JP3078717U - 貯金箱兼用神棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各家庭、会社、事務所及び店等で手近に安置
して使用できる小型で載置式の貯金箱兼用神棚を提供す
る。 【解決手段】 全体に小型の神棚に構成され、その下部
が貯金部となり、神棚前面の拝礼部に相当する部分に向
かって階段が設けられ、前記拝礼部に相当する部分には
賽銭箱が設けられ、この賽銭箱の賽銭投入口を貯金用の
硬貨投入口としてなり、この硬貨投入口が前記貯金部に
連通してなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、貯金箱を兼用する小型の神棚に関し、特に、参拝したり、御札及 び御守り等を納めたりすると共に、貯金箱としても使用できる貯金箱兼用神棚に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

神棚は、家の中で神を祭っておく棚であり、社寺建物に模した形状を基本とし て所定の場所に固設されており、家内安全、商売繁昌、安産、合格、健康等を祈 願して参拝したり、御札等を奉納したりしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の神棚は、家の中で神を祭っておく棚であるため、所定の場所に固定され て設けられているし、大きいので簡単に移動することもできない。しかしながら 、神棚は、家内安全や商売繁昌等を祈願して参拝したり、御札や御守りを奉納し たりするものであるため、机や書棚に置いたり、会社、事務所及び店に簡単に置 いたりする小型で載置式の神棚の要望がある。 この考案は、このような要望に応え小型で載置式の神棚の提供を第１の目的と する。

【０００４】 また、各家庭の居間、書斎の机や書棚に置いたり、会社、事務所及び店に置く のであれば、賽銭箱に目を付け、賽銭箱に賽銭を投入すれば、それが貯金できる ようになり、趣向性が一層向上すると考え、貯金箱を兼用できるようにすること を第２の目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、この考案の請求項１の貯金箱兼用神棚は、全体に小 型の神棚に構成され、その下部が貯金部となり、神棚前面の拝礼部に相当する部 分に向かって階段が設けられ、前記拝礼部に相当する部分には賽銭箱が設けられ 、この賽銭箱の賽銭投入口を貯金用の硬貨投入口としてなり、この硬貨投入口が 前記貯金部に連通してなることを特徴とする。

【０００６】 また、この考案の請求項２の貯金箱兼用神棚は、前記神棚が、神棚本体とこの 神棚本体を載置する台座部とより成り、この台座部が貯金部となっていることを 特徴とする。

【０００７】 また、この考案の請求項３の貯金箱兼用神棚は、前記神棚の下部には、出入可 能な引出しが設けられ、この引出しが貯金部となっていることを特徴とする。

【０００８】 さらに、この考案の請求項４の貯金箱兼用神棚は、前記賽銭箱の後側が、ご神 体、御札、御守り等を収納できる空間に形成されていることを特徴とする。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施の形態について図面と共に詳細に説明する。図１はこの 考案の実施の形態を示す分解斜視図、図２はこの考案の実施の形態を示す中央縦 断面図である。

【００１０】 同図において１は実物の神棚を模した小型の神棚（以下、単に神棚という）を 示し、神棚本体２とこの神棚本体２を載置する台座部３とで構成される。 神棚本体２は、社寺の本殿や拝殿等に模した形状となっており、縁床４、高欄 ５、戸扉９及び鈴６も設けられ、実物らしくなっている。特に拝礼部に相当する 部分には、賽銭投入口８を有する賽銭箱７が設けられており、この賽銭箱７の賽 銭投入口８は、貯金箱の硬貨投入口となる。また、この賽銭箱７に向かって階段 １０が設けられており、さらに、賽銭箱７の後方は、小さい神体や御札等が納め られる空間１１に形成されている。すなわち、階段１０を登り賽銭箱７に賽銭を あげ、鈴６を鳴らし礼拝できるような形状に模して構成されている。

