JP3073682B2 - イメージ内の幾何学的形状を認識するための方法および装置 - Google Patents

イメージ内の幾何学的形状を認識するための方法および装置

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JP3073682B2
JP3073682B2 JP08004045A JP404596A JP3073682B2 JP 3073682 B2 JP3073682 B2 JP 3073682B2 JP 08004045 A JP08004045 A JP 08004045A JP 404596 A JP404596 A JP 404596A JP 3073682 B2 JP3073682 B2 JP 3073682B2
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エッセ・ジ・エッセ・トムソン・ミクロエレクトロニクス・ソシエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ
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    • G06V10/40Extraction of image or video features
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  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は、イメージ内の幾何学的形状
の認識のためのファジィ方法および装置に関する。この
方法およびこの装置の応用の分野は、自動ガイダンスお
よびナビゲーションシステムからイメージ理解システム
の範囲に及ぶ。
【0002】
【数1】
【0003】
【数2】
【0004】
【関連技術の説明】視覚システムの主たる目的はイメー
ジ内の対象を認識することである。しかしながら、対象
が認識される前に、対象を構成しかつそのシンボリック
な表現を与える特徴線を認識することが必要である。こ
れらの目標を達成する1つの方法は、特徴空間の構造か
ら適切なパラメータ空間の構造へ写像を行なうことがで
きるハフ変換を用いることである。
【0005】直線はこのハフ変換の例として考えられる
ことができるが、これもまた疑いの余地なく、それらが
対象の形状を説明するのに最も頻繁に使われる線だから
である。したがって、対象を非常によく構成しているこ
れらの線を特定しかつ記述することのできる方法を提供
することが極めて重要であることは明らかである。
【0006】1962年に紹介されたハフ変換は、実際
この問題を解決するために開発され、他の種類のパラメ
ータ線を考えるために一般化されたのは後になってであ
る。
【0007】座標(xi ,yi )を有しかつ方程式y=
ax+bにより規定された一般的な直線に属する点を考
えてみる。無限の数の線がこの点を通過することは明ら
かである。しかしながら、このような直線すべてはaお
よびbのさまざまな値に対して方程式yi =axi +b
を満たさなければならない。
【0008】したがって、この前出の式をb=yi −a
i という形で書き、かつ面ab(パラメータ面)を考
えることにより、予め設定された座標を有する点で1直
線の方程式を得ることが可能である。
【0009】同様の論法は、もちろん座標(xj
j )を有する別の点に対しても従われることが可能で
あり、この点に関連した新しい直線がパラメータ空間内
で得られる。パラメータ面内で生成された2直線の交点
によって、特徴面の2点を繋ぐ直線の媒介変数座標
(a,b)が得られる。図1はこれをグラフで示してい
る。
【0010】上で提案された直線のための媒介変数方程
式には重大な欠点がある。特徴空間の限定された部分に
対してすら、パラメータaおよびbの双方の値の領域は
全実数の集合であり得る。(たとえば、垂直線ではa=
∞)。
【0011】この欠点をなくすには、等式(1)が通常
代わりに用いられる。図2で示されるように、ここでp
は原点から直線までの距離であり、θはX軸と直線に対
する法線とにより形成された角である。
【0012】この等式を用いることにより、特徴空間の
各点はパラメータ空間内で正弦曲線により対応付けされ
る。明らかに、パラメータ空間は限定されている。なぜ
ならpは長さの寸法Rを有するイメージに対して[−R
√2,R√2]の範囲内にあるからであり、θは0°と
180°の間に限定できるからである。なぜならθを1
80°移動しかつpの符号を適宜反転すると[0°,1
80°]の範囲に戻るからである。
【0013】したがって、もし特徴面内の所与の直線に
属するn個の点[(X1,X2),...(Xn
n )]の集合を与えられ、かつこの直線を記述するパ
