JP3078770U - 開閉移動式カーカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】カバーが風にとばされたり、体が汚れたりが無
く簡単な開閉作業ができ、引っ掻き傷、打撃等を回避し
乗り降りは容易で、高さも調整できること。 【解決手段】プラスチック系軽量硬質素材の上部構造１
と施錠機能を備えた巾着口形状の下部構造２の組合わせ
でできたカバーは車輪５のシャフト６を支点に、前後の
取っ手７を持って開閉する。本体側面内側に収納可能な
ステー８を設置して地面に固定すれば、カバーが開いた
状態を維持でき、一対の車輪で前後移動できる。カバー
の前端か後端下部に車輪を取り付けできるように前後双
方に車軸を通せる穴９を設置し、車輪シャフトを通す前
後の支持部分の穴を縦に２箇所設けて、高さを調節可能
とする。カバーは内側のクッション３箇所１０で車両表
面に接触し、カバーの車輪５のタイヤ外側はゴムかビニ
ール等で、リムは鉄製とし、車輪形状を１２角形とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は軽量硬質素材の上部構造及び巾着口形状の下部構造を利して車輌保護効 果を高め、カバーの手動開閉、カバーの手動前後移動による運転席の乗降、カバ ー施錠もでき、収容する必要も無いカーカバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のカーカバーには本考案のような特徴を有したものは無く、保護機能増大の 為にカバーを重ねて使用したり、使用しない時には汚れたカバーの収容が必要で あった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

Ａ）自動車にカバーを装着する最中に風にとばされたり、カバーを広げて掛ける 作業や雨の日におけるカバー脱着等の作業の為に体が汚れたり、時間的労働的負 担が大きい。したがって、カバーの脱着がカバーの簡単な開閉作業で行なえ、収 納も不用であるので、前述の欠点を解決しようとするものである。 Ｂ）風雨、日光等の自然条件や、引っ掻き傷、打撃、当て傷、猫等の動物による 接触、カバー自身の擦れ等による車へのダメージは従来のカーカバーで保護する には、耐久性や素材性にも限界があり、十分ではない。したがってを前述のよう なダメージに対しての防御性を強め、車輌外装に傷がつきにくい柔らかい素材で できた３箇所の接点を有した上部構造と通気性のある材料を使用した巾着口形状 の下部構造により欠点を解決するものである。 Ｃ）車の運転席への乗り降りについては従来のカバーでは、カーカバーを外して 収納するという面倒な時間的労働的負担が伴う手順を経て可能となるが、本考案 のカーカバーは収納することなく、支持ステー棒と１２角形のタイヤを配した車 輪を有する為、容易にカバーを開けた状態を保ち、カバー自身がむやみに動くこ とは無いが手動で前後に移動することができ、車の運転席のドアーが開閉できる ので、前述の欠点を解決するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

