JP3073199U - 塗料タンク - Google Patents

塗料タンク

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JP3073199U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現場において設置場所の制約が少なく、塗装の
出が変わらずに塗装できるとともに、塗料を無駄なく使
いきることができて環境を汚染することがないような塗
装タンクを提供する。 【解決手段】略透明な密閉状容器の少なくとも下方を漏
斗状にしてその下端部に塗装具付ホースを接続する開口
を、該密閉状容器の上部に空気圧送装置を接続する開口
を設ける。またこの際、密閉状容器を上下反転してその
下端部の開口に塗装具付ホースを接続するとともに上
(端)部の開口に空気圧送装置を接続できるように、上
下両方とも互いに逆向きの漏斗状に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は塗料タンクを擁する塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な建造物や比較的大きい物体等を現場で塗装する場合、吹付け塗装具と塗 料タンクを(ホースで)連結した塗装装置が一般的に使われている。この塗装用 具には大別して、圧送式、吸上式、及びサイフォン式のものが従来より製品化さ れており、圧送式は比較的大型で堅牢な金属性の底の平たい塗料タンクの底面近 くに塗装具のホースの吸入口を下向きに当てがい、上部にコンプレッサーに連な る空気注入口を設けた構造をしていて、注入された空気圧により塗料を塗装具に 送り込むものであり、吸上式は同様の塗料タンク及び塗装具のホースの吸入口の 構造をしているものの、上部に往復運動するフィルター付吸上げポンプを設け、 これにじかに塗料を吸い込むようにして塗装具に移送させるものである。また、 サイフォン式は塗料タンクを高い場所に吊すなどして設置し、その底部にホース を接続してこれに取り付けた塗装具を塗料タンク(の中の塗料)より低い位置に 保持して、噴水(サイフォン)の原理によりノズルより塗料を噴出させて使用す るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような在来の塗装装置、例えば前記の圧送又は吸上式のものは、塗料タン ク内の塗料中へ上方から入れたホースに塗料を送り込む形をとっているため、塗 料が残り少なくなってくると、ホースの開口部内に塗料が入りにくくなって、塗 装に支障を生じるばかりか、かなりの量の塗料が実際には使えなくなり、溶剤に よる洗浄も困難で、これを捨てることは材料の無駄であると同時に環境汚染ない し自然破壊の元になるという問題点があった。またサイフォン式のものも、タン ク内の塗料の量によって塗装具からの塗料の出が異なり、最終的にはコップ一杯 分もの塗料が出なくなって、一層上記の問題点を抱えるものであった。またそれ は塗料タンクを塗装場所より下に置けないという欠点もあった。本考案はかかる 問題点を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
図1のように、略透明な密閉状容器1の少なくとも下方を漏斗状にしてその下 端部に塗装具2付ホース3を接続する開口4Aを、該密閉状容器1の上部にに空 気圧送装置5を接続する開口4Bを、形成して本考案の塗料タンクTとする。
【0005】 またこの際、図2のように、該密閉状容器1を上下反転してその下端部の開口 4Aに塗装具2付ホース3を接続するとともに上(端)部の開口4Bに空気圧送 装置5を接続できるように、上下両方とも互いに逆向きの漏斗状にして同様に形 成することが一層望ましい。
【0006】 ここにおいて「略透明」とは、タンク内の塗料6の上面境界が十分識別できる 程度のことを言い、具体的には通常のポリエチレンやポリプロピレン等のタンク 容器のようなものが該当する。
【0007】 また「漏斗状」の意味は必ずしも漏斗そっくりの形状を指すわけではなく、例 えば船底状であっても同様の作用・効果を現すので、このような場合をも含むも のとする。
【0008】 なお塗装具2や空気圧送装置5等は、原則として在来通りの吹付塗装機やコン プレッサー等を使うことができるが、本考案に合った仕様のものにすることは自 由である。
【0009】
【作用及び効果】
本考案はこのような構成であるから、これを使用する際には、塗料タンクTを 適当な場所に設置して下端に塗装具2付ホース3を接続するとともに上部の開口 4Bに空気圧送装置5を接続し、時には塗料タンクTを背負うようにする。この 状態で電源を入れて空気圧送装置5を作動させると、塗料タンクT内に空気が開 口4Bより圧送されて、その圧力により塗料6が漏斗状の下端の開口4Aより押 し出されてホース3を通り塗装具2のノズルより噴出する。
【0010】 従って塗料タンクTの位置が塗装具2より低くても差支えなく、塗料6の量が 変わってもその噴出具合にはほとんど影響がない。
【0011】 さらに従来の圧送もしくは吸上式のものとも異なり、塗料6は減るにつれて下 端の漏斗状の中心部分に集中してきて、最終的には全ての塗料6が下方に連なる ホース3に入り込んでしまい、従って全く無駄なく塗装に使われることが可能と なり、洗浄も容易で廃棄塗料で環境を汚すこともない。
【0012】 なお塗装タンクTの上下両端とも漏斗状にしておくと、上下反転して使用する ことが可能となり、作業性が著しく向上する。
【0013】 その他、塗料6の残留状況を最後まで外から目視でき、後片付けも甚だ容易に できるなどの多大な効果がある。
【0014】
【考案の実施の態様】
中央胴部が直径約20cmの略円筒状で上下が漏斗状の容量約4,000cc の塗料タンクをPPもしくはPE樹脂でブロー成形し、上・下ともバルブを取り 付けて、上にはコンプレッサーを、下には塗装具を、それぞれホースを介して接 続する。この塗装装置を実演したところ、背負うことも可能で、いかなる高さの 箇所も一貫して均等に塗装することができ、塗料を全て使いきることも確認でき て周りを汚すこともなく、洗浄や後片付けも簡単であって、すこぶる好評であっ た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一例を含む塗装装置の側面図
【図2】本考案別例を含む塗装装置の側面図
【符号の説明】
1……密閉状容器 2……塗装具 3……ホース 4A……下端部の開口 4B……上部の開口 5……空気圧送装置 6……塗料 T……塗装タンク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略透明な密閉状容器の少なくとも下方を漏
    斗状にしてその下端部に塗装具付ホースを接続する開口
    を、該密閉状容器の上部に空気圧送装置を接続する開口
    を設けたことを特徴とする塗料タンク。
  2. 【請求項2】略透明な密閉状容器の上下両方を互いに逆
    向きの漏斗状にしてその下端部に塗装具付ホースを接続
    する開口を、上端部に空気圧送装置を接続する開口を設
    け、該密閉状容器を上下反転してその下端部の開口に塗
    装具付ホースを接続するとともに上端部の開口に空気圧
    送装置を接続できるようにしたことを特徴とする塗料タ
    ンク。
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