JP3084005U - 折り畳み椅子の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳み椅子の構造の提供。 【解決手段】 前脚と後ろ脚及び前脚と後ろ脚を連接す
る連接棒を具えた二つのサイドフレーム及びサイドフレ
ーム内に配置され第１、第２サポートフレームを具え、
二つの連接棒に連接棒上を回転動作する管体が套設さ
れ、二つの管体間に相互に枢接された第１軸棒と第２軸
棒が連接され、第１、第２サポートフレームがそれぞれ
上述の第１、第２軸棒と交錯するよう枢接され且つその
端部が相互に枢接された第１、第２サイドロッドを含
み、第１、第２サイドロッドに第１、第２サポートロッ
ドが連設されて包囲して着座区域を形成し、施力して二
つのサイドフレームを併合させ、二つの管体を連動させ
て二つの連接棒上で回転させ、並びに第１、第２軸棒及
び第１、２サポートフレームを相互の枢接点を支点とし
て相互に併合させ折り畳みを完成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の折り畳み椅子の構造に係り、特に、折り畳み椅子の各部品が相 互に枢接されて、枢接点を支点として相互に併合されて折り畳み椅子の完全な折 り畳みを達成する折り畳み椅子の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

屋外でのレジャーは現代人が日常の仕事の緊張をほぐすのにもっともよく使用 される方式であり、ハイキング、キャンプ或いはバーベキューのいずれもレジャ ーを楽しむことができる。しかし、どこのレジャー地にも十分に全ての客が遠慮 なく使用できる工具があるというわけではなく、特に、テーブルや椅子は往々に して足らず、特に屋外ではこのような設備がないことがあり、このため、使用者 が屋外に出かける時は、ほとんどが自分でテーブルや椅子を準備する。このため 如何にテーブル、椅子の全体体積を減らすかは各家具業者の主要な製作課題とな っている。

【０００３】 現在、折り畳み椅子はすでに人々が屋外に遊びに出かける時に携帯するか、或 いは或いは臨時会場では配備の必要なものとなっている。早期の折り畳み椅子は 、木板で製造され、木材で製造された折り畳み椅子は重量が大き過ぎるため、現 在では淘汰され使用されなくなっている。

【０００４】 ゆえにこのような早期の椅子の欠点を鑑み、折り畳み椅子のフレームを鉄やア ルミ管或いは鉄棒を折り曲げて製造し、管（棒）と管（棒）の間にさらに帆布或 いは一般の布を縫い付けて、軽妙で、折り畳みやすく、携帯に便利な折り畳み椅 子が提供され、前述の木製の折り畳み椅子に代わり使用されるようになり、これ が、現在の市場で流行している金属折り畳み椅子である。

【０００５】 上述の折り畳み椅子の大半は、背もたれとシートが枢接状態を呈し、ある時間 使用すると、シート部分が下向きに傾き、枢接部分が弯曲し、折り畳み時に枢接 部分に係止状態が発生して使用者が折り畳みにくくなり、且つ折り畳み後に再使 用する時も、使用者が展開させにくく、使用上、多くの不便が形成された。