【００１１】 台座部３は、前記神棚本体２が載置されるもので、台板１２の上に箱状体１３ が立設されており、前記神棚本体２の下部もこの箱状体１３に対応する形状とな っており、この神棚本体２の下部が、箱状体１３に嵌合することによって載置さ れる。そして、この箱状体１３部分は、図２に示すように賽銭箱７の賽銭投入口 （硬貨投入口）８と連通して貯金部１４を構成する。

【００１２】 しかして、各家庭、会社、事務所及び店等にスペースをとらずに安置でき、空 間１１には小さい神体や御札等を納められるので、各家庭、会社、事務所及び店 等で手近において、家内安全、商売繁昌及び合格等を祈願して参拝したり、賽銭 箱７に賽銭をあげると貯金になるので、神棚１に賽銭を備える気分で硬貨を投入 し貯金できる。

【００１３】 図３はこの考案の他の実施の形態を示す背面からの分解斜視図である。本例は 、前記台座部３を無くし、神棚本体２の下部に引出し１５を出入可能に設け、こ の引出し１５内を貯金部１４としたものであり、他は前記実施の形態と同様であ るので、同一構成要素には同一符号を付して他の詳細な説明は省略する。本例に おいても、前記実施の形態と同様の作用を奏する。 なお、この実施の形態では、引出し１５を神棚１の背面側に出入できるように 設けたが、これは側面でも前面でもよいが、好ましくは背面及び側面がよい。

【００１４】

【考案の効果】

以上詳細に説明した通り、この考案は、全体に小型の神棚に構成され、その下 部が貯金部となり、神棚前面の拝礼部に相当する部分に向かって階段が設けられ 、前記拝礼部に相当する部分には賽銭箱が設けられ、この賽銭箱の賽銭投入口を 貯金用の硬貨投入口としてなり、この硬貨投入口が前記貯金部に連通してなるの で、次のような効果を奏する。

【００１５】 （１）小型で容易に持ち運びできるので、各家庭、会社、事務所及び店等にス ペースをとらずに安置できる。

【００１６】 （２）神棚には小さい神体や御札等を納められるので、各家庭、会社、事務所 及び店等で手近に置いて、家内安全、商売繁昌及び合格等を祈願できるし、宝く じや馬券等もあげて当るように祈願でき、これにより気持ちもやわらぎ精神的安 心も得られる。

【００１７】 （３）賽銭箱に賽銭をあげると貯金となるので、神棚１に賽銭を備える気分で 硬貨を投入し貯金できる。特に、祈願参拝の際に賽銭を備えると、お恵みがあり 、祈願の効果もあがる気分にもなれて貯金できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施の形態を示す分解斜視図であ
る。

【図２】この考案の実施の形態を示す中央縦断面図であ
る。

【図３】この考案の他の実施の形態を示す背面からの分
解斜視図である。

【符号の説明】

１ 神棚 ２ 神棚本体 ３ 台座部 ６ 鈴 ７ 賽銭箱 ８ 硬貨投入口（賽銭投入口） １０ 階段 １４ 貯金部 １５ 引出し

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 全体に小型の神棚に構成され、その下部
   が貯金部となり、神棚前面の拝礼部に相当する部分に向
   かって階段が設けられ、前記拝礼部に相当する部分には
   賽銭箱が設けられ、この賽銭箱の賽銭投入口を貯金用の
   硬貨投入口としてなり、この硬貨投入口が前記貯金部に
   連通してなることを特徴とする貯金箱兼用神棚。
2. 【請求項２】 前記神棚は、神棚本体とこの神棚本体を
   載置する台座部とより成り、この台座部が貯金部となっ
   ていることを特徴とする請求項１記載の貯金箱兼用神
   棚。
3. 【請求項３】 前記神棚の下部には、出入可能な引出し
   が設けられ、この引出しが貯金部となっていることを特
   徴とする請求項１記載の貯金箱兼用神棚。
4. 【請求項４】 前記賽銭箱の後側が、ご神体、御札、御
   守り等を収納できる空間に形成されていることを特徴と
   する請求項１乃至３のいずれかに記載の貯金箱兼用神
   棚。