JP3073153U

JP3073153U - 装飾電灯用スタンド

Info

Publication number: JP3073153U
Application number: JP2000003102U
Authority: JP
Inventors: 敏雄長井
Original assignee: ティー・ミナミ株式会社
Priority date: 2000-05-10
Filing date: 2000-05-10
Publication date: 2000-11-14
Anticipated expiration: 2006-05-10

Abstract

(57)【要約】【課題】見栄え良く簡単に飾り付けでき、且つ、設置
時の安定性に優れる装飾電灯セット用スタンドを提供す
る。【解決手段】装飾電灯セット２０を飾り付けるための
スタンド１である。この装飾電灯セット用スタンド１
は、ほぼ中央部に突起部を設けた枠状の基台２と、当該
基台２より小径で、且つ、各々枠径の異なる複数の枠体
４と、前記突起部３に差し込んで起立させる支柱５とを
備えている。上記構成では、基台２が枠状であるから十
分な安定性が得られる。また、枠径の異なる複数の枠体
４を用いて錘形に枠組できるから、飾り付けは容易で、
且つ、見栄えも良い。また、ツリーのように装飾電灯を
隠す枝や葉は無いから、少ない電灯数で良好な装飾効果
が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、装飾電灯セットを飾り付けするのに好適な装飾電灯セット用スタンドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、透明もしくはカラフルに彩色された多数の装飾電灯を電源コードを介して列状、ネット状、網状等に配置・接続して構成した装飾電灯セットが知られており、これを生木や合成樹脂製等のツリーに飾り付けてクリスマス等の照明飾りとして広く利用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このようなツリー飾りでは、装飾電灯の多くが枝の裏側や葉陰に隠されて照明効果を悪くしていることから、その分を考慮して装飾電灯を余分に取り付けてあるのが常であり、これでは無駄が多く不経済であり、且つ、コスト高となっていた。また、飾り付けの際には、長い電源コードが不規則に垂れ下がるから、これをツリーの小枝に見栄え良く懸架して行くのは繁雑で手間の掛かる面倒な作業であった。

【０００４】また、通常、合成樹脂製のツリーでは、基台が十字形状を成しており、これでは安定性に欠けることから、屋外に設置してツリーの枝や葉に強風が当たると転倒し易すく、転倒時の衝撃でツリー本体や折角の装飾電灯を破損してしまう場合も多かった。

【０００５】本考案は、上記した従来の欠点に鑑みて成されたもので、装飾電灯セットを簡単に、見栄え良く飾り付けることができ、且つ、強風に対しても安定性のある装飾電灯セット用スタンドを提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

すなわち、請求項１に記載の装飾電灯セット用スタンドは、装飾電灯セット（２０）を飾り付けるためのスタンド（１）であって、ほぼ中央部に突起部（３）を設けた枠状の基台（２）と、当該基台（２）より小径で、且つ、各々枠径の異なる複数の枠体（４）と、前記突起部（３）に着脱自在に差し込んで起立させる支柱（５）とを備えて成ることを特徴とするものである。上記構成では、基台が枠状であるから、従来の合成樹脂製ツリーの十字形の基台に比べて十分な安定性が得られる。また、基台の他、枠径の異なる複数の枠体を用いて錘形に枠組できるから飾り付けは容易であり、且つ、全体的な見栄えも良好である。また、ツリーのように装飾電灯を隠す枝や葉等は無いから、少ない電灯数で良好な装飾効果が得られる。

【０００７】また、請求項２に記載の装飾電灯セット用スタンドは、前記基台（２）の周囲と前記支柱（５）の頂部に前記装飾電灯セット（２０）を懸架するための複数のフック（７，８）を設けて成ることを特徴とするものである。装飾電灯セットの上部と下部を紐やゴム紐等を用いてフックに引っ掛けるようにすると、電源コードを弛ませずにきちんと張着することができる。

【０００８】また、請求項３に記載の装飾電灯セット用スタンドは、前記支柱（５）は、互いに連結可能な複数の棒体（６）で構成されることを特徴とするものである。これにより、スタンドを好みの高さに調整して組立できる。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、図１、図２に基づいて本考案に係る装飾電灯セット用スタンドの一実施形態を説明する。

【００１０】図１に示すように、本考案の装飾電灯セット用スタンド１（以後単にスタンド１という）は、基台２と、この基台２のほぼ中央部より着脱自在に起立する支柱５と、枠組みを構成する複数の枠体４とで構成されており、これらの材質は何れも鉄製または合成樹脂製である。

【００１１】前記基台２は、十字形に橋絡された２本のパイプ材９，１０にて４箇所を支持された輪状の枠部１１を有し、このパイプ材９，１０が相交わる中央部分に、前記支柱５を差し込むための突起部３が形成されている。また、枠部１１の周囲には複数のフック７が駒部を上向きにして等間隔に形成されている。

【００１２】前記支柱５は、互いに連結可能な丈の短い複数の棒体６で構成されており、各々棒体６の一端は中空とされ、他端には前記基台２と同様の突起部１２が設けてある。そして、支柱５の最上部に位置する棒体６の頂部周縁に複数のフック８が駒部を下向きにして形成されている。