【０００６】 このほか、上述の折り畳み椅子のシートマットと背もたれマットは折り畳み椅 子の組立前に先に取り付け、組立後には分離できず、使用者がある時間座ると、 シートマットと背もたれマットが汚れて損壊破裂し、交換不能な状況にあって、 全体の折り畳み椅子を交換しなくてはならなくなり、相当浪費を形成した。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、上述の欠点を解決、欠点の存在を無くすことにあり、 即ち本考案は一種の折り畳み椅子の構造を提供し、それは、折り畳み椅子の構成 要件が相互に枢接され、枢接点を支点として相互に併合され、折り畳み椅子の完 全折り畳みの目的を達成するものとする。該折り畳み椅子は、前脚と後ろ脚及び 前脚と後ろ脚を連接する連接棒を具えた二つのサイドフレーム及びサイドフレー ム内に配置され第１、第２サポートフレームを具え、二つの連接棒に連接棒上を 回転動作する管体が套設され、二つの管体間に相互に枢接された第１軸棒と第２ 軸棒が連接され、第１、第２サポートフレームがそれぞれ上述の第１、第２軸棒 と交錯するよう枢接され且つその端部が相互に枢接された第１、第２サイドロッ ドを含み、第１、第２サイドロッドに第１、第２サポートロッドが連設されて包 囲して着座区域を形成し、施力しあて二つのサイドフレームを併合させ、二つの 管体を連動させて二つの連接棒上で回転させ、並びに第１、第２軸棒及び第１、 ２サポートフレームを相互の枢接点を支点として相互に併合させて折り畳みを完 成する。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、二つのサイドフレーム１１とされ、前脚１１１と後ろ脚１ １２及び前脚１１１と後ろ脚１１２を連接する連接棒１１４、二つの連接棒１１ ４に管体１１６、１１６’がそれぞれ套設されて回転動作し、並びに二つの管体 １１６、１１６’の間にそれぞれ、相互に枢接された二つの第１軸棒１１９、第 ２軸棒１１９’が設けられた、上記二つのサイドフレーム１１と、 第１サポートフレーム１２と第２サポートフレーム１３とされ、それぞれ上述 の第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’と交錯するよう枢接され且つその端部に相 互に軸接された第１サイドロッド１２１、第２サイドロッド１３１が設けられ、 並びに第１サイドロッド１２１、第２サイドロッド１３１に第１サポートロッド １２２、第２サポートロッド１３２が連設されて包囲して一つの着座区域を形成 する、上記第１サポートフレーム１２と第２サポートフレーム１３と、 を具え、各部品が相互に枢接され、施力して二つのサイドフレームを併合し、 二つの管体１１６、１１６’を連動させ二つの連接棒１１４上で回転させ、並び に第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’及び第１サポートフレーム１２、第２サポ ートフレーム１３を連動させ相互の枢接点を支点として相互に併合させて完全に 折り畳めることを特徴とする、折り畳み椅子の構造としている。 請求項２の考案は、前記第１サポートフレーム１２、第２サポートフレーム１ ３と前脚１１１、後ろ脚１１２間に係止孔１２３１を具えた係止片１２３が設け られ、並びに第１サポートフレーム１２、第２サポートフレーム１３に折り畳み 椅子１の展開状態に対応して係止片１２３と係合する安全ピン１２４が設けられ たことを特徴とする、請求項１に記載の折り畳み椅子の構造としている。 請求項３の考案は、前記第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’の相互枢接部分に 摩擦と騒音を減らす第１防護カバー２が設けられ、且つ第１サイドロッド１２１ 、第２サイドロッド１３１の相互枢接部分に摩擦と騒音を減らす第２防護カバー ３が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の折り畳み椅子の構造として いる。 請求項４の考案は、前記連接棒１１４の二端が、前脚１１１、後ろ脚１１２と 、外径が連接棒１１４の管径より大きい二つの連接スリーブ１１５を利用して連 接され、内管径が連接棒１１４の外管径より大きい管体１１６、１１６’が連接 棒１１４上で回転動作可能とされたことを特徴とする、請求項１に記載の折り畳 み椅子の構造としている。

【０００９】

【考案の実施の形態】

図１、２、４に示されるのは、本考案の斜視図及び部分構造分解図である。図 示されるように、本考案の折り畳み椅子１は、二つのサイドフレーム１１と、サ イドフレーム１１内に配置された第１サポートフレーム１２と第２サポートフレ ーム１３を含む。前述の二つのサイドフレーム１１は、前脚１１１と後ろ脚１１ ２及び前脚１１１と後ろ脚１１２を連接する連接棒１１４を含み、該前脚１１１ は折り曲げられて延伸され後ろ脚１１２と連接されるアームレスト１１３を具え 、且つ二つの連接棒１１４に管体１１６、１１６’がそれぞれ套設されて回転動 作し、該連接棒１１４はその二端が前脚１１１、後ろ脚１１２と、外径が連接棒 １１４の管径より大きい二つの連接スリーブ１１５を利用して連接され、内管径 が連接棒１１４の外管径より大きい管体１１６、１１６’が連接棒１１４上で回 転動作可能とされ、並びに二つの管体１１６、１１６’の間にそれぞれ、相互に 枢接された二つの第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’が設けられている。第１サ ポートフレーム１２、第２サポートフレーム１３は上述の第１軸棒１１９、第２ 軸棒１１９’の中段部分と交錯するよう枢接され且つその端部に相互に軸接され た第１サイドロッド１２１、第２サイドロッド１３１が設けられ、並びに第１サ イドロッド１２１、第２サイドロッド１３１に第１サポートロッド１２２、第２ サポートロッド１３２が連設されて包囲して一つの着座区域を形成する。別に、 前記第１サポートフレーム１２、第２サポートフレーム１３と前脚１１１、後ろ 脚１１２間に係止孔１２３１を具えた係止片１２３が設けられ、並びに第１サポ ートフレーム１２、第２サポートフレーム１３に折り畳み椅子１の展開状態にい 対応して係止片１２３と係合する安全ピン１２４が設けられ、これにより折り畳 み椅子を安定して展開させる安全性を提供している。前述の第１サポートロッド １２２、第２サポートロッド１３２が包囲してなる着座区域上にシートマット１ １７が配置され、且つ前脚１１１と後ろ脚１１２の上段の間に背もたれマット１ １８が配置され、こうして人体の着座に供される折り畳み椅子１が構成されてい る。

