JP3073143U - リボンの巻取り構造と収納構造 - Google Patents
リボンの巻取り構造と収納構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 幅広リボンでも薄型コンパクトに巻取り可能
であって、しかも巻取り状態正面方向からリボン幅面が
よく見え、皺や巻癖などが付きにくく、引出す際に捩れ
が発生しないリボンの巻取り収納構造を提供すること。 【解決手段】 2本の棒状の突起(例えば親指8と人差
し指9)を所定間隔を明けて位置させ、巻取り前のリボ
ン1の一端を一方の棒状突起付近に保持し、保持した側
のリボン1から順次8の字を連続的に描くように巻き取
っていく。この際、8の字の中央部分においてリボンの
幅面と幅面が平面的に、かつ、同じ側の幅面が常に同じ
側を向くように交差重層させながら繰返し巻付ける。巻
き終わった後、リボン1を8の字型のまま棒状突起から
上方向にゆっくりと抜き取る。
であって、しかも巻取り状態正面方向からリボン幅面が
よく見え、皺や巻癖などが付きにくく、引出す際に捩れ
が発生しないリボンの巻取り収納構造を提供すること。 【解決手段】 2本の棒状の突起(例えば親指8と人差
し指9)を所定間隔を明けて位置させ、巻取り前のリボ
ン1の一端を一方の棒状突起付近に保持し、保持した側
のリボン1から順次8の字を連続的に描くように巻き取
っていく。この際、8の字の中央部分においてリボンの
幅面と幅面が平面的に、かつ、同じ側の幅面が常に同じ
側を向くように交差重層させながら繰返し巻付ける。巻
き終わった後、リボン1を8の字型のまま棒状突起から
上方向にゆっくりと抜き取る。
Description
【0001】
本考案は装飾や包装などに使用されるリボンのコンパクトな巻取り構造と収納 構造に関する。
【0002】
装飾用や包装用に使用されるリボン1は、図6に示すように、背面側上部に突 出したタブに吊下用小孔6を設けた透明なプラスチック製箱状容器5内に巻回収 納された状態で陳列販売されるのが普通である。詳しくは図7に示すように、店 内の固定壁10等から水平方向に突設された陳列用バー7に、複数の箱状容器5 をその吊下用小孔6にバー7を挿通して吊下げ支持した状態で陳列販売される。
【0003】 このような陳列販売形態においては、1)販売しようとするリボンが、いかに 購買意欲を掻き立てられるような視覚的なアピール性を有する状態で包装されて いるか、2)店内の限りある空間内により多くの商品を陳列することができるよ うなコンパクトな包装形態になっているか、3)運送途上や陳列作業上及び販売 中において発生するある程度の激しい荷扱いにも耐えられるか、4)商品を実際 に購入し箱状容器から出した後でも内部のリボンが使用しやすいような包装にな っているか、等の要素を検討する必要がある。
【0004】
ところが、従来のリボン1の巻き方は図6に示すようにリボン1を単に同心円 状に巻取る構造であったため、次のような不都合が指摘されている。 A)箱状容器5を陳列用バー7に吊下げた状態では購買者からは巻取られたリボ ン1の側面小口部分しか見えず、本来見せなければならないリボン1幅面の生地 や柄が見えにくく、購買意欲を刺激する上で都合が悪い。 B)リボン1の幅方向が箱状容器5の厚み方向になるために、幅の広いリボン1 などにおいては箱状容器5の厚みも必然的に厚くなり、一本の陳列用バー7にか けることができる箱状容器5の数量が少なくなる。 C)リボン1の幅の種類毎に箱状容器5の厚みの種類も用意する必要があり、箱 状容器5の種類が多くなる。 D)リボン1を収納した状態で箱状容器5が外的要因により図6矢印方向から圧 迫され押え付けられると、内部のリボン1が幅方向に押し潰したように折れ曲が り、皺や折り目が発生する可能性がある。 E)リボン1を同心円状に巻くと、巻かれたリボン1の中心に近い部分はどうし ても小さい半径で巻かれることになって巻き癖がつき易い一方、巻き癖をつかな いようにするためにある程度以上の大きさの巻き半径を確保すると今度は箱状容 器5が大型化してしまう。 F)商品購入後にリボン1を箱状容器5から取り出して使用する際に、リボン1 の一端を持って引出すとリボン1が同心円状に巻かれているために螺旋状になっ てよじれてしまい使用しにくい。
【0005】 本考案の目的は、幅広リボンでも薄型コンパクトに巻取り可能であって、しか も巻取り状態正面方向からリボン幅面がよく見え、皺や巻癖などが付きにくく、 引出す際に捩れが発生しないリボンの巻取り収納構造を提供することにある。
【0006】
