JP3074254B2 - ナトリウム−硫黄電池の初期作動方法 - Google Patents

ナトリウム−硫黄電池の初期作動方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナトリウム−硫黄
電池の初期作動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ナトリウム−硫黄電池の一形式として、
陽極容器と、同陽極容器の内部に配設された固体電解質
管と、同固体電解質管の内部に収容された金属ナトリウ
ムからなる陰極活物質と、前記固体電解質管と前記陽極
容器間に収容された硫黄からなる陽極活物質を含浸した
陽極導電材と、同陽極導電材と前記固体電解質管の間に
形成された高抵抗層を備えた形式のナトリウム−硫黄電
池があり、当該ナトリウム−硫黄電池は通常300℃〜
350℃の高温状態に保持されて作動させる。
【0003】ナトリウム−硫黄電池においては、陽極活
物質を構成する硫黄は電気絶縁性であって導電性がない
ため、硫黄に導電性を付与すべく、硫黄はグラファイト
等の陽極導電材に含浸させた状態で使用される。当該ナ
トリウム−硫黄電池において、放電時には、陰極室内の
陰極活物質である金属ナトリウムがナトリウムイオンの
状態で固体電解質管を透過して陽極室内に移行し、陽極
室内にて陽極活物質である硫黄と反応して多硫化トリウ
ムを生成する。また、充電時には、陽極室内にて生成さ
れている多硫化ナトリウムが電気的に解離して硫黄が陽
極室内に留まるとともに、ナトリウムイオンが固体電解
質管を透過して陰極室内に移行して金属ナトリウムに復
帰する。
【0004】ところで、充電時に多硫化ナトリウムから
生成される硫黄は固体電解質管の陽極室側の表面に析出
して、固体電解質管の表面にナトリウムイオンが透過不
能な硫黄の電気絶縁層を形成する。充電途中においてこ
の電気絶縁層が形成されると、ナトリウムイオンが固体
電解質管を透過して陰極室内へ移行することができなく
なり、ナトリウム−硫黄電池は充電が不十分となり、次
の放電において放電電気量が少なくなる。
【0005】当該ナトリウム−硫黄電池においては、こ
れに対処すべく、陽極導電材と固体電解質管の間に高抵
抗層が形成されている。当該高抵抗層は、アルミナ粉
末、ガラス繊維等の電気絶縁性の材料からなる多孔質の
層であって、ナトリウムイオンはもとより多硫化ナトリ
ウムも通過可能な無数の微細な細孔、通路等の隙間を有
するものである。
【0006】従って、当該ナトリウム−硫黄電池におい
ては、充電時、高抵抗層の各間隙に侵入している多硫化
ナトリウムは、高抵抗層が電気絶縁性であることから電
気的に解離せず、硫黄に復帰せずに多硫化ナトリウムと
して残存する。このため、高抵抗層は固体電解質管の陽
極室側表面に硫黄の電気絶縁層の形成を規制するととも
に、多硫化ナトリウム等の存在のために導電性を付与さ
れ、ナトリウム−硫黄電池の作動を良好に維持する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該形式の
ナトリウム−硫黄電池は上記したように高抵抗層を備え
ていることから、組立直後の状態では高抵抗層は本来有
する高い抵抗として機能する。このため、初期の作動時
に定格電流で放電すると、電流は高抵抗層の全体に均一
には流れず、高抵抗層における抵抗の小さい部位に局部
的に集中して流れる。このため、陽極室内ではナトリウ
ムと硫黄の反応が局部的に生じて、硫黄の結合量が低い
低硫化ナトリウムが生成される。この低硫化ナトリウム
は融点が高いため固化し易く、充電時に、低硫化ナトリ
ウムは解離せず、低硫化ナトリウム中のナトリウムは、
ナトリウムイオンとして陰極室内へ移行して復帰するこ
とがなく、陽極室内に残留して電池の残留電気量を増大
させるという問題が発生する。また、最悪の場合には、
電流の集中に起因して、固体電解質管が局部的に損傷す
るという問題も発生する。
【0008】従って、本発明の目的は、当該ナトリウム
−硫黄電池の組立直後の初期作動時には、設定された定
格電流に比較して小さい電流でできる限り均一に放電し
