JP3076385U - 洗剤供給装置 - Google Patents
洗剤供給装置Info
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- JP3076385U JP3076385U JP2000006749U JP2000006749U JP3076385U JP 3076385 U JP3076385 U JP 3076385U JP 2000006749 U JP2000006749 U JP 2000006749U JP 2000006749 U JP2000006749 U JP 2000006749U JP 3076385 U JP3076385 U JP 3076385U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造の簡略化を図り、安価な洗剤供給装置を
提供する。 【解決手段】 液体洗剤が充填された紙パック2と、当
該紙パック2内より吐出した洗剤液を貯留しておく洗剤
タンク3と、当該洗剤タンク3内に給水する希釈装置と
を備え、配管手段を介して希釈洗剤液を洗浄場所に供給
するようにした洗剤供給装置である。この洗剤供給装置
に使用する紙パック2は、頂面部に破断部6が形成され
ている。そして、前記洗剤タンク3の容器受け4には、
前記紙パック2のセット時に前記破断部6に当接して当
該破断部6を破断する中空突起部18が突設されてい
る。中空突起部18は破断部6を突き破ると、その中空
部18aより洗剤液が吐出し、同時に破断された前記破
断部6の隙間19よりパック内に空気が供給され、洗剤
液の吐出を促進する。
提供する。 【解決手段】 液体洗剤が充填された紙パック2と、当
該紙パック2内より吐出した洗剤液を貯留しておく洗剤
タンク3と、当該洗剤タンク3内に給水する希釈装置と
を備え、配管手段を介して希釈洗剤液を洗浄場所に供給
するようにした洗剤供給装置である。この洗剤供給装置
に使用する紙パック2は、頂面部に破断部6が形成され
ている。そして、前記洗剤タンク3の容器受け4には、
前記紙パック2のセット時に前記破断部6に当接して当
該破断部6を破断する中空突起部18が突設されてい
る。中空突起部18は破断部6を突き破ると、その中空
部18aより洗剤液が吐出し、同時に破断された前記破
断部6の隙間19よりパック内に空気が供給され、洗剤
液の吐出を促進する。
Description
【0001】
本考案は、紙パック洗剤液を希釈し、その希釈洗剤液を食堂やレストラン等の 洗い場に供給する洗剤供給装置に関するものである。
【0002】
従来より、大食堂やレストラン等では、油等が付着した使用後の食器類が大量 に発生することから、これらを短時間で効率良く洗浄できるよう、厨房の片隅等 に上記した洗剤供給装置を設置しておき、ここから適度に希釈された洗剤液をゴ ムホース管等により各洗い槽に自動供給できるようになっている。
【0003】 図5は、従来より使用されている洗剤供給装置1の内、洗剤タンク3の一部分 を示しており、この洗剤タンク3の上部に連設された角筒状の容器受け4に原液 の洗剤が充填された角筒状の紙パック2が倒立状態でセットされる。
【0004】 図6に示すように、従来使用の紙パック2は、パック頂面部が折り畳まれて屋 根状を成し、その糊付け部2aを挟む両側にそれぞれ破断部5,6が形成されて いる。図5,6において、左側の破断部5は、円穴7を紙パック2の内側から薄 紙8で塞いだ洗剤液の吐出口用であり、右側の破断部6は放射状の筋溝9より成 る洗剤吐出時の空気供給口用である。一方、前記容器受け4の底部は、紙パック 2の頂面部が填め合いされるように漏斗状を成し、その左斜面に中空の突起部1 0が、また、右斜面に突起部11が突設している。
【0005】 従って、上部より洗剤液入りの紙パック2を容器受け4にセットすると、各々 突起部10,11の先端部が破断部5,6に当接し、その自重によって各破断部 5,6は破断され、この際、左側の突起部10は洗剤の吐出口を形成し、突き刺 した突起部5の中空部を通してパック内の洗剤液が下流の洗剤タンク3内に供給 される。また、同時に右側の突起部11によって破られた筋溝9の隙間からパッ ク内に空気が侵入し、中空部からの洗剤液の吐出を促進する。
【0006】 ここでは図示しないが、洗剤タンク3に貯溜された洗剤原液は水道水等で希釈 され、ゴムホース管等により厨房等の各洗い槽に自動供給されていく。
【0007】
このように、従来の洗剤供給装置1にセットされる紙パック2は、洗剤液を吐 出させるために二つの破断部5,6を有しており、このため、紙パック2の作製 工程も増え、コストアップとなっていた。また、容器受け側4では、これに対応 する2つの突起部10,11を有することから、構造的にも複雑化していた。
【0008】 本考案は、上記従来の問題点を解消し、安価な洗剤供給装置を提供することを 目的としている。
【0009】
すなわち、請求項1に記載の洗剤供給装置は、液体洗剤が充填された紙パック (2)と、当該紙パック(2)より吐出した洗剤を貯留しておく洗剤タンク(3 )と、当該洗剤タンク(3)内に給水する希釈装置(12)とを備え、配管手段 (13)を介して希釈洗剤液を洗浄場所に供給するようにした洗剤供給装置(1 )において、前記紙パック(2)の頂面部に破断部(6)を形成し、且つ、前記 洗剤タンク(3)の容器受け(4)に前記紙パック(2)のセット時に前記破断 部(6)に当接して当該破断部(6)を破断する中空突起部(18)を突設し、 その中空部(18a)を洗剤液の吐出口とすると共に、前記破断部(6)の破断 により生じる前記中空突起部(18)との間の隙間(19)を洗剤液吐出時の空 気供給口としたことを特徴としている。
