JP3075845U - 簡易型ポータブルテント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外でのトイレ、着替え時の遮蔽に適した簡
易型ポータブルテントの提供。 【解決手段】 本考案の簡易型ポータブルテントは、サ
ポートフレーム構造を具え、該サポートフレーム構造が
傘状錐形の構造とされ、折り畳み用の集結部を具え、折
り畳め携帯に便利であり、カバーは該サポートフレーム
構造の外部を被覆し、該カバーの材質は不透明材質とさ
れ、該カバーの表面に開口部が設けられ、カバーの表面
にさらに複数の固定リングが設けられ、これら固定リン
グに固定装置が連結され、該簡易型ポータブルテントが
地面固定部に固定されて、簡易型ポータブルテント固定
時の構造強度が増強され、また該カバーの表面に少なく
とも一つの透視窓が設けられて内部に鏡面反射シールが
接着され、内部から外を見ることができ、女性の着替え
やトイレ時の安全性を維持し、複数の固定足がサポート
フレーム構造及びカバーの底部に設けられて泥土或いは
砂山中に固定可能とされ、折り畳み装置が該サポートフ
レーム構造の上端に設けられて張開した傘状錐形の構造
を閉合するのに用いられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の簡易型ポータブルテントに係り、特に、屋外でのトイレや着替 え時の遮蔽に使用するのに適した、簡便な構造を有するものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

屋外でトイレや着替えをする時には、特定の固定遮蔽構造で囲んで遮蔽体を形 成するが、このような遮蔽体は設置方法が相当に複雑で、ゆえに周知のトイレや 着替えのための遮蔽体は、バーベキューやキャンプなどで使用するには適してい なかった。

【０００３】 また、屋外で無人の場所があればトイレの問題も解決するが、特に女性の場合 は、相当にトイレの秘密性が重視されるため、このような方式は理想的でない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種の簡易型ポータブルテントを提供することにあり 、それは屋外でのトイレ等のための遮蔽機能を簡単に提供できるものとする。

【０００５】 本考案の次の目的は、一種の簡易型ポータブルテントを提供することにあり、 それは周辺に鏡面反射機能を具えた透視孔が設けられて、周囲の環境を確認して 安全を確保できるものとする。

【０００６】 本考案の別の目的は、一種の簡易型ポータブルテントを提供することにあり、 それは使用者がトイレ、着替え等を終えた時に折り畳むのに便利であるものとす る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、 傘形錐状の構造を有するサポートフレーム構造と、 該サポートフレーム構造の外部を被覆し、不透明材料で製造され、表面に一つ の開口部が設けられた、カバーと、 該サポートフレーム構造とカバーの底部に設けられた、複数の固定足と、 該サポートフレーム構造の上端に設けられ、張開した傘形錐状の構造を閉じ合 わせるのに用いられる、折り畳み装置と、 を具えたことを特徴とする、簡易型ポータブルテントとしている。 請求項２の考案は、前記サポートフレーム構造が複数の折り畳み可能な雨傘の 親骨構造とされたことを特徴とする、請求項１に記載の簡易型ポータブルテント としている。 請求項３の考案は、前記カバーの上端部及び下端部にそれぞれ少なくとも一つ の透視孔が設けられ、該透視孔を透過し使用者が簡易型ポータブルテントの内部 より外部を見ることができるが、該透視孔を透過して外部から簡易型ポータブル テントの内部を見ることができないことを特徴とする、請求項１に記載の簡易型 ポータブルテントとしている。 請求項４の考案は、前記カバーの表面に複数の固定リングが設けられ、これら 固定リングに固定装置が連結され、該固定装置により簡易型ポータブルテントが 地面固定部に固定されることにより簡易型ポータブルテントの固定時の構造強度 が増加したことを特徴とする、請求項１に記載の簡易型ポータブルテントとして いる。 請求項５の考案は、前記折り畳み装置がロープと嵌合体で組成され、該ロープ が引っ張られる時に該嵌合体がサポートフレーム構造を内縮させることを特徴と する、請求項１に記載の簡易型ポータブルテントとしている。 請求項６の考案は、前記開口部に該開口部を閉合可能なスライドファスナー装 置が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の簡易型ポータブルテントと している。 請求項７の考案は、前記スライドファスナー装置にカバーの内側と外側それぞ れにおいて一つのプルリングが設けられたことを特徴とする、請求項６に記載の 簡易型ポータブルテントとしている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の簡易型ポータブルテントは、サポートフレーム構造を具え、該サポー トフレーム構造が傘状錐形の構造とされ、折り畳み用の集結部を具え、折り畳め 携帯に便利であり、カバーは該サポートフレーム構造の外部を被覆し、該カバー の材質は不透明材質とされ、該カバーの表面に開口部が設けられ、カバーの表面 にさらに複数の固定リングが設けられ、これら固定リングに固定装置が連結され 、該簡易型ポータブルテントが地面固定部に固定されて、簡易型ポータブルテン ト固定時の構造強度が増強され、また該カバーの表面に少なくとも一つの透視窓 が設けられて内部に鏡面反射シールが接着され、内部から外を見ることができ、 女性の着替えやトイレ時の安全性を維持し、複数の固定足がサポートフレーム構 造及びカバーの底部に設けられて泥土或いは砂山中に固定可能とされ、折り畳み 装置が該サポートフレーム構造の上端に設けられて張開した傘状錐形の構造を閉 合するのに用いられる。

