JP3074338U - 書 籍 - Google Patents

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JP3074338U
JP3074338U JP2000004122U JP2000004122U JP3074338U JP 3074338 U JP3074338 U JP 3074338U JP 2000004122 U JP2000004122 U JP 2000004122U JP 2000004122 U JP2000004122 U JP 2000004122U JP 3074338 U JP3074338 U JP 3074338U
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義宏 筒井
Original Assignee
株式会社四季社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本文を損なうことなくその理解が容易になる
註釈が記載されている書籍を提供する。 【解決手段】 漢文の書き下し文等の本文11の左側の
対応する位置に現代語訳等の註釈13が併記されてお
り、註釈13の先頭文字16と対応する本文11の先頭
文字15とを接続して対応関係を表す折れ線等の符号1
4が表記されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、本文と註釈とを併記した書籍に関する。
【0002】
【従来の技術】
漢文や古文を記載した書籍の中には現代語訳を併記する書籍が数多く見られる 。このような現代語訳の併記の方法としては、原文と現代語訳を全く独立して記 載する方法や、原文と現代語訳とを見開き形式や同一頁の上下や左右に区分して 表記する方法などが採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれの方法においても原文と現代語訳とが切り離されて記載 されているため、原文と現代語訳との対応部分がつかみにくいという難点がある 。さらに、原文の内容の理解を容易にするため現代語訳を意訳したものとすると 、原文の語感が損なわれる場合がある。
【0004】 そこで本考案は、本文を損なうことなくその理解が容易になる註釈が記載され ている書籍を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、本文と註釈とを併記した書籍において、 書籍の本文は縦書で表記され、註釈は対応する本文行の左側に並行して本文と異 なる字体および/またはサイズで記載されており、本文の先頭文字と対応する註 釈文の先頭とを接続して対応関係を表す折れ線、曲線または矢印が表記されてい ることを特徴とする。ここで、本文は漢文、その書き下し文、または古文であっ て、註釈は本文の現代語訳である場合等がある。
【0006】 本考案によれば、本文の左側に註釈が附されており、本文と註釈との対応が折 れ線、曲線、矢印によって明確に区分けされる。そのため、本文を読み進みなが ら、意味がわかりにくい部分だけ註釈部分を読む、という読解作業の際の視線の 移動が少なくて済み、作業を容易に行うことができ、本文の意味の把握が容易に なる。特に、本文が漢文、その書き下し文、または古文の場合、右側に読みがな を付すことで、原文の語感を把握すると同時に現代語訳によりその意味内容を的 確に把握することが可能である。
【0007】 ここで、同一頁の本文欄外にさらに註記欄が配置されていてもよく、この註記 欄にも註釈と同一の内容が記載されていてもよい。このようにすると、詳細な註 釈は註記欄に記載することで、註釈部分と本文部分の表記上のバランスを保つと ともに、本文に対する詳細な解説を行うことができる。そして、例えば、註釈が 現代語訳である場合等には、註記部分に現代語訳をまとめて表記することで、例 えば、原文に不慣れな場合の原文の内容把握が可能となる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する 。図1は、本考案に係る書籍1を開いた状態を示している。ここで、書籍1は、 本考案の出願人である四季社の親鸞著「教行信証全書第一巻」中であり、表示し ているのは、顕浄土真実信文類三・愚禿釈親鸞集の一節である。
【0009】 書籍1を見開いた状態の右頁1aと左頁1bは、いずれも上下二段の構成にな っており、上側が本文欄10、下側が脚註欄20である。親鸞著の原文は漢文で あるが、本文欄10には、その書き下し文が本文11として大きな明朝体の活字 で印刷されている。そして、この本文11の右側には、本文中の漢字のふりがな がやや小さい活字で印刷されているいわゆるルビ12が附されている。そして、 本文11のルビ12とは反対の側、つまり本文11の左側には、ルビ12より小 さく、且つ、本文11とは異なる字体であるゴシック体で本文11の現代語訳1 3が附されている。この現代語訳13は、本文11の対応する部分の横に本文1 1に並行して記されている。つまり、本文の傍らに訳文として記載されているこ とから、以下、この現代語訳13を傍訳13と称する。
【0010】 傍訳13の各文の先頭文字16の上には、符号14が附されており、この符号 14は、L字を右に倒した形状の「折れ線」型の符号であって、傍訳13の先頭 文字16から、傍訳13の各文に対応する本文11の先頭の文字15を指し示し た形になっている。