【0010】 本構成では、中空突起部の中空部より洗剤液が洗剤タンク内に供給されると同 時に、破断した筋溝の隙間からパック内に空気が侵入し、洗剤液の吐出を促進す るから、従来紙パックに必要であった空気供給のための専用の破断部は不要とな り、その分、構造が簡略化され紙パックの製造工数を削減できる。また、これに 伴って、容器受けの構造も簡略化される。
【0011】 また、請求項2に記載の洗剤供給装置は、前記紙パック(2)の破断部(6) は、前記中空突起部(18)の外径より径の大きい放射状の筋溝(9)であるこ とを特徴としている。上記のような筋状の溝であれば、破断することによって空 気供給のための隙間が形成され易く、よって、洗剤液の吐出が確実に行えるよう になる。
【0012】 また、請求項3に記載の洗剤供給装置は、前記洗剤タンク(3)は、透明樹脂 製であることを特徴としている。洗剤タンクが透明であれば、洗剤液の残量が目 視で確認できるから、洗剤切れを事前に回避することができる。
【0013】 また、請求項4に記載の洗剤供給装置は、前記洗剤供給装置を複数並設して成 ることを特徴としている。これにより、数カ所の洗い槽に同時に洗剤液を供給す ることができるから、洗い作業の効率が向上する。また、各洗剤タンク内の洗剤 の種類や希釈の割合を変えておいて洗浄対象に応じて使い分けることも可能であ る。
【0014】
以下、図1から図4に基づいて本考案の一実施形態を説明する。尚、説明を簡 略化するため、以下の説明において従来と共通する部分については同一の符号を 用いた。
【0015】 図1は本考案の洗剤供給装置の設置状態を示す斜視図、図2は同、洗剤供給装 置の要部の構造を示す透視斜視図、図3は同、洗剤供給装置に使用される洗剤液 入り紙パックの要部を示す斜視図、図4は、洗剤供給装置を複数台設置した状態 を示す斜視図である。
【0016】 図1に示すように、本実施形態の洗剤供給装置1は、洗剤液入りの紙パック2 と、この紙パック2より吐出された洗剤液を貯溜しておく洗剤タンク3と、洗剤 タンク3内に給水して洗剤液を希釈する希釈装置12とで構成されている。
【0017】 ここで、紙パック2は、図6に示した従来の紙パック2と寸法や形状は同様で あるが、その頂面部には洗剤吐出時の空気供給口用として放射状の筋溝9による 破断部6のみが形成されており、従来必要とされた洗剤吐出口用の破断部5は形 成されていない。一方、前記洗剤タンク3の容器受け4においては、漏斗状底部 の右斜面に紙パック2のセット時に前記筋溝9に当接する中空突起部18が突設 されているだけの簡単な構造となっている。
【0018】 上記構造では、上部より洗剤液入りの紙パック2を容器受け4にセットすると 、その自重により突起部18が筋溝9を突き破ってその先端部分がパック内に侵 入し、その際、中空部18aを通してパック内の洗剤液が洗剤タンク3内に供給 され、同時に破断された筋溝9と中空突起部18との間の隙間19からパック内 に空気が侵入し、洗剤液の吐出を促進する。
【0019】 尚、本実施形態では、この筋溝9は中空突起部18の外径より径の大きい放射 状としてあるから、破断により空気供給のための隙間19が形成され易く、よっ て、洗剤液の吐出が確実に行えるようになっている。
【0020】 また、前記希釈装置12には、給水のための水道管15が接続されており、前 面に設けた希釈ボタン16を押下している間、水補給管17より洗剤タンク3内 に水道水が供給されてタンク内の洗剤液が希釈されるようになっている。尚、希 釈の割合は、この希釈ボタン16の押下時間によって自由に調整できるようにな っている。そして、希釈された洗剤液は洗剤タンクに接続された別のゴムホース 配管13を通して所定の洗い槽に供給されていく。ここで、本実施形態では、洗 剤タンク3は塩化ビニールのような透明硬質樹脂製としてあるので、作業者が希 釈洗剤液の残量を目視で確認できるから、洗剤残少を事前に知って補充すること により、洗い作業中での洗剤切れを回避することができて好都合である。
【0021】 また、前記洗剤供給装置1を複数台纏めて並設しても良い。図4はこの状態を 示しており、3台の洗剤供給装置1が厨房等の壁面Wに横一列に設置されている 。この場合、各洗剤供給装置1には、それぞれ希釈装置12が付設されていて、 希釈ボタン16により各洗剤タンク3内の洗剤液を個々に希釈できるようになっ ている。このように、洗剤供給装置1を複数台併設することにより、一箇所から それぞれ別々の洗い槽に洗剤液を供給できるから洗い作業がし易くなる。また、 各洗剤タンク3内の洗剤の種類や希釈の割合を変えておいて、洗浄対象に応じて (例えば、特に油汚れの酷い食器類と比較的汚れの少ない食器類、或いは、食器 類と鍋やフライパン等の調理具類)使い分けることにより、洗い作業を効率的、 且つ経済的に行えるようになる。
【0022】
以上説明したように、本考案の洗剤供給装置によれば、紙パック頂面部の破断 部は1個とし、これ一つで洗剤液の吐出口と洗剤液吐出時の空気供給口の両方を 兼用するようにしたので、紙パックや容器受け4の構造を簡略化でき、よって、 コストダウンが図れる。
