JP3075711U - 歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯に便利で持ち運び易い歯ブラシを提供す
る。 【解決手段】 ブラシヘッド部分２の先端に設けられた
ブラシヘッドと、歯磨き剤を収容するアコーディオン式
のカートリッジ３と、カートリッジを収容するキャビテ
ィを備えたハンドルと、ブラシヘッドのオリフィス26と
カートリッジ３との間で中央ジョイントを介して歯磨き
剤を運搬する第１内蔵チューブ28と、ブラシヘッドとヘ
ッドキャップとハンドルとが収束する中央ジョイント
と、ヘッドキャップおよびポケットクリップと、再充填
用のツインアダプタと、を備えたことを特徴とする歯ブ
ラシ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、中央にオリフィスを有するブラシヘッドをブラシヘッド部分の先端 に備えた歯ブラシに関する。オリフィスは、内蔵チューブによってアコーディオ ン式歯磨剤カートリッジとリンクしている。

【０００２】

【従来の技術】

大多数の人が口のケアに関する意識に欠けており、これが種々の口の病気を悪 化させたことは明白である。これらの病気は、毎食後に歯磨きすることでかなり 改善することができる。かさばった家庭用歯ブラシを持ち運んだり、不体裁な練 り歯磨きチューブをハンドバッグや小袋に入れて形態するのは不便であり、ポケ ットに入れて持ち運ぶにも不便である。かかる要求に応えようとするいくつかの タイプの歯ブラシを示唆する先行技術は存在するが、これまで、本考案が提示す る特徴を提示したものはない。

【０００３】

【考案の開示】

本考案は、ブラシヘッド部分の先端のブラシヘッドに関する。ブラシヘッドは 、植え込まれた剛毛で囲まれたオリフィスを有する。オリフィスは、内蔵チュー ブによって、中央ジョイントを介してアコーディオンカートリッジとリンクして いる。このような設計によって、歯磨き中に、歯磨き剤をアコーディオンカート リッジからブラシヘッドまで運ぶことが可能となる。カートリッジは補充可能で 取替可能である。ブラシヘッドもまた取替可能である。本考案は、携帯可能とす るために審美的にデザインされ、それにより、ユーザがあらゆる状況において自 発的に運ぶことを促進する。

【０００４】 取り付けられたコンテナから練り歯磨き剤を剛毛上に分配する、このタイプの 歯ブラシの使用は、米国特許第4,615,635号、同第5,832,940号、同第5,860,522 号、フランス特許第2,629,322号、ドイツ公開第2,639,062号明細書、同第29,719 ,257.4号明細書、および同第29,815,277.0号明細書等の先行技術において示され ている。

【０００５】 本考案は、歯ブラシヘッド部分の先端に設けられ、植え込まれた剛毛で囲まれ たオリフィスを有するブラシヘッドに関する。オリフィスは、内蔵第1チューブ によってアコーディオン式歯磨剤カートリッジとリンクしている。カートリッジ は、補充可能で取替可能である。

【０００６】 本考案のデザインにより、ユーザがあらゆる状況において自発的に運ぶことが 可能となる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図1は、ヘッドキャップを外した歯ブラシ全体の斜視図である。

【０００８】 図2は、横断面図であり、ブラシヘッド部分2先端の剛毛束22およびオリフィス 26を示している。オリフィス26は、第1ネジ20(図５参照)上の第1チューブ28によ ってアコーディオン式歯磨き剤カートリッジ3とリンクしている。

【０００９】 剛毛束の数は、スペックによって異なる。剛毛束22は、長さにして約10mmであ る。オリフィス26の数は、1つであっても複数であってもよく、その形状は、円 形、三角形、楕円形、菱形等であってもよい。

【００１０】 図3Aは、ツインアダプタの斜視図である。ツインアダプタは、大アダプタ91と 小アダプタ92とが互いにネジ係合している。チューブの雄ネジが大きい場合には 、再充填時に、雄ネジ96を中央ジョイント4にネジ係合させる前に、大アダプタ9 1および小アダプタ92を互いに結合させる。