【００１０】 図３、４、５に示されるのは、本考案の折り畳み椅子の組合せ動作表示図であ る。折り畳み椅子１を要り畳む時、第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’及び第１ サイドロッド１２１、第２サイドロッド１３１の相互枢接部分の摩擦と騒音を減 らす第１防護カバー２と第２防護カバー３が設けられ、本考案の折り畳み時の損 耗を減少する。このとき、二つのサイドフレーム１１に施力し併合させると、二 つの管体１１６、１１６’が連動して二つの連接棒１１４上で回転し、並びに係 止片１２３が安全ピン１２４より離脱し、一端が管体１１６、１１６’に固定さ れた第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’が管体１１６、１１６’の回転を受けて そのもう一端の枢接部分が上向きに移動し、第１サポートフレーム１２、第２サ ポートフレーム１３の、第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’と交錯するよう枢接 する第１サイドロッド１２１と第２サイドロッド１３１を中段の枢接部分を支点 として運動させ、並びに第１サイドロッド１２１、第２サイドロッド１３１の端 部の枢接部分を下向きに移動させ、別端に連接する第１サポートロッド１２２と 第２サポートロッド１３２が上向きに移動し、図６に示されるように、本考案が 完全に折り畳まれる時、第１サポートフレーム１２、第２サポートフレーム１３ 及び第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’がちょうど二つのサイドフレーム１１の アームレスト１１３と連接棒１１４の間に収容され、本考案の二つのサイドフレ ーム１１が完全に折り畳まれる時完全に併合し、折り畳み椅子１の完全な折り畳 みの目的を達成する。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の折り畳み椅子の構造は、従来の技術の欠点を解決し、欠点の存在を無 くす。即ち本考案は一種の折り畳み椅子の構造を提供し、それは、折り畳み椅子 の構成要件が相互に枢接され、枢接点を支点として相互に併合され、折り畳み椅 子の完全折り畳みの目的を達成する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の部分構造分解斜視図である。

【図３】本考案の組合せ動作表示図である。

【図４】本考案の組合せ動作表示図である。

【図５】本考案の組合せ動作表示図である。

【図６】本考案の組合せ動作表示図である。

【図７】本考案の実施例表示図である。

【符号の説明】

１ 折り畳み椅子 １１ サイドフレーム １２ 第１サポートフレーム １３ 第２サポートフレーム １１１ 前脚 １１２ 後ろ脚 １１４ 連接棒 １１３ アームレスト １１６、１１６’ 管体 １１５ 連接スリーブ １１９ 第１軸棒 １１９’ 第２軸棒 １２１ 第１サイドロッド １３１ 第２サイドロッド １２２ 第１サポートロッド １３２ 第２サポートロッド １２３１ 係止孔 １２３ 係止片 １１７ シートマット １１８ 背もたれマット ２ 第１防護カバー ３ 第２防護カバー １２４ 安全ピン

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 二つのサイドフレーム１１とされ、前脚
   １１１と後ろ脚１１２及び前脚１１１と後ろ脚１１２を
   連接する連接棒１１４、二つの連接棒１１４に管体１１
   ６、１１６’がそれぞれ套設されて回転動作し、並びに
   二つの管体１１６、１１６’の間にそれぞれ、相互に枢
   接された二つの第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’が設
   けられた、上記二つのサイドフレーム１１と、 第１サポートフレーム１２と第２サポートフレーム１３
   とされ、それぞれ上述の第１軸棒１１９、第２軸棒１１
   ９’と交錯するよう枢接され且つその端部に相互に軸接
   された第１サイドロッド１２１、第２サイドロッド１３
   １が設けられ、並びに第１サイドロッド１２１、第２サ
   イドロッド１３１に第１サポートロッド１２２、第２サ
   ポートロッド１３２が連設されて包囲して一つの着座区
   域を形成する、上記第１サポートフレーム１２と第２サ
   ポートフレーム１３と、 を具え、各部品が相互に枢接され、施力して二つのサイ
   ドフレームを併合し、二つの管体１１６、１１６’を連
   動させ二つの連接棒１１４上で回転させ、並びに第１軸
   棒１１９、第２軸棒１１９’及び第１サポートフレーム
   １２、第２サポートフレーム１３を連動させ相互の枢接
   点を支点として相互に併合させて完全に折り畳めること
   を特徴とする、折り畳み椅子の構造。
2. 【請求項２】 前記第１サポートフレーム１２、第２サ
   ポートフレーム１３と前脚１１１、後ろ脚１１２間に係
   止孔１２３１を具えた係止片１２３が設けられ、並びに
   第１サポートフレーム１２、第２サポートフレーム１３
   に折り畳み椅子１の展開状態に対応して係止片１２３と
   係合する安全ピン１２４が設けられたことを特徴とす
   る、請求項１に記載の折り畳み椅子の構造。
3. 【請求項３】 前記第１軸棒１１９、第２軸棒１１９’
   の相互枢接部分に摩擦と騒音を減らす第１防護カバー２
   が設けられ、且つ第１サイドロッド１２１、第２サイド
   ロッド１３１の相互枢接部分に摩擦と騒音を減らす第２
   防護カバー３が設けられたことを特徴とする、請求項１
   に記載の折り畳み椅子の構造。
4. 【請求項４】 前記連接棒１１４の二端が、前脚１１
   １、後ろ脚１１２と、外径が連接棒１１４の管径より大
   きい二つの連接スリーブ１１５を利用して連接され、内
   管径が連接棒１１４の外管径より大きい管体１１６、１
   １６’が連接棒１１４上で回転動作可能とされたことを
   特徴とする、請求項１に記載の折り畳み椅子の構造。