JP3076610B2 - チエーンベルト - Google Patents

チエーンベルト

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JP3076610B2
JP3076610B2 JP03054408A JP5440891A JP3076610B2 JP 3076610 B2 JP3076610 B2 JP 3076610B2 JP 03054408 A JP03054408 A JP 03054408A JP 5440891 A JP5440891 A JP 5440891A JP 3076610 B2 JP3076610 B2 JP 3076610B2
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ケヴィン・ダブリュー・オース
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ボーグ・ワーナー・オートモーティブ インコーポレーテッド
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/18V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts in the form of links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プーリ伝動装置、特に
連続可変伝動装置すなわち無段変速機(CVT)のプー
リを接続するのに特に適した金属チエーンベルトに関
し、ピボット装置によって接続された隣接する組と共に
横の組に配置された複数の組み合わされたリンクで作ら
れた張力部材又はキャリアと、プーリと係合するようい
キャリアによって支持された負荷ブロックとを備えたチ
エーンベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】入力軸すなわち駆動軸から出力軸すなわ
ち被駆動軸にトルクを伝達するための可変プーリ変速機
は以前使用されていた。これらの変速機において、少な
くとも一方が円錐形である一対のフランジでつくられた
第1のプーリが、入力軸にフランジの少なくとも一方が
他のフランジに関して軸方向に移動可能であるようにし
て取り付けられている。同様につくられかつ調整可能な
第2のプーリが出力軸に取り付けられている。可撓性ベ
ルトが二つのプーリを接続して入力軸が駆動されたとき
それらの間でトルクを伝達する。一方のプーリの有効直
径が変えられると他方のプーリの有効直径が反対方向に
変えられ、入力軸と出力軸との間の駆動比は滑らかに、
連続的に調節される。
【0003】自動車技術者は、もし変速機がエンジンが
最大の運転効率状態に保持され、動作されるように異な
る負荷及び速度比に調整することによって制御されるな
らエンジンの最大運転効率が達成されることを、長い間
理解していた。これは従来の歯車変速機がエンジンと組
まれていたときは不可能であった。従来の歯車変速機に
おいて、駆動比は連続的でなく段階的に調整された。し
たがって、上記形式の無段変速機(CVT)を使用する
方向に努力が成されてきた。その努力により、プーリを
駆動的に相互に接続する可撓性の連続ゴムベルトを使用
するDAF乗用車がヨーロッパで生産され、市販される
こととなった。ゴムベルトは、作動しなければならない
種々の不利な条件のために金属ベルトより劣っている考
えられている。最近、ファイアット(Fiat)及びボ
ルボ(Volvo)がそれぞれ金属ベルト及びゴムベル
トを使用しているCVTを組み込んでいる自動車を生産
した。耐久性があり、動作が比較的静かでありかつ市場
で経済的な金属ベルトを生産する努力がこの特許及び他
の特許に記載されている。
【0004】CVT用の可撓性金属ベルトは、「プッシ
ュ」ベルト及び「プル」ベルトと呼ばれる一般的に2種
類ある。プッシュベルトはファイアットの自動車のCV
Tに最近使用されている。プッシュベルトの例はバンド
ーネ(Van Doorne)その他の米国特許第3,
720,113号に記載され、プルベルトの例はコール
・ジュニア(Cole,Jr.)その他の米国特許第
4,313,730に記載されている。バンドーネその
他のベルトは複数の組まれた金属バンドでつくられた無
端のキャリアと、キャリアを囲みかつキャリアに沿って
長手方向に移動可能なほぼ台形(前から見たとき)の負
荷ブロックの無端の配列とを有している。各ブロックは
プーリの間でトルクを伝達するためプーリ変速機のプー
リのフランジと係合する縁面を有している。コールジュ
ニアその他のベルトはキャリアとして無端のチエーンを
使用し、チエーンのリンクの組はピボット装置により枢
動可能に相互に接続されている。しかしながら、リンク
を囲むバンドーネその他のベルトの負荷ブロックと同様
の負荷ブロックはピボット装置によってチエーンに沿っ
た長手方向の移動が制限される。
【0005】プーリベルトの他の例はレドビナ(Led