【００１１】 図3Bは、分離状態にあるツインアダプタの斜視図である。この図は、小アダプ タ92の雄ネジ96が中央ジョイント4の雌ネジ40と係合することを示している。ま た、小アダプタ92の雌ネジは、家庭用チューブの雄ネジと係合する(図7参照)。

【００１２】 大アダプタ91の雄ネジ95が小アダプタ92の雌ネジ94と係合し、家庭用チューブ の大きな雄ネジをネジ係合させることができる。チューブの雄ネジが小さい場合 には、再充填時に、雄ネジ96を中央ジョイント4にネジ係合させる前に小アダプ タ92を使用する。

【００１３】 図4は、プラスチック製のアコーディオン式歯磨き剤カートリッジ3を示してい る。カートリッジ３は底部36および開口31を備えており、開口31は、中央ジョイ ントキャビティ44内のコネクター41上に係合する。

【００１４】 アコーディオンカートリッジ3の底部36に圧力がかかると、一定量の歯磨き剤 が第２チューブ48、第1チューブ28を通して、オリフィス26に至る。これにより 、歯磨きに必要とされる練り歯磨き剤が供給される。第1ネジ20は、雄ネジであ っても雌ネジであってもよい。

【００１５】 図4Bは、アコーディオン式歯磨き剤カートリッジ３の正面側から見た斜視図で ある。

【００１６】 図4Cは、アコーディオン式歯磨き剤カートリッジ3が、本体32、開口31および 底部36を備えることに特徴を有していることを示している。数個の大きな楕円形 のプラスチック層33と数個の小さな楕円形のプラスチック層34とが、フラットな 広いリムを有して、水平方向にモールド成形された。これにより、モールド成形 されたプラスチック層33、34に対して垂直方向に拡張可能なアコーディオンタイ プのカートリッジが形成された。

【００１７】 図5は、一端に剛毛束22を備えたブラシヘッド部分2を示している。ブラシヘッ ド部分2の他端は、第１チューブ28によって、第1ネジ20の開口に至る。

【００１８】 図6は、プルオフタイプのハンドル８を示している。図６では、アコーディオ ン式歯磨き剤カートリッジ3が収容される中央ジョイントキャビティ44を併せて 示している。ハンドル８は、ハンドルグリップ43上にフィットし、中央ジョイン ト4上の上部ストッパ45および下部ストッパ46の後方で止まる。ハンドルグリッ プ43およびヘッドキャップグリップ42の周囲は、様々になり得る。第2チューブ4 8は、中央ジョイント4内で、第1チューブ28とリンクする。第1ネジ20は、雌ネジ 40内に係合する。雌ネジ40は、コネクタ41を備えた第2チューブ48とリンクして いる。コネクター41は、カートリッジ開口31に接続される。中央ジョイント4上 のヘッドキャップグリップ42の外部スペースは、ヘッドキャップを取り付けるの に利用される。グリップは、上下のストッパ45および46の前方に止まる。また、 ストッパ45および46 は、その後方でハンドルを止める。

【００１９】 図７は、再充填前の中央ジョイント4においてブラシヘッド部分2を外した状態 を示している。練り歯磨きチューブ上に適切なアダプタの1つをネジ係合させ、 カートリッジを圧縮して内部空気を放出する。雄ネジ96を中央ジョイント4内に ネジ係合させ、第2チューブ48を介して練り歯磨きをカートリッジ3内に徐々に注 入する。完全に充填した後、アダプタを外して、ブラシヘッド部分2を取り付け る。

【００２０】 図8は、ポケットクリップ78を備えたヘッドキャップ7を原寸大で示している。 図８は、ヘッドキャップ7が一端75で開いている状態を示している。この一端75 は、中央ジョイント4上のヘッドキャップグリップに係合する。ヘッドキャップ ７の他端は閉じており、ポケットクリップ78が取り付けられている。

