JP3076259U

JP3076259U - ゴルフ・キャディ・バック用引換券

Info

Publication number: JP3076259U
Application number: JP2000006594U
Authority: JP
Inventors: 廣水井
Original assignee: 株式会社紙広
Priority date: 2000-09-11
Filing date: 2000-09-11
Publication date: 2001-03-30
Anticipated expiration: 2006-09-11

Abstract

(57)【要約】【課題】従来のように同じ番号の札を揃えて保管する必
要がなく、ゴルフ・キャディ・バックへの取付けが容易
であり、かつ安価で使い捨てできるゴルフ・キャディ・
バック引換券を提供することである。【解決手段】カード１の一端部に、ゴルフ・キャディ・
バックの適所に引っ掛ける引掛部２を設け、カード１の
他端部に分離部３を設け、分離部３を間にして引掛部２
側と引掛部２と反対側の両方に同表示内容の表示部４、
５を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、ゴルフ・キャディ・バック用引換券に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフ場でゴルフコースを回るときは、ゴルフクラブ、ゴルフボール、ゴルフ手袋その他の関連品をゴルフ・キャディ・バックに収納し、ゴルフをする者またはキャディがそれを運搬する。

【０００３】一方、プレイを終了してゴルフコースからゴルフハウスに戻って、入浴、食事、喫茶、休憩等をするときは、ゴルフ・キャディ・バックが大型で重量があるので取り扱いにくいことや盗難防止等のため、ゴルフ・キャディ・バックを預かり所に預けることが多い。

【０００４】ゴルフ・キャディ・バックの預かり所では、所有者の区別のため、ゴルフ・キャディ・バック引換券を使用する。すなわち、同じ番号の付いた札の一方をゴルフ・キャディ・バックに取付け、他方を預けた者に保持させ、ゴルフ・キャディ・バックを預かり所から受け取るときにその札を預かり所に渡して同じ番号の付いたゴルフ・キャディ・バックを受け取る。

【０００５】これにより、同じ場所に多数保管されたゴルフ・キャディ・バックから所有者のものを探し出す手間が省け、間違いなく所有者の手元に戻すことができる。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

従来のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、図３および図４に示すように、ゴルフ・キャディ・バック７０ごとに、同じ番号を表示した２枚のプラスチック板７１、７２を用意し、一方のプラスチック板７１に紐７３を付け、紐７３でゴルフ・キャディ・バック７０の適所に取付けるようにしていた。

【０００７】しかし、このゴルフ・キャディ・バック用引換券は、２枚のプラスチック板７１、７２をセットで管理しておく必要があり、多数のプラスチック板７１、７２を同じ場所に保管した場合には同じ番号の板を揃えるのに手間がかかり、また紐をバックに結ぶのに手間がかかる。また多頻度の使用により、紐が切れたり、紐や引換券が汚れたりする欠点があった。

【０００８】したがって、この考案の目的は、従来のように同じ番号の板を揃えて保管する必要がなく、ゴルフ・キャディ・バックへの取付けが容易であり、かつ安価で使い捨てできるゴルフ・キャディ・バック用引換券を提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、カードの一端部に、ゴルフ・キャディ・バックの適所に引っ掛ける引掛部を設け、前記カードの他端部に分離部を設け、前記分離部を間にして前記引掛部側と前記引掛部と反対側の両方に同表示内容の表示部を設けたことを特徴とするものである。

【００１０】請求項１記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、分離部を間にして一対の表示部を繋いでいるため、一対の表示部を揃えて保管する手間や探し回る手間が省け保管に便利であるとともに、使い捨て式にすることにより常に新しくて汚れがなく、また引掛部による引掛式であるため取付け容易であり、安価にできる請求項２記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項１において、前記カードが厚紙である。

【００１１】請求項２記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項１と同様な効果のほか、製造容易でより安価にすることができる。

【００１２】請求項３記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項２において、前記引掛部が切欠である。

【００１３】請求項３記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項２と同様な効果のほか、製造容易になる。

【００１４】請求項４記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項３において、前記引掛部は外れ止め部を有するものである。

【００１５】請求項４記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項３と同様な効果のほか、外れ止め部により容易にはずれるのを防止することができる。

【００１６】請求項５記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項１において、前記引掛部が、肩バンドをバックに繋ぐためのリングに引っ掛ける穴部と、前記カードの側縁に開口しかつ前記側縁に対して傾斜して前記穴部に前記リングをガイドするガイドスリット部からなり、前記ガイドスリット部は前記開口から前記穴部に接近する程漸次幅狭になりその最小幅が前記リングの断面幅よりも狭いものである。

【００１７】請求項５記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項１と同様の効果のほか、ガイドスリット部を通してリングに引掛けやすく、外れにくく、しかもガイドスリット部の両側を反対向きにたわませることにより簡単に外すことができる。

