JP3077012U - ペン軸付きマーカー用キャップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】マーカーは揮発性が高いインキを使用するため
携帯性を重視した及び短時間使用や臨時使用に適したマ
ーカーが殆ど市場に流通していない。更に、クリップが
付いたキャップでも新規にマーカーを使用開始後にキャ
ップを紛失し、インキが揮発して使用出来なくなる事も
多々ある。 【解決手段】携帯性を重視した及び短時間使用や臨時使
用に適した並びに２個のマーカーを装着する事も出来る
ように、マーカーのインキ量を減少させたインキ供給物
と短く且つ細く形成した軸筒１１を用いて、キャツプに
マーカー使用時にはペン軸となる丸棒状のキャップ軸部
４及びその先にはクリップ６や装飾体を形成したキャッ
プ先端部５又はキャップ頭部２及びキャップ開口部１を
一体に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、繊維性で多孔性のマーカーペン先を用いた筆記具及びマーカー用具 のペン軸及びキャップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、マーカーはペン軸を筒としてインキは軸筒に内設されたインキ吸蔵体又 は直接充填したリフィールから繊維性で多孔性のマーカーペン先に供給するため その軸筒は太く及びインキ量確保の目的から長く、又マーカーのキャップはイン キの揮発性がボールペンより高いためインキの揮発防止及びペン先の保護を目的 としている。２色のマーカーを所持する事は２本のペン軸と２本のペン先と２本 のキャップが必要であるように携帯性を重視していない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

鉛筆やボールペンの芯をペン軸に直接内接した携帯性を重視した及び短時間使 用や臨時使用にも適した筆記具や多色ボールペンは広く使用されているにも拘わ らず、マーカーはペン軸を筒としてインキは軸筒に内設されたインキ吸蔵体又は 直接充填したリフィールから繊維性で多孔性のマーカーペン先に供給するため、 その軸筒は太く及びインキ量確保の目的から長く、またインキはボールペンと比 較して揮発性が高く、揮発防止の目的からキャップが必要不可欠である事から、 携帯性を重視した及び短時間使用や臨時使用に適したマーカーが殆ど市場に流通 していない。更に、クリップが付いたキャップでも新規にマーカーを使用開始後 にキャップを紛失し、インキが揮発して使用出来なくなる事も多々ある。本考案 は、キャップを紛失する事なく携帯性を重視した及び短時間使用や臨時使用にも 適したマーカーを提供することを課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

マーカーのインキを供給する従来の軸筒に内設されたインキ吸蔵体式マーカー は一部市場に流通しているようにインキ吸蔵体を短く且つ細く形成し、最近主流 のインキを直接充填したリフィールを用いる直液式マーカーはリフィールが合成 樹脂性であることから充填するインキ量を減らせば今以上に小型に形成する事が 出来、結果として軸筒を短く且つ細く形成出来る。そこでキャツプ頭部からマー カー使用時にはペン軸となるキャップ軸部及びその先にクリップや装飾体を形成 したキャップ先端部又は再びキャップ頭部及びキャップ開口部を形成する。キャ ップはマーカー使用中にはペン軸の一部と成り掌又は指に接している事から紛失 の心配はなく、未使用時にはキャツプに従来のようにペン先からマーカー軸筒前 密着部までを押入する事でマーカー全体の長さも押さえられる。インキ供給物を 小型にする事から、インキ量は減少しそれに比例して筆記可能距離も減少するが 、携帯性を重視した及び短時間使用や臨時使用にも適したマーカーを提供する課 題を解決できる。

【０００５】

【実施例】

以下に、図面に基づいて本考案の実施例を具体的に説明する。図１において、 マーカーのインキを供給するインキ吸蔵体式又は直接充填したリフィールはマー カー軸筒前密着部１０とマーカー軸筒１１とマーカー軸筒後密着部１２に内設さ れ、マーカー先口部９を経由してマーカーペン先８にインキを供給し、キャツプ 開口部１はマーカー軸筒前密着部１０と密着してマーカー軸筒１１とでインキの 揮発防止及びマーカーペン先８の保護をしている。キャップは透明又は半透明の 合成樹脂製でマーカーペン先８の色を判別でき、キャップ頭部２からキャップ軸 部４を一体に形成して連結部には幼児などがキャップを誤って飲み込んだときに 窒息しないようにする通気孔３がキャップ頭部２に設けられている。キャップ軸 部４はマーカーを使用する時はペン軸と成るため一定の強度を保った丸棒状態で 形成され、キャップ頭部２の反対側にネックストラップやリングを通し携帯や保 管に便利な開孔７を設けたクリップ６や第三者とのマーカーを区別する目印とも 成るアニメやゲームのキャラクター等の装飾体を施したキャップ先端部５を一体 に形成又は１本のペン軸で左右のキャップに異なった色のマーカーや同色で予備 のマーカーを押入するように再びキャップ頭部２及びキャップ開口部１を一体に 形成する。図１においてはクリップ６を、図３においては再びキャップ頭部２及 びキャップ開口部１を形成した図となっている。図２において、キャップ開口部 １はマーカー軸筒後密着部１２と密着してキャップ軸部４と共にペン軸の一部と して記入時には不可欠と成り、キャップ軸部４は掌又は指に接している事から紛 失の心配はない。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、現在ゴルフ場や公営ギャンブル場にて使用している鉛筆の芯だけ又 はボールペンの芯だけをペン軸に付けた筆記具程度の大きさを有したマーカーの 提供を実現しその代替品となるだけでなく、鉛筆やボールペンでは実現出来なか ったペン先の太さの調整を可能とする事及びインキの種類により色や記入物の選 択を可能とする事並びに通常マーキングは２色にて実施することが一番多いので それを１本にて可能とし、所持物を少なくしたい旅行や出張又は会議等でマーカ ーが必用になる場合おいてその効果が発揮出来るだけでなく、キャツプ先端部を 装飾体とすれば販促品として利用出来る。

【０００７】

【図面の簡単な説明】

【図１】マーカー未使用時の実施例を示す平面図であ
る。

【図２】マーカー使用時の実施例を示す平面図である。

【図３】左右にマーカーを装着した実施例を示す平面図
である。

【符号の説明】

１．キャツプ開口部 ２．キャツプ頭部 ３．通気孔 ４．キャップ軸部 ５．キャップ先端部 ６．クリップ ７．開孔 ８．マーカーペン先 ９．マーカー先口部 １０．マーカー軸筒前密着部 １１．マーカー軸筒 １２．マーカー軸筒後密着部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】キャップ頭部からマーカーを使用する時は
   ペン軸と成りキャップの紛失を防止するキャップ軸部
   と、キャップ頭部の反対側にネックストラップやリング
   を通し携帯や保管に便利な開孔を設けたクリップ又は第
   三者とのマーカーを区別する目印とも成るアニメやゲー
   ムのキャラクター等の装飾体を施したキャップ先端部と
   を一体に形成したペン軸付きマーカー用キャップ。
2. 【請求項２】キャップ頭部からマーカーを使用する時は
   ペン軸と成りキャップの紛失を防止するキャップ軸部
   と、キャップ頭部の反対側に１本のペン軸で左右のキャ
   ップに異なった色のマーカーや同色で予備のマーカーを
   押入するように再びキャップ頭部及びキャップ開口部と
   を一体に形成したペン軸付きマーカー用キャップ。