【００２１】 図9は、ヘッドキャップを取り付けた歯ブラシの全体を示す外観図である。

【００２２】 本考案に以下のような多数の利点があることは明白である。 （１）ブラシヘッドが取替可能である。 （２）審美的にデザインされ、そのサイズがほぼマーカーペンに等しい。したが って、あらゆる状況下で自発的に持ち運び易い。 （３）アコーディオン式歯磨剤カートリッジは、練り歯磨き剤を自己供給し、再 充填可能で、必要があれば交換することができる。 （４）大小のスクリューサイズから構成されるツインアダプタは、ツインアダプ タのうちの1つを単に中央ジョイントに取り付けることで、多様な家庭用チュー ブからの再充填を容易に行なえるように設計されている。家庭用練り歯磨き剤は 、市場において容易に入手できる。

【００２３】機能 本考案の歯ブラシは、以下のようにして機能する。

【００２４】 まず、ヘッドキャップ7を取り外す。取り外したヘッドキャップは、それを後 部に差し込むことで、歯ブラシを長寸とすることができる。中央ジョイント4の 位置から、プルオフタイプのハンドル8を取り外す。アコーディオン底部36を前 方に押圧する。これによって、必要量の練り歯磨き剤が剛毛束22の部分に供給さ れる。少量の練り歯磨き剤が剛毛間に供給されたら、押圧動作を止めて、ハンド ル8を再度取り付ける。ブラッシングの前に、剛毛22に軽く湿気を与える。ブラ ッシングが終わったら、剛毛を水で洗い、軽く振る。ヘッドキャップ7を取り付 ける前に、紙タオルまたはティッシュで乾かす。

【００２５】 ブラシヘッド部分2は、中央ジョイント4の位置におけるネジ係合を外すことで 取替えができる。再充填は、中央ジョイント4の位置に、メジャーブランドの練 り歯磨きチューブ80のいずれかを、アダプタ91または92を用いてネジ係合させて 行なうことができる。

【００２６】結論、変形および範囲 以上より、次の基準を達成することで"食後の歯ブラシおよびプラーク除去"に 必要なすべての態様を本考案が含むことを解できるであろう。

【００２７】 （１） 働くために、旅行に、あるいは自発的な使用のあらゆる状況で、持ち運 ぶことができるアイテムであること。 （２）ポケットまたは小袋に入れて運べるように、審美的にデザインされている こと。 （３）自己供給可能な練り歯磨き剤カートリッジを含むように設計されており、 そのカートリッジは、補充可能または取替可能であること。 （４）ブラシヘッドが取替可能であること。 （５）ユーザーフレンドリーであって、あらゆる世代の人が簡単に使用できるこ と。

【００２８】 本考案の歯ブラシは、柔軟で、使用が容易で、ユーザーフレンドリーで、コス ト的にも有利であり、多くの特徴と相俟って、口腔衛生を簡単に達成できるとい うことが理解できるであろう。ほとんどすべての世代の人によって、ユーザーフ レンドリーであることが評価されるであろう。上記記述に含まれる多くの特徴は 、本考案の範囲を限定するものではなく、好ましい１つの例示として解釈されな ければならない。他の多くの変更が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 組立後の歯ブラシの外観図である。

【図２】 歯ブラシの横断面を主要なコンポーネントと
共に示す断面図である。

【図３】 ツインアダプタを示す説明図である。図3A
は、互いにネジ係合された大アダプタおよび小アダプタ
を示している。図3Bは、分離状態にある大アダプタおよ
び小アダプタを示している。

【図４】 アコーディオン式歯磨剤カートリッジの説明
図である。図4Aは、半分充填した状態にあるカートリッ
ジを示している。図4Bは、カートリッジを正面上方側か
ら示している。図4Cは、歯磨き剤が完全に充填された状
態のカートリッジの側面図である。

【図５】 ブラシヘッドオリフィスを囲む剛毛束が先端
に植えられたブラシヘッド部分を示している。オリフィ
スは、第1チューブによって、中央ジョイントを介し
て、アコーディオン式歯磨剤カートリッジとリンクして
いる。

【図６】 プルオフタイプのハンドルが第1ネジから外
された状態を示しており、アコーディオンカートリッジ
が中央ジョイントに取り付けられようとしている状態を
併せて示している。

【図７】 家庭用練り歯磨きチューブをアダプタにネジ
係合させることで再充填が行なわれている状態を示して
いる。この後で、中央ジョイントがハンドルにネジ係合
される。

