JP3074785U - 立看板固定装置 - Google Patents

立看板固定装置

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JP3074785U
JP3074785U JP2000004889U JP2000004889U JP3074785U JP 3074785 U JP3074785 U JP 3074785U JP 2000004889 U JP2000004889 U JP 2000004889U JP 2000004889 U JP2000004889 U JP 2000004889U JP 3074785 U JP3074785 U JP 3074785U
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源蔵 高橋
誠 八木
Original Assignee
有限会社 第一安全機材
ダイアインテル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤを使用しないため安全性が高く、固定
作業や撤去作業も容易な立看板固定装置を提供する。 【解決手段】 立看板の縦枠に係止できる形状のフック
部2aを有する一対の係止金具2A,2Bと、各係止金
具の他端にそれぞれ取り付けられた一対のベルト3A,
3Bと、上記ベルト相互間の着脱が自在で、且つ全体の
長さを調整して連結できる連結手段4、を備える構成と
した。従って、立看板の左右両側の縦枠にそれぞれ係止
金具を係止し、ベルトを電柱などの固定構造物に1回巻
き付けた状態としてベルト同士を連結すれば、ワイヤを
使用しないで立看板を固定構造物に固定でき、固定や撤
去の作業は容易で通行人への危険もない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、道路脇等に設置される立看板を電柱などの固定構造物に固定する ための固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工事中の表示など各種の表示を行う立看板は、図5に例示したように立看板1 1の本体11aの背面に支え枠11bを設けてあり、一時的に設置する場合には (a)図のように支え枠11bを広げて地面上に置かれるが、設置が長時間になる 場合は風で倒れたり飛ばされたりしないように支え枠11bを畳み、(b)図のよ うに全体を電柱、街灯の支柱、地面に立てられた杭などの固定構造物12に固定 される。この固定には8番線などと呼ばれているワイヤを使用し、立看板を固定 構造物に適当に縛り付けることが一般に行われているが、固定作業や工事終了後 の撤去作業にはかなりの手間が必要となる。また、立看板を固定しているワイヤ の端部が通行人を傷つけることがあり、更にワイヤを切断して立看板を撤去した 際にワイヤの除去を忘れてそのまま放置することがあるため、通行人に対する危 険性が一層高くなるという問題点もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこの点に着目し、ワイヤを使用しないため安全性が高く、固定作業 や撤去作業も容易な立看板固定装置を提供することを課題としてなされたもので ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、この考案の装置は、立看板の縦枠に係止できる 形状のフック部が一端に形成された一対の係止金具と、各係止金具の他端にそれ ぞれ取り付けられた一対のベルトとを備えており、上記ベルトには相互間の着脱 が自在で、且つ全体の長さを調整して連結できる連結手段が設けられている。こ のような構成により、立看板の両側の縦枠にそれぞれ係止金具を係止し、ベルト を電柱などの固定構造物に1回巻き付けた状態としてベルト同士を連結すれば、 立看板は固定構造物に確実に固定される。またベルト間の連結を解除すれば立看 板は容易に撤去でき、ワイヤが残ることもないので撤去後の安全性が損なわれる 可能性もなくなる。
【0005】 またベルト全体の長さは、各係止金具を立看板の左右の縦枠にそれぞれ係止さ せた状態において、少なくとも標準的な太さの電柱を1周した状態で相互に連結 できる寸法に選定されている。これにより、道路脇に比較的多く立てられている 電柱を固定構造物として利用し、これに立看板を固定することが可能となる。
