JP3075410U - ビーチチェアとレジャー用椅子の両用型折り畳み椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーチチェアとレジャー用椅子の両用型折り
畳み椅子の提供。 【解決手段】 シートフレームの後端が下向きに弯曲
し、後端近くの外側が連接片で背もたれフレームに枢接
され、折り畳まれて重ね合わせるか或いは展開されて適
宜角度を呈するフレーム体が形成され、背もたれフレー
ムの外側中段にアームレストフレームが枢接され、アー
ムレストフレームの前端がシートフレームの前端に枢接
されるほか、前縁が僅かに下向きに曲げられて突出し、
またシートフレームの後端内側に後ろ足フレームが枢接
され、後ろ足フレームの上端縁が前向きに折り曲げ状に
形成され、一定角度に折り曲げられる時、シートフレー
ム内側のストッパ或いはストッパロッドの阻止を受けて
立てられ、またアームレストフレームとシートフレーム
の枢接部分の後方のシートフレーム外側に前足フレーム
が枢接され、アームレストフレームの下に弯曲する端縁
に嵌止溝を具えた固定座が設置され、前足フレームが前
向きに回されて嵌止溝内に嵌止されて立てられることを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の折り畳みパイプ椅子に係り、特に、足の高さを調整でき通常の レジャー用椅子としても或いはビーチチェアとしても使用可能である両用型折り 畳み椅子に関する。

【０００２】

【従来の技術】

レジャーが重視されるようになり、レジャー用の折り畳み椅子やビーチチェア の使用は極めて普遍的な現象となっている。しかし、一般にレジャー用折り畳み 椅子の足の高さは比較的高く、立ったり座るのに便利である。これに対して、ビ ーチはシートが比較的低く、使用者が両足を前に伸ばして使用するのに供される 。このようなレジャー用折り畳み椅子とビーチチェアは兼用できないため、両者 を購入するためのコストがかかり、また収納の場所をとり、ゆえに設計の改良の 必要があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は一種のビーチチェアとレジャー用椅子の両用型折り畳み椅子を提供す ることを課題とし、それは、足の高さを調整でき通常のレジャー用折り畳み椅子 としても或いはビーチチェアとしても使用可能である両用型折り畳み椅子である ものとする。

【０００４】 本考案は、上述の両用型折り畳み椅子を、構造が簡単で、組立加工が簡単迅速 で、製造コスト及び価格が低く、変換使用が容易であり、且つコンパクトで収納 運搬しやすいものとすることを次の課題としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、同幅のシートフレームと背もたれフレームを具え、シート フレームの後端が下向きに弯曲し、後端近くの外側が連接片で背もたれフレーム に枢接され、折り畳まれて重ね合わせるか或いは展開されて適宜角度を呈するフ レーム体が形成され、背もたれフレームの外側中段にアームレストフレームが枢 接され、アームレストフレームの前端がシートフレームの前端に枢接されるほか 、前縁が僅かに下向きに曲げられて突出し、またシートフレームの後端内側に後 ろ足フレームが枢接され、後ろ足フレームの上端縁が前向きに折り曲げ状に形成 され、一定角度に折り曲げられる時、シートフレーム内側のストッパ或いはスト ッパロッドの阻止を受けて立てられ、またアームレストフレームとシートフレー ムの枢接部分の後方のシートフレーム外側に前足フレームが枢接され、アームレ ストフレームの下に弯曲する端縁に嵌止溝を具えた固定座が設置され、前足フレ ームが前向きに回されて嵌止溝内に嵌止されて立てられることを特徴とする、ビ ーチチェアとレジャー用椅子の両用型折り畳み椅子としている。 請求項２の考案は、前記フレーム体の適宜位置にフック固定手段或いはストッ パ片が設けられ、立てられた後のフレーム体を相互に固定することを特徴とする 、請求項１に記載のビーチチェアとレジャー用椅子の両用型折り畳み椅子として いる。 請求項３の考案は、前記フレーム体の適宜位置に紐が設けられ、該紐により前 足フレーム及び後ろ足フレームがシートフレームの底部に固定可能とされたこと を特徴とする、請求項１に記載のビーチチェアとレジャー用椅子の両用型折り畳 み椅子としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の両用型折り畳み椅子は、後端が下向きに弯曲するシートフレームが、 それと同幅で背もたれ用の背もたれフレームに、後端近くの外側に設けられた連 接片で相互に枢接され、折り畳まれて重ね合わせるか或いは展開されて適宜角度 を呈するフレームが形成され、背もたれフレームの外側中段にアームレストフレ ームが枢接され、アームレストフレームの前端がシートフレームの前端に枢接さ れるほか、前縁が僅かに下向きに曲げられて突出し、またシートフレームの後端 内側に後ろ足フレームが枢接され、後ろ足フレームの上端縁が前向きに折り曲げ 状に形成され、一定角度に折り曲げられる時、シートフレーム内側のストッパ或 いはストッパロッドの阻止を受けて立てられ、またアームレストフレームとシー トフレームの枢接部分の後方のシートフレーム外側に前足フレームが枢接され、 アームレストフレームの下に弯曲する端縁に嵌止溝を具えた固定座が設置され、 前足フレームが前向きに回されて嵌止溝内に嵌止されて立てられ、前後の足フレ ームが回転後に支持されて、足が比較的高いレジャー用折り畳み椅子が組成され 、前後の足フレームが回転し、前後の足フレームが回されてシートフレームの下 方に収容される時、アームレストフレームの前端とシートフレームの後端が地面 上に支持されて足の低いビーチチェアが形成され、こうして多機能使用効果を達 成したことを特徴としている。