【図８】 外部ポケットクリップを備えたヘッドキャッ
プを示す説明図である。

【図９】 ヘッドキャップを取り付けた状態での歯ブラ
シ全体の外観図である。

【符号の説明】

２ ヘッドブラシ部分 ３ カートリッジ ４ 中央ジョイント ７ ヘッドキャップ ８ プルオフタイプのハンドル 22 剛毛束 26 オリフィス 28 第１チューブ 48 第２チューブ

Claims (10)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブラシヘッド部分の先端に設けられてお
   り、剛毛束で囲まれたオリフィスを有するとともに、第
   １内蔵チューブによって第1雄ネジ・ジョイントへリンク
   するブラシヘッドと、 歯磨き剤を収容するアコーディオン式のカートリッジ
   と、 カートリッジを収容するキャビティを備えたハンドル
   と、 ブラシヘッドのオリフィスとカートリッジとの間
   で中央ジョイントを介して歯磨き剤を運搬する第１内蔵
   チューブと、 ブラシヘッドとヘッドキャップとハンド
   ルとが収束する中央ジョイントと、 ヘッドキャップおよびポケットクリップと、 再充填用
   のツインアダプタと、を備えたことを特徴とする歯ブラ
   シ。
2. 【請求項２】 中央ジョイントを介して第1内蔵チュー
   ブにリンクしハンドルに繋がるブラシヘッド部分の中央
   でオリフィスが湾曲して、ブラシヘッドに歯磨き剤を運
   搬する導管として機能し、 中央ジョイント上のヘッドキャップグリップの外部円環
   状スペースが、一端においてヘッドキャップにフィット
   し、他端においてハンドルグリップにフィットすること
   を特徴とする、請求項１記載の歯ブラシにおけるブラシ
   ヘッド部分。
3. 【請求項３】 収容された歯磨き剤は、カートリッジ底
   部を押すことで、内蔵チューブを介してブラシヘッドオ
   リフィスに供給することが可能であることを特徴とす
   る、請求項１記載の歯ブラシにおけるアコーディオン式
   カートリッジ。
4. 【請求項４】 プルオフタイプに設計されており、歯磨
   き剤を収容したアコーディオン式カートリッジを受け入
   れるキャビティを備えたことを特徴とする、請求項１記
   載の歯ブラシにおけるハンドル。
5. 【請求項５】 トンネル状のチューブがブラシヘッド部
   分の中に設けられ、ブラシヘッドオリフィスをアコーデ
   ィオン式歯磨き剤カートリッジにリンクして、練り歯磨
   き剤を運搬する導管として機能することを特徴とする、
   請求項１記載の歯ブラシにおける内蔵チューブ。
6. 【請求項６】 中央ジョイントを介してアコーディオン
   式カートリッジに接続された大ネジアダプタまたは小ネ
   ジアダプタに、家庭用練り歯磨きチューブをネジ係合さ
   せることで、歯磨き剤の再充填を行なうことができるこ
   とを特徴とする、請求項１記載の歯ブラシにおける再充
   填用ツインアダプタ。
7. 【請求項７】 ヘッドキャップグリップの外部円環状の
   スペースの周囲が多様なサイズとなり得ることを特徴と
   する、請求項１記載の歯ブラシにおける中央ジョイン
   ト。
8. 【請求項８】 外部にポケットクリップを有しており、
   開いた端部を中央ジョイントに係合できることを特徴と
   する、請求項１記載の歯ブラシにおけるヘッドキャッ
   プ。
9. 【請求項９】 周囲サイズが、中央ジョイントのサイズ
   に適合するように多様なサイズとなり得ることを特徴と
   する、請求項８記載のヘッドキャップ。
10. 【請求項１０】 開口と本体と底部とを有しており、
    数個の大きな楕円形プラスチック層と数個の小さな楕円
    形プラスチック層とが接合されて、モールド成形層に垂
    直な方向に拡張可能なアコーディオン式に形成されたこ
    とを特徴とする、請求項３記載のアコーディオン式カー
    トリッジ。