vina)の米国特許第4,569,671に示され、
そのベルトは差し挟まれたリンクの組と、そのリンクの
組と関連付けられた負荷ブロックとを備えているチエー
ンベルトを使用している。各リンクはつま先部が形成さ
れ、各リンクのそのつま先部は股部によって接合された
平行な内側フランクによって限定されている。負荷ブロ
ックは内側フランクの間で受けられかつリンクの回りで
伸びている。焼き入れされたインサートがリンクとブロ
ックとの間に配置されリンクを保護しかつチエーンの耐
久性を改善している。
【0006】上述のようなプッシュベルトは製造が高価
でありかつ完全な無端のループとして装着、配置されな
ければならない。したがって、最初の組立のためだけで
なく一つ又はそれ以上の負荷ブロック若しくは一つ又は
それ以上の支持バンドの破損によるプッシュベルトの交
換のためにもプーリ変速機の少なくとも一部の分解が必
要となる。
【0007】プルベルトはプッシュベルトより安価であ
る。支持部品の正確な合わせは必要でない。ベルトは有
限の長さで組み立てられ、プーリの回りに配置され、か
つ両端がピボット部材で接続される。したがって、最初
の取り付け又はベルトの交換に対してプーリに分解は必
要でない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は負荷支
持容量が大きく、製造が簡単な伝動装置用のチエーンベ
ルトを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の一つの発明は、プ
ーリ伝動装置のプーリを接続するのに適した動力伝動装
置のチエーンベルトにおいて、複数の差し挟まれたリン
クの組であって、各々が複数の横に並べられたリンクを
有するリンクの組と、隣接するリンクの組を接続して無
端のループを形成するピボット装置と、前記リンクの組
によって画成された通路と、前記リンクに接続された複
数の負荷ブロックであって、前記負荷ブロックの一部が
前記通路内に配置され、前記通路が前記負荷ブロックを
部分的に包囲し、そこにおいて前記負荷ブロックの一部
が前記通路から前記プーリの中心を向く方向に半径方向
に伸び、各負荷ブロックが前記伝動装置の前記プーリと
接触するための縁面を有する複数の負荷ブロックと、前
記負荷ブロックの各端部に配置された少なくとも一つの
切欠きであって、前記リンクに隣接する負荷ブロックの
表面に配置された切欠きと、前記リンクの組の各側に配
置された保持リンクであって、前記切欠きと係合しそれ
によって前記保持リンクが前記負荷ブロックの横方向移
動を抑制しかつ前記切欠きが前記保持リンクを位置決め
してリンクの前記組を保持する助けをしている保持リン
クと、を備えて構成されている。本願の他の発明は、プ
ーリ伝動装置のプーリを接続するのに適した動力伝動の
チエーンベルトにおいて、複数の差し挟まれたリンクの
組であって、各々が複数の横に並べられたリンクを有す
るリンクの組と、隣接するリンクの組を接続して無端の
ループを形成するピボット装置と、少なくとも幾つかの
リンクの組のうちの各リンクから伸びる少なくとも一つ
のつま先部であって、各リンクの組内の隣接するリンク
の少なくとも前記つま先部が対向する関係にありかつ通
路を画成する少なくとも一つのつま先部と、前記リンク
に接続された複数の負荷ブロックであって、前記負荷ブ
ロックの一部が前記つま先部によって画成された前記通
路内に配置され、前記負荷ブロックの各々が前記伝動装
置の前記プーリと接触するための縁面を有する複数の負
荷ブロックと、前記負荷ブロックの各端部に配置された
切欠きであって、前記リンクに隣接しかつ前記通路に面
する負荷ブロックの上区域に配置された切欠きと、前記
リンクの組の各側に配置された保持リンクであって、前
記切欠きと係合しそれによって前記保持リンクが前記負
荷ブロックの横方向移動を抑制しかつ前記切欠きが前記
保持リンクを位置決めしてリンクの前記組を保持する助
けをしている保持リンクと、を備え、前記通路を形成す
る前記対向するつま先部の前記部分が円弧状を有しかつ
前記つま先部がほぼ円形の通路を形成し、前記ピボット
装置から隔てられた前記対向するつま先部の端部が開口
を画成し、前記負荷ブロックの前記部分が前記通路の形
状に実質的に合う形状を有し、前記通路が前記負荷ブロ
ックを部分的に包囲し、そこにおいて前記負荷ブロック
の部分が前記対向するつま先部によって画成される前記
開口から前記プーリの中心に向かう方向に半径方向に伸
びて構成されている。
【0010】
【作用】特にプーリ伝動装置のプーリを接続するように
なった動力伝動装置のチエーンベルトが示されている。
チエーンベルトは複数の差し挟まれたリンクの組を備
え、各組は複数の横方向に配置されたリンクを有してい
る。ピボット装置が隣接するリンクの組を接続して無端
のループを形成する。少なくとも一つのつま先部がリン
クの少なくともある組において各リンクから伸びてい
る。少なくとも隣接するリンクのつま先部は対抗する関
係にあり通路を限定する。複数の負荷ブロックがリンク