【０００９】

【実施例】

図１及び図２に示されるように、本考案の簡易型ポータブルテント１は、サポ ートフレーム構造１０、カバー２０及び複数の固定足３０で組成され、該サポー トフレーム構造１０は傘形構造とされて、該簡易型ポータブルテント１の主要な 支持架体構造とされる。該サポートフレーム構造１０は、本実施例では複数の折 り畳み式雨傘の骨構造で組成され、この骨構造については周知の技術であるため 説明を省略する。該サポートフレーム構造１０の外側がカバー２０で被覆され、 該カバー２０の材質は、本実施例では、寝袋に使用されるナイロン不透明材料と される。しかし実施時にはこのようなナイロン材料に限られるわけではない。該 カバー２０の上端部２２０及び下端部２４０にそれぞれ少なくとも一つの透視孔 ２２２、２４２が設けられ、これら透視孔２２２、２４２は内側に鏡面反射シー ルが接着され、使用者が簡易型ポータブルテント１の内側より外側を見ることが でき、並びに簡易型ポータブルテント１の外部から内側を見ることができないも のとされている。

【００１０】 また、該カバー２０の表面に複数の固定リング２６が設けられ、これら固定リ ング２６に固定装置４０（本実施例では該固定装置４０はロープとされるが、実 施時にはこれに限られるわけではない）が連結され、該固定装置４０により該簡 易型ポータブルテント１が地面の固定部５０に固定され、該簡易型ポータブルテ ント１固定時の構造強度が増加される。

【００１１】 さらに、該カバー２０の表面に一つの開口部６０が設けられ、該開口部６０は 本実施例ではＬ形のスライドファスナー構造とされ、該スライドファスナー構造 にカバー２０の内側と外側それぞれにおいてプルリング６００が設けられている 。

【００１２】 且つ該簡易型ポータブルテント１の上端に、該サポートフレーム構造１０の折 り畳み装置７０が設けられ、該折り畳み装置７０は該サポートフレーム構造１０ の上端に設置されて張開した傘形の構造を閉じ合わせるのに使用される。該折り 畳み装置７０は本実施例では一つのロープ７２と一つの嵌合体７４で組成され、 該嵌合体７４は該サポートフレーム構造１０の外側に套設され、使用者がロープ ７２を外向きに引っ張る時、該サポートフレーム構造１０が内縮して折り畳まれ 、また該ロープ７２の後端に粘着帯７２０が設けられ、カバー２０に設けられた 粘着面２００と組み合わされて折り畳み時の止め合わせに用いられる。