【0023】 また、前記破断部を放射状の筋溝で構成したので、破断による空気供給のため の隙間が形成され易く、よって、洗剤液の吐出が確実に行えるようになる。
【0024】 また、洗剤タンクを透明樹脂製としたので、作業者は洗剤液の残量を目視で確 認することができるから、洗剤液の残少や洗剤切れを事前に察知することができ る。
【0025】 さらに、係る洗剤供給装置を複数台並設することにより、同時に数カ所の洗い 槽に洗剤液を供給することができ、洗い作業の効率が向上する。また、各洗剤タ ンク内の洗剤の種類や希釈の割合を変えておいて、洗浄対象に応じて使い分ける ことにより、洗い作業が効率的、且つ経済的に行えるようになる。
【図1】本考案に係る洗剤供給装置の設置状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】同、洗剤供給装置の要部を示す透視斜視図であ
る。
る。
【図3】同、洗剤供給装置に使用される紙パックの要部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】同、洗剤供給装置を複数台設置した状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】従来の洗剤供給装置の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図6】同、洗剤供給装置に使用される紙パックの要部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
1 洗剤供給装置 2 紙パック 3 洗剤タンク 4 容器受け 6 破断部 9 筋溝 12 希釈装置 13 配管手段(ゴムホース管) 18 中空突起部 18a 中空部 19 隙間
Claims (4)
- 【請求項1】 洗剤液が充填された紙パック(2)と、
当該紙パック(2)より吐出した洗剤液を貯留しておく
洗剤タンク(3)と、当該洗剤タンク(3)内に給水す
る希釈装置(12)とを備え、配管手段(13)を介し
て希釈洗剤液を洗浄場所に供給するようにした洗剤供給
装置(1)において、 前記紙パック(2)の頂面部に破断部(6)を形成し、
且つ、前記洗剤タンク(3)の容器受け(4)に前記紙
パック(2)のセット時に前記破断部(6)に当接して
当該破断部(6)を破断する中空突起部(18)を突設
し、その中空部(18a)を洗剤液の吐出口とすると共
に、前記破断部(6)の破断により生じる前記中空突起
部(18)との間の隙間(19)を洗剤液吐出時の空気
供給口としたことを特徴とする洗剤供給装置。 - 【請求項2】 前記紙パック(2)の破断部(6)は、
前記中空突起部(18)の外径より径の大きい放射状の
筋溝(9)であることを特徴とする請求項1に記載の洗
剤供給装置。 - 【請求項3】 前記洗剤タンク(3)は、透明樹脂製で
あることを特徴とする請求項1または請求項2の何れか
に記載の洗剤供給装置。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3の何れかに記載の
洗剤供給装置を複数並設して成ることを特徴とする洗剤
供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006749U JP3076385U (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 洗剤供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006749U JP3076385U (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 洗剤供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076385U true JP3076385U (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=43209449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000006749U Expired - Lifetime JP3076385U (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 洗剤供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076385U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023113371A1 (ko) * | 2021-12-16 | 2023-06-22 | 엘지전자 주식회사 | 식기세척기 |
-
2000
- 2000-09-19 JP JP2000006749U patent/JP3076385U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023113371A1 (ko) * | 2021-12-16 | 2023-06-22 | 엘지전자 주식회사 | 식기세척기 |
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Legal Events
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