に接続される。負荷ブロックはつま先部によって限定さ
れる通路内に配置される。各負荷ブロックは伝動装置の
プーリに接続するための縁面を有している。切欠きがリ
ンクと隣接する負荷ブロックの表面上においてその負荷
ブロックの各側に配置されている。保持リンクがリンク
の組の各側に配置されている。保持リンクは切欠きと係
合しかつ保持リンクが横方向に移動しないように保持し
かつリンクの組を共に保持する助けをする。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。図1及び図2は無段変速機(以下CVT)1
0を二つの駆動比で示している。CVT10は軸16及
び18にそれぞれ接続された一対のプーリ12及び14
を備え、その軸の一方は被駆動軸であり他方は駆動軸で
ある。プーリ12は一対のフランジ20、22を備え、
その少なくとも一方は円錐形であり、プーリ14は一対
のフランジ24、26を備え、その少なくとも一方は円
錐形である。プーリはベルト28によって接続され、そ
のベルトの側縁30がプーリのフランジと摩擦係合す
る。各プーリの少なくとも一方のフランジは、プーリ間
の駆動比を変えるように、他方のフランジに関して軸方
向に移動可能である。矢印は異なる駆動比を得るための
フランジの移動を示す。少なくとも一方のフランジを他
方に関して軸方向に移動させるための装置が設けられ得
る。
【0012】本発明のチエーンベルト32(チエーンベ
ルト32の一部を示す図3及び図4を参照)は、複数の
差し挟まれた又は組み合わされたリンク36の組34を
備え、各リンクは一対の隔てられた穴38、39を有し
ている。穴はピボット装置40が隣接するリンクの組を
接続してチエーンベルトが関節運動できるように配置さ
れている。ピボット装置40はピン及びロッカ形式で示
されているが、あらゆる知られているピボット装置が使
用できる。組み合わせのため一つ置きのリンクの組は他
のリンクの組とリンクの数が異なっている。
【0013】各リンクは一対のつま先部42A、42B
を有し、それらのつま先部は外側フランク44A、44
Bと内側フランク46A、46Bとによって限定されて
いる。つま先部42A、42Bは、チエーンベルトがC
VTに適切に配置されたときCVTの軸16、18に向
かう方向にリンクから伸びるように、配置されている。
内側フランクはほぼ対向する関係で隔てられている。内
側フランクは円弧状をしており、曲がった股部48によ
って共に接合されている。内側フランク及び曲がった股
部48の形状により対向するつま先部がほぼ円形の通路
80を形成し、ピボットピンから隔てられたつま先部の
端部は開口82を限定する。
【0014】負荷ブロック50は各組のリンクに取り付
けられかつ対向するつま先部によって形成された通路8
0内に受けられている。負荷ブロックの上区域84は通
路80と同じ基本形状を有しかつ負荷ブロックが通路内
に配置されるように大きさが僅かに小さくなっている。
負荷ブロックは通路から伸びる下部分86を有しかつC
VT10のプーリのフランジと係合するように設計され
た端部88を有している。負荷ブロックは好ましくは一
体の又は中実の金属ブロックであり、CVTが動作する
ときに大きな強度及び摩耗抵抗を発揮する。しかしなが
ら、負荷ブロックは中実の金属の一部品以上の部品で作
られ得る。
【0015】負荷ブロック50は各端部に溝すなわち切
欠き90を有している。切欠きは通路80に面する負荷
ブロックの上区域84に配置されている。チエーンベル
トはチエーンベルトの各側の外側リンクとして配置され
た保持リンク92を有している。保持リンク92は対向
するつま先部によって限定された通路80内に伸びる突
起94を有している。突起94は、負荷ブロック50が
チエーンベルト32の移動方向に関して横の方向に移動
するのを抑制するために負荷ブロックの切欠き90と係
合するよう配置されている。この形状において、切欠き
90はリンク36を共に保持する助けを行い、リンクが
互いに分離するのを防止する。
【0016】チエーンベルトが動作しているとき、チエ
ーンベルトがCVT10のプーリ12及び14と接触す
ると、負荷ブロック50の上区域は押されてリンクの湾
曲の股部48の区域と接触する。湾曲の股部はリンクの
非常に強い部分でありかつ負荷ブロック50に加えられ
た負荷を取り扱うのに非常に有効である。負荷ブロック
50が遭遇する力はリンク36の幅を横切って分配され
かつ非常に強くなっているリンクの部分に向けられる。
つま先部42A及び42BはCVT10のプーリによっ
て負荷ブロック50に加えられた力の多くを受けない。
【0017】CVT10のプーリのフランジは負荷ブロ
ック50に基本的に2種類の負荷を加える。負荷ブロッ
クに作用する力は図18に示されている。負荷ブロック
上の主な負荷すなわち力はチエーンベルトの移動方向に
ほぼ垂直な半径方向である。半径方向の力は、矢印51
で示されるように、負荷ブロック50をリンク36の股
部48に向かって押すように作用する。ほぼ接線方向す
