JP3073242U - つま先用カバーのパッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 展示した状態においてつま先用カバーの使用
方法、装着状態が一目で分かるパッケージを提供するこ
と。 【解決手段】 つま先用カバーのパッケージ１０は展示
部２０と収納部３０からなり、展示部２０は女性の標準
的な大きさのつま先の平面外形に倣ってカットされてお
り、その表面につま先が写真又は絵で印刷されており、
収納部３０には１つ以上のつま先用カバーＴが収納され
る。展示部２０に片方のつま先用カバーＴが装着され、
他方のつま先用カバーＴは収納部３０に収納された状態
で展示される。展示部２０は、つま先の実物大の大きさ
且つ形状であるので、展示状態において、つま先用カバ
ーＴの使用方法、装着状態が一目瞭然に表示される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、つま先に装着するカバーを展示・販売するためのパッケージの技術 分野に属する。

【０００２】

【従来の技術】

つま先用カバーは、足のトウ、すなわち、つま先に装着するカバーであり、主 に、女性がヒールのある靴を履く場合に装着するもので、平成１１年６月９日に 公報が発行された、意匠登録第１０４０８０１号として登録されている。 図２は、このつま先用カバーＴを示し、図２（ａ）は正面図、図２（ｂ）はこ のつま先用カバーＴを装着した状態を示す斜視図である。 このつま先用カバーＴは、足の甲側は薄手の素材からなり、土踏まず側にクッ ションＣが設けられている。 図２（ｂ）に示すように、このつま先用カバーＴを装着すると、つま先から土 踏まずの間に設けられたクッションＣによって、足の疲れが和らげられるという 効果がある。 なお、このつま先用カバーＴの甲側は薄手の素材からなるので、実際に装着し た状態ではつま先が透けて見える。

【０００３】 つま先用カバーＴは足の一部に装着するものであるから、比較的小さく、右足 用と左足用で一足になり、従来は、図３の斜視図に示すように、厚紙等で形成し た平袋状のパッケージ１００に入れて、一足又は二足単位で販売されていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

殆どの場合、パッケージ表面には商品名だけでなく、つま先用カバーＴの装着 状態の写真や絵、使用方法の説明等が印刷されているが、靴下やストッキング等 に比べると、つま先用カバーは、需要者には良く知られていない。 従って、従来のパッケージ１００では、展示されている状態においては、商品 であるつま先用カバーＴの使用方法や、実際の大きさ等が分かりにくいという問 題がある。 また、従来のパッケージ１００では、このつま先用カバーＴを実際に装着した ときの色等を知ることができない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、少なくとも１つのつま先用カバーを収納する収納部と、該収納部か ら突出する展示部とを具え、 前記展示部はほぼ実物大のつま先の平面外形に倣ってカットされ、その表面に つま先が写真又は絵で印刷されており、 前記展示部に片方のつま先用カバーが装着されるようになっている、 つま先用カバーのパッケージによって、前記の課題を解決した。

【０００６】

【作用】

本考案によれば、実際の商品であるつま先用カバー自体が展示部に装着される ので、購入者には、つま先用カバーの使用方法と実際の装着状態がパッケージを 通じて一目で分かる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案のつま先用カバーのパッケージ１０を示し、図１（ａ）は正面 図、図１（ｂ）は蓋部を開けた状態の背面図である。 このつま先用カバーのパッケージ１０は厚紙等で一体的に形成され、１つのつ ま先用カバーＴを装着した状態で展示する展示部２０、残りのつま先用カバーＴ を収納する収納部３０を有する。 展示部２０は、標準的な女性の足の大きさに合わせたほぼ実物大のつま先の平 面外形に倣ってカットされており、その表面には、つま先の写真又は絵が印刷さ れている。なお、つま先の平面外形にどの程度倣うかは自由である。 収納部３０は、平袋状に形成され、上方に蓋部３２と吊下孔３４が設けられて いる。 また、収納部３０の表面には、従来のパッケージと同様に、商品名等が印刷さ れている。

【０００８】 次に、このつま先用カバーのパッケージ１０の使用方法について説明する。 展示部２０に片方のつま先用カバーＴ（図１（ａ）では右足用のカバー）を装 着し、他方のつま先用カバーＴ（図１（ａ）の場合は左足用のカバー）を収納部 ３０に収納し（図１（ｂ）参照。）、蓋部３２を折曲げて舌片３２２を切込３２ ４に差込む。 このパッケージ１０を吊り下げて展示したとき、展示部２０に装着したつま先 用カバーＴが脱落したり、盗まれたりしないように、展示部２０のつま先用カバ ーＴは、クッション部分において、商品を傷つけない、糸やナイロン製の止具２ ２等で展示部２０に固定される（図１（ｂ）参照）。

【０００９】 展示部２０の表面にはつま先の写真又は絵が印刷されているので、実際に足に 装着した状態とほぼ同じように、つま先用カバーＴの薄手の素材を透して展示部 ２０に印刷されたつま先が透けて見える。 しかも、展示部２０は、標準的な女性の足の大きさに合わせた形状であるので 、装着状態の色や大きさ、つま先の透け具合等を、実際の装着状態に近い状態で 確認することができる。

【００１０】 収納部３０には複数のつま先用カバーＴを収納することができるから、一度に 一足以上のつま先用カバーＴをまとめて展示・販売することが可能である。 標準的には、展示部２０に装着した１つのつま先用カバーＴと対（一足）にな るもう一方のつま先用カバーと、もう一足のつま先用カバー合計３個が収納部３ ０に収納される。

【００１１】 なお、図１には、収納部３０の吊下孔３４によって、パッケージ１０を吊下げ て展示する場合を示したが、展示方法はこれに限定されるわけではない。

【００１２】

【考案の効果】

本考案のつま先用カバーのパッケージによれば、今までつま先用カバーを見た ことがない人でも、商品の展示状態において、使用方法、装着状態が一目で分か るという効果を奏する。 また、展示部は標準的な女性の足の大きさに合わせたほぼ実物大のつま先の平 面外形でカットされ、表面にはつま先の写真又は絵が印刷されているので、実際 に足に装着した状態がどのように見えるかを、パッケージを通じて確認すること ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案のつま先用カバーのパッケージを示
し、図１（ａ）は正面図、図１（ｂ）は蓋体を開けた状
態の背面図。

【図２】 つま先用カバーを示し、図２（ａ）は正面
図、図２（ｂ）はつま先用カバーを実際に装着した状態
の斜視図。

【図３】 従来のつま先用カバーのパッケージの斜視
図。

【符号の説明】

１０：つま先用カバーのパッケージ ２０：展示部 ２２：止具 ３０：収納部 ３２：蓋部 ３４：吊下孔 Ｔ：つま先用カバー

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも１つのつま先用カバーを収納
   する収納部と、該収納部から突出する展示部とを具え、 前記展示部はほぼ実物大のつま先の平面外形に倣ってカ
   ットされ、その表面につま先が写真又は絵で印刷されて
   おり、 前記展示部に片方のつま先用カバーが装着されるように
   なっている、 つま先用カバーのパッケージ。
2. 【請求項２】 前記収納部に吊下孔が設けられている、
   請求項１のつま先用カバーのパッケージ。
3. 【請求項３】 前記展示部に装着されたつま先用カバー
   が止具で前記展示部に固定される、請求項１又は２のつ
   ま先用カバーのパッケージ。