ラメータを決定したいのであれば、点(Xi,Yi)を
p=Xicosθ+Yisinθと記述される、p−θ
面内の正弦曲線へ変換し、かつ図3で示されるように、
これらの曲線すべてが求められている直線の媒介変数値
において交わるということに気付く必要がある。
【0014】言い換えると、特徴面内の同一線上のピク
セルを変換することにより、座標(θ0 ,p0 )を有し
かつその点が存在する直線に対応する1点で交わる複数
の正弦曲線を得る。したがって、特徴面内の同一線上の
点を求める問題は共点曲線を求める問題に変換されるこ
とが可能である。
【0015】ハフ変換の計算上の利点は、パラメータ空
間をセルに分割することから、つまり格子内のパラメー
タの量子化において、pとθとに対して許容できる誤差
を取入れることから生じる。量子化は、0≦θ≦πおよ
び−R≦p≦Rの領域に低減されることが可能である。
ここでRは、特徴面のある点がイメージの中心から取り
得る最大距離である(実際には、対角線の半分)。した
がって、量子化された領域は累算器の2次元の配列に還
元できる。特徴面内の各点(Xi,Yi)に対して、対
応する曲線はこの配列に写像され、曲線に沿って存在す
る各セル内の累算器を増加させる。したがって、パラメ
ータ空間の各セルはそれを通過した曲線の数、マイナ
ス、ノイズおよび実行された離散化を記憶する。
【0016】エッジの点をすべて変換した後、問題は累
算器の配列において局所最大値を求めることである。こ
れらの局所最大値は、十分に長い線だけを求めるため
に、中でもノイズ(偽の最大値)を除去するため、ある
しきい値よりも大きくなければならない。したがって、
解析されるべきイメージに従ってできる限り最も知的な
方法で、各々の状況で変化するしきい値を求めることが
必要である。
【0017】累算器の配列から局所最大値を求めた後、
それらが生成した線を引くことが可能である。言い換え
れば、逆変換が用いられ、等式(2)を用いて各々の最
大の点(θ,p)に対して対応する直線を再構成する。
ハフ変換は曲線、円などのような他の幾何学的形状にも
用いられることが可能であるということに注目すべきで
ある。
【0018】しかしながら、ハフ変換を用いて行なわれ
る変換は、イメージ内にあるノイズに敏感でありかつ用
いられるエッジ検出システムの性能に依存している。ハ
フ変換を用いる際の別の問題は、離散化およびノイズに
より失われた点の回復である。
【0019】一般に視覚システムの問題は処理速度であ
る。既知のシステムには非常に高度なレベルの処理上の
複雑さがあり、かつその処理速度は必要な応用(たとえ
ば理論的にはリアルタイムな処理)にとっては満足のい
くものではない。既知の視覚システムの別の問題はハー
ドウエアの複雑さである。
【0020】
【発明の概要】したがって、この発明の意図は、標準的
なハフ変換に堅牢性を与えるイメージ内の幾何学的形状
の認識のためのファジィ方法および装置を提供すること
である。この意図の範囲内で、この発明の目的は既知の
システムより複雑でない装置を提供することである。こ
の発明の別の目的は、既知のシステムより速い、理論的
にはリアルタイムの処理が可能な方法および装置を提供
することである。
【0021】後に明らかになるこの意図、これらの目的
およびその他は、イメージの曲線の少なくとも1つのエ
ッジを検出するステップと、このエッジの勾配を認識す
るステップと、第1のファジィ手段によりこの勾配を補
正するステップと、第2のファジィ手段によりこの曲線
に属する点の数を決定するステップとを含む、イメージ
内の幾何学的形状を認識するためのファジィ方法により
達成される。
【0022】この発明の例示の実施例に従えば、この方
法は、イメージの曲線の少なくとも1つのエッジを検出
しかつこのエッジの勾配を認識するように適合されたエ
ッジ検出器と、この勾配を補正するように適合されたフ
ァジィ勾配補正器と、この曲線に属する点の数を決定す
るように適合されたファジィボートアトリビュータとを
含む、イメージ内の幾何学的形状を認識するファジィ装
置により行なわれる。
【0023】この発明の特徴および利点は、添付図面で
非限定的な例によってのみ示される、好ましいがそれだ
けに限らない実施例の説明から明らかになるだろう。
【0024】
【好ましい実施例の詳細な説明】図4を参照して、この
発明に従った装置は、イメージ信号INをサンプリング
しかつそれをデジタルデータのシーケンスに変換するよ
うに適合されたA/D変換器1を含む。イメージ信号は
連続した線によりスキャンされる(ラスタ走査)。もし
イメージ信号INが既にデジタル形式であるならばA/
D変換器1は必要ではない。
【0025】A/D変換器1の出力は、サブイメージと
して規定されるイメージ部分を生成するように適合され
た記憶素子を含む第1のインタフェース2に接続され