なわちチエーンベルト32の移動方向と同じ方向を向く
小さな力が負荷ブロック50に作用する。接線方向の力
は図18に矢印53で示されている。大きな半径方向の
力51と小さな接線方向の力53との組み合わせによる
矢印55で示される合力のベクトルは、図3及び図18
に示されるようにリンク36の股部48の区域の接触点
47の間に常に作用する。股部48は、股部の区域が接
触点47において負荷ブロック50の各側部で接触する
ように、つくられている。負荷ブロック50の各側部の
これらの接触点は負荷ブロックを安定させる作用をし、
かつチエーンベルト32の使用中に負荷ブロックが回転
するのを実質的に除去する。上述のように、接触点47
におけるリンク36の股部48の接触区域は、負荷ブロ
ックに作用する合力のベクトルが常に接触点47の間に
なるように、配置されている。従って、負荷ブロック5
0は股部48の接触区域によって常に各側部で接触され
かつこれにより負荷ブロック50が回転しようとする可
能性を無くしている。負荷ブロック50に作用する殆ど
の力はリンク36の股部48の区域に向けられかつ非常
に小さな力がリンクのつま先部42A、42Bに向けら
れる。
【0018】各リンク36は一対のつま先部を有してい
るように記載されてきたが、つま先部は負荷ブロック5
0を受ける通路80を形成することが必要なだけであ
る。各リンクが1個のつま先部のみを有し、反対向きに
すなわち対向して配置された隣接するリンクのつま先部
と負荷ブロック50用の通路を形成することも可能であ
る。つま先部がほぼ円形の通路80を形成することは必
ずしも必要でない。つま先部によって形成された通路が
負荷ブロック50を受けることができかつその負荷ブロ
ックをリンク36に隣接した位置に保つことができる限
り、つま先部は別の形状でもよい。通路内に配置された
負荷ブロック50の部分はCVTからの力を前述の方法
で伝達するような形状であることが好ましい。
【0019】上述の構造ではチエーンベルト32は負荷
ブロック50とほぼ同じ幅にすることが可能であり、そ
の結果チエーンベルトに対して高い引っ張り容量与える
ことが可能である。従来のチエーンベルトでは、チエー
ンベルトはしばしば負荷ブロックの窓すなわち開口を通
っており、チエーンは負荷ブロックより幅が狭くならざ
るをえない。これはチエーンの最大寸法を効果的に減少
しかつチエーンに対する最大の負荷支持容量を減少す
る。負荷ブロック50をチエーンベルト32の下側に支
えることによってチエーンベルトの幅は広くなる。これ
は、チエーンベルトの負荷支持容量を改善するためにチ
エーンベルトに使用されるリンクを多くかつ重くできる
ようにする。負荷ブロック50はチエーンベルト32の
下に配置されえるので、この幅の増加はCVTのプーリ
12及び14と接触しているチエーンベルトの幅を有効
に増加することなく達成される。事実、本発明のチエー
ンベルト32は、CVTに使用される前述の従来のもの
より引っ張り容量が約55%増加したことが分かった。
【0020】本発明の負荷ブロック50は、好ましく
は、チエーンベルト32のリンクに抗して直接駆動する
一枚岩のようなブロックである。一枚岩のような負荷ブ
ロック50は負荷ブロックを形成するように隣接して配
置された数枚の板から形成された従来の負荷ブロックよ
り強い。これらの従来の負荷ブロックは窓すなわち開口
を有していて、チエーンベルトはその開口内に配置され
ている。本発明の負荷ブロックは、好ましくは、一体の
部品でありかつ負荷ブロックを貫通する窓すなわち開口
を有していない。これらの負荷ブロック50は従来の負
荷ブロックより非常に強くかつ高い負荷及びCVTに存
在する動作条件を容易に受ける。負荷ブロックの外側縁
60はCVT10のプーリ12及び14のフランジと係
合するように形つくられている。もし従来の負荷ブロッ
クの幾つかの板のサイズが僅かに変化し或はチエーンベ
ルトの回りに異なって配置されたなら、CVTのプーリ
と接触するように配置された外側縁に変化がある。この
ような変化は負荷ブロックの外側表面を不均一にする。
この状態において、負荷ブロックを形成する板の総ては
CVTのプーリに接触することはできない。このような
状態が発生したとき、負荷ブロックを形成する板の間に
不均一な負荷の分配が発生しかつ負荷ブロックはプーリ
間でトルクを伝達するのに及びCVTの使用中の摩耗に
抵抗するのに効果的でなくなる。本発明の一体の、一枚
岩のような負荷ブロックは上述の従来の負荷ブロックの
欠点を除去する。
【0021】本発明の負荷ブロック50はチエーンベル
ト32に配置するのが容易である。負荷ブロックはチエ
ーンベルトの各リンク36から伸びる対向するつま先部
42A及び42Bによって形成された通路80内に配置
される。負荷ブロックを通路に配置するのは容易であり
かつ負荷ブロックが通路内で移動するのを阻止するため
に保持リンク92を使用する。これはチエーンベルトが
負荷ブロックの開口内に配置される従来の負荷ブロック
よりも製造方法がより簡単である。負荷ブロックはそれ
