡単な屈曲形状を有するホルダー本体２６によってもこの発明のホルダーを実現することができる。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案に係るホルダーは、ホルダー本体の上部にポケットを形成し、ホルダー本体の引っ掛かり部をベッドのヘッドボードや机等の家具の上面に掛けた状態でその家具と壁面との間に挟んで固定するので、小さなスペースでも簡単に設置して家電リモコン等を収納することができる。しかも、安価で、収納物を確実に収納できると共にすぐに取り出すことができ、整理整頓が容易となる。さらに、リモコンだけでなく、携帯電話、時計、本、ノート、ペン、コップ、ペットボトル等も収納することが可能である。ベッドのヘッドボードや机等の家具と壁面との間に挟むことで固定できるため、特に賃貸部屋等において壁面を傷つけることがなく有用なものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施の形態に係るホルダーを示す
断面図である。

【図２】図１のホルダーを示す斜視図である。

【図３】４つのホルダー本体を互いに隣接させてベッ
ドのヘッドボードに設置した状態を示す斜視図である。

【図４】他の実施の形態に係るホルダーを示す断面図
である。

【図５】さらに他の実施の形態における４つのホルダ
ー本体を互いに隣接させてベッドのヘッドボードに設置
した状態を示す斜視図である。

【図６】図５のホルダーを示す断面図である。

【図７】他の実施の形態に係るホルダーを示す断面図
である。

【符号の説明】

１，２２，２６ホルダー本体、２開口部、３底
部、４引っ掛かり部、５孔、６下部、７ベッ
ド、８家具、９壁、１０携帯電話、１１照明リ
モコン、１２ステレオリモコン、１３小物トレイ、
１４ビデオリモコン、１５エアコンリモコン、１６
本、１７手帳、１８ペン、１９ペットボトル、
２０時計、２１箱部材、２３照明装置。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ベッドのヘッドボードや机等の家具に掛
けられる引っ掛かり部を有するホルダー本体と、ホルダ
ー本体の上部に形成され且つ家電リモコン等を収容する
ポケットとを備え、引っ掛かり部を家具の上面に掛けた
状態で家具と壁面との間にホルダー本体を挟むことによ
り固定されることを特徴とするホルダー。
【請求項２】ホルダー本体は、樹脂あるいは金属の薄
板から形成されている請求項１に記載のホルダー。
【請求項３】ポケットは、ホルダー本体の上部に形成
された開口部と、この開口部の下方に位置するように折
り曲げられたホルダー本体の一部からなる底部とを有す
る請求項２に記載のホルダー。
【請求項４】ポケットは、ホルダー本体の上部に形成
された開口部と、この開口部に脱着自在に挿入され且つ
上部が開放された箱部材とから構成される請求項２に記
載のホルダー。
【請求項５】ホルダー本体は穴あきパネルあるいは透
明体からなり、ホルダー本体の下部に照明装置が設置さ
れた請求項２〜４のいずれか一項に記載のホルダー。
【請求項６】それぞれ引っ掛かり部を有する複数のホ
ルダー本体が互いに隣接して家具と壁面との間に挟まれ
る請求項１〜５のいずれか一項に記載のホルダー。