Ａ）プラスチック系軽量硬質素材の上部構造（１）と巾着口形状の下部構造（２ ）の組合わせでできたカバーにより課題解決は可能である。 Ｂ）軽量硬質素材の上部構造と３００ｍｍ間隔で空けられた金属リングで強化さ れた穴（３）に施錠バックルつきの軽量ケーブル（４）を通した巾着口形状の下 部構造の組合わせでできたカバーにより課題解決は可能である。 Ｃ）カバーは車輪（５）のシャフト（６）を支点に、前後の配した取っ手状にデ ザインされた部分（７）を持って手動開閉し、本体側面内側の左右どちらかに収 納可能なステー（８）を設置して、ステーを地面に固定すれば、カバーが開いた 状態を維持でき、カバー本体左右にシャフトで連結された一対の車輪を配して、 車輪によりカバー本体が前後移動できる。 Ｄ）カバーの前端下部か後端下部に状況に合わせて車輪を取り付けできるように 前後双方に車軸を通せる穴（９）を設置する。 Ｅ）このカバーは特定車種の形状、車高に対応できるよう、車輪シャフトを通す 本体の前後の支持部分の穴を縦に２箇所設けて、高さを調節できるようにし、カ バーを閉じた状態ではの内側のクッション３箇所（１０）で車両表面に接触し、 固定される。 Ｆ）カバーの車輪（５）のタイヤはゴムかビニール等適宜素材で、リムは鉄製で あり、車輪形状が１２角形なので、円形車輪に比べて風や勾配に対してカバー自 身が勝手に動く状況を極力少なくできる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は耐久性プラスチック等の軽量硬質素材でできた上部構造を有し、主に小 型自動車向けのカバーであり、本体左右の一対の車輪を連結するシャフトを支点 に、手動開閉し、本体側面内側の左右どちらかに収納可能なステー支え棒を設置 して、ステーを地面に固定すれば、カバーが開いた状態を維持できる。また、車 輪によりカバー本体が手動で前後移動でき、カバーを取り外すことなく運転席へ のアクセスを可能にし、車を運転して取り出せる。 また、カバー車輪の形状が１２角形であるので、風や勾配で、カバー自身が容易 に動いてしまうことも少ない。カバーから車を出したら手動でカバーを閉めてお く。車を収納する時には、カバーを手動で開けて、ステー支え棒を地面に設置し 、車を開いたカバー内に駐車し、ステーをカバーに収納し、カバーを手動で前後 調整して、閉じる。 また、カバー本体は通気性のある材料を使用した巾着口形状の下部構造を有し、 ３００ｍｍ間隔で空けられた金属リングで強化された穴に錠体バックルつきの軽 量鋼製ケーブルを通し、施錠できるようにし、換気と防犯効果を高める。 カバーは車輪のシャフトを車の駐車向きや状況に対応して前方部開閉、後方部開 閉どちらでも行なえるように、カバーの前端下部か後端下部に状況に合わせて車 輪を設置できるようにする。また、このカバーは車輪シャフトを通す本体前後の 支持部分の穴を縦に２箇所程設けて、高さを調節できるようにし、カバーを閉じ た状態ではの内側のクッション状の３箇所で車両表面に接触し、固定される。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。主に耐久性プラスチック等の適 宜軽量硬質素材でできた上部構造（１）と施錠機能を備えた巾着口形状の下部構 造（２）の組合わせでできたカバー本体は車輪（５）のシャフト（６）を支点に 、前後の取っ手部分（７）を持って手動開閉する。本体側面内側の左右一方に収 納可能なステー支え棒（８）を設置して、地面に固定すれば、カバーが開いた状 態を維持でき、カバー本体左右にシャフトで連結された一対の車輪で前後移動で き、運転席との乗り降り、車の出し入れが可能である。車の駐車状況、オーナー の好みにより、カバーの前端か後端下部一方に車輪を取り付けできるように前後 双方に車軸を通せる穴（９）を設置し、車輪シャフトを通す本体の前後の支持部 分の穴を縦に２箇所設けて、車高の違う車に対応できるよう、高さを調節可能と する。カバーは内側のクッション３箇所（１０）で車両表面に接触し、カバーの 車輪（５）のタイヤ外側はゴムかビニール等適宜素材で、リムは鉄製であり、車 輪形状が１２角形なので、カバー自身が風や勾配により勝手に動く状況を減少で きる。

【考案の効果】

上述の様に、本考案の開閉移動式カーカバーは従来のカーカバーの概念を一新し 、透明感のある耐久性プラスチック等適宜軽量硬質素材でできた上部構造と通気 性のある柔らかい材料を使用した巾着口形状と施錠も可能にした下部構造の組合 わせで、車の保護と維持効果を高め、カバーにシャフトで連結された車輪を設け たので、手動開閉、前後移動ができ、車の運転席へのアクセス、車の出し入れが 可能であり、時間的労働的な負担を減らすことに役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のカーカバーが開いている状態を示した
平面図である。