前記課題を解決するために本考案者は工夫を重ね、リボンを8の字型に巻取る 構造を考案した。8の字型に巻取る手段としては、2本の棒状の突起(又は人の 手の親指と人差し指)を所定間隔を明けて位置させ、巻取る前のリボンの一端を 片方の棒状突起付近に保持し、保持した側のリボンから順次8の字を連続的に描 くようにリボンを2本の棒状突起に対して巻付けていく。この際、8の字型の中 央部分においてリボンの幅面と幅面が平面的に、かつ、同じ側の幅面が常に同じ 側を向くように交差重層させながら繰返し巻付け、巻き終わった後リボン全体を 上方向にゆっくりと持上げて棒状突起から抜き取る。このようにして巻取られた リボンはほぼ平坦であり、厚み方向の薄い箱状容器にも容易に収納することがで き、しかも透明又は半透明の箱状容器に入れた状態ではリボンの幅面が容器内中 央で交差しており生地や柄も良く見えて購買意欲を高めるのに適する。
【0007】
以下に本考案の一実施形態を図に基づき説明する。図1にリボン1を8の字型 に巻取った状態の正面図を示す。このようなリボン1の巻取り方法としては、例 えば図4に示す方法が提案される。この方法は、まず片手の親指8と人差し指9 を図4に示すように立て、所定長に予め切断されたリボン1の一端を残りの指を 使って仮保持し、この仮保持された側のリボン1から人差し指9と親指8に交互 に8の字を連続的に描くように巻回し、8の字の半サイクルごとに8の字の中央 部分にてリボン1の幅面が互いに重なるように巻きつけていく。このとき、リボ ン1の同一幅面の向きが指の外側もしくは内側に必ず揃うように巻いていく。図 2はこのようにして巻取ったリボン1を透明なプラスチック製箱状容器5に収納 した状態の正面図である。リボン1の生地ないし柄が見える幅面2が常に正面を 向き、販売店で陳列用バーにかけて陳列する際にもこの幅面が真っ先に見えるよ うにできる。
【0008】 図3は8の字型に巻取ったリボン1を透明箱状容器5に収納した状態の側面図 である。図1に示す8の字の上下端に位置する円弧状湾曲部分3の厚み方向のふ くらみが箱状容器5の必要厚さになるのであるが、この円弧状湾曲部分3は自然 湾曲であって適度の弾性を備えており、軽く押える程度ではリボン1自体に皺が 入ることがない。またリボン1全体としての平坦度がかなり高く、幅広のリボン 1であっても扁平箱状容器5内に無理なくコンパクトに収納可能である。このた め、本考案のリボン巻取り構造を採用すると図5のようにたとえ幅広リボン1で あっても扁平箱状容器5内に無理なく収納して陳列用バー7に従来よりも多くの 箱状容器5を吊下げることが可能となる。
【0009】 次に実際にリボン1を購入後リボン1を箱状容器5から取り出して使用する際 のリボン1のよじれについて説明する。図10のように従来の巻取り構造におい てリボン1の一端を同心円状巻回体から上方向に引出すと、リボン1は螺旋状に 捩れたまま引出されるからそのままでは使用しにくい。例えばリボン1を先端か らある程度の長さで切断したい場合などにおいて、リボン1の巻回状態が緩んで いる根元側位置を一方の手で掴むと共に、他方の手でリボン1を先端側に向かっ て直線状にすべくしごき直し、リボン1の捩れを取ってからリボン1の根元側で 切断する等の余分な手間を必要とするのである。
【0010】 これに対して8の字型に巻取ったリボン1では、図9に示すようにリボン1が 捩れることなく順序良くほどけ、無造作に引出してもリボン1が捩れることはな い。リボンが引出されていく様子を図8により説明すると、まず最初にリボン1 の片端であるa部を持ち上げると次の段階でb部が持ち上がる。次にリボン1の 片側全体を持ち上げ気味にしながらc部が外れるのであるが、b部からc部にか けての移動は右回りとなるため、リボン1には一時的に右回りの一回撚りが作用 することになる。同様に、リボン1の引出し位置がd部からe部にかけて移動す る際、リボン1には一時的に左回りの一回撚りが作用する。このように、右回り と左回りの一回撚りが交互に生じる結果、リボン1には全く捩れが発生しないの である。
【0011】 以上、本考案の一実施形態につき説明したが、本考案は前記実施形態に限定さ れることなく種々の変形が可能であり、例えば前記実施形態ではリボンを透明な プラスチック製扁平箱状容器内に収納したが、箱状容器としては透明プラスチッ ク製の他に半透明プラスチック製や紙製等を採用可能であり、これら半透明プラ スチック製や紙製の場合はリボン幅面がよく見えるように中央部に透明部ないし 開口部を設けるとよい。
【0012】