【0011】 一方、脚註20には、本文11の対応する段落の下に配置され、傍訳13の内 容がまとめて記載された現代語訳部21と本文11に関連する詳細な註である註 記部22とを有している。
【0012】 本考案の書籍1は、このようなレイアウトを有しているため、漢文に不慣れな 者であっても、書き下し文である本文11自体の語感を味わいながら、傍訳13 を参照してその意味を把握することが容易である。そして、本文11と傍訳13 の位置が近接しており、さらに符号14によってその対応を確実に把握できるの で、意味を確認する際の視線の移動が少なくて済み、従来のように見開き形式や 分離された形式の書籍に比べて本文11をすらすらと読むことができる。したが って、本文11を読み進む際に註釈である傍訳13の存在が本文11を損なうこ とがない。
【0013】 一方、訳文のみを読む際には、現代語訳部21を註記部22とともに読み進む ことでより深い理解が図れる。
【0014】 ここでは、本文が漢文の書き下し文の場合を例に説明したが、本文はこれに限 られるものではなく、漢文の原文や古文であってもよい。さらに、傍訳部分は現 代語訳である必然性はなく、本文に多数の註釈をつける必要がある場合に、同様 のレイアウトにより傍訳の代わりに註釈を附してもよい。
【0015】 また、脚註は必ずしも設けずとも良く、註記を設ける場合も頁の上部あるいは 横等別の場所に配置してもよい。
【0016】 符号については、上記の実施形態では折れ線としたが、曲線としたり、矢印と しても同様の効果が得られる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、縦書の本文の左側に傍訳などの註釈を配 置し、註釈と本文の対応文のそれぞれの先頭文字を接続する折れ線等の符号を設 けているので、註釈を参照して本文を読み進む際の視線の移動が少なくて済み、 本文の理解が容易になる。
【提出日】平成12年8月29日(2000.8.29)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、文字がそれぞれ縦書で1行記載されてお り、それらが横に所定の間隔で複数個配置されている本文欄と、これら本文欄の それぞれに対応してその左側に並行して配置されており、本文欄内の文字とは異 なる字体および/またはサイズの文字で縦書に1行記載されている複数の注釈欄 と、これら注釈欄の先頭に配置され、本文欄と注釈欄との対応関係を表す折れ線 、曲線または矢印が記載されている符号欄と、を備えているページを有している ことを特徴とする。ここで、本文は漢文、その書き下し文、または古文であって 、註釈は本文の現代語訳である場合等がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 ここで、ページは本文欄と注釈欄の枠外に配置されている註記欄をさらに備え ていてもよく、この註記欄にも註釈と同一の内容が記載されていてもよい。この ようにすると、詳細な註釈は註記欄に記載することで、註釈部分と本文部分の表 記上のバランスを保つとともに、本文に対する詳細な解説を行うことができる。 そして、例えば、註釈が現代語訳である場合等には、註記部分に現代語訳をまと めて表記することで、例えば、原文に不慣れな場合の原文の内容把握が可能とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る書籍の記載例を示している。
【符号の説明】
1…書籍、10…本文欄、11…本文、12…ルビ、1
3…傍訳(現代語訳)、14…符号、15…本文の先頭
文字、16…傍訳の先頭文字、20…脚注欄、21…現
代語訳部、22…註記部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月29日(2000.8.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本文と註釈とを併記した書籍において、 前記書籍の本文は縦書で表記され、前記註釈は対応する
    本文行の左側に並行して本文と異なる字体および/また
    はサイズで記載されており、本文の先頭文字と対応する
    前記註釈文の先頭とを接続して対応関係を表す折れ線、
    曲線または矢印が表記されている書籍。
  2. 【請求項2】 前記本文は漢文、その書き下し文、また
    は古文であって、前記註釈は本文の現代語訳である請求
    項1のいずれかに記載の書籍。
  3. 【請求項3】 同一頁の前記本文欄外にさらに註記欄が
    配置されている請求項1あるいは2に記載の書籍。
  4. 【請求項4】 前記註記欄にも前記註釈と同一の内容が
    記載されている請求項3記載の書籍。
JP2000004122U 2000-06-14 2000-06-14 書 籍 Expired - Lifetime JP3074338U (ja)

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ID=43207515

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018084784A (ja) * 2016-11-27 2018-05-31 明子 直井 文章読解学習用シート

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