【００１８】請求項６記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項１において、前記引掛部が、ゴルフバック手提げに引っ掛けるための穴部と、前記カードの端部に開口して前記穴部に前記ゴルフバック手提げをガイドするガイド部からなり、前記ガイド部に前記ゴルフバック手提げの幅よりも狭い幅狭部を形成し、かつ前記幅狭部から前記穴部側の両側縁に複数連続した歯状凹凸部を形成したものである。

【００１９】請求項６記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項１および請求項４と同様な効果がある。

【００２０】請求項７記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５または請求項６において、前記分離部が前記カードの両側に設けた略Ｖ字状の切込みである。

【００２１】請求項７記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５または請求項６と同様な効果のほか、同じ位置を破断分離しやすい。

【００２２】請求項８記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項７において、前記分離部が前記切込み間にミシン目を形成しているものである。

【００２３】請求項８記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項７と同様な効果のほか、ミシン目があるためより一層破断容易である。

【００２４】請求項９記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項１、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５、請求項６、請求項７または請求項８において、前記表示部には前記カードの両面に数字を表しているものである。

【００２５】請求項９記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項１、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５、請求項６、請求項７または請求項８と同様な効果のほか、両面使用できる。

【００２６】請求項１０記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項９において、前記表示部が前記数字の背面を着色しているものである。

【００２７】請求項１０記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項９と同様な効果のほか、複数枚ごとの色分けにより保管時にゴルフ・キャディ・バックのグループ分けができるので保管整理が容易になり、探し回る手間がより一層省け、グループで預ける場合にグループで取り扱えるので便利である。

【００２８】

【考案の実施の形態】

この考案の第１の実施の形態を図１により説明する。すなわち、このゴルフ・キャディ・バック用引換券は、カード１の一端部に、ゴルフ・キャディ・バックの適所に引っ掛ける引掛部２を設けている。カード１の他端部に分離部３を設け、分離部３を間にして引掛部２側と引掛部２と反対側の両方に同内容を表示する表示部４、５を設けている。

【００２９】実施の形態において、カード１は厚紙である。引掛部２は切欠であり、外れ止め部１１を設けている。この引掛部２は、図３に示すゴルフ・キャディ・バック７０の肩バンド７１をバック７０に繋ぐためのリング７２に引っ掛ける穴部６と、カード１の側縁１ａに開口しかつ側縁１ａに対して傾斜して穴部６にリング７２をガイドするガイドスリット部７からなり、ガイドスリット部７は穴部６に接近する程漸次幅狭になり、外れ止め部１１はガイドスリット部７の最小幅がリングの断面における幅よりも狭くすることにより形成している。

【００３０】分離部３はカード１の両側に設けた略Ｖ字状の切込み８であり、また切込み８間にミシン目９を形成している。表示部４、５には板１の両面に数字を表し、（ａ）では数字の１を、（ｂ）では数字の２を表示している。

【００３１】表示部４、５は数字の背面を着色している。例えば、Ｒ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）、Ｙ（黄）、Ｗ（白）の５色分のカードを、それぞれ１から６０番まで用意する。使用方法として、例えばゴルフコースから帰ってきた最初のカート（４人として）のゴルフバックにＲの１番から４番までのカードを使用し、次に帰ってきたゴルフバックにＧの１番から４番を使用し、以下同様にＢの１から４、Ｙの１から４、Ｗの１から４を順次使用し、つぎにＲ、Ｇ、Ｂ、Ｙ、Ｗの順番に５から８のカードを使用する。以下同様に最後のカートまで使用していく。

【００３２】第１の実施の形態によれば、分離部３を間にして一対の表示部４、５を繋いでいるため、一対の表示部４、５を揃えて保管する手間や探し回る手間が省け保管に便利であるとともに、使い捨て式にすることにより常に新しくて汚れがなく、また引掛部２による引掛式であるため取付け容易であり、安価にできる。

【００３３】カード１が厚紙であるため、製造容易でより安価にすることができる。引掛部２が切欠であるため、製造容易になり、外れ止め部１１があるため容易に外れるのを防止できる。

【００３４】引掛部２はガイドスリット部７を通してリング７２に引掛けやすく、外れにくく、しかもガイドスリット部７２の両側を反対向きにたわませることにより簡単に外すことができる。

【００３５】分離部３がカード１の両側に設けた略Ｖ字状の切込みであるため、同じ位置を破断分離がしやすい。ミシン目９があるためより一層破断容易である。

【００３６】表示部４、５は板１の両面に数字を表しているため、両面使用ができる。

【００３７】表示部４、５が数字の背面を着色しているため、複数枚ごとの色分けにより保管時にゴルフ・キャディ・バックのグループ分けができるので保管整理が容易になり、探し回る手間がより一層省け、グループで預ける場合にグループで取り扱えるので便利である。

【００３８】この考案の第２の実施の形態を図２に示す。すなわち、第１の実施の形態において、引掛部２が、図３に示すゴルフバック手提げ７３に引っ掛けるための穴部６′と、カード１の端部に開口して穴部６にゴルフバック手提げ７３をガイドするガイド部７′からなる切欠状であり、外れ止め部１１′としてガイド部７′にゴルフバック手提げ７３の幅よりも狭い幅狭部を形成し、かつ幅狭部から穴部６ ′側の両側縁に複数連続した歯状凹凸部１２を形成している。表示部４、５は数字の５０を表示している。

【００３９】歯状凹凸部１２により手提げ７３に引っ掛かりが多くなりより一層外れにくくなっている。その他は第１の実施の形態と同様である。

【００４０】なお、この考案において、分離部３は板厚を肉薄に形成して分離しやすくしてもよい。

【００４１】

【考案の効果】

請求項１記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、分離部を間にして一対の表示部を繋いでいるため、一対の表示部を揃えて保管する手間や探し回る手間が省け保管に便利であるとともに、使い捨て式にすることにより常に新しくて汚れがなく、また引掛部による引掛式であるため取付け容易であり、安価にできる請求項２記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項１と同様な効果のほか、製造容易でより安価にすることができる。

【００４２】請求項３記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項２と同様な効果のほか、製造容易になる。

【００４３】請求項４記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券は、請求項３と同様な効果のほか、外れ止め部により容易にはずれるのを防止することができる。

【００４４】請求項５記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項１と同様の効果のほか、ガイドスリット部を通してリングに引掛けやすく、外れにくく、しかもガイドスリット部の両側を反対向きにたわませることにより簡単に外すことができる。

【００４５】請求項６記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項１および請求項４と同様な効果がある。

【００４６】請求項７記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５または請求項６と同様な効果のほか、同じ位置を破断分離しやすい。

【００４７】請求項８記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項７と同様な効果のほか、ミシン目があるためより一層破断容易である。

【００４８】請求項９記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項１、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５、請求項６、請求項７または請求項８と同様な効果のほか、両面使用できる。

【００４９】請求項１０記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券によれば、請求項９と同様な効果のほか、複数枚ごとの色分けにより保管時にゴルフ・キャディ・バックのグループ分けができるので保管整理が容易になり、探し回る手間がより一層省け、グループで預ける場合にグループで取り扱えるので便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の第１の実施の形態の説明図である。

【図２】第２の実施の形態の説明図である。

【図３】ゴルフ・キャディ・バックの説明図である。

【図４】従来例の説明図である。

【符号の説明】

１カード２引掛部３分離部４表示部５表示部６穴部７ガイドスリット部８切込み９ミシン目１１外れ止め部７０ゴルフ・キャディ・バック７２リング７３手提げ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】カードの一端部に、ゴルフ・キャディ・
バックの適所に引っ掛ける引掛部を設け、前記カードの
他端部に分離部を設け、前記分離部を間にして前記引掛
部側と前記引掛部と反対側の両方に同表示内容の表示部
を設けたことを特徴とするゴルフ・キャディ・バック用
引換券。
【請求項２】前記カードは厚紙である請求項１記載の
ゴルフ・キャディ・バック用引換券。
【請求項３】前記引掛部は切欠である請求項２記載の
ゴルフ・キャディ・バック用引換券。
【請求項４】前記引掛部は外れ止め部を有する請求項
３記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券。
【請求項５】前記引掛部は、肩バンドをバックに繋ぐ
ためのリングに引っ掛ける穴部と、前記カードの側縁に
開口しかつ前記側縁に対して傾斜して前記穴部に前記リ
ングをガイドするガイドスリット部からなり、前記ガイ
ドスリット部は前記開口から前記穴部に接近する程漸次
幅狭になりその最小幅が前記リングの断面幅よりも狭い
請求項１記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券。
【請求項６】前記引掛部は、ゴルフバック手提げに引
っ掛けるための穴部と、前記カードの端部に開口して前
記穴部に前記ゴルフバック手提げをガイドするガイド部
からなり、前記ガイド部に前記ゴルフバック手提げの幅
よりも狭い幅狭部を形成し、かつ前記幅狭部から前記穴
部側の両側縁に複数連続した歯状凹凸部を形成した請求
項１記載のゴルフ・キャディ・バック用引換券。
【請求項７】前記分離部は前記カードの両側に設けた
略Ｖ字状の切込みである請求項２、請求項３、請求項
４、請求項５または請求項６記載のゴルフ・キャディ・
バック用引換券。
【請求項８】前記分離部は前記切込み間にミシン目を
形成している請求項７記載のゴルフ・キャディ・バック
用引換券。
【請求項９】前記表示部には前記カードの両面に数字
を表している請求項１、請求項２、請求項３、請求項
４、請求項５、請求項６、請求項７または請求項８記載
のゴルフ・キャディ・バック用引換券。
【請求項１０】前記表示部は前記数字の背面を着色し
ている請求項９記載のゴルフ・キャディ・バック用引換
券。