る。
【0026】第1のインタフェース2の出力、つまりサ
ブイメージのピクセルは、このサブイメージ内にあるエ
ッジを検出するように適合されたエッジ検出器3に入力
される。このサブイメージの大きさは用いられるエッジ
検出器の種類に依る。この発明の重要な局面は、エッジ
検出器3の出力が、特定されたエッジでの勾配GRAD
に関する情報により決定されるということである。この
ために標準的なハフ変換よりも計算が少なくなる。
【0027】勾配GRADに関するデータは、同じく複
数の記憶素子を含む第2のインタフェース4に送られ、
記憶素子の数はシステムの実現形式に依存している。第
2のインタフェースは、入力イメージINと関連してい
るGRAD勾配イメージの一部分を選択するように適合
される。
【0028】イメージ部分はファジィ勾配補正器5の入
力である。この補正器5は、分類されるべきエッジ点の
近傍内のデータの構造から始めてファジィ推論するよう
に適合され、かつエッジ検出器3の固有の不正確さとノ
イズとにより影響を受けたデータストリームを補正する
ことができる。ファジィ勾配補正器5は、特徴面内で基
準系を確立した後、求められている曲線の媒介変数表現
に関連したパラメータPARAMを出力として生成す
る。
【0029】パラメータPARAMはこの後、所与の曲
線に属する点の数を決定するように適合されたファジィ
ボートアトリビュータ6に送られる。ファジィボートア
トリビュータ6の出力は、曲線を特徴付けるパラメータ
OUTPARAMと、そこに属する点の数Nとを含む。
【0030】最後に、装置を構成するすべてのブロック
は、タイミング信号CLOCKを生成するように適合さ
れたクロック7により同期される。
【0031】この発明に従った装置の単純な実施例は、
直線、線分および線分により形成される幾何学的形状を
特定するように適合されたものであり、図5で示されて
いる。この場合、直線の媒介変数表現に関連したパラメ
ータPARAMは、もし極座標系が用いられるならば半
径Rおよび位相Fであり、かつファジィ勾配補正器5に
より生成される。
【0032】ファジィボートアトリビュータ6は、線分
(Rout およびFout により決定される)とその長さN
とを含む装置の出力を生成する。
【0033】この発明に従った装置のこの実現につい
て、各ブロックの内部アーキテクチャについてはこれか
ら詳しく述べる。
【0034】A/D変換器1は詳細には説明しない。な
ぜならこれは既知であると考えられるからである。
【0035】第1のインタフェース2は、複数のライン
およびピクセル記憶素子を含む。エッジ検出器3により
必要とされる3×3の作業窓という特別な場合について
は、インタフェース2のアーキテクチャは図6で示され
る。
【0036】3×3の窓が列A、BおよびCにより指定
され、窓の行がI、IIおよびIIIにより指定される
と仮定する。ラスタスキャンで、ピクセルは以下のシー
ケンスAI、BI、CI、AII、BII、CII、A
III、BIII、およびCIIIでインタフェース2
の入力Iに送られる。第1のピクセルAIは第1のライ
ンメモリ11に記憶される。次いでこのピクセルは第2
のラインメモリ12に伝送され、次のピクセルBIが第
1のラインメモリ11に記憶される。第3のピクセルC
Iが送られると、第1の3つのピクセルAI、BIおよ
びCIはそれぞれの第1の遅延メモリ13、14および
15に伝送される。次いで第2の3つのピクセルAI
I、BIIおよびCIIに対してこのシーケンスが繰返
される一方、第1の3つのピクセルがそれぞれの第2の
遅延メモリ16、17および18に伝送される。第3の
3つのピクセルAIII、BIIIおよびCIIIが送
られるときのインタフェース2の出力は、図6で示され
る。
【0037】窓[AI..CIII]はエッジ検出器3
に送られる。エッジ検出器3は、どの原理にであれ、そ
れに従ってイメージを均一領域に分割し、かつこれらの
領域をその境界を形成する線で分離する。エッジ検出器
は、エッジとして知られるこれらの境界を信頼性をもっ
て特定する。第1の仮説として、イメージとは面内の各
点と第3の値、通常は光の強さとの間を関係付ける2変
数連続関数と考えることができる。
【0038】したがって、領域のエッジを求めること
は、この関数がより急激変化するような、つまり導関数
の値がより大きな区域を特定することを伴う。実際この
ために、分割方法のカテゴリの1つは文献で「微分演算
子」として知られている。実際、1次元では、第1の導
関数は関数の突然の遷移を示すための単純かつ速い方法
であるということは容易に示すことができる。
【0039】2つの領域を分離する正確な点を求めるた
めの一方法として、この点を2次導関数の0値と一致さ
せる方法が提案される。しかしながら、微分演算子はノ