【００１３】 組合せて使用する時、まずサポートフレーム構造１０を張開させ、並びに固定 足３０と地面を固定し、並びに固定装置４０（ロープ）を固定リング２６と地面 固定部５０に固定すると、使用者が該開口部６０を開放して簡易型ポータブルテ ント１の内部に進入できる。使用者が立ち上がる時、該使用者が透視孔２２２よ り外部の状況を監視でき、また使用者がしゃがむ時、該使用者は透視孔２４２よ り外部の状況を監視できる。

【００１４】 さらに、使用者が使用完了してサポートフレーム構造１０を折り畳む時には、 まず固定装置４０を解除し、さらに固定足３０を地面と分離させ、並びに折り畳 み装置７０のロープ７２を外向きに引き出せば、簡易型ポータブルテント１が折 り畳まれる。このように使用上相当に便利である。

【００１５】 なお、以上の説明は本考案の望ましい実施例に関するものであり、本考案の請 求範囲を限定するものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変 は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、屋外でのトイレ、着替え時の遮蔽に適した簡易型ポータブルテント であり、設置並びに取外して折り畳む操作が簡単であり、さらに外部から遮蔽し つつ内部から外部を観察できる安全性も有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の折り畳み装置の実施例図である。

【符号の説明】

１ 簡易型ポータブルテント １０ サポート
フレーム構造 ２０ カバー ２００ 粘着面 ３０ 固定足 ２２０ 上端部 ２４０ 下端部 ２２２、２４２
透視孔 ２６ 固定リング ４０ 固定装置 ５０ 地面固定部 ６０ 開口部 ６００ プルリング ７０ 折り畳み
装置 ７２ ロープ ７２０ 粘着帯 ７４ 嵌合体

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 傘形錐状の構造を有するサポートフレー
   ム構造と、 該サポートフレーム構造の外部を被覆し、不透明材料で
   製造され、表面に一つの開口部が設けられた、カバー
   と、 該サポートフレーム構造とカバーの底部に設けられた、
   複数の固定足と、 該サポートフレーム構造の上端に設けられ、張開した傘
   形錐状の構造を閉じ合わせるのに用いられる、折り畳み
   装置と、 を具えたことを特徴とする、簡易型ポータブルテント。
2. 【請求項２】 前記サポートフレーム構造が複数の折り
   畳み可能な雨傘の親骨構造とされたことを特徴とする、
   請求項１に記載の簡易型ポータブルテント。
3. 【請求項３】 前記カバーの上端部及び下端部にそれぞ
   れ少なくとも一つの透視孔が設けられ、該透視孔を透過
   し使用者が簡易型ポータブルテントの内部より外部を見
   ることができるが、該透視孔を透過して外部から簡易型
   ポータブルテントの内部を見ることができないことを特
   徴とする、請求項１に記載の簡易型ポータブルテント。
4. 【請求項４】 前記カバーの表面に複数の固定リングが
   設けられ、これら固定リングに固定装置が連結され、該
   固定装置により簡易型ポータブルテントが地面固定部に
   固定されることにより簡易型ポータブルテントの固定時
   の構造強度が増加したことを特徴とする、請求項１に記
   載の簡易型ポータブルテント。
5. 【請求項５】 前記折り畳み装置がロープと嵌合体で組
   成され、該ロープが引っ張られる時に該嵌合体がサポー
   トフレーム構造を内縮させることを特徴とする、請求項
   １に記載の簡易型ポータブルテント。
6. 【請求項６】 前記開口部に該開口部を閉合可能なスラ
   イドファスナー装置が設けられたことを特徴とする、請
   求項１に記載の簡易型ポータブルテント。
7. 【請求項７】 前記スライドファスナー装置にカバーの
   内側と外側それぞれにおいて一つのプルリングが設けら
   れたことを特徴とする、請求項６に記載の簡易型ポータ
   ブルテント。