て、多硫化ナトリウムを高抵抗層内に生成させることに
より、電池の内部抵抗を漸次低減して電池本来の機能を
付与し、その後の電池の作動を良好にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、陽極容器と、
同陽極容器の内部に配設された固体電解質管と、同固体
電解質管の内部に収容された金属ナトリウムからなる陰
極活物質と、前記固体電解質管と前記陽極容器間に収容
された硫黄からなる陽極活物質を含浸した陽極導電材
と、同陽極導電材と前記固体電解質管の間に形成された
高抵抗層を備えた形式のナトリウム−硫黄電池の初期作
動方法に関するものである。
【0010】本発明に係る初期作動方法は上記した形式
のナトリウム−硫黄電池において、固体電解質管の表面
積当り0.01A/cm2以下の電流密度で初期放電を
行うことを特徴とするものである。当該初期作動方法に
おいては、当該電池の全放電電気量の0.5%が放電さ
れるまで初期放電を行うようにすることもできる。
【0011】また、本発明の初期作動方法は上記した形
式のナトリウム−硫黄電池において、当該電池の全放電
電気量の0.5%が放電されるまで固体電解質管の表面
積当り0.01A/cm2以下の電流密度で第1の初期
放電を行い、次いで当該電池の全放電電気量を放電する
まで固体電解質管の表面積当り0.5A/cm2以下の
電流密度で第2の初期放電を行うことを特徴とするもの
である。当該初期作動方法においては、第2の初期放電
を複数段階で行うこともできる。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明の初期作動方法によれば、
特定された小さい電流を所定時間流すことにより、陰極
室内の金属ナトリウムをナトリウムイオンの状態で徐々
に固体電解質管を透過させ、かつ高抵抗層を通過させて
陽極室内へ移行させて陽極室内の硫黄と徐々に反応さ
せ、陽極室内に多硫化ナトリウムを漸次生成し増大させ
るとともに、高抵抗層の間隙に多硫化ナトリウムを浸透
させることができる。このため、高抵抗層を含む電池の
内部抵抗が漸次低下して所定値以下になり、この時点で
は放電電流を大きくして定格電流、またはそれ以上(但
し0.5A/cm2)にしても、電池に支障を生じさせ
ることなく、放電することができる。
【0013】本発明に係る初期作動方法においては、初
期放電を所定の一定電流密度で行う方法でもよいが、電
流密度を段階的に漸次増大させて行うようにすることが
一層好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
(ナトリウム−硫黄電池)図1に示すナトリウム−硫黄
電池は、本発明が適用対象とするナトリウム−硫黄電池
の一例である。当該ナトリウム−硫黄電池は、陽極容器
11、固体電解質管12、陰極活物質13、陽極活物質
を含浸した陽極導電材14、および高抵抗層15を備え
ている。陽極容器11は、アルミニウムまたはアルミニ
ウム合金からなる筒体の内周面に耐腐食性の金属溶射層
を備えたものであり、また固体電解質管12はナトリウ
ムイオンの透過能を有する有底筒体であって、ベータア
ルミナにて形成されている。固体電解質管12は、アル
ファアルミナにて形成されている絶縁リング16に嵌着
され、かつガラス接合された状態で陽極容器11内に同
心的に配設されていて、陰極端子17aを有する上蓋1
7にて覆蓋されている。
【0015】これにより、絶縁リング16および上蓋1
7は陽極容器11および固体電解質管12を密閉してい
て、固体電解質管12内を陰極室に構成し、かつ陽極容
器11と固体電解質管12間を陽極室に構成している。
陽極容器11の外周には陽極端子11aが形成されてい
る。
【0016】当該ナトリウム−硫黄電池においては、陰
極室内に陰極活物質13が収容され、かつ陽極室内に陽
極活物質を含浸した陽極導電材14が収容されている。
陰極活物質13は金属ナトリウムからなり、また陽極活
物質は硫黄からなり、かつ陽極導電材14であるグラフ
ァイトフェルトに含浸された状態で陽極室内に収容され