【符号の説明】

１ 耐久性プラスチック等適宜軽量硬質素材の上部構造 ２ 巾着口形状の下部構造 ３ ３００ｍｍ間隔で空けられた金属リングで強化され
た穴 ４ 施錠バックルつきの軽量ケーブル ５ 車輪 ６ シャフト ７ 取っ手状にデザインされた部分 ８ 本体側面内側の左右どちらかに収納可能なステー ９ カバーの前端下部か後端下部に状況に合わせて車輪
を取り付けできるように前後双方に車軸を通せる穴 １０ 内側のクッション

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月２９日（２０００．９．２
９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】 耐久性プラスチック等適宜軽量硬質素材
を使用した上部構造と通気性のある柔らかい材料を使用
した下部構造で構成されるカーカバー本体と、この本体
の前部或いは後部の左右にシャフトを介して設けた車
輪、更に本体側面内側の左右いずれかに設けた支持ステ
ー棒の組み合わせにより、カーカバーは手動で上下に開
閉し、車輪を効して手動による前後へのカバーの移動調
節をも行ない、車を安全に収納することができることを
主な特徴とする開閉移動式カーカバーである。防御性の
高い適宜軽量硬質素材の上部構造の裏面には３箇所程、
車体との接点を設けて、塗装面の保護ができるように
し、下部構造は柔らかい材料を使用して上部構造下部に
スカート巻きにして、周囲にケーブルを通す穴を設け
て、通したケーブル両端を繋ぎ、通気性と保護性の確保
を考え、巾着口形状にケーブルを引いて錠前で施錠でき
るようにした。カバー本体下部４隅には支持足を設け、
その４つの支持足に車輪シャフト軸を通す穴を支持足１
筒所につき上下に２箇所ずつ設けることにより、その支
持足には車輪を好みや駐車状況に応じて前後いずれでも
取り付けることができるようにし、穴も車高の違いによ
り二通り選べるようにした。カバーが勝手に前後に動か
ないよう工夫した１２角形のゴムタイヤを付けた車輪の
シャフト軸を支点に、カバー上部の前或いは後に配した
取っ手状にデザインされた部分を持って上下に開け閉め
し、更に、車のハンドル位置と駐車状況に対応して、カ
バー上部側面内側の左右どちらかに、取り付け箇所を軸
に車の側面に沿って回転可動する収納可能な支持ステー
棒を設け、カバーを手動で前後に動かして運転席のドア
ーが開閉できる位置に合わせ、このステー支え棒を出し
て地面に垂直に立ててカバーが開いている状態を保ち、
運転席へのアクセスを可能にした簡易車庫的なカーカバ
ーである。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１３年１月２２日（２００１．１．２
２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車の車体を風雨、日光等の自然条件
   から遮断し、強風によるカバー紛失回避、容易なカバー
   の脱着を可能にし、引っ掻き傷、打撃を含む人的いたず
   ら等からも防御する透明感のある耐久性プラスチック等
   適宜軽量硬質素材でできた上部構造と通気性のある柔ら
   かい材料を使用した巾着口形状により自動車の車体への
   猫等の動物による接触から防御、施錠も可能にした下部
   構造の組合わせでできたカバー上部裏面の３箇所のみに
   て自動車の車体と接触し、塗装面の保護、換気性の向上
   を目的としたカバー本体の後端或いは前端下部に好みや
   駐車状況に応じて車輪を取り付けができるようにし、車
   高の違いに対応できるシャフト軸を通す支持穴も２箇所
   が選択でき、勝手に動かないよう工夫した１２角形のゴ
   ムタイヤを付した車輪のシャフト軸を支点に、前後の取
   っ手状にデザインされた部分を持って、カバーが手動開
   閉することにより、容易な車の出し入れができ、カバー
   の車輪が効して手動による前後への移動調節を行ない、
   ステー支え棒を地面に立ててカバーが開いている状態を
   保つことで、運転席のドアーが開閉でき、カバーを収容
   する必要も無いという特徴を持った開閉移動式カーカバ
   ー。