イズに関しては堅牢性がないということに注目すべきで
ある。この事実は、光の強さのわずかな変化も1次導関
数のより大きな値につながり、さらにこれに対応して2
次導関数に対するより大きな影響に繋がるということで
ある。したがって、重要な遷移だけを選択するために、
1次導関数の値に関するしきい値を導入する。
【0040】1変数関数のために上で説明した状況を、
大きな変化なしに2次元の場合に適用できるのは明らか
である。2次元の場合においては、強度の関数の勾配
と、勾配の方向で計算された2次導関数とが考えられ
る。しかしながら、イメージは離散関数であって連続関
数ではなく、したがって微分演算子の適切な近似を行な
うことが必要である。これらの近似は適切なマスクを使
った離散たたみ込みにより生成される。これらのマスク
は次元および重みという点で異なるが、それらはすべて
等式(3)の増加率の近似に基づいたものである。しか
しながら、1点で計算された偏微分(xまたはy方向
に)が、特に処理されている信号の周波数スペクトル部
分にあると仮定されるノイズを制限するために、1組の
増加率の加重平均から得られる。マスク(窓)測定3×
3がこの場合用いられたが、これは計算時間に過度に影
響することもなく勾配の良好な近似をもたらした。以下
の演算子が用いられる(それらはソベル演算子であるが
他のものが用いられてもよい)。
【0041】
【表1】
【0042】用いられる演算子にかかわらず、勾配の絶
対値は等式(4)により計算される。
【0043】この式も多くの計算を要し、したがって等
式(5)として近似される。実際、1つのしきい値を用
いるとギザギザのエッジが生成されることが示されたの
で、アルゴリズム中に発見的に規定されたしきい値を用
いることが考慮された。最終的に、ヒステリシスしきい
値判定の解が採用された。もしエッジ点の重みが上のし
きい値より大きければ、その点は有効であると考えられ
る。もしその代わりにエッジ点の重みが上のしきい値よ
り小さくてかつ下のしきい値より大きければ、隣接する
点の少なくとも1つが前の場合に当てはまるときのみそ
の点は有効であると考えられ、そうでなければそのエッ
ジ点は放棄される。
【0044】ピクセルがエッジピクセルとして分類され
ると、勾配GRADは等式(6)で計算される。代替的
には、イメージをガウス微分演算子でフィルタリングし
かつ勾配の最大値を検出することにより存在するエッジ
を検出するキャニアルゴリズムを用いることが可能であ
る。イメージをローパスフィルタでフィルタリングする
ことが重要である。なぜなら微分は非常にノイズに敏感
であるからである。
【0045】エッジ検出ステップに加えてキャニ認識ア
ルゴリズムも、ヒステリシスしきい値判定からなる、処
理後の手順を含む。
【0046】ソベル認識方法にもキャニ認識方法にもプ
ラスおよびマイナスの局面があり、したがって、解析さ
れるべきイメージの特徴に従って一方または他方の方法
が選択される。ソベルアルゴリズムは、かなり構造が単
純なために非常に速いが、その振る舞いは特に複雑でか
つノイズのあるイメージの場合においてはあまり信頼で
きない。対照的に、キャニアルゴリズムは処理速度が遅
いが、検出されたエッジの存在と正確な局所化(検出演
算子が決定するイメージの点が実在のエッジに非常に近
いことを意味している)については信頼できる。
【0047】これら2つのアルゴリズムのうちの1つに
より上述のように決定された、または他のいずれかの方
法により決定された勾配GRADの値は第2のインタフ
ェース4に送られ、第2のインタフェース4は入力イメ
ージと関連した勾配イメージの一部分を選択する。
【0048】第2のインタフェース4の構造は第1のイ
ンタフェース2の構造と同一であり、詳細には説明しな
い。なぜならマスクの大きさに依存してさまざまな数の
記憶素子があり得るからである。例として3×3である
と仮定する。
【0049】勾配イメージの部分は図7で示されるファ
ジィ勾配補正器5に送られる。補正器5は第2のインタ
フェース4から勾配イメージの3×3窓を入力として受
取る微分ブロック21を含む。微分ブロック21は、使
用されている窓の中心点での勾配とこの窓内部の隣接す
るピクセルとの間の差分を計算するように適合される。
図9に示される3×3マスクがこの目的のために用いら
れた。
【0050】参照記号P1,P2,...,P8は図9
に示される位置のピクセルを指定する。これらの点のう
ち各々での勾配の値が得られる。これらの値は中央ピク
セルとn番目の位置での勾配との間の差分D1,D
2,...,D8を得るのに用いられる。
【0051】これらの差分Dnはファジィ手段22に送
られ、ファジィ手段22はこれらの差分に対する推論を
して勾配(または位相)の正しい値を決定する。
【0052】差分Dnは、適用されているファジィ規則
の前件部を得るのに用いられる。Negative High,Negati
ve Low, Positive High およびPositive Lowメンバシッ
プ関数が図10で示されるように定義される。したがっ
て、正の差分に対する2つのファジィ集合と負の差分に
対する2つの集合とがある。各規則のための入力変数
は、中央ピクセルと隣接するピクセルのうちの1つとの
間の差分Dnである。
【0053】図11はMAX−DOT方法を用いてどの
ように規則の出力が決定されるかを示す。その規則は、
次のようなものだろう。
【0054】 IF D1 IS PL AND D2 IS PL THEN OUT IS HIGH 出力ファジィ集合を決定するのにMAX−DOT方法が
選択されたのは計算上の理由による。固定された基準系
が規則の後件であるファジィ集合すべてのために割当て
られると、推論プロセスの出力は等式(7)により計算
される。ここでAは出力ファジィ集合の面積であり、C
は出力ファジィ集合の中心である。
【0055】等式(7)は、もし各規則が一定の底辺b
i と活性化レベルに等しい高さhiとを有する三角形の
出力ファジィ集合を生成すると考えるならば、(8)お
よび(9)に簡単化できる。ここでhはi番目の規則の
活性化レベルであり、Ci はi番目の出力ファジィ集合
の中心である。
【0056】こうして、ファジィプロセスの出力を計算
するのに、規則の出力ファジィ集合に対応する中心Ci
を割当てれば十分であり、面積の計算を避けられる。
【0057】適用される規則は次のようなものである。 IF D1 IS POSITIVE LOW AND D2 IS POSITIVE LOW THEN OUT IS HIGH IF D1 IS POSITIVE HIGH AND D2 IS POSITIVE HIGH THEN OUT IS LOW IF D1 IS POSITIVE LOW AND D2 IS POSITIVE HIGH THEN OUT IS MEDIUM ここで、ファジィ手段22における推論プロセスの出力
が勾配を補正するのに用いられる。与えられたアルゴリ
ズムでは、中央ピクセルでの勾配Fの値は等式(10)
を用いて決定される。ここでOUTはファジィ規則の最
終出力であり、Pは中央ピクセルの勾配値であり、P
Dn1 およびPDn2 は中央ピクセルと一直線に配置され、
かつマスク内の勾配の傾向をより表わしている2つのピ
クセルの勾配の値である。
【0058】アルゴリズムの動作を明らかにするのにあ
る例を考えてみよう。以下の表に示されるマスクのよう
なピクセルの構成を仮定する。
【0059】
【表2】
【0060】選択されるDn項はD1およびD8であ
り、その値はそれぞれ3および2である。ファジィ規則
を適用することにより、最終出力値OUT=0.9を得
て、これは補正式に適用されると等式(11)を生成す
る。これは中央ピクセルの勾配の補正された値F=4
5.75°、四捨五入して46°を生ずる。
【0061】この手順は、本質的に勾配の誤差によるも
のであった極大値を除去し、パラメータ面内の対象のよ
り正確なイメージを得る。
【0062】ファジィ勾配補正器5には、すでに述べた
等式(12)を適用することにより、極座標系内の点に
関する半径Rを計算するように適合された算術装置23
がさらに設けられる。ここでFは求められている線の勾
配である。
【0063】2つの計数器が、算術装置23に接続され
る。X座標を生成するための第1の水平計数器24と、
Y座標を生成するための第2の垂直計数器25とであ
る。両方の計数器24および25と微分ブロック21お
よび算術装置23とは、各パルスで計数器24のXの値
を増加させかつ1/nクロックパルスごとに計数器25
のYの値を増加させるクロック信号により駆動される。
ここでnは解析されているイメージの列の数である。除
算1/nは垂直計数器25に接続された除算器26によ
り生ずる。これはイメージ内の点の位置を確定し、かつ
エッジのピクセルが属する行および列を決定する。
【0064】算術装置23は次いで、極座標系内の点に
関する半径Rを計算する。処理されたピクセルに関連し
た、補正された勾配Fの値と半径Rとは図8に示される
ファジィボートアトリビュータ6に送られる。
【0065】ファジィボートアトリビュータ6は、エッ
ジ点をそれが属する曲線に割当てる。パラメータ空間は
記憶素子を含む。曲線を特定するパラメータは曲線の点
の数を含む記憶場所のアドレスを含む。パラメータが記
憶場所を特定するたびに、その記憶場所の内容は1増加
する。同時に、ファジィシステムが、アドレスエキスパ
ンダにより決定される他の記憶場所に加算されるべき重
みを決定する。
【0066】ファジィボートアトリビュータ6の入力パ
ラメータは補正された勾配Fおよび半径Rである。これ
らのパラメータはアドレス発生器31に送られる。この
発生器はメモリ32に接続され、記憶場所を選択するこ
とができる。メモリ32に接続された第1の加算器ブロ
ック33により、この記憶場所の内容は1増加する(C
ount)。
【0067】アドレス発生器31の出力はアドレスエキ
スパンダ34にさらに接続される。アドレス発生器31
により与えられるアドレスに関して、アドレスエキスパ
ンダ34は、考えられている点が属する線に近い直線の
点の数を含む他の記憶場所を特定する。
【0068】これらの記憶場所の各々に対して、第2の
ファジィ手段35が、第2の加算器ブロック36によっ
て、アドレスエキスパンダ34により特定された記憶場
所の内容に加算される(Count1)べき、0および
1の間からなる重みWを決定する。重みWは、エッジ点
が、第1の解析により特定された線以外の直線にも属す
るかもしれないという事実に割当てられた信頼度を示
す。
【0069】メモリ32の出力は、パラメータRおよび
Fにより特定された記憶場所の内容Nである。したがっ
て、システムの出力は、直線を特定するパラメータ(R
およびF)をそれを構成する点(N)の数により特定す
るパラメータを含む。
【0070】このブロックで用いられるファジィ解析に
ついてより詳細に説明する。図12の直線と、対応する
点とを考えてみる。このような場合においては、標準的
なハフ変換は点P3およびP5を同じ方法で扱うだろ
う。なぜなら両方の点とも、破線で示される直線のうち
の1つ以外のセルに票を投じるだろうからである。
【0071】実は、これら2つの点は完全に異なった方
法で評価されなければならない。実際、破線で示される
直線から点P3までの距離が十中八九ノイズによるもの
であるということは明らかである。
【0072】この種類の状況が、処理されるべきイメー
ジで何度も生じるので、必要なとき、点が実際に属する
位置に点を戻すことのできるファジィプロセスを提供す
ることが可能である。
【0073】ファジィ的な視点から、ハフ変換を解析す
ることを試みてみる。直線に沿って並んだ複数の点を含
むイメージを考える。パラメータ面内でそれらを変換す
ると、1点において互いに交わる線を生成するだろう。
もしそうではなくて、元の点がおおよそ直線に沿ってい
るだけであれば、その変換したものは、おおよそ1点で
交わるだけになるだろう。実際、それらは理論的な点の
周囲の領域を通過する。したがって、媒介変数線は、そ
れらがメンバシップ関数により示されることが可能な形
で理論的な点の周囲の区域を通過するという意味で「フ
ァジィ点」で交わることになる。
【0074】特に、パラメータ面内のファジィ点は特徴
面内のファジィ直線を示し、特徴面内のファジィ点はパ
ラメータ面内のファジィ線であるということが言える。
これらの意見は理論により示すことができる。特徴面内
の各点が元の点を中心とする(円形)ファジィ区域によ
り示されると仮定する。この区域に関連するメンバシッ
プ関数は等方的でありかつガウス的な振るまいを持つこ
と、すなわち中心から離れるに従って減少するというこ
とは明らかである。
【0075】たとえば、(x,y)から距離dにある点
Pを考えよう。この点はその値がm(d)であるメンバ
シップ関数に従った(x,y)の変換に属する。(x,
y)から離れれば離れるほど、その寄与は少なくなる。
【0076】直線を認識する場合について考えてみる。
この点の近傍は等式(13)および(14)に従ってパ
ラメータ化できる。したがって、今考えている近傍に属
する各点は、パラメータ空間内において、等式(15)
の曲線を辿る。
【0077】αのさまざまな値でのこれら曲線のすべて
の包絡線を得ることが可能である。これを達成するに
は、等式(15)とその導関数との間でαを除去する。
これにより等式(16)が得られ、これは等式(17)
を生成する。置換すると等式(18)を生ずる。
【0078】こうして、円形の近傍内の点は、図13に
示されるように、パラメータ空間内で中心点の変換によ
り生成した線を±rだけ平行移動させることにより変換
される。
【0079】したがって、標準的なハフ変換において1
点を投影し、次に、その値がm(r)であるメンバシッ
プ関数で軸pに沿ってたたみ込みを行なうかまたは円の
各点の寄与のm(r)倍を計算し、同じ結果を生じるこ
とが可能である。
【0080】したがって、考えられるこの発明は多くの
修正および変化が可能であり、そのすべてはこの発明の
概念の範囲内にある。したがって、たとえば、インタフ
ェースのピクセルマスクは必要条件に従ってより大きい
可能性もある。さらに、ファジィボートアトリビュータ
および勾配補正器のファジィ手段はオンラインまたはオ
フラインのファジィプロセッサとして与えられる可能性
があり、その場合には、それはファジィ計算の結果を含
む記憶素子(ルックアップテーブル)であり得る。ここ
で詳細に解析された例は直線を特定するのに適合される
が、この発明の概念は他の幾何学的形状(曲線)に適用
されることが可能である。
【0081】最後に、詳細な部分すべては技術的に等し
い他のものと置換されてよい。実務上、用いられる材料
と形状および寸法は、前掲の請求項の保護の範囲を放棄
することなく必要条件に従ってよい。
【0082】この発明の少なくとも1つの例示の実施例
を説明したが、さまざまな変化、修正および改善は当業
者には容易に理解できる。そのような変化、修正および
改善はこの発明の精神および範囲内に意図されたもので
ある。したがって、前述の説明は1つの例であり、限定
として意図されるものではない。この発明は前掲の請求
項およびその同等物で規定されるように限定されるだけ
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線の通常のパラメータ化を表わすグラフを示
す図である。
【図2】極座標を用いた直線の通常のパラメータ化を表
わすグラフを示す図である。
【図3】図2のパラメータpおよびθの量子化のプロッ
トを示す図である。
【図4】この発明に従った装置のブロック図である。
【図5】線分により形成される幾何学的形状を認識する
のに適用される、この発明の実施例に従った装置のブロ
ック図である。
【図6】この発明の実施例に従った装置のインタフェー
スのブロック図である。
【図7】ファジィ勾配補正器のブロック図である。
【図8】この発明の実施例に従った装置のファジィボー
トアトリビュータのブロック図である。
【図9】勾配を補正するのに用いられるマスクを表わす
グラフを示す図である。
【図10】ファジィ勾配補正器のファジィ手段により用
いられる規則の前件部のためのファジィ集合の図であ
る。
【図11】ファジィ手段による規則の計算を示す図であ
る。
【図12】直線に属する点の例を示した図である。
【図13】ファジィボートアトリビュータのファジィ手
段により行なわれる、パラメータ空間内の直線のための
ファジィ変換を示す図である。
【符号の説明】
3 エッジ検出器 5 ファジィ勾配補正器 6 ファジィボートアトリビュータ 2 第1のインタフェース 4 第2のインタフェース 23 算術装置 32 メモリ 31 アドレス発生器 34 アドレスエキスパンダ 1 A/D変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マッシモ・マンクーゾ イタリア、(プロビンス・オブ・ミラ ノ)、20052 モンツァ、ビア・オリア ニ、19 (72)発明者 パオロ・モレッチ イタリア、16132 ジェノバ、ビア・エ ッレ・ビ・アルベルチ、6/16 (72)発明者 リナルド・ポルッチ イタリア、20100 ミラノ、ピアッツ ァ・イストリア、2 (72)発明者 ジャングイド・リゾット イタリア、(プロビンス・オブ・コ モ)、22040 チバーテ、ビア・ベルベ デーレ、22/24 (56)参考文献 市村外,”ファジィ理論と Houg h 変換を用いた画像からの特徴抽 出”,第7回ファジィシステムシンポジ ウム講演論文集,1991年,p.407−410 加藤外、”ファジィ化した一般化 H ough 変換およびマッチングによる 顔画像からの唇輪郭線抽出”,第45回情 報処理学会全国大会講演論文集,1992 年,第2号,p.2.387−2−.388 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージの曲線の少なくとも1つのエッ
    ジを認識するステップと、 少なくとも1つのエッジを認識するステップの前にイメ
    ージのサブイメージを生成するステップと、 少なくとも1つのエッジの勾配を認識するステップと、 第1のファジィ論理プロセスを用いて勾配を補正し、曲
    線を決定するステップと、 第2のファジィ論理プロセスを用いた重み付け計算によ
    り、前記曲線に属する点の数を決定するステップとを含
    む、イメージ内の幾何学的形状を認識するための方法。
  2. 【請求項2】 勾配を認識するステップにより生成され
    た勾配イメージの一部分を選択するステップをさらに含
    み、補正および決定ステップは選択された部分に適用さ
    れる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つのエッジを認識するステ
    ップの前にイメージをデジタル化するステップをさらに
    含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 勾配を補正するステップが、勾配イメー
    ジの部分の中央ピクセルと勾配イメージの部分の中央ピ
    クセルを囲むピクセルとの間の勾配を微分するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 微分するステップが差分を生成し、かつ
    勾配を補正するステップが、第1のファジィ論理プロセ
    スを用いて補正された勾配を生成する、差分を処理する
    ステップを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 勾配を補正するステップの後、少なくと
    も1つのエッジに関連した半径を計算するステップをさ
    らに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 点の数を決定するステップが、補正され
    た勾配と計算された半径とに対応する主記憶場所での値
    を増分するステップを含み、主記憶場所での値は点の数
    を示す、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 点の数を決定するステップが、主記憶場
    所に関連した別の記憶場所での値を増分するステップを
    さらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 別の記憶場所での値を増分するステップ
    が、各値がその重みにより別の記憶場所の各々に対して
    増分されるようなそれぞれの重みを割当てるステップを
    含む、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 イメージの線の少なくとも1つのエッ
    ジを認識しかつ少なくとも1つのエッジの勾配を決定す
    るエッジ検出器と、 勾配を受取りかつ補正するファジィ勾配補正器と、 補正された勾配を受取りかつ線に属するイメージ内の点
    の数を決定するファジィボートアトリビュータと、 エッジ検出器とファジィ勾配補正器との間に置かれ、エ
    ッジ検出器により生成される勾配イメージの一部分を選
    択しかつ勾配としてファジィ勾配補正器に勾配イメージ
    の部分を与える第2のインタフェースとを含む、イメー
    ジ内の幾何学的形状を認識するための装置。
  11. 【請求項11】 イメージのサブブロックを生成する
    1のインタフェースをさらに含み、第1のインタフェー
    スの出力はエッジ検出器の入力に接続され、エッジ検出
    器にイメージの部分を与える、請求項10に記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 ファジィ勾配補正器が、勾配イメージ
    の部分の中央ピクセルの勾配と中央ピクセルを囲むピク
    セルの勾配との間の差分を計算する微分ブロックを含
    む、請求項10に記載の装置。
  13. 【請求項13】 ファジィ勾配補正器が、差分を処理し
    かつ補正された勾配を生成するための第1のファジィ論
    理手段をさらに含む、請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 線の半径を計算する算術装置をさらに
    含み、その線は補正された勾配に関連している、請求項
    10に記載の装置。
  15. 【請求項15】 ファジィボートアトリビュータが、 メモリと、 補正された勾配と線の半径とに関連するメモリ内の主記
    憶場所を生成するアドレス発生器とを含む、請求項14
    に記載の装置。
  16. 【請求項16】 ファジィボートアトリビュータが、主
    記憶場所と関連した線に近接している他の線の点を含む
    別の記憶場所を特定するアドレスエキスパンダをさらに
    含む、請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 ファジィボートアトリビュータがさら
    に、別の主記憶場所の各々に対してそれぞれの重みを割
    当て、各々それぞれの重みを主記憶場所の内容に加算し
    て最終和を生成し、かつその最終和を線に属する点の数
    として出力する、第2のファジィ論理手段を含む、請求
    項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 エッジ検出器に結合され、入力イメー
    ジをデジタル化しかつデジタル化されたイメージをエッ
    ジ検出器に出力するA/D変換器をさらに含む、請求項
    10に記載の装置。
  19. 【請求項19】 曲線に属する点の数は、主記憶場所で
    の値と、主記憶場所が前記別の記憶場所の1つであると
    きに主記憶場所の値が増分される重みの和との最終和で
    ある、請求項9に記載の方法。
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