【0006】 上記係止金具のフック部は、バネ板の先端を少なくとも2段に折り曲げ、立看 板の縦枠を押し込んで挟持するコ字状に形成してある。これにより、係止金具を 立看板の縦枠に確実に係止できる。
【0007】 上記フック部は係止金具の両面に設けることができる。これにより、立看板の 本体の縦枠に一方のフック部を係止し、背面に設けられる支え枠の縦枠に他方の フック部を係止して、立看板を畳んだ状態で固定構造物に固定することが可能と なる。
【0008】 また、上記ベルトと立看板の横枠とを相互に固定する補助止め具を設けること により、立看板のふらつきをなくし、確実に電柱等に固定することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図示の実施の形態の一例について説明する。図1は装置全体の斜視図、 図2は補助止め具の平面図、図3は使用状態の平面図、図4は係止金具の別の形 状例を示す図、図5は立看板の使用状態を示す図である。図中、1はこの考案の 立看板支持装置、2A及び2Bはその係止金具、3A及び3Bはベルト、4は連 結金具、5は補助止め具である。
【0010】 図1に示すように、一対の係止金具2A,2Bは、短冊状の素片の一端を2段 に折り曲げてコ字状のフック部2aを形成すると共に他端にベルト穴2bを設け 、この素片を2枚背中合わせにして両者を例えばスポット溶接して一体にしたも のである。立看板11の枠材には一般に外寸が19×19ミリまたは25×25 ミリの角パイプ材が使用されるので、フック部2aはこれらの角材に適合した寸 法で形成されており、本体11aの縦枠11cと支え枠11bの縦枠11dを押 し込んで挟持できるような寸法とすることが望ましい。なお、係止金具2A,2 Bは一般に金属製のバネ材で構成されるが、比較的硬質で弾力性のある板材であ ればよいので、プラスチック成形品で構成することも可能である。
【0011】 一対のベルト3A,3Bは丈夫で耐候性のある材料、例えば合成繊維等を適宜 使用したものであり、端部3aは係止金具2A,2Bのベルト穴2bに通して各 係止金具2A,2Bに取り付けてある。また一方のベルト3Aは、自由端側の端 部3bに連結金具4が取り付けられている。この連結金具4はベルト3Aにベル ト3Bを連結するためのものであるが、相互間の着脱が自在にできると共に、全 体の長さを調整して連結できるものであればその構造は任意であり、図の例では 2個の長方形の金属リング4a,4aを端部3bの折り返し部に取り付けたもの が使用されている。
【0012】 図3はこの考案の立看板固定装置1の使用状態を示すものである。立看板11 は支え枠11bを畳んで固定構造物12に立てかけ、係止金具2Aの2個のフッ ク部2aをそれぞれ左側の縦枠11c及び11dに係止し、係止金具2Bの2個 のフック部2aをそれぞれ右側の縦枠11c及び11dに係止してある。そして 、ベルト3Aを図のように固定構造物12の周囲を1周させ、連結金具4を利用 してベルト3Bの端部3bをベルト3Aの端部3bに弛みのない状態で連結する のであり、これで立看板11は固定構造物12に固定される。このように、ベル ト3Aは固定構造物12を1周させるので、ベルト3A,3Bを連結した時の全 長を少なくとも標準的な太さの電柱を1周した状態でも支障なく相互に連結でき る寸法に選定してある。
【0013】 しかし、これだけでは風の強い時などには立看板11がふらついて向きが変わ ったりするので、補助止め具5を使用してベルト3A,3Bを立看板11の横枠 11eに固定することが望ましい。図2に示すように、補助止め具5は金属など の弾性材料からなるワイヤを曲げたもので、横枠11eに適合した寸法のコ字状 部5aと、ベルト3A,3Bを挿通する長方形部5bを一連に形成したものであ り、コ字状部5aは横枠12cを押し込んで挟持できるように開口部側が若干狭 くなっている。すなわち、この補助止め具5を2個使用し、長方形部5bにベル ト3A,3Bを挿通し、固定構造物12に近い部分で各補助止め具5のコ字状部 5aを横枠11eにはめ込んで固定するのであり、これによって立看板11はふ らつきが抑えられ、より確実に固定構造物12に固定されることになる。