からリンクの組に隣接して共に固定されるピンによって
適所に保持される。この従来の装置は、基本的に、チエ
ーンベルトの製造中に負荷ブロックがチエーンベルトの
回りに配置されることを必要とする。このような構造は
本発明の負荷ブロックより使用するのが困難で、高価で
ある。したがって、本発明は従来のチエーンベルトより
もより安価でかつ組立が容易なCVT用のチエーンベル
トを提供する。
【0022】本発明の負荷ブロック50はチエーンベル
トのリンクに抗して直接駆動する。CVTのプーリによ
って負荷ブロック50に加えられた負荷はリンク36の
二股区域48に伝達される。この負荷はチエーンベルト
32の全幅に亙って分配される。これは力を負荷ブロッ
ク50からチエーンベルト32に伝達する非常に有効な
方法である。多くの従来のチエーンベルトにおいて、負
荷ブロックは、隣接するリンクの組を連結してチエーン
ベルトを形成するピボットピンによって又はリンク上の
タブによってチエーンベルトの適所に保持されていた。
このような装置ではピン又はリンク及び負荷ブロックの
小さな部分に非常に高い負荷が加えられることになる。
このような高い負荷はこのようなチエーンベルト構造に
よって有効に扱われる力をしばしば制限する。本発明
は、チエーンベルトの負荷支持容量を著しく改善した、
負荷ブロック50からチエーンベルト32に負荷を伝達
するための装置を提供する。
【0023】図7は本発明の他の実施例を示し、そこに
おいて、各つま先部42A、42Bは通路80内に伸び
ている突起96を有している。溝98が負荷ブロック5
0各側部に配置されている。溝98はつま先部に配置さ
れた突起96と整合するように配置されている。負荷ブ
ロック50がチエーンベルト32に配置されたとき、突
起94は溝98内に伸びかつ負荷ブロック50をチエー
ンベルトのリンク36に隣接した位置に保持するように
作用する。
【0024】図8、図9、図10及び図11は負荷ブロ
ック50がチエーンベルト32の横方向に移動するのを
抑制するように使用される他の実施例を示している。こ
の実施例において、複数の保持ブラケット101が負荷
ブロック50をチエーンベルトに固定するために使用さ
れている。保持ブラケット101はリンク36の各組3
4の配置されかつリンクの側部を横切って伸びる第1の
部分103を備え、その部分は通路80と反対側に隔て
られている。保持ブラケットの第2の部分105はリン
クの側部に沿って伸びている。第2の部分105は脚部
109で終わりかつその脚部はピボット装置40の下ま
で伸びている。ピボット装置は保持ブラケット101の
各端部をチエーンベルト32に固定している。保持ブラ
ケットは負荷ブロック50の端部の少なくとも一部を被
って伸び、負荷ブロックがチエーンベルトの移動方向に
関して横の方向に移動するのを防止する。負荷ブロック
50の端部の切欠き91は保持ブラケット101の第2
の部分105の脚部109を受けるように配置されてい
る。図9及び図10に示されるように、切欠き91は負
荷ブロック50のぎりぎりの端部に配置され得る。負荷
ブロック50の端部の切欠き91は保持ブラケット10
1の脚部109の厚さより僅かに大きくつくられ得る。
切欠き91の構造は、負荷ブロック50が通路80内で
横方向に僅かに移動するのを許容し、負荷ブロックがC
VT10のプーリを通過するとき負荷ブロック50が整
合されるのを許容する。しかしながら、保持ブラケット
101は負荷ブロック50をリンク36によって形成さ
れた通路80内に保持する作用をする。
【0025】保持ブラケット101は対称の第2の部分
105を有することが可能でありかつ第2の部分は非対
称であり得る。実際において、第2の部分は図8及び図
11に示されるように、非対称であるのが好ましい。非
対称の形状で保持ブラケット101の各側部の脚部は反
対方向に伸びかつ各脚部109はリンク36の組の一端
に配置されたピボット装置と係合する。このように、保
持ブラケット101はリンクの一つの組に取り付けられ
たピボット装置によって保持されかつピボット装置と保
持ブラケットとの間には相対運動はない。保持ブラケッ
トの各端部の脚部109は溝付き部分111を有し、そ
の溝部分はピボット装置40と整合して配置される。溝
付き部分111は保持ブラケット内で移動させることな
くピボット装置が回転するのを許容する。第2の部分1
05は、ピボット装置40の回転が保持ブラケット10
1の移動を引き起こさないようにピボット装置40と隙
間があるごとく作られている。
【0026】保持ブラケット101の第2の部分105
に凹所115が脚部109と反対に配置され得る。凹所
115は隣接する保持ブラケット101の脚部109を
受けるように配置される。これにより、隣接する保持ブ
ラケットが互いに落ち着き少ないスペースを使用しかつ
チエーンベルトの関節運動のときの干渉を少なくする。
【0027】保持ブラケットの第1の部分103はリン
ク36に向かって歪むように曲げられ得る。保持ブラケ
ット101がリンク36の上に配置されると、第1の部
