JP3077399U - 歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に上顎、下顎の歯の内側の面、および歯の
隙間を効果的に磨くことができ、これにより、歯の健康
を保持することができる専門的なブラシを提供する。 【解決手段】 一体成型で、ヘッド１および柄２により
構成され、ヘッド１上には多数の配列の整ったブラシ３
が植毛されており、水平中心線はヘッド１にまで延長
し、ヘッド１を下方に４５度から９０度の内の任意の角
度に湾曲され、設置されている。柄２の前端のヘッドに
近い部分はわずかに上を向き、湾弧状を呈し、これによ
りヘッド１は歯を超え易くなっている。またブラシ３は
歯の内側面に位置するため、ブラッシング動作全体は人
体工学に適している。また、柄２を縦方向に、ヘッド１
は横向きに設置すると、ブラッシング効率が最も良くな
ることがテストにより明らかである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、歯ブラシに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に公知の歯ブラシは、中華民国特許公報第３８６７８９号、第３８８６８ ４号、第３９０７０４号、第３８４２１４号に示すように、多数の植毛がなされ たヘッドが柄より伸び出している。通常、柄とヘッドは直線状、或いは微弧状の 流線形を呈し、ブラシの毛は長短不揃い状、波浪状等に設計されており、歯磨き をする人はその習慣に応じて快適に使用することができる。

【０００３】 しかし、一般に歯磨き時に、上顎、および下顎の歯の内側の面、即ち歯の背面 を磨こうとする時には、ヘッドのブラシの毛と歯の面がマッチするブラッシング 面積は小さくなってしまい、また歯磨き時に時間がかかってしまう。さらに、歯 ブラシのヘッドと柄は同軸設計であるため、もともと上顎、および下顎の歯の内 側の面は磨きにくい。

【０００４】 大きな面積を磨こうとするなら、口を大きく開けなければならず、また歯、或 いは歯の隙間のクリーニングを行おうとするなら、柄を持つ手はそれに適した姿 勢をとらなければならなく、非常に面倒である。しかも、ヘッドは歯磨きにおい てやはり死角が生じ、奥の方の歯等は磨き残しにより歯垢が残り易く、虫歯、或 いは歯周病の原因となり兼ねない。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、主に上顎、下顎の歯の内側の面、および歯の隙間を効果的に 磨くことができ、その使用においては人体工学に適したブラッシング動作となり 、これにより、歯の健康を保持することができる専門的なブラシを提供すること である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は下記の歯ブラシを提供する。 一体成型で、ヘッドおよび柄により構成され、ヘッド上には多数の配列の整っ たブラシが植毛されている。 上顎、下顎の歯の内側面、および内側の歯の隙間を効果的に清浄にするため、 水平中心線はヘッドにまで延長し、ヘッドを下方に４５度から９０度の内の任意 の角度に湾曲され、設置されている。言い換えれば、柄の中心線はＸ軸に設置さ れ、ヘッドの中心線はＹ軸に設置され、ヘッドと柄の角度を４５度から９０度の 内の任意の角度に設置するものである。柄の前端のヘッドに近い部分はわずかに 上を向き、湾弧状を呈し、これによりヘッドは歯を超え易くなっている。またブ ラシは歯の内側面に位置するため、ブラッシング動作全体は人体工学に適してい る。

【０００７】 また、柄を縦方向に、ヘッドは横向きに設置すると、ブラッシング効率が最も 良くなることがテストにより明らかである。 さらに、歯の内側面、および内側の歯の隙間を効果的に清浄にするため、本考 案はヘッド上に植毛する多数のブラシは、中間部分を長くし、両側に向かって徐 々に短くなる、即ち概ね逆Ｖ字型で波浪状を呈するように成型されている。 これにより、虫歯や歯周病を予防し、歯の健康を保つことができる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施例による歯ブラシを図面に基づいて説明する。 図１、３、４、５が示す本考案の一実施例は、柄２の水平中心線がヘッド１に まで延長され、ヘッド１が下方に４５度湾曲されている。 一方、図２、６、７、８が示す本考案のもう一つの実施例による歯ブラシは、 柄２の水平中心線がヘッド１にまで延長され、ヘッド１が下方に９０度湾曲され ている。

【０００９】 図９、１０が示すようにブラシが上顎Ｂ、下顎Ｃの歯Ｄの内側面、および内側 の歯の隙間を磨く時、ブラシは全面的に歯の面に密着し、上顎Ｂ、下顎Ｃの歯Ｄ の内側の面を上下左右に磨くことができる。このため、歯磨き時に歯の面を隅ま で磨くことができるばかりでなく、同時に歯の隙間Ｅをも清浄することができ、 ブラシが届かない死角は発生しない。よって、歯ブラシが歯の内側の面、および 歯の隙間Ｅをブラッシングする時、大きな面積で磨くことができ、効率的に歯垢 、異物を除去することができる。これにより、口腔疾患を予防し、歯の健康を保 つことができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の一実施例による歯ブラシは、使用操作時においてそれを用いたブラッ シングは人体工学に適しており、効率的に歯の内側の面、および歯の隙間を磨く ことができる。 さらに力が入れ易く、効率的に歯の内側の面、および歯の隙間を磨くことがで きるため、歯垢、異物を除去することができる。 また、ヘッドが磨くことができる面積が増大され、歯磨きの効率を向上させる ことができる。 さらに、ヘッドのブラシの毛は逆Ｖ字型設計であるため、効率的に歯の面に密 着し、清浄効果を向上させることができる。 加えて、ヘッドは４５度、或いは９０度の角度に設置されるため、歯の背面の ブラッシングにおいて死角が生じる恐れはない。

【００１１】 即ち、本考案は歯の内側の面、および歯の隙間に対するブラッシングに注目し 、公知の歯ブラシが歯の内側の面、および歯の隙間を効果的に磨くことができな い、という欠点を克服、かつ解決することができる。これにより、歯の健康保持 上の効果を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが下向
き４５度の角度を呈し設置された歯ブラシの外観斜視図
である。

【図２】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが下向
き９０度の角度を呈し設置された歯ブラシの外観斜視図
である。

【図３】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが下向
き４５度の角度を呈する側面図である。

【図４】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが下向
き４５度の角度を呈する歯ブラシの上面図である。

【図５】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが下向
き４５度の角度を呈する歯ブラシの底面図である。

【図６】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが下向
き９０度の角度を呈する歯ブラシの側面図である。

【図７】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが下向
き９０度の角度を呈する歯ブラシの上面図である。

【図８】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが下向
き９０度の角度を呈する歯ブラシの底面図である。

【図９】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが上顎
の歯をブラッシングする状態の斜視図である。

【図１０】本考案の一実施例による歯ブラシヘッドが下
顎の歯をブラッシングする状態の斜視図である。

【符号の説明】

１ ヘッド ２ 柄 ３ ブラシ Ｘ軸 柄の中心線 Ｙ軸 ヘッドの中心線

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 柄と、多数の植毛がなされているヘッド
   とを備え、 前記ヘッドは湾曲しており、前記ヘッドのブラシと前記
   柄の水平中心線とが４５度以上９０度以下の任意の角度
   を呈することを特徴とする歯ブラシ。
2. 【請求項２】 前記ヘッドは、前記柄の前端に横方向に
   設けられることを特徴とする請求項１記載の歯ブラシ。
3. 【請求項３】 前記ヘッド上に植毛された多数のブラシ
   毛は、中間が長く、両側に向かって徐々に短くなること
   を特徴とする請求項１記載の歯ブラシ。