JP3076043U - 窯炉式スーパーサウナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】遠赤外線は細胞の活動を刺激して人体の活力を
増進させ、人体の疾病に対する免疫能力の向上及び老化
した部位の自生力を快復させる性質があると言われてお
り、本考案は、この遠赤外線を効率よく、より多く発生
させるサウナ風呂を提供する。 【解決手段】従来のサウナ風呂の中に窯炉を構築し、炉
の焚き口５を外部に配置することにより、密閉された部
屋の空気を汚染しないで、細胞の活動を刺激し、人体の
活力を増進させる遠赤外線を発生させようとするもの
で、炉の上に厚い鉄製の板枠を置き、そこにぐり石やバ
ラス９を敷いて炉を焚くことにより高温になった炉壁や
ぐり石やバラスから多量の遠赤外線が放射される。ま
た、高温、乾燥した空気を積極的に対流させるため、天
井に低速で回転するファン１０を設置することにより、
部屋全体をバランス良く高温、乾燥状態にし、発汗を促
すと共に遠赤外線の効果も期待できるサウナ風呂であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は人体の老廃物を汗と共に排出させるためのサウナ風呂に関するもので あるが、単に高温、乾燥した環境を提供するものではなく、遠赤外線を積極的に 利用しようとする新しい発想のサウナ風呂に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

昔から健康のために利用されてきたサウナ風呂は、現在、主として耐火構造の 密閉された部屋を構築し、内部の温度が８０〜９０度に維持されるよう、電気か ガスを利用して、一定間隔に加熱するもので、サウナ風呂の種類によっては蒸気 を供給したり、薬剤を配置したりするものもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のサウナ風呂は、熱源として電気またはガスを利用し、一定間隔に加熱し ていたが、この方法では高温、乾燥状態はつくれても、細胞をより活性化させる 遠赤外線量は極めて少なかった。遠赤外線は細胞の活動を刺激して人体の活力を 増進させ、人体の疾病に対する免疫能力の向上及び老化した部位の自生力を快復 させる性質があると言われており、本考案は、窯炉の特性を生かし、遠赤外線を 効率良く、より多く発生させるサウナ風呂を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、従来のサウナ風呂の中に窯炉を構築し、その焚き口を外部に設置す ることで、密閉された部屋の空気を汚染せず、細胞の活動を刺激し、人体の活力 を増進させる遠赤外線を効率良く発生させようとするもので、炉の上に厚い鉄製 の板枠を置き、その上にぐり石やバラスを敷いて多量の遠赤外線を持続して放射 しようとするものである。また、高温、乾燥した空気は天井付近に滞留するが、 ここに低速で回転するファンを設置し、積極的に対流させることで、部屋全体を バランス良く高温、乾燥状態にし発汗を促すと共に細胞の活動を刺激し、人体の 活力を増進させる遠赤外線の効果が期待できる新しい発想のサウナ風呂である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１は本発明の四角錐状の建物を示す。ただし、内部には窯炉が設置されてお り、内壁１は断熱材や反射板で覆われている。内部の空間は蓄熱能力が高い部屋 となっており、それぞれ開口部３が設けられ、一方は利用者の出入口として、他 方は内部の温度を一定にする為に外気を取り入れたり、換気の目的のために使わ れる。

【０００６】 図２は本発明によるサウナ風呂の断面構造を示す。建物の高さは本実施形態で は７．５ｍであるが、これは限定しない。窯炉４の焚き口５と灰だし口６は外部 に設置され、煙は煙突７を通して外部に放出される。窯炉の上部に鉄製の板枠８ を設け、ここにぐり石やバラス９を敷いておく。炉が焚かれるとこれらは高温に なり遠赤外線を放射する。また、炉の近辺の空気の温度は上昇し天井付近に滞留 するため、ここに低速で回転するファン１０を設置し、高温、乾燥した空気を強 制的に対流させ、部屋全体をバランスの取れた同一環境にするよう作動させる。 高温の炉壁やぐり石やバラスは火を除いても、熱容量が大きく多量の遠赤外線を 持続して放射する。

【０００７】 図３は本発明によるサウナ風呂の平断面図を示す。一片は長さは本実施形態で は５．６ｍであり、出入口３の幅は１ｍであるが、これらは限定しない。また、 窯炉の大きさは幅１．３ｍ、奥行は２．４５ｍ、高さは１ｍであるが、これらも 限定しない。なお、窯炉は焚かれると高温になり危険なため、人が直接触れられ ないよう防護柵１１で囲う。人が座るベンチ１２は何処に設置しても良いが、こ の図では３方の隅に設置している。

【０００８】

【実施例】

図１は窯炉式サウナ風呂の外部形状を示す。

【０００９】 図２は窯炉式サウナ風呂の断面構造を示す。

【００１０】 図３はサウナ風呂の平断面図を示す。

【００１１】

【考案の効果】

窯炉の上部に鉄製の板枠を設置してぐり石やバラスを置いて焚くと、火を除い ても、これらは熱容量が大きく、多量の遠赤外線を持続して放射する性質が確か められている。遠赤外線は細胞の活動を刺激し、人体の活力を増進させ、人体の 疾病に対する免疫能力の向上及び老化した部位の自生力を快復させる性質がある と言われており、本考案は、この性質を積極的に利用しようとした新しい発想の サウナ風呂で、利用者自体の細胞が活力を得るだけでなく自己治癒能力も向上し 健康に優れた効果を発揮すると言われています。

【図面の簡単な説明】

【図１】窯炉式サウナ風呂の外部形状を示す。

【図２】窯炉式サウナ風呂の断面構造を示す。

【図３】窯炉式サウナ風呂の平断面図を示す。

【符号の説明】

１ 建物の壁 ２ 低面 ３ 開口部 ４ 窯炉 ５ 焚き口 ６ 灰だし口 ７ 煙突 ８ 鉄製の板枠 ９ ぐり石とバラス １０ ファン １１ 防護柵 １２ ベンチ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 密閉された内部空間を形成するよう四角
   錘状の建物を築造し内側を断熱材や反射板で覆ったこと
   を特長とするサウナ風呂。
2. 【請求項２】 内部に窯炉を構築し、上部に厚い鉄製の
   板枠を設置し、ぐり石やバラスを敷き、外部に設けた炉
   の焚き口から焚くことで、密閉された部屋の空気の汚染
   を防止すると共に、高温、加熱、蓄熱された炉壁やぐり
   石やバラスから持続して放射される遠赤外線を、積極的
   に利用することを特長とする請求項１記載のサウナ風
   呂。
3. 【請求項３】 熱された空気は上昇して天井付近に滞留
   するが、密閉された部屋の空気の対流を促進し、バラン
   ス良く部屋全体を高温、乾燥状態にするためここに低速
   で回転するファンを設置したことを特長とする請求項１
   記載のサウナ風呂。