分はリンクによって移動されてばねのように作用する。
したがって、第1の部分103は第2の部分105を付
加ブロック50から離れる方向に引っ張るように作用す
る。脚部109がピボット装置40の下に位置決めされ
ると、第1の部分103のばね作用は脚部109を保持
ブラケット101の各側部でピボット装置と接触させて
おくように作用する。第1の部分103のばね作用はそ
れによって保持ブラケット101をチエーンベルト上の
適所に保持する助けをする。
【0028】図8ないし図11に示された実施例は、基
本的には前述のチエーンベルトと同じ方法で作用し、前
述のチエーンベルトと同じ効果を有する。加えて、付加
ブロック50を通路80に配置するのが非常に容易であ
る。リンク36の組が完全に組み立てられた後、付加ブ
ロック50は通路80内に位置決めされかつ保持ブラケ
ット101はチエーンベルト上に位置決めされて付加ブ
ロック50を通路80内の適所に保持する。
【0029】図12は本発明の他の実施例を示し、そこ
において、負荷ブロック50は端部に切欠き91を有し
ている。切欠き91は負荷ブロック50のぎりぎりの端
部に切削されている。案内リンク121はチエーンベル
ト32の各側に外側リンクとして位置決めされている。
案内リンク121は切欠き91内に伸びている。ピン式
のピボット装置40の選ばれた一つのピボット装置の端
部は案内リンク121の開口93内に嵌められる。案内
リンク121は負荷ブロック50がチエーンベルト32
の移動方向に関して横の方向に移動するのを防止するよ
うに作用する。案内リンク121はリンク36のつま先
部によって形成された通路80内に負荷ブロック50を
保持するように作用する。切欠き91は案内リンク12
1の厚さより僅かに大きくつくられ、負荷ブロックが横
方向に僅かに移動できるようにする。負荷ブロックのこ
の僅かな横方向移動により負荷ブロックはCVTのプー
リを通過するとき整合することができる。負荷ブロック
の僅かな横方向移動は負荷ブロック50と案内リンク1
21との間の摩耗を減少する。
【0030】図13ないし図17はばねリンク131が
前述のチエーンベルト32に配置される本発明の他の実
施例を示している。ばねリンク131はつま先部132
A及び132Bを有しかつ負荷ブロック50用のチャン
ネルすなわち溝134を形成する。一つのばねリンク1
31がチエーンベルトのリンク36の各組に配置されて
いる。ばねリンクの溝134はチエーンベルト32の他
のリンクによって形成された、負荷ブロック50を受け
るための通路80とほぼ整合されている。しかしなが
ら、ばねリンク131の溝134は通路80より僅かに
小さくかつ負荷ブロック50はばねリンク131に固定
されるように溝134内に締まり嵌めされている。ばね
リンク131はそれによって負荷ブロックが通路80か
ら横方向に移動するのを押さえるように作用する。ばね
リンク131は、図14に示されるようにチエーンベル
トの上部から見たときほぼ正弦波形をしている。正弦波
形はばねリンク131が横方向にたわみ或は曲がって負
荷ブロック50の小さな横方向移動を許容する。この小
さな横方向移動は負荷ブロック50がばねリンク131
に関して相対的に移動するを押さえかつ負荷ブロック5
0とばねリンク131との間の締まり嵌めを保つ。ばね
リンク131が負荷ブロック50と共に移動できないの
で、負荷ブロック50がCVTのプーリを通して移動す
るとき整合されるなら締まり嵌めは緩められる。ばねリ
ンク131を使用すると負荷ブロック50に溝又は切欠
きを形成しないで済む。チエーンベルト32のリンクを
共に保持するチエーンベルトの各側部の保持リンク13
3は、負荷ブロック50の上部が嵌まる溝135を有し
ている。ばねリンク131を使用すると、保持リンクと
負荷ブロックの切欠きとの間の摩耗の問題を除去でき
る。チエーンベルトのこの構造により、チエーンベルト
のリンク36が組み立てられた後副次的動作として負荷
ブロック50が通路80内に挿入される。これによりチ
エーンベルトの組立を簡単にしコストを低減できる。リ
ンク36の各組34には単に一つのばねリンク131が
示されているが、もし望むならば二つ以上のばねリンク
を使用できること及びリンクの組の異なる位置をばねリ
ンクに使用できることが明らかである。
【0031】
【効果】本発明によれば、構造が簡単で製造が容易にも
拘わらず負荷支持容量の大きなチエーンベルトをつくる
ことができる。上記は説明のために与えられた。前述の
請求の範囲から外れることなく前述以外に種々の改良、
変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速機(CVT)の概略説明図である。
【図2】無段変速機の概略説明図である。
【図3】本発明のチエーンベルトの側面図である。
【図4】図3の線4ー4に沿って切断した断面図であ
る。
【図5】チエーンベルトの平面図である。
【図6】本発明のチエーンベルトの要素を示す展開図で
ある。
【図7】本発明の他の実施例の側立面図である。
