JP3075556U - 手 旗 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手旗において、風等により旗布が旗棒に巻き
付くことを防止する。 【解決手段】 旗布（１）の一側縁（１ａ）を旗棒
（３）に取り付けてなる手旗において、該旗布の上縁
（１ｂ）に剛性を有する補強部材（５）を備えさせたこ
とを特徴とする手旗。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は手旗に関するものである。本考案の手旗は、例えば建設工事、道路工事 等に伴う道路交通整理等を行なう際に警備員等が使用するものである。

【０００２】

【従来の技術】

このような手旗としては、旗布の一側縁を旗棒に取り付けてなるものが従来より 使用されている。

【０００３】 なお、実用新案登録請求の範囲を含む本明細書における「旗布」は、必ずしも布 製のものに限られるものではなく、合成樹脂製、紙製等、材料の如何を問うもの ではない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の手旗においては、風等により旗布が旗棒に巻き付いて使用し難くなる ことが往々にしてある。 本考案は、上記従来の手旗におけるこのような問題を解決しようとしてなされた ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案者は旗布の上縁に剛性を有する補強部材を備 えさせることに想到した。即ち、本考案は、旗布の一側縁を旗棒に取り付けてな る手旗において、該旗布の上縁に剛性を有する補強部材を備えさせたことを特徴 とする手旗を提供するものである。

【０００６】

【作用】

本考案による手旗は、従来の手旗と同様に、旗棒を手で把持した状態で使用され る。本考案による手旗は、剛性を有する補強部材を旗布の上縁に備えさせている 。該補強部材は、風により或いは手旗を振ることにより曲がることはない。従っ て、手旗の使用時に旗布が旗棒に巻き付くことが防止される。該補強部材は旗棒 に固定ないし連結されているものではなく、手旗の使用時には該補強部材は旗布 がはためくことを妨げない。

【０００７】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を添付図面に従って説明する。 本考案の手旗は、旗布１の一側縁１ａを旗棒３に取り付けてなるものである点に おいては、従来の手旗と同様である。旗棒３は一例として直径約１０ｍｍの丸棒 とするが、旗棒３は木、合成樹脂、金属その他如何なる材料により形成されたも のであってもよい。図示の事例においては、旗布１の当該一側縁１ａを袋縫いす ることにより当該一側縁１ａに旗棒収納部１ａ’を形成し、該旗棒収納部１ａ’ 内に旗棒３の一端を挿入することにより、旗布１の当該一側縁１ａを旗棒３に取 り付けている。

【０００８】 しかして、本考案においては、旗布１の上縁１ｂに剛性を有する補強部材５を備 えさせている。補強部材５は一例として直径約４ｍｍのポリエステル製の丸棒と するが、補強部材５は、適宜の剛性を有するものであれば、木、合成樹脂、金属 その他如何なる材料により形成されたものであってもよく、また、棒状体、板状 体その他形状の如何をも問わない。図示の事例においては、旗布１の上縁１ｂを 袋縫いすることにより該上縁１ｂに補強部材収納部１ｂ’を形成し、該補強部材 収納部１ｂ’内に補強部材５を挿入することにより、旗布１の上縁１ｂに補強部 材５を備えさせている。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案による手旗は、剛性を有する補強部材を旗布の上縁 に備えさせており、該補強部材は風により或いは手旗を振ることにより曲がるこ とはない。従って、手旗の使用時に旗布が旗棒に巻き付くことが防止される。し かも、該補強部材は旗棒に固定ないし連結されているものではなく、手旗の使用 時には該補強部材は旗布がはためくことを妨げない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による手旗の一例を示す斜視図である。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線における断面図である。

【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線における断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 旗布 １ａ 一側縁 １ａ’ 旗棒収納部 １ｂ 上縁 １ｂ’ 補強部材収納部 ３ 旗棒 ５ 補強部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 旗布の一側縁を旗棒に取り付けてなる手
   旗において、該旗布の上縁に剛性を有する補強部材を備
   えさせたことを特徴とする手旗。