【０００７】

【実施例】

図２に示されるように、本考案は、シートフレーム１、背もたれフレーム２、 アームレストフレーム３、前足フレーム４及び後ろ足フレーム５を組み合わせて なる。そのうちシートフレーム１と背もたれフレーム２は金属管材を折り曲げて なる同じ幅の長い枠形を呈するフレーム体とされ、シートフレーム１の後端が僅 かに下向きに折り曲げ状とされ、後端近くの外側が連接片６で相互に枢接され、 折り畳み或いは展開して一定角度とすることができる折り畳み式フレームが形成 され、別に背もたれフレーム２の外側中段にアームレストフレーム３が枢接され 、アームレストフレーム３の前端がシートフレーム１の前端に枢接されるほか、 前縁が僅かに下向きに曲げられて突出し、またシートフレーム１の後端内側に後 ろ足フレーム５が枢接され、後ろ足フレーム５の上端縁が前向きに折り曲げ状に 形成され、一定角度に折り曲げられる時、シートフレーム１内側のストッパ或い はストッパロッド７の阻止を受けて立てられ、またアームレストフレーム３とシ ートフレーム１の枢接部分の後方のシートフレーム１外側に前足フレーム４が枢 接され、アームレストフレーム３の下に弯曲する端縁に嵌止溝８を具えた固定座 ９が設置され、前足フレーム４が前向きに回されて嵌止溝８内に嵌止されて立て られ、立てられた後にフレーム体の固定性が安定して使用の安全性が増進され、 フレーム体の適宜位置にフック固定手段１０或いはストッパ片１１が加えられる ことにより、立てられた後のフレーム体間の相関位置が固定される。

【０００８】 使用時には、図２に示されるように、まず前足フレーム４が前に回されて嵌止 溝８内に置き入れられ、さらにフック固定手段１０により固定され、前足フレー ムを延伸延長し固定する作用が達成され、さらに後ろ足フレーム５を後ろに回し て後ろ足フレーム５の上端縁の前曲げ棒をストッパ或いはストッパロッド７で阻 止して立てた状態とし、且つ背もたれフレーム２を後ろに回し、ストッパ片１１ で後ろ足フレーム５上端縁の前曲げ棒を圧持しフック固定手段１０で固定すれば 、前足フレームを延伸延長し固定する作用が完成し、こうして足の比較的高いレ ジャー用折り畳み椅子が組成される。ビーチチェアを組成したい時には、反対方 向の動作を行い、図３に示されるように、アームレストフレーム３の前端とシー トフレーム１の後端の地面上に支持すれば足の低いビーチチェアが組成される。 必要時には、紐１２を設けて、前足フレーム４及び後ろ足フレーム５をシートフ レーム１の底部に固定することにより全体感を有するものとなる。

【０００９】 以上の説明は本考案の具体的実施例に係るものであり、本考案の請求範囲を限 定するものでなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも 本考案の請求範囲に属するものとする。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は足の高さを調整でき通常のレジャー用折り畳み椅子としても或いはビ ーチチェアとしても使用可能である両用型折り畳み椅子を提供している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案のレジャー用折り畳み椅子の使用状態の
斜視図である。

【図３】本考案のビーチチェアの使用状態の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ シートフレーム ２ 背もたれフレーム ３ アームレストフレーム ４ 前足フレーム ５ 後ろ足フレーム ６ 連接片 ７ ストッパ或いはストッパロッド ８ 嵌止溝 ９ 固定座 １１ ストッパ片 １０ フック固定手段 １２ 紐

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 同幅のシートフレームと背もたれフレー
   ムを具え、シートフレームの後端が下向きに弯曲し、後
   端近くの外側が連接片で背もたれフレームに枢接され、
   折り畳まれて重ね合わせるか或いは展開されて適宜角度
   を呈するフレーム体が形成され、背もたれフレームの外
   側中段にアームレストフレームが枢接され、アームレス
   トフレームの前端がシートフレームの前端に枢接される
   ほか、前縁が僅かに下向きに曲げられて突出し、またシ
   ートフレームの後端内側に後ろ足フレームが枢接され、
   後ろ足フレームの上端縁が前向きに折り曲げ状に形成さ
   れ、一定角度に折り曲げられる時、シートフレーム内側
   のストッパ或いはストッパロッドの阻止を受けて立てら
   れ、またアームレストフレームとシートフレームの枢接
   部分の後方のシートフレーム外側に前足フレームが枢接
   され、アームレストフレームの下に弯曲する端縁に嵌止
   溝を具えた固定座が設置され、前足フレームが前向きに
   回されて嵌止溝内に嵌止されて立てられることを特徴と
   する、ビーチチェアとレジャー用椅子の両用型折り畳み
   椅子。
2. 【請求項２】 前記フレーム体の適宜位置にフック固定
   手段或いはストッパ片が設けられ、立てられた後のフレ
   ーム体を相互に固定することを特徴とする、請求項１に
   記載のビーチチェアとレジャー用椅子の両用型折り畳み
   椅子。
3. 【請求項３】 前記フレーム体の適宜位置に紐が設けら
   れ、該紐により前足フレーム及び後ろ足フレームがシー
   トフレームの底部に固定可能とされたことを特徴とす
   る、請求項１に記載のビーチチェアとレジャー用椅子の
   両用型折り畳み椅子。