ている。また、高抵抗層15はアルファアルミナの粉
末、ガラス繊維等電気絶縁材料にて層状に形成された多
孔質層であって、ナトリウムイオンが透過可能な無数の
微細な細孔、通路等の隙間を有するものである。
【0017】当該ナトリウム−硫黄電池においては、通
常300〜350℃の高温状態にて約2.08Vの開路
電圧を示し、電池に外部負荷を接続し放電させると、電
池内では陰極活物質13であるナトリウムがイオン化さ
れ、ナトリウムイオンは固体電解質管12を透過し、か
つ高抵抗層15を通過して陽極室内へ移行して陽極導電
材14内の陽極活物質に達し、陽極活物質である硫黄と
反応して多硫化ナトリウムを生成し放電する。また、充
電時には、陽極室内の多硫化ナトリウムが解離して同室
内で硫黄が生成残留し、ナトリウムイオンは高抵抗層1
5を通過し、かつ固体電解質管12を透過して陰極室内
に移行し、陰極室内で金属ナトリウムに復帰する。
【0018】(初期作動手段)図2は、本発明の初期作
動方法を実施するための初期作動手段であり、回路図と
してその複数の手段が示されている。
【0019】図2の(a)に示す初期作動手段は、ナト
リウム−硫黄電池Eと、放電抵抗器Rと、直流電源Vを
備え、直流電源Vにより一定電流を流す定電流放電方式
である。また、同図の(b)に示す初期作動手段は、ナ
トリウム−硫黄電池Eと、放電抵抗器Rを備え、電池E
自身の起電力により放電させる抵抗放電方式である。ま
た、同図の(c)に示す初期作動手段は、ナトリウム−
硫黄電池Eと、放電抵抗器Rと、直流電源Vを備え、電
池電圧および放電電流を監視しつつ一定の電力量で放電
させる定電力放電方式である。本発明においては、これ
らのいずれの方式の初期作動手段も採用することができ
る。
【0020】(実験)本実験では、図2の(a)に示す
定電流放電方式を採用して、組立直後のナトリウム−硫
黄電池について電流密度を変化させて、各電流密度にて
第1,第2の初期放電を行い、その後充電した場合の残
留電気量を測定した。得られた結果を表1に示す。ま
た、本実験では、第2の初期放電を3段階で行い、その
後充電した場合の残留電気量を測定した。得られた結果
を表2に示す。
【0021】なお、本実験において、電流密度(A/c
2)は固体電解質管の単位表面積当りの放電電流、充
電電流を意味し、各初期放電での電流密度は各表に示す
通りであり、充電時の電流密度は4.6×10-2A/c
2の一定値としている。また、本実験において使用し
ている全放電電気量、残留電気量、定格容量、フル放電
電気量なる文言の意味は、図3に示してある。
【0022】図3は、ナトリウム−硫黄電池において、
所定の電流で充放電した場合の電池電圧(V)と放電深
度(Ah)の関係を示しており、全放電電気量とは所定
放電深度まで放電される電気量(同図の放電電圧曲線1
を参照)、充電電気量とは電池電圧が所定の電圧に到達
するまでに充電される電気量(同図の充電電圧曲線2を
参照)、残留電気量とは充電終了時点で陽極室内に残存
するナトリウム量に対応する。また、定格放電容量と
は、定格時間放電できる電気量である。なお、同図のグ
ラフ3は理論開路電圧を示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】各表における初期放電電流密度の欄中、表
1のステップ1およびステップ2は、本発明の第1の初
期放電および第2の初期放電を意味し、また表2におけ
る初期放電電流密度の欄中、ステップ1は本発明の第1
の初期放電、ステップ2〜ステップ4は本発明の第2の
初期放電を意味し、本実験においては、第2の初期放電
を3段階で行っている。
【0026】本実験では、ステップ1では、ナトリウム
−硫黄電池の全放電電気量に対して0.5%放電し(放
電電気量比0.5%)、かつ表1のステップ2では放電
電気量比0.5%からフル放電電気量まで放電してい
る。また、表2のステップ2〜ステップ4では、放電電
気量比0.5%からフル放電電気量まで3段階の電流で
放電している。これらの各ステップにおける放電電気量
は、ステップ2においてはフル放電電気量に対して0.