【0014】 なお、以上はフック部2aが係止金具2A,2Bの両面に設けられた例につい て説明したものであるが、フック部2aは片面に設けられていてもよく、この場 合には立看板11の縦枠11c及び11dのいずれかにフック部2aを係止させ て使用する。この場合には例えば図5に示すように、一端を3段に折り曲げてコ 字状のフック部2aを形成した素片を、そのまま係止金具2A,2Bとして使用 することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案の立看板支持装置は、立看板の縦枠 に係止できる形状のフック部が一端に形成された一対の係止金具と、各係止金具 の他端にそれぞれ取り付けられた一対のベルトとを備えており、上記ベルトには 相互間の着脱が自在で、且つ全体の長さを調整して連結できる連結手段を設けた ものである。従って、立看板の左右両側の縦枠にそれぞれ係止金具を係止し、ベ ルトを電柱などの固定構造物に1回巻き付けた状態としてベルト同士を連結すれ ば、立看板は固定構造物に固定される。この構造であれば、ワイヤを使用しない ので容易に作業できると共に通行人への危険もなくなる。また連結手段による連 結を解除すれば立看板は容易に撤去でき、ワイヤが残ることもないので撤去後の 安全性が損なわれる可能性もなくなる。
【0016】 またベルト全体の長さを、各係止金具を立看板の左右両側の縦枠にそれぞれ係 止させた状態において、少なくとも標準的な太さの電柱を1周した状態で相互に 連結できる寸法に選定したものでは、道路脇に比較的多く立てられている電柱を 固定構造物として利用し、これに立看板を固定することが可能となる。
【0017】 また、係止金具のフック部を、少なくとも2段に折り曲げて立看板の縦枠を押 し込んで挟持するコ字状に形成したものでは、係止金具を立看板の縦枠に確実に 係止できる。
【0018】 また、フック部を係止金具の両面に設けたものでは、立看板の本体の縦枠に一 方のフック部を係止し、背面に設けられる支え枠の縦枠に他方のフック部を係止 して、立看板を畳んだ状態で電柱等に固定することが可能となる。
【0019】 また、ベルトと立看板の横枠とを相互に固定する補助止め具を設けたものでは 、強い風などによる立看板のふらつきがなくなり、確実に電柱等に固定すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の形態における装置全体の斜視
図である。
【図2】同上の補助止め具の平面図である。
【図3】同上の使用状態の平面図である。
【図4】同上の係止金具の別の形状例を示す斜視図であ
る。
【図5】立看板の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 立看板支持装置 2A,2B 係止金具 2a フック部 3A,3B ベルト 4 連結金具(連結手段) 5 補助止め具 11 立看板 11c,11d 縦枠 11e 横枠 12 固定構造物

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路脇等に立てられる立看板を固定構造
    物に固定するための固定装置であって、立看板の縦枠に
    係止できる形状のフック部が一端に形成された一対の係
    止金具と、各係止金具の他端にそれぞれ取り付けられた
    一対のベルトとを備えており、上記ベルトには相互間の
    着脱が自在で、且つ全体の長さを調整して連結できる連
    結手段が設けられていることを特徴とする立看板固定装
    置。
  2. 【請求項2】 ベルト全体の長さが、上記一対の係止金
    具を立看板の左右の縦枠にそれぞれ係止させた状態にお
    いて、少なくとも標準的な太さの電柱を1周して相互に
    連結できる寸法に選定されている請求項1記載の立看板
    固定装置。
  3. 【請求項3】 上記係止金具のフック部が、バネ板の先
    端を少なくとも2段に折り曲げ、立看板の縦枠を押し込
    んで挟持するコ字状に形成されている請求項1又は2記
    載の立看板固定装置。
  4. 【請求項4】 上記フック部が係止金具の両面に設けら
    れている請求項3記載の立看板固定装置。
  5. 【請求項5】 上記ベルトと立看板の横枠とを相互に固
    定する補助止め具を設けた請求項1乃至4のいずれかに
    記載の立看板固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019070757A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 多摩川クラフト有限会社 看板用重石

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