【図8】本発明の他の実施例の側立面図である。
【図9】図8の線9ー9に沿って切断した断面図であ
る。
【図10】図8の実施例の上面図である。
【図11】この実施例の要素を示す展開図である。
【図12】本発明の他の実施例の要素を示す展開図であ
る。
【図13】本発明の他の実施例の側立面図である。
【図14】図13の実施例の要素の平面図である。
【図15】図14の要素の側立面図である。
【図16】本発明のこの実施例の平面図である。
【図17】本発明の図13の実施例の要素を示す展開図
である。
【図18】本発明の一部の部分側立面図である。
【符号の説明】
10 伝動装置 12、14 プ
ーリ 32 チエーンベルト 34 組 36 リンク 40 ピボット
装置 42A,42B つま先部 47 接触点 50 負荷ブロック 80 通路 82 開口 88 縁面 90 切欠き 92 保持リン
ク 94 突起 101 保持ブ
ラケット 109 脚部 121 保持リ
ンク 131 ばねリンク 132A,13
2B つま先部 134 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591001709 3001 west Big Beaver Road Suite 200 P.O. Box 5060 Troy, Michi gan 48007−5060 U.S.A (56)参考文献 特開 昭61−17744(JP,A) 特開 昭61−116150(JP,A) 特開 昭60−164041(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16G 5/18

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プーリ伝動装置(10)のプーリ(1
    2、14)を接続するのに適した動力伝動装置(10)
    のチエーンベルト(32)において、 複数の差し挟まれたリンク(36)の組(34)であっ
    て、各々が複数の横に並べられたリンク(36)を有す
    るリンクの組と、 隣接するリンク(36)の組(34)を接続して無端の
    ループを形成するピボット装置(40)と、 前記リンク(36)の組(34)によって画成された通
    路(80)と、 前記リンク(36)に接続された複数の負荷ブロック
    (50)であって、前記負荷ブロック(50)の一部
    前記通路(80)内に配置され、前記通路(80)が前
    記負荷ブロック(50)を部分的に包囲し、そこにおい
    て前記負荷ブロック(50)の一部が前記通路(80)
    から前記プーリの中心を向く方向に半径方向に伸び、
    負荷ブロック(50)が前記伝動装置(10)の前記プ
    ーリ(12、14)と接触するための縁面(88)を有
    する複数の負荷ブロックと、 前記負荷ブロック(50)の各部に配置された少なく
    とも一つの切欠き(90)であって、前記リンク(3
    6)に隣接する負荷ブロック(50)の表面に配置され
    た切欠きと、 前記リンク(35)の組(34)の各側に配置された保
    持リンク(92)であって、前記切欠き(90)と係合
    しそれによって前記保持リンク(92)が前記負荷ブロ
    ック(50)の横方移動を抑制しかつ前記切欠き(9
    0)が前記保持リンク(92)を位置決めしてリンク
    (36)の前記組(34)を保持する助けをしている保
    持リンクと、 を備えたチエーンベルト。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つのつま先部(42A、4
    2B)が少なくともいくつかのリンク(36)の組(3
    4)内の各リンク(36)から伸び、各リンクの組内の
    隣接するリンク(36)の少なくとも前記つま先部(4
    2A、42B)が対向する関係にあり、前記つま先部
    (42A、42B)が前記通路を画成し、前記通路(8
    0)を形成する前記対向するつま先部(42A、42
    B)の部分が円弧状の形を有し、かつ前記つま先部(4
    2A、42B)はほぼ円形の通路(80)を形成し、前
    記ピボット装置(40)から隔てられた前記対向するつ
    ま先部(42A、42B)の端部が開口(82)を画成
    している請求項1に記載のチエーンベルト。
  3. 【請求項3】 前記負荷ブロック(50)が前記差し挟
    まれたリンク(36)の組(34)の幅をほぼ横切って
    伸びる中実の金属ブロックである請求項1に記載のチエ
    ーンベルト。
  4. 【請求項4】 前記負荷ブロック(50)が前記通路
    (80)内に位置決めするための区域(84)を有し、
    前記負荷ブロック(50)の前記区域(84)が前記通
    路(80)とほぼ同じ形状及び大きさを有し、前記通路
    (80)が前記負荷ブロック(50)を前記リンク(3
    6)に隣接する位置に保持する形状を有する請求項3に