5〜0.8%、ステップ3においてはフル放電電気量に
対して0.8〜1.6%、ステップ4においてはフル放
電電気量に対して1.6〜フル放電電気量までとしてい
る。
【0027】なお、表1および表2中の残存電気量の欄
は、全放電電気量に対する実測された残存電気量の割合
を示している。
【0028】各表を参照すると、第1の初期放電である
ステップ1の放電においては、電流密度1.0×10-2
A/cm2では残留電気量はほぼ10%以下であって、
ナトリウム−硫黄電池は次の放電以降高い放電電気量を
維持する。これに対して、ステップ1での放電密度が
1.0×10-2A/cm2を越える放電では残留電気量
がほぼ12%を越え、次の放電以降実用放電電気量が減
少する。但し、ステップ1での放電密度が1.0×10
-2A/cm2以下の場合であっても、第2の初期放電で
あるステップ2での放電密度が5.0×10-1A/cm
2を越える場合には、残留電気量が10%を大きく越え
るため好ましくない。
【0029】図4に示すグラフは、放電電流密度を1.
0×10-2A/cm2以下で放電した場合の、ナトリウ
ム−硫黄電池の全放電電気量に対する初期放電電気量
(初期放電電気量比%)と、電池の初期放電時における
内部抵抗値との関係を示している。かかるグラフを参照
すると、電池の内部抵抗は、初期放電電気量比が0.5
%までの間(領域I)では漸次低下するが、初期放電電
気量比が0.5%を越えると(領域II)ほぼ一定とな
っている。初期放電電気量比が0.5%までの間の領域
Iでは電池の内部抵抗が大きく、この間に高い電流密度
で放電を行うと前記したように、低硫化ナトリウムが生
成されて残留電気量が増加すること、また抵抗の低い部
分に電流が集中するため固体電解質管の損傷につながる
こと等の支障が生じる。
【0030】また、初期放電電気量比が0.5%以降
(領域II)では電池の内部抵抗が低い値になって、高
い電流密度での放電が可能であり、残留電気量の増加、
固体電解質管の破損等の支障を生じない。従って、第1
の初期放電は初期放電電気量比が0.5%以上になるま
で行うことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用対象とするナトリウム−硫黄電池
の一例を示す縦断面図である。
【図2】本発明が採用できる初期作動手段の複数例を示
す回路図である。
【図3】本発明における各電気量を説明するグラフであ
る。
【図4】ナトリウム−硫黄電池における初期放電電気量
比と内部抵抗値との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
11…陽極容器、11a…陽極端子、12…固体電解質
管、13…陰極活物質、14…陽極活物質を含浸した陽
極導電材、15…高抵抗層、16…絶縁リング、17…
上蓋、17a…陰極端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/39 H01M 10/42 - 10/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極容器と、同陽極容器の内部に配設され
    た固体電解質管と、同固体電解質管の内部に収容された
    金属ナトリウムからなる陰極活物質と、前記固体電解質
    管と前記陽極容器間に収容された硫黄からなる陽極活物
    質を含浸した陽極導電材と、同陽極導電材と前記固体電
    解質管の間に形成された高抵抗層を備えたナトリウム−
    硫黄電池の初期作動方法であり、前記固体電解質管の表
    面積当り0.01A/cm2以下の電流密度で初期放電
    を行うことを特徴とするナトリウム−硫黄電池の初期作
    動方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の初期作動方法において、
    当該電池の全放電電気量の0.5%が放電されるまで前
    記初期放電を行うことを特徴とするナトリウム−硫黄電
    池の初期作動方法。
  3. 【請求項3】陽極容器と、同陽極容器の内部に配設され
    た固体電解質管と、同固体電解質管の内部に収容された
    金属ナトリウムからなる陰極活物質と、前記固体電解質
    管と前記陽極容器間に収容された硫黄からなる陽極活物
    質を含浸した陽極導電材と、同陽極導電材と前記固体電
    解質管の間に形成された高抵抗層を備えたナトリウム−
    硫黄電池の初期作動方法であり、当該電池の全放電電気
    量の0.5%が放電されるまで前記固体電解質管の表面
    積当り0.01A/cm2以下の電流密度で第1の初期
    放電を行い、次いで当該電池の全放電電気量を放電する
    まで前記固体電解質管の表面積当り0.5A/cm2
    下の電流密度で第2の初期放電を行うことを特徴とする
    ナトリウム−硫黄電池の初期作動方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の初期作動方法において、
    前記第2の初期放電を複数段階で行うことを特徴とする
    ナトリウム−硫黄電池の初期作動方法。
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