本考案は前述の如く、リボンを8の字型に巻取るようにしたので、幅広リボン であっても扁平状にコンパクトに巻取ることができ、巻取ったリボンはその中央 部ではリボンが平面状に交差重層しているので圧迫されても皺が入ることがなく 、また8の字の両端はその弾性作用にて円弧状に自然湾曲するからこの両端部が 圧迫されても皺が非常に入りにくい。そしてこのような8の字型リボンは扁平な 透明箱状容器に収納可能であって、かつ、この収納状態においてリボンの幅面が 交差状態で容器の正面を向くから、箱状容器を陳列用バーなどに吊下げた状態で も正面から生地や柄が良く見えると共に、両端の円弧状湾曲部分が実際にリボン でアレンジメントを施したイメージに近く、消費者購買意欲を高めることができ る。また8の字型に巻取ったリボンは前述の如く厚み方向が薄いコンパクトな箱 状容器に収納できるから、所定長の陳列用バーに従来よりも多数吊下げることが できる。さらにリボンの幅に合わせた多種の箱状容器を用意する必要もなく、共 通1種の箱状容器で幅の異なる多種類のリボンに対応可能である。さらに従来の 同心円状に巻かれたリボンにありがちな中心部の巻き癖も無く、またリボンを引 出したときに発生するリボンが捩れず使い勝手が非常によい。
【図1】本考案に係る8の字型に巻取ったリボンの正面
図。
図。
【図2】同上リボンを箱状容器に収納した状態の正面
図。
図。
【図3】同上リボンを箱状容器に収納した状態の側面
図。
図。
【図4】リボンの巻取り方法を示す斜視図。
【図5】リボンを収納した複数の箱状容器を陳列用バー
に吊下げた状態の側面図。
に吊下げた状態の側面図。
【図6】従来のリボンの巻取り収納構造の斜視図。
【図7】従来のリボンの巻取り収納構造で箱状容器に入
れ陳列用バーに吊るした状態の側面図。
れ陳列用バーに吊るした状態の側面図。
【図8】8の字型に巻取ったリボンの正面図。
【図9】8の字型に巻取ったリボンの引出し時の斜視
図。
図。
【図10】従来の巻取り構造においてリボンを引出した
ときの斜視図。
ときの斜視図。
1 リボン 2 リボン幅面 3 円弧状湾曲部分 4 小口部 5 箱状容器 6 吊下げ孔 7 陳列用バー 8 親指 9 人差し指
Claims (6)
- 【請求項1】 リボンを8の字型に巻取ってなることを
特徴とするリボンの巻取り構造。 - 【請求項2】 前記リボンの8の字型の中央部分におい
て、リボンの幅面同士を平面的に、かつ、同じ側の幅面
が常に同じ側を向くように交差重層させてなることを特
徴とする請求項1に記載のリボンの巻取り構造。 - 【請求項3】 前記リボンの8の字型の両端を円弧状に
自然湾曲させてなることを特徴とする請求項1又は2に
記載のリボンの巻取り構造。 - 【請求項4】 リボンを請求項1から3のいずれか記載
の巻取り構造にして扁平箱状容器に収納してなることを
特徴とするリボンの収納構造。 - 【請求項5】 リボンの8の字型の中央部分のリボン幅
面を、前記扁平箱状容器の厚み方向に向けてなることを
特徴とする請求項4記載のリボンの収納構造。 - 【請求項6】 前記扁平箱状容器が透明又は半透明材料
からなることを特徴とする請求項4又は5記載のリボン
の収納構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003091U JP3073143U (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | リボンの巻取り構造と収納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003091U JP3073143U (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | リボンの巻取り構造と収納構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3073143U true JP3073143U (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=43206389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000003091U Expired - Fee Related JP3073143U (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | リボンの巻取り構造と収納構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3073143U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017028579A (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 寛治 藤井 | コード巻取り装置、及びコード巻取り方法 |
-
2000
- 2000-05-10 JP JP2000003091U patent/JP3073143U/ja not_active Expired - Fee Related
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |