JP3073264B2 - 消火装置 - Google Patents

消火装置

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JP3073264B2
JP3073264B2 JP03143400A JP14340091A JP3073264B2 JP 3073264 B2 JP3073264 B2 JP 3073264B2 JP 03143400 A JP03143400 A JP 03143400A JP 14340091 A JP14340091 A JP 14340091A JP 3073264 B2 JP3073264 B2 JP 3073264B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、体育館等の競
技場、展示場、工場や格納庫等の大空間における火災を
消火させるための消火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大空間の消火装置は、従来よりモニタノ
ズル(消火銃、消火砲、放水砲等とも言う)を用い、火
災が発生すると、火災発生地点をテレビカメラで確認
し、モニタノズルの照準を火災発生地点に向け、照準の
定まったモニタノズルから水、泡、粉末消火剤を放出し
て消火するようになっている。
【0003】このような消火装置では、次に挙げるよう
な問題点がある。 1.火災発生地点の特定が困難である。 2.モニタノズルの照準を火災発生地点に向けるのに時
間がかかり、初期消火に遅れが生じる。 3.火災発生地点をテレビカメラを用いて特定する場
合、まずテレビカメラで火災地点を捕捉し、その後モニ
タノズルを、該捕捉した火災地点に向ける、という2段
階の操作が必要となり、時間がかかる。 4.拡大し易い火災において、拡大した火災を実際に消
火する場合、まず、最初の火災地点に定まっているモニ
タノズルの照準を解除し、次に、手動操作でモニタノズ
ルの放出方向を変更しなければならない。 等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の点に鑑み、火災が発生すると直ちに消火活動ができ、
しかも拡大し易い火災にも対処でき、かつ火災地点を特
定するためのテレビカメラがなくてもすむ大空間のため
の消火装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、本発明によれ
ば、大空間の消火領域を複数の消火区画に分割し、各消
火区画には、当該消火区画のほぼ全域に消火剤を散布可
能なように1または複数台のモニタノズルを設置し、各
モニタノズルには当該モニタノズルを旋回させる旋回装
置が設けられ、消火時、消火区画に対応して設けられた
1または複数のモニタノズルの旋回を制御して、モニタ
ノズルを回転連続旋回もしくは往復連続旋回させて消火
剤を当該消火区画のほぼ全域に散布させる旋回手段を設
け、てなることを特徴とする消火装置が提供される。
【0006】また、本発明によれば、大空間の消火領域
を複数の消火区画に分割し、各消火区画のほぼ全域に散
布可能なように各消火区画の各境界線上またはその近傍
にモニタノズルを設置し、消火時、複数の消火区画と関
連する場所に設置されたモニタノズルは、該複数の消火
区画のうちどの消火区画に散布を行うかの指令を受け、
当該モニタノズルの設置場所の両側に延びる境界線のほ
ぼ間で旋回しながら該指令された消火区画に散布を行う
よう旋回手段により制御され、1つの消火区画にのみ関
連する場所に設置されたモニタノズルは、当該モニタノ
ズルの設置場所の両側に延びる境界線のほぼ間で旋回し
ながら該1つの消火区画に散布を行うよう前記旋回手段
により制御され、るようにしたことを特徴とする消火装
置も提供される。
【0007】
【作用】複数に分割された各消火区画を区画する各境界
線もしくはその近傍にモニタノズルを設置する。これら
モニタノズルは各消火区画のほぼ全領域に渡って散布可
能なよう1つまたは複数個が設置される。火災発生等の
際には、旋回手段は、複数の消火区画と関連する場所に
設置されたモニタノズルに対しては、どの消火区画に対
して散布を行うかを指令すると共に、該モニタノズルの
設置場所の両側に延びる境界線のほぼ間で旋回させなが
ら該指令された消火区画に散布を行わせる。また、1つ
の消火区画にのみ関連する場所に設置されたモニタノズ
ルに対しては、旋回手段は、該モニタノズルの設置場所
の両側に延びる境界線のほぼ間で旋回させながら該1つ
の消火区画に散布を行わせる。これにより、或る消火区
画において火災が発生した等の際には、該消火区画のほ
ぼ全域に渡って該消火区画に関連するモニタノズルが即
座に応答して旋回しながら散布を行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
【0009】図1は、本発明を、例えば飛行機等の格納
庫に実施した場合を示す実施例であり、図1において、
SRは、壁面SRa、SRb、SRc並びに扉で囲まれ
る格納庫である。格納庫の扉は図示されていないが、格
納庫SRの飛行機等の出入口(図1の下部の線)に沿っ
て配置されるものである。格納庫SRは複数の消火区画
に分割され、本実施例では、側壁面SRa、後部壁面S
Rb、境界線ZL1、及び扉で囲まれる第1消火区画Z
1と、境界線ZL1、後部壁面SRb、境界線ZL2、
及び扉で囲まれる第2消火区画Z2と、境界線ZL2、
後部壁面SRb、側壁面SRc、及び扉で囲まれる第3
消火区画Z3との3つに分割されている。FLは格納庫
SRに格納されている飛行機を例示的に示すものであ
る。
【0010】G1〜G8は、各境界線の端部付近の壁面
に設けられた旋回式の放水砲(モニタノズル)であり、
放水砲G1及びG2は第1消火区画Z1専用に用いら
れ、放水砲G3及びG4は、第1及び第2消火区画Z1
及びZ2の兼用であり、放水砲G5及びG6は、第2及
び第3消火区画Z2及びZ3の兼用であり、そして放水
砲G7及びG8は第3消火区画Z3専用に用いられる。
【0011】第1消火区画Z1で火災が発生したときに
は、放水砲G1〜G4が、図1に実線で示す範囲で油圧
モータ(または電動モータ)により左右に首振り旋回
し、泡消火剤をそれぞれ扇状に散布して該第1消火区画
Z1を消火する。この際、放水砲G1は実線で示す扇状
領域S1に泡消火剤を散布し、放水砲G2は同じく実線
の扇状領域S2に、放水砲G3は実線の扇状領域S3
に、そして放水砲G4は実線の扇状領域S4にそれぞれ
泡消火剤を散布するよう各放水砲の旋回範囲並びに散布
範囲が設定され、これにより第1消火区画Z1のほぼ全
領域に渡って泡消火剤の散布が可能である。
【0012】第3消火区画Z3で火災が発生したときに
は、放水砲G5〜G8が、図1に実線で示す範囲で油圧
モータ(または電動モータ)により左右に首振り旋回
し、泡消火剤をそれぞれ扇状に散布して該第3消火区画
Z3を消火する。この際、放水砲G5は実線で示す扇状
領域S5に泡消火剤を散布し、放水砲G6は同じく実線
の扇状領域S6に、放水砲G7は実線の扇状領域S7
に、そして放水砲G8は実線の扇状領域S8にそれぞれ
泡消火剤を散布するよう各放水砲の旋回範囲並びに散布
範囲が設定され、これにより第3消火区画Z3のほぼ全
領域に渡って泡消火剤の散布が可能である。
【0013】第2消火区画Z2で火災が発生したときに
は、兼用の放水砲G3〜G6が、図1に点線で示す範囲
で油圧モータ(または電動モータ)により左右に首振り
旋回し、泡消火剤をそれぞれ扇状に散布して該第2消火
区画Z2を消火する。この際、放水砲G3は点線で示す
扇状領域S3’に泡消火剤を散布し、放水砲G4は同じ
く点線で示す扇状領域S4’に、放水砲G5は点線で示
す扇状領域S5’に、そして放水砲G6は点線の扇状領
域S6’にそれぞれ泡消火剤を散布するよう各放水砲の
旋回範囲並びに散布範囲が設定され、これにより第2消
火区画Z2のほぼ全領域に渡って泡消火剤の散布が可能
である。
【0014】なお、図1では、各放水砲G1〜G8は、
各消火区画の境界線の端部近辺に配置したものを示した
が、必要に応じ境界線の中間位置近辺に配置するように
しても良い。
【0015】ここに用いられる放水砲G1〜G8は、例
えば「放水砲消火装置」という名称で平成3年4月5日
付けで出願された実願平3−22011号並びに同じ名
称で平成3年4月23日付けで出願された実願平3−2
8113号等に記載された、例えば図2に示すようなも
のであって良い。図2において、ノズル取付部10は図
示しない可変噴霧ノズル等のノズルを取付けるためのも
のであり、俯仰用軸支部12で放水砲回動部14の放水
管路24に上下方向に回動可能なように軸支されてい
る。放水砲回動部14には俯仰用伸縮手段18が装着さ
れており、該俯仰用伸縮手段18の一端はリンク18a
を介してノズル取付部10に軸支部10aで接続されて
おり、これにより、ノズル取付部10、従って図示しな
いノズルは俯仰用伸縮手段18の伸縮により上下方向に
回動可能である。放水砲回動部14は放水砲本体20に
回転可能に取付けられており、旋回用油圧モータ22に
より回動される。この構成によりノズル取付部10に取
付けられる図示しないノズルは、旋回用油圧モータ22
により放水砲回動部14を放水砲本体20に対して回動
させることにより監視区域を横方向すなわち旋回方向に
移動し、また俯仰用伸縮手段18を俯仰用油圧モータ1
9で伸縮させることにより上下方向に俯仰可能である。
【0016】さらに、図2に示す放水砲においては、さ
らに、旋回用油圧モータ22による放水砲回動部14の
回転角すなわちノズルの旋回方向の回転角を検出するた
めの旋回用エンコーダ30が取付けられており、また俯
仰用伸縮手段18によるノズル取付部10の上下方向の
回動角度すなわち俯仰角度を検出するための俯仰用エン
コーダ72が装着されている。
【0017】また、図3には、放水砲G1〜G8の各々
における放水砲回動部14を回動させる旋回用油圧モー
タ22及び俯仰用伸縮手段18を伸縮させる俯仰用油圧
モータ19をそれぞれ付勢するための油圧回路制御系統
が示されている。該油圧回路制御系統は、前述の旋回用
エンコーダ30及び俯仰用エンコーダ72からの信号を
受信しながら各放水砲を首振り旋回させ、各エンコーダ
からの信号に基づいて旋回の限界に達したことが判別し
たら、電磁切換弁EVを切換制御して油圧ポンプOPか
らの油圧流を逆転させて放水砲を反対方向に旋回させ、
このようにして図1に示したような扇状領域に泡消火剤
を散布させることが可能である。
【0018】以下、図4に示すフローチャートをも参照
しながら、本実施例の動作について説明する。なお、以
下の動作説明においては、説明を簡単にするため、放水
砲は旋回方向にのみ回動するものとする。
【0019】火災が発生して、火災受信機から火災地区
の信号または非常スイッチからの信号が制御盤に入力さ
れると(ステップ102のYES)、制御盤の例えばマ
イクロコンピュータを有する制御回路(図示せず)が、
火災地区の判別すなわち何番の消火区画で火災が発生し
たかを判別する(ステップ104、106及び10
8)。
【0020】以下、第1消火区画に火災発生が有ったと
判別された場合(ステップ106のYES)を説明する
が、他の消火区画の場合も同様の動作なので、図4のフ
ローチャートのステップ108では他の消火区画におけ
る消火処理の動作を省略して示してある。
【0021】第1地区すなわち第1消火区画Z1で火災
が発生したことを判別すると、制御回路は、次に、油圧
回路制御系統を制御することにより第1消火区画に該当
するモニタノズルすなわち放水砲G1〜G4を旋回運動
させ(ステップ110及び112)、同時に、旋回を開
始した放水砲から泡消火剤を散布させる(ステップ11
4)。この際、制御回路は、複数の消火区画と関連する
場所に設置された放水砲、すなわち第1消火区画Z1と
第2消火区画Z2兼用の放水砲G3及びG4に対して
は、第1消火区画Z1に対して散布を行うよう油圧回路
制御系統に指令すると共に、放水砲G3に対しては該放
水砲G3の設置場所の両側に延びる境界線ZL1と壁面
SRbのほぼ間で扇状領域S3に示すように旋回させな
がら、また放水砲G4に対しては該放水砲G4の設置場
所の両側に延びる境界線ZL1と扉が配置される線のほ
ぼ間で扇状領域S4に示すように旋回させながら、該指
令された第1消火区画Z1に散布を行わせるよう油圧回
路制御系統に指令する。
【0022】また、1つの消火区画にのみ関連する場所
に設置された放水砲、すなわち第1消火区画Z1専用の
放水砲G1及びG2に対しては、制御回路は、放水砲G
1に対しては該放水砲G1の設置場所の両側に延びる壁
面SRaとSRbのほぼ間で扇状領域S1に示すように
旋回させながら、また放水砲G2に対しては該放水砲G
2の設置場所の両側に延びる壁面SRaと扉が配置され
る線のほぼ間で扇状領域S2に示すように旋回させなが
ら該第1消火区画Z1に散布を行わせるよう油圧回路制
御系統に指令する。
【0023】このようにして放水砲が旋回運動を開始す
ると、図示しない制御盤の例えばマイクロコンピュータ
を有する前述の制御回路は、旋回用エンコーダ30から
の信号に基づいて、放水砲すなわちモニタノズルの旋回
角を常時監視し始める。制御回路には、各放水砲が図1
に例示した扇状領域に対して散布を行うべく右旋回の限
界及び左旋回の限界があらかじめ設定記憶されている。
このような設定記憶方法は、制御回路内にそれら限界を
記憶するためのメモリを内蔵していても良いし、またデ
ィップスイッチのような手動で設定可能な設定手段とし
ても良い。制御回路は、各放水砲ごとに、旋回用エンコ
ーダ30からの信号と、あらかじめ設定記憶されている
対応の限界との比較を常時行い、これにより、右旋回
(左旋回)している放水砲が右旋回(左旋回)の限界に
達したことが判別されたら、右旋回(左旋回)を停止し
て左旋回(右旋回)に移行するように、油圧回路制御系
統の電磁切換弁 EVを切換制御する(ステップ116
〜140)。これにより消火が完了とされるまで(ステ
ップ142)、各放水砲は消火を行うべき消火区画にお
いて図1に示したような扇状領域に泡消火剤を散布し続
ける。消火が完了したら(ステップ142のYES)、
放水砲G1〜G4は定位値に戻されて最初の待機状態と
なる(ステップ144)。
【0024】なお、今説明した制御回路の作用と油圧回
路制御系統とで旋回手段を構成している。
【0025】上記実施例では、旋回可能な機能を有する
放水砲を用いた場合を説明したが、旋回可能な機能を有
さない放水砲の場合には、図3に示したような油圧回路
制御系統により旋回的に駆動され得る旋回装置を別に設
け、該旋回装置に放水砲を装着するようにすることもで
きる。この場合には、旋回手段の構成には、前述した制
御回路の作用並びに油圧回路制御系統に加えて、このよ
うな旋回装置も含まれることとなる。
【0026】なお、上記実施例では、各放水砲が右旋回
及び左旋回の限界に達したか否かを知るためにエンコー
ダ30及び72からの位置信号を用いるようにしたもの
を示したが、放水砲を首振りさせるための反転位置を検
出するためには、その限界位置に近接スイッチやリミッ
トスイッチ等を用い、それらスイッチの接点信号により
放水砲の旋回を反転させるようにしても良い。
【0027】放水砲G3〜G6のような2つの消火区画
で兼用される放水砲に対して近接スイッチを用いた場合
の一例が図5及び図6に概略的に示してある。図5は、
図2の放水砲の放水砲回動部14部分を示す平面図であ
り、図6は、図2の放水砲の放水砲回動部14部分を示
す左側面図である。放水砲本体20のフランジ部分には
半円状の近接スイッチ取付板100が取付けられてお
り、該取付板100には4つの近接スイッチ100a、
100b、100c及び100dが取付けられている。
【0028】また、放水砲本体20に回転可能に嵌入さ
れるホイール14aは、放水砲回動部14のフランジ1
4bにガスケット14cを介してボルト28により締着
されて、放水砲回動部14と一体的に回転するが、その
ホイール14aに磁石102が取付けられている。この
構成により、放水砲回動部14と一緒に回動する磁石1
02が近接スイッチ100aまたは100cに近接した
とき、それら近接スイッチは、一方の消火区画のための
1つの扇状領域に対するそれぞれ右限界及び左限界信号
を発生し、また、磁石102が近接スイッチ100bま
たは100dに近接したとき、それら近接スイッチは、
他方の消火区画のための1つの扇状領域に対するそれぞ
れ右限界及び左限界信号を発生する。
【0029】また、図7は、上記実施例とは異なる放水
砲の配置例で、消火領域Zの2つに区画された消火領域
Z1、Z2には、各区画の境界線のほぼ中央に放水砲G
1〜G7が設けられている。なお、放水砲G4は両消火
区画Z1、Z2に共用の放水砲で、全周に渡って旋回で
きる。
【0030】なお、上記各実施例では、分割された各消
火区画に対して複数台のモニタノズル(放水砲)を設け
るようにしたが、1つの消火区画の全域に1台のモニタ
ノズルで消火剤を散布させるようにしても良い。
【0031】また、モニタノズルを消火区画の中央部付
近に設け、モニタノズルを消火剤を放出させながら全周
(360度)に渡って連続旋回させ、連続回転するモニ
タノズルで消火剤を消火区画に散布させるようにしても
良い。
【0032】また、消火剤は、消火装置の設置場所の用
途に合わせて、水や粉末等の他の消火剤を用いても良
い。
【0033】
【発明の効果】以上、本発明によれば、大空間の消火領
域を複数の消火区画に分割し、旋回しながら消火剤の散
布を行うモニタノズルを各消火区画に1つまたは複数個
設置して、各消火区画のほぼ全域に散布可能なようにし
たので、或る消火区画において火災が発生した等の場合
には、火源を特定するという操作を行うことなく該消火
区画に関連するモニタノズルを即座に応答させて消火活
動を行わせることができ、従って、初期消火を有効に行
うことができると共に、火災の拡大の抑制が可能である
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し得る飛行機の格納庫を概略的に
示す図である。
【図2】本発明に用いられ得るモニタノズルの一例を示
す正面図である。
【図3】モニタノズルのノズルの旋回制御及び俯仰制御
を行う油圧回路制御系統を示す系統図である。
【図4】本発明の動作を説明するフローチャートを示す
図である。
【図5】本発明の別の実施例に用いられるモニタノズル
の部分を示す図である。
【図6】本発明の別の実施例に用いられるモニタノズル
の部分を示す図である。
【図7】本発明の別の実施例に用いられるモニタノズル
の配置を示す概略図である。
【符号の説明】
SR 格納庫 Z1〜Z3 第1消火区画〜第3消火区画 ZL1,ZL2 境界線 G1〜G8 モニタノズル(放水砲) 30 旋回用エンコーダ 72 俯仰用エンコーダ EV 電磁切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−152596(JP,A) 特開 昭51−22299(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62C 37/00 A62C 3/00 A62C 3/08 A62C 31/24 A62C 37/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大空間の消火領域を複数の消火区画に分
    割し、各消火区画には、当該消火区画のほぼ全域に消火
    剤を散布可能なように1または複数台のモニタノズルを
    設置し、各モニタノズルには当該モニタノズルを旋回さ
    せる旋回装置が設けられ、消火時、消火区画に対応して
    設けられた1または複数のモニタノズルの旋回を制御し
    て、モニタノズルを回転連続旋回もしくは往復連続旋回
    させて消火剤を当該消火区画のほぼ全域に散布させる旋
    回手段を設け、てなることを特徴とする消火装置。
  2. 【請求項2】 前記モニタノズルは、複数の隣接する消
    火区画の境界線またはその近傍に設置され、前記旋回手
    段は、消火時に前記モニタノズルを複数の消火区画のい
    ずれかに向け回転制御することを特徴とする請求項1の
    消火装置。
  3. 【請求項3】 大空間の消火領域を複数の消火区画に分
    割し、各消火区画のほぼ全域に散布可能なように各消火
    区画の各境界線上またはその近傍にモニタノズルを設置
    し、消火時、複数の消火区画と関連する場所に設置され
    たモニタノズルは、該複数の消火区画のうちどの消火区
    画に散布を行うかの指令を受け、当該モニタノズルの設
    置場所の両側に延びる境界線のほぼ間で旋回しながら該
    指令された消火区画に散布を行うよう旋回手段により制
    御され、1つの消火区画にのみ関連する場所に設置され
    たモニタノズルは、当該モニタノズルの設置場所の両側
    に延びる境界線のほぼ間で旋回しながら該1つの消火区
    画に散布を行うよう前記旋回手段により制御され、るよ
    うにしたことを特徴とする消火装置。
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