    記載のチエーンベルト。
  5. 【請求項5】 前記保持リンク(92)が前記保持リン
    ク(92)から伸びて前記切欠き(90)と係合する突
    起(94)を有する請求項1に記載のチエーンベルト。
  6. 【請求項6】 前記負荷ブロック(50)が前記プーリ
    (12、14)と接触するための均一な縁面(88)を
    有し、それによって前記縁面(88)が前記プーリ(1
    2、14)から前記リンク(36)に負荷を均一に伝達
    する請求項3に記載のチエーンベルト。
  7. 【請求項7】 各リンク(36)が単に一つのつま先部
    (42A、42B)を有し、各リンクの組内の隣接する
    リンクのつま先部(42A、42B)が前記通路(8
    0)を形成するように対向する関係で配置されている請
    求項1に記載のチエーンベルト。
  8. 【請求項8】 プーリ伝動装置(10)のプーリ(1
    2、14)を接続するのに適した動力伝動(10)のチ
    エーンベルト(32)において、 複数の差し挟まれたリンク(36)の組(34)であっ
    て、各々が複数の横に並べられたリンク(36)を有す
    るリンクの組と、 隣接するリンク(36)の組(34)を接続して無端の
    ループを形成するピボット装置(40)と、 少なくとも幾つかのリンク(36)の組(34)のうち
    の各リンク(36)から伸びる少なくとも一つのつま先
    部(42A、42B)であって、各リンクの組内の隣接
    するリンク(36)の少なくとも前記つま先部(42
    A,42B)が対向する関係にありかつ通路(80)を
    画成する少なくとも一つのつま先部と、 前記リンク(36)に接続された複数の負荷ブロック
    (50)であって、前記負荷ブロックの一部が前記つま
    先部(42A、42B)によって画成された前記通路
    (80)内に配置され、前記負荷ブロックの各々が前記
    伝動装置(10)の前記プーリ(12、14)と接触す
    るための縁面(88)を有する複数の負荷ブロックと、 前記負荷ブロック(50)の各部に配置された切欠き
    (90)であって、前記リンク(36)に隣接しかつ前
    記通路(80)に面する負荷ブロック(50)の上区域
    (84)に配置された切欠きと、 前記リンク(35)の組(34)の各側に配置された保
    持リンク(92)であって、前記切欠き(90)と係合
    しそれによって前記保持リンク(92)が前記負荷ブロ
    ック(50)の横方移動を抑制しかつ前記切欠き(9
    0)が前記保持リンク(92)を位置決めしてリンク
    (36)の前記組(34)を保持する助けをしている保
    持リンクと、 を備え、前記通路(80)を形成する前記対向するつま
    先部(42A、42B)の前記部分が円弧状を有しかつ
    前記つま先部(42A、42B)がほぼ円形の通路(8
    0)を形成し、前記ピボット装置(40)から隔てられ
    た前記対向するつま先部(42A、42B)の端部が開
    口(82)を画成し、前記負荷ブロック(50)の前記
    部分が前記通路(80)の形状に実質的に合う形状を有
    し、前記通路が前記負荷ブロック(50)を部分的に包
    囲し、そこにおいて前記負荷ブロック(80)の部分が
    前記対向するつま先部(42A、42B)によって画成
    される前記開口(82)から前記プーリの中心に向かう
    方向に半径方向に伸びているチエーンベルト。
  9. 【請求項9】 前記負荷ブロック(50)が前記差し挟
    まれたリンク(36)の組(34)の幅をほぼ横切って
    伸びる中実の金属ブロックである請求項8に記載のチエ
    ーンベルト。
  10. 【請求項10】 前記負荷ブロック(50)が前記対向
    するつま先部(42A、42B)によって形成された前
    記通路(80)内に位置決めするための前記区域(8
    4)を有し、前記負荷ブロック(50)の前記区域(8
    4)が前記通路(80)とほぼ同じ形状及び大きさを有
    し、前記通路(80)が前記負荷ブロック(50)を前
    記リンク(36)に隣接する位置に保持する形状を有す
    る請求項8に記載のチエーンベルト。
  11. 【請求項11】 前記保持リンク(92)が前記保持リ
    ンク(92)から伸びて前記切欠き(90)と係合する
    突起(94)を有する請求項8に記載のチエーンベル
    ト。
  12. 【請求項12】 前記負荷ブロック(50)が前記プー
    リ(12、14)と接触するための均一な縁面(88)
    を有し、それによって前記縁面(88)が前記プーリ
    (12、14)から前記リンク(36)に負荷を均一に
    伝達する請求項9に記載のチエーンベルト。
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