【００１３】前記枠体４としては、基台２の枠径より小径で、且つ、それぞれ径の異なる大・中・小が用意されており、各々を基台２より所定の間隔で枠組みすると、円錐台形のスタンド１を構成することができる。

【００１４】上記構成のスタンド１を利用して装飾用電灯セット２０を飾り付けるには以下の要領にて行う。

【００１５】先ず、基台２中央部の突起部３に棒体６の中空部６ａ側を差し込み、棒体６を起立させる。次いで、同様の棒体６が複数用意されているから、これらを同じ要領で順次連結し、所望の高さの支柱５に組み立てる。すなわち、棒体６の突起部１２に他の棒体６の中空部６ａ側を差し込めば良い。そして、最上部にフック８が形成された棒体６を連結する。次に、装飾用電灯セット２０を懸架する前に、組み立てられた支柱５に前記大・中・小３個の枠体４，４，４を予め潜らせておく。これで、スタンド１の組立は完成する。このように、本考案のスタンド１は、基台２の形状が輪状であるから、地面や床に設置すると基台全体に一様に荷重が掛かることになり、これにより強風等に対する安定性を増すことができる。

【００１６】図２は本スタンド１にネット状の装飾電灯セット２０を飾り付けした状態を示しており、各装飾電灯２１は円錐台形の枠組みを囲むように輪状に、且つ、数段階に別れて系統的に配置されている。

【００１７】本実施形態では、装飾電灯セット２０の最上部に纏めて配置された装飾電灯２１のソケット２２を紐１４で結び、これを棒体頂部に有る複数のフック８に引っ掛けると共に、最下部に輪状に配置された装飾電灯２１のソケット２２をゴム紐１３を使って基台２のフック７に引っ掛けてある。この状態で、予め潜らせておいた大・中・小３個の枠体４，４，４を基台２の上方に適当な間隔で枠組みし、各々枠体４を紐２４等でソケット２２や電源コード２３に固定する。枠組みすることにより、飾り付けた装飾電灯セット２０全体的に膨らみを持たせることができ、且つ、その際、ゴム紐１３の弾性で電源コード２３のネットは弛むことなく張着されるので、従来のツリー飾りと同様に見栄え良く飾り付けできる。

【００１８】また、本考案のスタンド１は生木や合成樹脂製のツリーように装飾電灯２１を隠す小枝や葉等が無いから、少ない電灯数で十分な装飾効果を得ることができる。また、フレーム構造であるから、風通しは良好であり、屋外に設置したために強風に煽られてスタンド１が転倒するといったトラブルも解消できる。

【００１９】以上、本実施形態では、基台２や枠組み用の枠体４を円形として円錐台形のスタンド１を構成したが、形状はこれに限定されるものではなく、矩形状、三角状、楕円状等、種々の応用が可能である。また、飾り付ける装飾電灯セット２０は例示したネット状に限るものではなく、列状や網状の装飾電灯セット２０でも勿論対応可能であって、何れのものでも装飾性に優れる飾り付けが行える。

【００２０】

【考案の効果】

以上説明したように、請求項１に記載の装飾電灯セット用スタンドでは、基台を枠状としたので、設置時の安定性は極めて良いものである。また、各々枠径の異なる枠体を用いて膨らみを持たせた錘形に飾り付けできるから、従来のツリー飾りと同様に見栄えの良い飾り付けとすることができる。また、フレーム構造で、装飾電灯を隠す障害物（小枝や葉）は無いため、少ない電灯数で十分な装飾効果を得ることができ、経済的であると共に、風通しも良好であるから強風に煽られてスタンドが転倒するといったトラブルも解消できる。

【００２１】また、請求項２に記載の装飾電灯セット用スタンドでは、支柱の頂部と基台の周囲に懸架用のフックを設けてあるので、装飾電灯セットを紐等を用いて簡単に懸架することができる。特に、ゴム紐を使用すると電源コードを弛ませることなく張着することができ好都合である。

【００２２】また、請求項３に記載の装飾電灯セット用スタンドでは、前記支柱を複数の棒体による連結構造としたので、使用者は棒体の連結数を変えることで高さ設定を自由に変えて組み立てることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る装飾電灯セット用スタンドの分解
斜視図である。

【図２】同、装飾電灯セット用スタンドの使用態様を示
す図である。

【符号の説明】

１装飾電灯セット用スタンド２基台３突起部４枠体５支柱６棒体７，８フック２０装飾電灯セット

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】装飾電灯セット（２０）を飾り付けるた
めのスタンド（１）であって、ほぼ中央部に突起部（３）を設けた枠状の基台（２）
と、当該基台（２）より小径で、且つ、各々枠径の異なる複
数の枠体（４）と、前記突起部（３）に着脱自在に差し込んで起立させる支
柱（５）とを備えて成ることを特徴とする装飾電灯用ス
タンド。
【請求項２】前記基台（２）の周囲と前記支柱（５）
の頂部に前記装飾電灯セット（２０）を懸架するための
複数のフック（７，８）を設けて成ることを特徴とする
請求項１に記載の装飾電灯用スタンド。
【請求項３】前記支柱（５）は、互いに連結可能な複
数の棒体（６）で構成されることを特徴とする請求項１
または請求項２の何れかの記載の装飾電灯用スタンド。